『日本推理作家協会賞、角川文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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十津川は逮捕された部下・西本を救えるか。傑作長編
ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性、みな子と出逢う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消してしまった。必死の思いでみな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として福島県警に逮捕されてしまった! 部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。長編トラベル・ミステリー! -
天才スパイたちによる決死の頭脳戦!!
”魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ。 -
ハイテクビルの密室殺人に、防犯探偵が挑む!! 日本推理作家協会賞に輝いた本格ミステリー
日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて……。弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。日本推理作家協会賞受賞作。 -
検挙率No1にして被疑者受傷率No1、凶暴コンビ大活躍の痛快刑事小説!
検挙率No1にして、被疑者受傷率No1!
凶暴だが情には厚い、凸凹コンビの痛快刑事小説。
巨漢の大浦・通称ウラと、小柄だが空手の達人の赤池・通称イケ。
この刑事コンビは、腕は立つがキレやすく素行不良、ヤクザのみならず署内でも恐れられている。
被疑者を半殺しにし、チンピラの車をぼこぼこにし、拳銃をぶっ放し、カジノでは大暴れ――だが、そんな傍若無人で破天荒な捜査が、時に誰かを幸せにすることも?
笑いと涙の痛快刑事小説が、朗読会で披露された「ぶんぶんぶん」を収録した新装・完全版で登場! -
チャイナマフィアの抗争に巻き込まれた劉健一。現れた謎の女。新宿歌舞伎町を舞台に描く人間の嘘と裏切り!
アジア屈指の大歓楽街――新宿歌舞伎町。様々な民族が巣喰うこの街で、器用に生き抜いてきた故買屋・劉健一。だが、かつての相棒・呉富春が戻ってきたことから事態は一変した。富春は、上海マフィアのボス元成貴の片腕を殺し逃亡を続けていたのだ。健一は元に呼び戻され、三日以内に富春を連れてこいと脅される。同じ頃、謎の女が、健一に仕事を依頼してきた。彼女が売りたいと口にした意外なものとは――。生き残るために嘘と裏切りを重ねる人間たちを濃密な筆致で綴った危険な物語。 -
愛した女は誰だったのか。日本推理作家協会賞受賞作。
弁護士の栖本は五年ぶりにかつての恋人、瞭子に会い、未だに彼女を忘れられない自分を知る。ところがその翌朝、瞭子が刺殺されたという連絡を受け、彼女の本当の過去を追い始める。日本推理作家協会賞受賞作。 -
奇妙な方法による連続殺人に見舞われた馬割家の謎とねじ屋敷の大迷路。推協賞受賞の傑作
馬割一族が経営する玩具会社の製作部長馬割朋浩は、旅行に出発する直前、隕石に当たり急死した。その葬儀も終わらぬうち、今度は彼の愛児が睡眠薬を誤飲し、死亡した。二つの奇禍をきっかけに、奇妙な方法による連続殺人が、この一家を襲いはじめた。事件の裏にあった、江戸時代にまでさかのぼる馬割家の秘められた謎と、ねじ屋敷に作られた大迷路の秘密を追って、男まさりの美人探偵と、新米助手の活躍が開始された。第31回日本推理作家協会賞を受賞した、本格推理の最高傑作。 -
紀州の山林王ばあさんが誘拐された。要求は身代金100億とTV中継! 推理作家協会賞受賞の傑作推理
「身代金は百億円だ。念をおすと1の後には0が十個つく。そして事件の進行は、すべてテレビで生中継せよ!」スゴい要求が犯人から出された。さらわれたのは、大阪府ふたつ分の山を所有する紀州在住の超大富豪のおばあさん。このウルトラ誘拐事件に一番あわてたのは、全国中継の番組は開局以来初めてというローカルテレビ局。犯罪史上前代未聞のユニークさを誇るこの事件は、一歩一歩と成功へ近づいていくが……。第32回日本推理作家協会賞受賞の傑作長編推理。 -
大使更迭、スキャンダル。日本推理作家協会賞受賞
外国紙に報道された駐日P国大使更迭の裏に秘められた日本人女性とのスキャンダル――この女性が“ハイ・ホステス”グループの一人と知って、新聞記者はこの奇妙な組織の実態を調べはじめた。だが、調査の手がかりとなったP国大使館電話交換手を襲う恐怖の爆弾男“是政小僧”。バスはごう音とともに爆破され、彼女は砕けたガラス、金属破片で50ヵ所もの刺傷を負ってしまった。調査を妨害する爆弾男の黒幕は……?上流階級の華麗な退廃を浮きぼりにした佐野洋の長編推理傑作! 第18回日本推理作家協会賞受賞作。 -
開明期日本を震撼させた事件…著者会心の本格長編
この原稿の内容は一つの犯罪譚であり、私の曾祖父・榎元信がひとりのイギリス人と協力して事件の解決に奔走する話である。これが“手記”であるか“小説”であるかは、読んだ方の判断に委せたいと思う。――建てられてからもう80年以上は経っている私の家の蔵から、不思議なことが書かれた原稿が発見された。それには、明治新政府がようやくひとり歩きをはじめたころ、要人・陸奥宗光をまきこんだ機密漏洩事件とそれにまつわる殺人事件の解決に、謎のイギリス人“S・ホック”氏が深くかかわっていたらしいことが書かれていた。奇々怪々な事件の背後を問うまえに、いったい、このイギリス人は誰だったのか、いまだに謎のままである。傑作本格長編ミステリー。 -
60年代屈指のハードボイルド。推理作家協会賞受賞
その娘から電話がかかって来たのは深夜だった。しきりに私に会いたがっていた。翌々日、娘は、相談したいと思って来ました……と、郵便受けに、鉛筆で走り書きした薄汚れた紙片を残して、失踪した。星村美智、一度だけだが、私は彼女と寝たことがある。自堕落な生活にふけり、睡眠薬をかじってはもうろうとなって、いつまでも笑いころげているような娘だった。何人かの男の影が浮かび上がってきた。いつしか私は、失踪した彼女の跡をたどりはじめていた。退廃ムードにひたる現代の青春群像といまわしい〈暴行事件〉を描いた、正統ハードボイルドの傑作、第17回日本推理作家協会賞受賞作。 -
スカルノ失脚す…推理作家協会賞受賞のスパイ小説
――ベトナムで大量の殺戮が行なわれているとき、バンドンでひとりの日本人カメラマンが惨殺された。たちこめる腐臭、死体の右眼はえぐりとられ、無気味な空洞をつくっていた……。軍の高級将校が幅をきかし、政情不安がつきまとう複雑なインドネシア政界の“黒い影”? 焼きつけるような強い陽差しの中で、日本人特派員の身辺にせまる血なまぐさい殺人事件!インドネシアを震憾させた1965年9月のクーデターに取材した、スパイ小説の決定版。 -
忌まわしい32人殺しの惨劇から二十数年、謎の連続殺人が再び村を襲った。金田一耕助の推理は
戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという――。大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!!
カバーイラスト/杉本一文 -
風太郎ミステリーの決定版!
晩春の夜更け、聖ミカエル病院に瀕死の女性が担ぎこまれた。女はかつて病院で看護師を務めていた森弓子で、昇汞を呑んでしまったという。千明医学士は手当てを始めるが、弓子の肢体に数条のみみず脹れを発見する。直後、弓子の夫が同じく昇汞を呑んで自殺。夫婦に何が起こったのか? 刻一刻と弓子の様態が悪化する中、驚愕の真相が明らかになる……。(「虚像淫楽」)探偵作家クラブ賞受賞の表題作を含む初期ミステリー傑作選!
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