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『角川文庫、原田康子、501円~800円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~6件目/全6件

  • 572(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    朝目覚めると、隣に昨日会ったばかりの名前も知らない女性の死体が転がっていた。容疑者の19歳の少年は、警察の取り調べに素直に応じるが……(「素直な容疑者」)。恋愛小説の名手が送るミステリー短編6編。

    女の横で朝をむかえる、はじめての経験、充ち足りて、それでいて何かもの悲しい。夢うつつに目ざめた少年の目に突然、赤く汚れたシーツ、真っ赤な水をたたえた水槽がとびこむ……。名前も知らない女はすでに冷たい。(「素直な容疑者」)他に北国の孤独な風景の中に微妙にゆれ動く女の愛と哀しみを描く「峠」「窓辺の娘」など六篇を収録。
  • 616(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    港を見下ろす高台の家に住む内藤家の三姉妹。内気な芸術家肌の長女・泉、明るく気立てのよい次女・麻子、そして東大を目指す浪人生の三女・通子。一見穏やかな日々を送る彼女たちには、実は本人たちも知らない大きな秘密があった……。北海道・釧路を舞台に、三人三様の愛の形を描いた長編。

    釧路港を見下ろす高台の縁に建つ内藤家の魅惑的な三姉妹――引っ込み思案でぼんやり者の長女の泉、しっかり者で明朗な次女・麻子、勝気でおっちょこちょいの三女・通子。ある日、お見合いの日のせまった泉が肺炎にかかり、身代わりに約束の場所へ出向いた麻子に異変。相手の青年をみとめた瞬間、呆然自失して……。彼女たちの知らない複雑な出生の秘密、いろどり鮮やかに三人三様の女の〈愛〉を描いた長編小説。
  • 616(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あたし、あんたなんかこわくない。殺したかったら殺しなさい。逃げきれるもんですか、つかまって死刑よ! 押し入った逃亡中の犯人を激しくなじる奔放な21歳の娘。からまつの自然林にかこまれた北海道の別荘地で、とつぜん淳子を襲った燃える出来事とは……。孤独なさすらいを続ける女、恢復期の結核患者のゆれ動く複雑な心理を描いた著者会心の長編小説。

    10代から20代にかけ、病気と回復を繰り返す心の不安定な時に家出や駆け落ちを繰り返した21歳の淳子。ついに父の小切手を無断で使ったことを見咎められて、北海道で謹慎生活を送ることになる。ある日、彼女の下に逃亡中の殺人犯・礼太が転がり込んできた。理由もなく彼を匿った淳子は、やがて彼に対して奇妙な感情を抱くようになるのだが……。閉ざされた北の別荘で起きる男女の葛藤を描く異色サスペンス。
  • 572(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    原田康子のロマンの世界を結晶させた初期名作短編集

    比田さんはいつも夜、浴場に行く。よく私をさそった。でも私は、一緒に行くのがためらわれた。病弱であっても、私の乳房はふくらみはじめていた。乳首は桃色になり、こりこりと固くて、触れるとうずいた。針葉樹林にかこまれた湖畔の保養先で、病弱で孤独な一少女が体験したあの事件。湯気にけむったような薄黄色いサビタの花の記憶も鮮やかに……。原田康子初期の名作短編集、表題作ほか7篇。
  • シリーズ2冊
    660704(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    今は亡き父の反対を押し切って結婚したものの、離婚により故郷の北海道に戻ってきたヴァイオリニストの百合。心に傷を負い、さらには音感まで失われた百合は、ある日偶然、青年パイロットの小中と出会う。やがて結ばれる二人だが、それは新しい愛の苦しみの始まりだった……。北の大地を舞台に、清冽な愛の行方を描くロマンス。

    父の反対を押し切って結婚したヴァイオリニスト百合は、離婚という重荷を背負い故郷北海道へ帰って来た。いまは、音感さえも失われ、ヴァイオリンを手にすることもない日々を送っている。ある日、百合は千歳の街で出会った青年パイロットに心惹かれてゆく。青年との新たな愛の始まりは、百合にとって新しい出発となるであろうか。緊迫した基地千歳を舞台に真実の愛の世界を描く感動のロマン。
  • 704(税込)
    著者:
    原田康子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    北海道。子供のときの病気が元で左腕に障害を持つ22歳の怜子は、公園でであった中年の建築家・桂木に興味を持つ。彼の妻が若い男と密会しているのを偶然知り、怜子は桂木を誘惑し逢瀬を重ねた。その二人の仲を知った桂木夫人は……。愛の強さと脆さと残酷さを描き、ベストセラーとなった恋愛小説の傑作。

    “私が桂木さんに魅かれたのは桂木夫人の不貞を知ったからである。彼女のものうげな微笑をたたえた眼差しに私の心はいつしか捉えられ彼を愛すると共に夫人をも愛してしまう。それが死へ結びつくとは知らずに。”白鳥の羽根のそよぎにも似た若い女性の微妙な心の動きを追って北国の風景の中に展開する愛と死のロマン。

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