『死を呼ぶ×××、角川文庫(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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著者独自の多彩な趣向の推理小説、6篇。傑作集<3>
新年早々、アパートの一室でホステスが扼殺された。住人の中には前夜、彼女が立てないほどに泥酔した男を助けて部屋に入る姿を見たり、言い争う声を聞いたりした者がいたが、犯人割り出しの決め手にはならなかった。外部からの侵入者による犯行の形跡はなく、住人達にも、完全なアリバイがあった。誰が、どんな方法で、捜査の盲点をつく犯罪を遂行したのか……。表題作をはじめ、女流推理の第一人者が、意表をつくトリックを駆使した「死を呼ぶ灯」「肌さむい夏」「あの人はいずこの空に」「最も高級なゲーム」「老人連盟」を収録。 -
殺人事件という落し穴の恐怖を描く、6篇の異色推理
無名女優の葉子が、その男と出会ったのは明け方近くだった。その時、葉子は愛人と別れを告げ、放心状態であてもなく歩いていた。男は画家の卵で、近くの公園で鳩を血のように赤く塗りたくっている姿を時おり見かけた。男との奇妙な出会い――それは、葉子が“殺人の罠”におちこむはじまりだった。表題作ほか「幻の女」「日曜日に何をしますか?」「氷雨の迷路」「死を呼ぶ電話」「垂直の罠」を収録。平凡な日常生活を営む若きヒロインが、ある日突然、殺人事件にまきこまれ、愛する男性(ひと)を奪われ、女としてのささやかな夢や希望をもぎとられていく事件を描いた異色推理集。 -
核戦争から人類滅亡を防ぐ施設「ドーム」……。渦巻く陰謀の先、人類の運命とは?!
東大研究生として来日したアメリカ人女性ジュディ。核実験地で幼少時に被曝し、二四歳の若さで白血病に冒された彼女の切実な願いは、全面核戦争から、人類の絶滅を防ぐことだった。そして、ジュディと設計技師・吉田司郎との愛が、現代のノアの箱舟「ドーム」を発想させた。この巨大な施設が完成すれば、地球が“核の冬”に覆われても、尊い命を救うことができる――。ジュディの死を看取った吉田の活動で、「ドーム」の建設は多くの人々の共感を呼ぶが、背後では各国のイデオロギーや陰謀が複雑に絡みあっていく……。人類存亡をテーマに描いた感動の物語。(『ドーム―終末への序曲』改題) -
浅見光彦が初めて登場した記念すべき作品。“後鳥羽伝説”の地で浅見の妹を襲った悲劇が事件を招く
一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。だが、その本を手にした彼女は、広島県の芸備線三次駅で絞殺死体となって発見された。しかも、被害者の所持品に本は含まれていなかった。捜査が進むにつれ、被害者は浅見光彦の妹・祐子と8年前にこの地方を旅していて土砂崩れに巻き込まれ、一人生き残っていたことが明らかになる。“後鳥羽伝説”の地を舞台に再び起きた悲劇の意味は……。名探偵浅見光彦が初めて登場した記念碑的作品。 -
ユニークな推理と鋭い冴えで人間を翻弄する三毛猫、その名も『ホームズ』。名探偵ホームズの活躍をスリリングに描く
体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに電子化!! -
留守電に残されたデートの誘い。つい出かけてしまった寂しいOLを待っていたのは上司の死体だった!
地味な性格で友人もおらず、寂しいひとり暮らしのOL山添亜希子の留守番電話には、伝言が入っていた例しがない。メッセージ有りを示す赤いランプの点滅が見たくて、亜希子は自分の留守TELに自分で伝言を吹き込む、むなしい一人二役の行為を繰り返していた。ところがある日、亜希子をデートに誘う謎の男の声がテープに録音されていた。不安と期待で胸が高鳴る。が、甘い夜を夢みてホテルに向かった彼女を待ち受けていたのは上司の物言わぬ死体だった!
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