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『ミステリー・推理・サスペンス、角川文庫、401円~500円(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全279件

  • シリーズ31冊
    440770(税込)
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「花嫁はそっくりだが別の女だ」と謎の言葉を残し行方不明になった新郎

    この物語のヒロイン、塚川亜由美。私立大の文学部に通う二年生、少々あわてんぼうの19歳である。彼女はクラブ活動の先輩・田村の結婚披露宴に招かれたが、どうも様子がおかしいのだ。花婿の田村は暗い顔をしているし、そのうえ彼は、「そっくりだが、花嫁は別の女だ」と謎の一言を残し、ヨーロッパへハネムーンに旅立った。その後、行方不明になった田村……。そして第一の殺人が――。サスペンスあふれる長編ユーモア推理。
  • シリーズ84冊
    407792(税込)
    著者:
    西村京太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    十津川は逮捕された部下・西本を救えるか。傑作長編

    ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性、みな子と出逢う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消してしまった。必死の思いでみな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として福島県警に逮捕されてしまった! 部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。長編トラベル・ミステリー!
  • シリーズ46冊
    484748(税込)
    著者:
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ユニークな推理と鋭い冴えで人間を翻弄する三毛猫、その名も『ホームズ』。名探偵ホームズの活躍をスリリングに描く

    体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに電子化!!
  • シリーズ27冊
    286924(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    横溝正史生誕120年記念復刊! 横溝正史の異色傑作!

    人気随一の若手歌舞伎俳優が失踪、17年後の追善興行で、またしても殺人事件が……。梨園にわだかまる因習と確執、激しい親子の愛憎の中に謎が隠されていた! 表題作に「鴉」「トランプ台の首」を収録。
  • シリーズ3冊
    484968(税込)
    著者:
    富樫倫太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    異色の刑事6人が、連続快楽殺人鬼を追う。待望の警察小説新シリーズ!

    警視庁捜査一課に新設された強行犯特殊捜査班。それは優秀だが組織に上手く馴染めない事情を持った刑事6人が集められた部署だった。彼らが最初に挑むのは女子大生の身体パーツが見つかった猟奇事件で——!
  • シリーズ57冊
    374990(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    浅見光彦が初めて登場した記念すべき作品。“後鳥羽伝説”の地で浅見の妹を襲った悲劇が事件を招く

    一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。
  • シリーズ9冊
    5061,012(税込)
    著者:
    コナン・ドイル
    訳者:
    石田文子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    古典が決定版新訳で蘇る!

    世界中で愛されるクールな名探偵ホームズと、相棒ワトスン医師の名コンビの活躍が、最も読みやすい最新訳で蘇る! 女性翻訳家ならではの細やかな感情表現が光る「ボヘミア王のスキャンダル」を含む短編集全12編。
  • シリーズ9冊
    506770(税込)
    赤川次郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    天使と悪魔が一致協力して、殺人事件の犯人探しに乗りだした……。新シリーズのロマン・ミステリー第一弾

    天国から研修に来た天使と地獄から成績不良(?)で叩き出された悪魔。2人(?)は少女マリと犬のポチに姿を変えて地上に降りてきたが、その場所は人のいい刑事の住む中古のマンション。そしてすぐに殺人事件が発生。その上、刑事の寝室でも若い女性が殺され、彼が容疑者に……。人を幸せにするといわれる天使と、人を不幸にする悪魔が一致協力して、犯人捜しに乗りだしたが……。新シリーズの冒険ロマン・ミステリー。
  • シリーズ16冊
    550880(税込)
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    両親との辛い別れの思い出を胸に秘め、日本最強のヒロインが航空機爆破計画に立ち向かう!

    日本最強のヒロインが活躍する「千里眼」シリーズが、装いも新たに登場! 元航空自衛隊初の女性戦闘機パイロットにして、現在臨床心理士の岬美由紀。胸に大きな悲しみを抱えつつ、事件に立ち向かう等身大の女性の活躍をよりリアルに、より繊細に、そしてよりダイナミックに描く。緻密な伏線と鮮やかなどんでん返しで累計400万部を超える人気シリーズ、伝説の新たな扉を開く!
  • シリーズ6冊
    550704(税込)
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    250万部突破のQシリーズ、姉妹編開始!

    掟破りの推理法で真相を解明する水平思考──ラテラル・シンキングに天性の才を発揮する浅倉絢奈、22歳。新人ツアーコンダクターとして国内外を飛びまわる彼女は、旅先で発生するトラブルから難事件まで、予想もつかない手段で瞬時に解決する。中卒だった彼女は如何にして閃きの小悪魔と化したのか? 鑑定家の凜田莉子、『週刊角川』の小笠原らとともに挑む知の冒険、ここに開幕。人の死なないミステリ最高峰、αシリーズ第1弾!
  • シリーズ22冊
    550748(税込)
    著者:
    松岡圭祐
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    完全書き下ろし! 松岡圭祐、待望の新シリーズ開演!!

    東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。誰が、何のために貼ったのか? 謎を追う若き週刊誌記者・小笠原は、猫のように鋭く魅惑的な瞳を持つ美女と出会う。凜田莉子、23歳──瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る「万能鑑定士」だ。信じられないほどの天然キャラで劣等生だった莉子は、いつどこで広範な専門知識と観察眼を身につけたのか。稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える! 書き下ろしシリーズ第1弾!!
  • シリーズ12冊
    330946(税込)
    著者:
    横溝正史
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ

    原さくら歌劇団の主宰者である原さくらが「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然、姿を消した……。数日後、数多くの艶聞をまきちらし文字どおりプリマドンナとして君臨していたさくらの死体はバラと砂と共にコントラバスの中から発見された! 次々とおこる殺人事件にはどんな秘密が隠されているのだろうか。好評、金田一耕助ものに続く由利先生シリーズの第一弾! 表題作他「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」を収録。
  • シリーズ13冊
    506704(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    棟居刑事の燃える刑事魂が巨悪と対決する「棟居刑事シリーズ」第一弾!!

    警視庁捜査一課の横渡刑事は帰宅途中、暴漢に襲われた女性を助けようとして男と格闘し無念にも刃物で刺殺された。一方、襲われた女性も死体で発見される。殉職の訃報を聞いた棟居刑事は激しい怒りを覚え、「仇はおれがとる」と亡き横渡の面影に復讐を誓う。そして、女性被害者の身辺を調査中、遺品から28年前に起きた棄児事件を報道した古い新聞記事が見つかった……。燃える刑事魂が巨悪と対決する「棟居刑事シリーズ」第一弾!!
  • シリーズ6冊
    484748(税込)
    著者:
    米澤穂信
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    米澤穂信、記念碑的デビュー作! <古典部>シリーズ第1弾!!

    いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実──。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場! <古典部>シリーズ第1弾!! ※本電子書籍は通常版です。発売が終了した限定版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。
  • 528(税込)
    著者:
    山村美紗
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    京都の宝石店から盗まれた宝石が長良川の鮎の中から発見された。さらに宝石店に押し入った強盗殺人犯2人の死体が長良川に浮かぶ。名探偵キャサリンの推理は……!?(「長良川鵜飼殺人事件」)情緒豊かな長良川、嵯峨野などを舞台にした4つの短編。

    祇園まつりの夜、三条通りの宝石店に二人組の強盗が押し入り、店長を殺害したうえ、多額の宝石を奪って逃走。ところが、その後、盗まれた宝石の一つが長良川の鮎の腹から発見された。浜口とキャサリンは調査に乗り出すが、そこに待ちうけていたのは、長良川に浮かぶ犯人二人の死体だった…!? 仲間割れのはての死か、それとも──。(長良川鵜飼殺人事件)情緒豊かな長良川、嵯峨野、酒田、中村を舞台にキャサリンと浜口の名コンビが四つの難事件にたちむかう。
  • シリーズ14冊
    550704(税込)
    著者:
    宗田理
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    2年A組に探偵事務所が開設された。所長はシャーロック・ホームズ好きの有季、助手は頼れる貢くん。二人のところに様々な依頼が舞い込んでくる。そんな中、「ラッキー・マウス」と名乗る男から電話があった。有季たちがかかわった事件には、ラッキー・マウスがかんでいるらしい。奴の正体は? そして事件の真相は? 中学生名探偵シリーズ登場!

    シャーロック・ホームズ大好きの中学生・前川有季。女の子にやさしくて頼りになる足田貢。2年A組の二人が探偵事務所を開設した。所長は有季で助手は貢。二人のコンビが手がけた事件は、はじめは学校内の小さな事件やもめごと相談。しかし今度の依頼は、大金持ちの殺害予告電話だった。電話をしてきた男は「ラッキー・マウス」……、って、いったい誰、それ? それから二人が手がける事件に、なぜだかかかわってくるラッキー・マウス。その正体を探る二人の推理とは? 機転とチームワークで事件や悩みを解決していく2年A組探偵局シリーズ、初登場!
  • 550(税込)
    著者:
    大沢在昌
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    一枚の楽譜に秘められた謎とは? 冒険小説の名手が綴る力作長編。

    シンガーソングライター堀河優美の恋人だった国夫は、深夜の高速道路で大型トレーラーに衝突されて亡くなった。事故現場には「シャドウゲーム」と題する楽譜が残されていた。
    なぜ、楽器なんてひとつも弾けないはずの国夫が楽譜を?
    手がかりを探るため、優美は国夫が事故の2日前に来ていた名古屋を訪れた。
    偶然知り合った小説家の胡山の助けを借り、国夫の足取りを辿り始めるが、優美を背後からつけ狙う謎の男が迫る――!
  • 506(税込)
    著者:
    山村美紗
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    テレビ番組の取材で道成寺を訪れた推理小説家でニュースキャスターの沢木麻沙子は、殺人事件に遭遇した。被害者は友人と旅行中だった大学教授の戸田。麻沙子の調査で戸田が不倫関係にあったことがわかったが、今度はその相手の雪子が京都で他殺死体となって発見された。清姫ゆかりの寺で起こる連続殺人事件の陰に女たちの愛憎が潜む!

    推理作家兼ニュースキャスターの沢木麻沙子は、テレビ番組の企画で道成寺を取材中、殺人事件に遭遇した。被害者は旧友四人と勝浦に旅行中の戸田という大学教授だった。スクープを追う麻沙子と番組スタッフたちは、戸田が不倫関係にある雪子を同行していたことを突き止める。しかし、彼女もまた道成寺因縁の鐘を祀る京都妙満寺で、絞殺体となって発見された!南紀から京都へ、清姫ゆかりの寺で起こる連続殺人の陰に、女性たちの愛憎が潜む…。ミステリー界の女王が放つ本格旅情推理。
  • シリーズ19冊
    550770(税込)
    著者:
    太田蘭三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    太田蘭三の代表作にして警察小説の金字塔!

    奥多摩で発見された女の全裸死体。それが事件の始まりだった。北多摩署の香月功刑事は、女と死の直前に関係していたことから被疑者として取り調べを受けた。容疑を晴らすべく、香月は警察手帳を返上、〈顔のない刑事〉として捜査を開始した。だが、女の生前の足取りを追い、ある暴力団に接触したところ、香月は捕らえられてしまった。直後、白昼に第2の殺人が……!太田蘭三の代表作にして、警察小説の金字塔!
  • 473(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    満たされない日々を送る厚子の周囲に起こる殺人。多様な愛を描くミステリ集!

    パーティの終わった夜、ただ一度、衝動的に夫の友人に身をまかせてしまった人妻、厚子。堅物の夫は疑いもしないように思えた。だが、その一年後、彼女の周囲につぎつぎと起きる殺人事件……。満たされぬ孤独な日々を送る厚子の心のなかに、夫への疑惑が次第に大きくふくれあがってきた――。揺れ動く女性の心理を、さまざまな愛のかたちで描いた傑作ミステリー集。
  • 「このミス大賞」出身作家が繰り出す、禁忌の都市伝説エンタ!

    寝台特急での誘拐事件に遭遇した少女。学生寮でスナッフフィルムの噂を語る少女。そして、ある少女の自宅に侵入してきた殺人鬼。大晦日を超えた45分後、3人の少女たちの運命は!? 衝撃のリアルタイムノベル!
  • 473(税込)
    著者:
    夏樹静子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    パリ郊外で運命的に出会った二人の男女。長編ロマンミステリーの傑作!

    雷鳴とどろく、晩秋のパリ郊外。フォンテーヌブローの森を見おろす深い闇のなかの古いホテルで、宿命的に出逢った日本人男女の決定的な恋の啓示。そして、交し合ったある黙契が、ロマンの香気あふれる、ドラマの幕開けだった――。第1の殺人事件は初冬の福岡、つづいて第2の殺人事件は、早春の箱根で起こる。だが、それぞれの事件の最有力容疑者には、完璧なアリバイを有していた……。人生のすべてを賭けた男と女の、美しくも哀しい愛がひき起こす、長編ロマンミステリーの傑作。
  • 528(税込)
    著者:
    依井 貴裕
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    奇想と論理の新本格派が贈る、華麗なる論理パズル

    同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶を失っていた。ただひとつ、誰かの首をロープで絞めた生々しい感触をのぞいては……。
  • シリーズ2冊
    528(税込)
    著者:
    山田真哉
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    数字で業界の謎を解き明かす! アイドル税理士と楽しく学べる会計ミステリ!

    モデルを目指し上京した竜ヶ水隼人は、ある勘違いから芸能人専門の“会計”事務所に就職、美人だが暴走する所長・天王洲あいるにこき使われる日々を過ごしている。
    毒舌タレントが突然税理士を変えた本当の理由は? ゴーストライターを見破る方法とは? アイドル税理士と雑用係の天然青年コンビが、数字で業界の謎を解き明かす! 超実用的・会計エンタテインメント!
  • 528(税込)
    著者:
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    鬼才が誘う、ミステリー・ワールドへご招待!

    超高層ホテル「渋谷プラザホテル」に泊った脇村益美の部屋から、2カラットのグリーン・ダイヤの指輪がなくなった。彼女はこのホテルで絶対の権力を握っている脇村一族の三女、事は重大であった。そして、容疑は、当然その部屋での係りであった時子にむけられたが…(単位の情熱)。ホテル、山、企業。人間のいるところにあふれた犯罪を、巨匠が描く短編集! 本書は集英社文庫「失われた岩壁」(87年5月25日刊)、「魔性ホテル」(87年1月25日刊)の短編のなかから5編を選び、再編集したものです。
  • 550(税込)
    著者:
    大崎梢
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美しくも切ない青春恋愛ミステリーの決定版!

    函館に住む高校3年生の桜井真乃。東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに亡くなり、遺体が見つからないままの幼なじみ、速人によく似た青年が現れた。本当は、速人は生きているのかもしれない。かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったけれど、彼女のもとに亡くなった彼のノートが届き――!? 美しい冬の函館を舞台に描く、切ない恋愛青春ミステリー。
  • 550(税込)
    著者:
    香納諒一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「俺たちの仕事は、人を疑うことだ」――。警察小説連作集。

    新宿の裏社会とアジアの地下銀行の取引の陰で、幸薄いひとりの女が命を落とした。表題作「刹那の街角」をはじめ、運命に翻弄され心ならずも犯罪に巻き込まれる人生の悲哀を描いた計七編を収める連作短編集。
  • 550(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    出来心から始まる殺人の連鎖。久我は妻の死の謎を追う……。山岳ミステリー長編

    その日、取り引き先のOL・石塚渚左との逢瀬から帰宅した久我を待っていたのは、妻の史子が登山した白馬岳で行方不明になったという報せだった。翌朝、発見された史子の遺体には不審な点があり、解剖の結果、何者かに絞殺されたことが判明する。刑事とともに調べた史子の持ち物からは、久我の知らない男が写った一枚の写真が見つかり、その男が唯一の手がかりと思われたが、三週間後、その男もまた遺体となって発見される――。久我は会社を辞め、妻の死の謎を追うことを決意する! 斯界の第一人者が描く長編山岳ミステリー。
  • 528(税込)
    阿刀田高
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    男と女の間にひっそりと横たわる心の“逢魔が時”を描いたミステリー小説集

    誰だって、殺したい人間の一人くらいいるだろう。都会の薄闇にいざなわれ、さまざまな男と女が織りなしてゆく数々の嘘、夢、罪。そして心の迷宮に見え隠れする、ひそやかな殺意――。突然姿を消した男の行方を探る表題作ほか、つぎつぎと宿泊客が死んでしまうホテルの一室を描いた「自殺ホテル」など、男と女の間にひっそりと横たわる心の“逢魔が時”を描いた、ミステリー小説集。
  • 暗く広い歪な西洋館で老人が撃たれて死んだ。双子の老人を含む二組の家族の欲望がうごめく館の事件

    深夜、三角館とよばれる西洋館に一発の銃声が響いた。くぐもったような低い銃声であった。老人は心臓を撃たれ、即死していた……。暗く広く、陰気な墓場のような二等辺三角形のいびつな建物。その中では、双生児の老人を含む二組の家族のただれた欲望がうごめいていた。十数億の財産の相続をめぐって起きた第一の殺人! 不安をかきたてる前奏曲か、ふいに訪ずれ消えた来客の正体は? 三角館の恐怖/算盤が恋を語る話/月と手袋/モノグラム/火縄銃/を収録。
  • 地上げをめぐる騒動が殺人に。乱開発の京都で事件に巻き込まれた司法書士兄妹の活躍

    浪速の司法書士・石丸伸太(ブーやん)に亡父の戦友からの手紙が届いた。地上げ屋の度重なる横暴に苦しんでいるという。人情厚いブーやんは早速、背高ノッポの妹・由佳と京都へ向かう。ところが、二人を待ち受けていたのは突然の依頼撤回だった……。手のひらを返すような仕打ちの意図も解らぬまま、更に驚くべき事件が起こる。今度は、地上げに反対する女性が死体で発見されたのだ! 苦慮の末の自殺か? それとも――。乱開発続く京都を舞台に、凸凹コンビが活躍する社会派推理。
  • 528(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    避暑地の美しい四季を背景に危険な関係を重ねる男と女のミステリーロマン

    父親の死をきっかけに、絵里は軽井沢でペンションを始めた。地元の経理士と恋仲になり、逢瀬を終えた夜、彼が殺害された。(アリスの騎士)四人の女性が避暑地で体験する危険なロマネスク・ミステリ。
  • 親を失った車椅子の少女千晶と、娘を失った河内刑事が謎を解く名推理4編

    毎朝、涙を流すという少女像。何故、彼女は持ち主が謎の自殺を遂げた朝だけ泣かなかったのか?〈車椅子の少女〉橋本千晶と、娘を失った鬼刑事・河内の心の交流が難事件を解決してゆく名品4編を収録。
  • 550(税込)
    森村誠一
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大企業オーナーの娘二人を乗せ北アルプスで遭難した小型機。救援隊の一員として参加する各々の婚約者だが

    巨大な紀尾井企業集団に君臨する帝王・椎名禎介は、全身を癌に犯されていた。その娘、城久子と真知子を乗せた小型飛行機が北アルプスで遭難した。婚約者の佐多と島岡は、独自の救援隊を組み北アルプスへ向かうが悪天候のため、救援隊は“幻の谷”に閉じ込められた。そして恐怖の連続殺人が! 極限状態における人間の恐怖と愛憎を描いたサスペンス・ミステリー。
  • 海と山をこよなく愛す推理作家・釣部渓三郎が、美人ダンサーと出かけた釣行で、釣り上げたものとは…!?

    西東京銀行でテロまがいの事件が発生。推理作家・釣部渓三郎は、新宿で銀行に押し入った男と偶然に遭遇する。数日後、駿河湾で釣りを楽しむ釣部は、その銀行に勤めていた女性の死体を釣り上げてしまった。
  • 528(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    信濃追分と本郷追分で起こった二つの事件に竹村警部&岡部警部が挑む

    信濃追分と、かつて本郷追分といわれた東京本郷での男の変死体。この二つの〈追分〉の事件に、信濃のコロンボこと竹村警部と警視庁の切れ者・岡部警部の二人が挑む! 謎の解明のため二人は北海道へ……。
  • 550(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    美少女棋士が預かった一通の封書。将棋界を舞台にした異色サスペンス

    美少女棋士、今井香子は新幹線の中で、見知らぬ男から一通の封書を預かった。その男が死体となって発見され、香子も何者かに襲われた。そして第二の殺人が起こる。感動を呼ぶ異色サスペンス。
  • 550(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    和泉式部の墓に事件の鍵が…。美女伝説をモチーフに描く旅情ミステリ

    警視庁勤務の坂口刑事の姉夫婦が行方不明になり、義兄が死体で発見された。王朝の女流歌人〈和泉式部〉の墓に事件の鍵が……余部鉄橋、天橋立股のぞき、猫啼温泉と旅情を誘う出色のミステリ。
  • 朔太郎の詩に見立てて発生する連続殺人。岡部警部の推理が犯人に迫る

    萩原朔太郎の詩さながらに演出された、オブジェのような異様な死体。元刑事・須貝国雄と警視庁で名探偵の異名をとる岡部警部が、執念で事件の謎を解き明かす!
  • 528(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    棋譜に並ぶ最期のメッセージ。囲碁とミステリを融合した傑作長編

    宮城県鳴子温泉で高村本因坊と若手浦上八段との間で争われた天棋戦。高村はタイトルを失い、翌日、荒雄湖で水死体で発見された。観戦記者・近江と天才棋士・浦上が謎の殺人に挑む。
  • 528(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    盲目ピアニストの周りで起こる事件の数々。人の虚実を描く傑作短編集

    ある日突然失明した、天才ピアニストとして期待される輝美の周りで次々と人が殺される。気配と音だけが彼女の疑惑を深め、やがて恐ろしい真相が……人の虚実を鮮やかに描き出す出色の短編集。
  • 528(税込)
    著者:
    内田康夫
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    妻と一緒にいた謎の男の死。東京と仙台を結ぶ傑作旅情ミステリ

    青葉繁る杜の都、仙台。妻と一緒に写っていた謎の男の死に、妻の過去に疑問を持つ夫。父の事故死に不審を抱く美人カメラマン池野真理子。二つの事件が一つに重なった時……トラベルミステリの傑作。
  • 一人暮らしの老女が殺された現場と、犯人らしき若者の死体が発見された現場に共通する遺留品は猫の毛だった

    会社へ出勤する代りに、好きな時間に街に出て、若者の嗜好を探る自由勤務。給料は保証され、遊ぶ金まで支給されるこの恵まれた条件に、諸橋は二つ返事で飛びついた。だが半年もすると、会社だけでなく社会からも取り残されたような疎外感に、彼の心は蝕まれていく。一方、一人暮らしの老女が複数の犯人に惨殺される事件が発生。やがて犯人の一人とおぼしき若者の死体が山中から発見された。この二つの事件に共通する遺留品は、一匹の猫の毛だった! 歪んだ現代を描く本格長編推理。
  • 色と欲の渦が殺人事件で動き出す…長編サスペンス

    協和興信社の草狩夏彦はアズマ観光の重役・佐山真一郎から調査を依頼された。佐山はその不思議な魔力で女を惹きつけ数人の女に貢がせていた。草狩自信は風間アケ美をヘンリー織田と争い、今度は織田に霧谷水江との仲を邪魔される。その水江は観光事業界の大ボス十時勘三郎の息子・勇二のトリックに引っかり簡単に身を許してしまう。おまけに、アケ美は松岡財閥の松岡準一との結婚を望んでいた。佐山、勇二、松岡の3人は、山中湖のダルマ山を買収、観光開発を計画していたが、これには裏がありそうだった。そして佐山の女の一人、クラブ「エリーゼ」のママ真佐江が殺され欲望の渦は動き出した。
  • 506(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日常と犯罪の危うい境界を描く。連作推理、7篇

    Y署の刑事課長・塚原警部が帰り仕度をしていると、部下の淀野が、見てもらいたい女がいる、といって声をかけてきた。彼は4年前に妻を亡くしている。再婚する相手が見つかり、ようやく会わせてくれる気になったのだろうか、と塚原は思っていた。塚原は、神田駅に近い露地裏の小料理屋に案内されたが、その女はいなかった。淀野は「どうもまずい。感づかれたのかもしれない」と、急に表情を引き締めた。万引で警察に連行されたが微罪なのですぐ釈放された女の謎。表題作ほか、「幼い証言」「饒舌な写真」「虚言症の男」「小賢しい呪い」「思い寝言」「強情な女」7篇の傑作連作ミステリー。
  • 462(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    自殺かそれとも…奇抜なアイデアを駆使した異色推理

    四畳半一間のわびしいアパート暮らし。札幌で喫茶店のウェイトレスをしながら、細々と自活する25歳の竹村久子に、夢のような話が舞い込んだ。勤務中の彼女を、見知らぬ中年の男が訪ねてきた。男は、今を時めく女優・上杉悠子のマネジャー。新しく撮る悠子主演の映画に出演してみないかという。誘いに、久子は胸が震えた。うますぎる話に不安もあったが、東京での華やかな生活に憧れていた久子は、結局承諾してしまった。だが、希望に燃えて上京した久子を待っていたのは……。美しい双生児の姉妹が辿る数奇な運命、あくなき欲望と哀しい女の性を描いた傑作長編推理。
  • 大都会では殺人事件さえ溶解して行く…傑作、4篇

    ここは都心の一流ホテル、明日を考える必要のない人種がただれた夏を過ごしていた。ある日、彼等のひとり、倉石財閥令嬢が殺された。だが、よどんだような日常に突然起きた事件の波もすぐに静まり、彼等腐敗した階級には一点の悲哀も残さずに忘れられて行く…。大都会の中の若者の虚無と断絶を鮮烈に描く笹沢の、珠玉の短篇4篇を収録。
  • 506(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日常に潜む陥穽を鮮やかに描く、10篇の推理小説

    課長・白井陽介は身だしなみがよく品もいい。しかも妻帯者でありながら職場では家庭を感じさせない。若い女子社員の人気が高かった。妻・久仁子は女優のような美人だが、どこか淋しげだった。その久仁子が殺された。発見者は陽介。朝7時に帰宅して妻の変わりはてた姿を発見した。しかし陽介は前夜、どこで何をしていたのか明かそうとしなかった。その事実を知って、田島悦子はショックだった。婚約者・浜中は前夜白井と飲むといっていたのだ。浜中の母も白井の家に行ったと話していた。浜中は白井の留守宅にいたのか?表題作ほか、「不吉な遺産」「逃げる」「嘘」「宣告」「夾雑遺留品」「楽しい財産」「告白手記」「娘の手」「白い死体」。日常生活の影を描く短編推理小説の逸品。
  • 506(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    監察医を襲った災難とは…二転三転、トリックが楽しい

    甲高い女の悲鳴が上がると同時に車のトランクからは水色の支那服をまとった金髪女の死体が転り落ちた。そして、その瞬間が「日系米人夫人殺害事件」の幕あけとなった。容疑者はすぐあげられた。それは、女が殺される直前に車のキイをあずけられ、彼女と関係をもった法医学助教授であった。しかも彼は今、“ある事情”のため妻と別居中という。犯行を否認した彼はついにポリグラフ(ウソ発見器)にかけられることになったが……。佐野洋会心の本格長編推理。
  • 462(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    奇妙な味わいと論理性を愉しむ。佐野仕様のSF、7篇

    “金属音病”――キーンキンという断続的な幻聴と激しい高熱、そして電子頭脳ばりの記憶再生機能を持つようになる奇妙な病気。友人が車に轢かれたのをきっかけに、この奇病にとりつかれたのだった。病気の原因は何か? 調査の結果、同じ奇病を持つウエイトレスを捜し出し、友人と引き会わせた。だが面談後、彼女は何と友人が数日中に殺害されるであろうと予言したのだ!佐野洋の描くSFミステリーの傑作短編集。表題作他6篇収録。
  • 506(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    選挙違反で逃亡する男の心理を描く表題作ほか2篇

    選挙違反容疑で指名手配された男の逃亡先は、選挙参謀の愛人が経営する温泉地の旅館だった。自堕落な生活ができ、最初は極楽だと思っていたが、2、3日経つと、無性に人恋しさがつのってきた。結婚して8年目。家には初めての子を宿した臨月の妻を残してきている。生活費の心配はないとはいうものの、逮捕状が出ていることを知りながら逃げ回っていると、時効の1年が2年に延ばされる。その男には、次第に不安が兆しはじめた。複雑にからまり合った人間関係の中で、不安心理に苛まれた男と旅館の女主人の奇妙な行動は!? 著者会心の長編ミステリー。表題作ほか「三人目の椅子」「裸人の島」を収録。
  • 506(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    〈事件〉から〈社会〉を読み解く、推理小説6篇を収める

    急性気管支炎と診断された男は、ペニシリン過敏症のテストを受けた。男の兄が過敏体質であったためだが、20分ほど結果を待つようにという看護士のことばに不服そうだった。テストの結果、陰性の反応があり、男は注射を受ける。しばらくして男は、顔面が熱っぽいと訴え、その後急激に意識がなくなり死亡してしまった。医師は「業務上過失致死罪」で調べられたが、重大な過失なしとして事件が処理されようとした直後、警察に奇妙な密告電話があった。あの医者の女関係を調べてみろというのだ。事件の背景を鋭くえぐる「制裁医療」ほか5篇。
  • 550(税込)
    著者:
    仁木悦子
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ハードボイルドの香り。探偵・御影潤の活躍、5篇

    たまの休暇、なんと私の前には、ホテルのテラスから転落した女性の死体が……。私立探偵などという因果な商売をするせいなのか。しかも帰京した私の囲りで、どうも殺人の臭いのする事件が続発したのだ。狙われたのは、うら若い美女。「アッシには、関わりのない」と思いながら、いつしか事件の渦中に巻き込まれていた。そして、謎の真相に近づいていった時、意外な事実が……。私立探偵・三影潤シリーズ傑作集。表題作ほか「色彩の夏」「どこかの一隅で」「白い時間」「しめっぽい季節」を収録。
  • 462(税込)
    著者:
    梓林太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    建設業界を舞台に怨嗟の罠に落ちた男。長編推理

    松宮達行は、建設のための周辺環境調査をする会社を経営していた。歴史は浅いが業績は良好だった。ある日、松宮家で他人の仕業による食中毒事件が起き、子供が入院してしまう。数日後、松宮自身も知り合いの個展で出会った美女と食事をした帰り、車にはねられ入院。深夜、松宮の病室に男が侵入した。一体誰が、何の目的で?殺し屋の影に怯える日々が続いた。そして、松宮が仕事を取るために工作を進めていた交通局の課長が殺される事件が起きた。今度は松宮が疑われてしまう。私怨かライバル業者の罠か? 建設業界の裏側を鋭く描く本格推理!
  • 550(税込)
    著者:
    小林久三
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    殺人事件という落し穴の恐怖を描く、6篇の異色推理

    無名女優の葉子が、その男と出会ったのは明け方近くだった。その時、葉子は愛人と別れを告げ、放心状態であてもなく歩いていた。男は画家の卵で、近くの公園で鳩を血のように赤く塗りたくっている姿を時おり見かけた。男との奇妙な出会い――それは、葉子が“殺人の罠”におちこむはじまりだった。表題作ほか「幻の女」「日曜日に何をしますか?」「氷雨の迷路」「死を呼ぶ電話」「垂直の罠」を収録。平凡な日常生活を営む若きヒロインが、ある日突然、殺人事件にまきこまれ、愛する男性(ひと)を奪われ、女としてのささやかな夢や希望をもぎとられていく事件を描いた異色推理集。
  • 506(税込)
    著者:
    山村美紗
    著者:
    西村京太郎
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    山村美紗未完の遺作を西村京太郎が加筆、完結

    早川明子は、「在原業平の寺」といわれる京都の十輪寺で細川和也と出会う。和也は平安文学を研究する大学助教授で、知識が豊富な美青年だった。数日後、和也に誘われた明子は学者達が集まる新年会に出席する。だが、そこで教授の娘との結婚が噂される助手が、毒入りワインで殺害された。さらに長岡京跡では講師のひとりが毒物死する。派閥抗争の果てか、学説の対立か? それとも教授の娘をめぐる愛憎劇なのか? 恋人・和也への愛と不信の狭間に揺れる明子。ミステリー界の双璧が放つ本格長編推理。
  • 462(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    SFとミステリーを繋ぐ刺激的な初期作品集、11篇

    単身赴任をしている古賀は、久しぶりで東京の留守宅に帰り、女子大生の長女に女を感じてしまう。その夜、妻を抱いたが古賀の頭の中では娘を犯していた。娘は妻の若い頃とうり二つだった。長女と次女も双児のように似ていた。そしてもう一組そっくりな母娘がいた。その昔、古賀と関係があった女性が生んだ古賀の娘であった(「同じ女たち」)。表題作ほか「意識不明」「こうのとり5号」「やがて卵を…」「すみれの女」「疲れた男たち」「不老保険」「急性心不全」「特別強精組合」「虫が好かない」「三本目の手」。人間の生命と性を題材にした、佐野洋異色のブラックSFミステリー短編集。
  • 506(税込)
    著者:
    結城昌治
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    これで読み逃しなし。初期の5篇を収める作品集<1>

    裁判官の温情が仇となって皮肉な結末を迎える表題作は、現代の裁判制度の矛盾を衝いた哀しくもおかしい人情小説。ほかに、犯人あてのパズラー「寒中水泳」、ピカレスク風ロマン「長すぎたお預け」、ユーモアSFの先駆「幽霊はまだ眠れない」、サスペンスタッチの「坊主頭」、悪女物「危険な果実」の5篇を収める。昭和33~35年に発表された、デビュー前後の初期作品第1集。
  • 550(税込)
    著者:
    佐野洋
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    斬新なトリック、謎解きの愉しみをどうぞ。9篇を収録

    二流経済誌の記者である野末にとって、結婚も望まないし、金銭も要求しない28歳になる年上の久子のような女は、便利な女だった。もっとも久子の方でも、結婚するには物足りないが、寂しさを癒すには適当な男と考えているのかもしれない。関係は1年半ほど続いている。久子は会社では経理課に属し、給料日には、銀行から社員の給料を車で運ぶのが仕事だった。ところが昨日、3700万のうち100万円がなくなった。野末は個人的に調査を始めるが……。心理的盲点をついた表題作のほか、「死の入選作」「なぜか誰かが…」「親しすぎる姉弟」「通話中」「鉄の串」「乱反射」「戸籍の散歩」「仮面の女」を収録。 短編の名手が描く傑作ミステリー短編集。
  • 462(税込)
    著者:
    笹沢左保
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    時間の残酷を端正に描く表題作、ほかに3篇を収める

    麻由子には祖父の正次郎と雑種犬のピロしかいなかった。学校に行っても、いつも一人。小学生の時は、明るくて男の子のように悪戯好きだったが、この2、3年で急速に変化した。麻由子が無口になったのは、製菓会社に勤めていた父が出張先の大阪で事故死し、同じ年に神経を病んで母が死んでからだ。麻由子はすべてをあきらめた。残されたものは祖父だけ。幸福だった代田町の家を出て祖父と孫はひっそりと暮らした。その祖父が怪我をして、麻由子は久しぶりに昔を思い出した。なつかしい代田町を訪れて、麻由子は不幸に塗り込められた悲しい真実を掘り出してしまう。

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