近未来、宇宙船の中。任務を終えて地球に帰還する途中、母国日本ではクーデターが勃発する。共産主義政権ができたというのだ。帰る? 帰らない? 帰れない? 混乱するクルーたち。共産主義政権が資本主義の申し子のようなこのエリート集団を受け入れてくれるか、議論が始まる。閉塞された空間での人間関係のもつれは一気にそこで爆発するようだ。極限の状況の中でクルーたちは、初めて生と死の意味、自分たちの生の意義を見つめなおし、何かを見つけることになる。
【著者】
鈴江俊郎
1963年、大阪市生まれ。1989年「区切られた四角い直球」で第4回テアトロ・イン・キャビン戯曲賞、1995年「零れる果実」で第2回シアターコクーン戯曲賞、「ともだちが来た」で第2回OMS戯曲賞、「髪をかきあげる」で第40回岸田國士戯曲賞受賞など。1993年より京都で劇団八時半を主宰、劇作家・演出家・俳優として活躍。1996年より京都舞台芸術協会を事務局長として旗揚げ、現在理事長。戯曲は英語、ドイツ語、ロシア語に翻訳され海外にも紹介されている。著書に「髪をかきあげる」「靴のかかとの月」など。
(C) Suzue Toshiro
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北海道に向かう特別列車の個室に、四人の男と一人の女、合計五人の詐欺師がいる。その内の四人は、昔、共に仕事をしていた仲間で、ある事件をきっかけにバラバラになっていたが、五年ぶりに集まって、チームで仕事をする計画だ。そこに、かつて彼らを裏切って金を奪い逃げた女が現れて仲間に戻り、共に仕事をすることになる。仕事が成功して大金を手にした六人だが、帰りの列車の中で、その大金が消えてしまう。誰が金を奪ったのか、誰と誰がグルなのか、誰が嘘をついているのか? 密室の中で、それぞれの思惑が錯綜する。
【著者】
土田英生
1967年、愛知県生まれ。立命館大学入学と同時に演劇活動を始め、89年にB級プラクティス(現:MONO)を結成。京都を拠点に活動し、劇作、演出、俳優としても活躍。99年『その鉄塔に男たちはいるという』で第6回OMS戯曲賞大賞。2000年、咲くやこの花賞、大阪府舞台芸術奨励賞、京都市芸術新人賞授賞。01年、『崩れた石垣、のぼる鮭たち』で第56回芸術祭賞優秀賞。03年、京都府文化賞奨励賞授賞。同年より文化庁新進芸術家研修制度で1年間ロンドンへ留学。テレビドラマ、ラジオ、映画脚本の執筆も多数行う。
495円〜935円(税込)
東北地方のある寒村。春になるとほらんばか(ほら事語り)になってしまう工藤充年(くどうじゅうねん)が廃屋となった牛舎の前で、白樺の木の間をわきめもふらず、往復している。工藤は、昔、仲間と集団農場を経営していて、不在の間に牛をすべて伝染病で死なせたことで、ほらんばかになってしまった。野間さち、なちの姉妹が、今年の春もほらんばかになっているのか確かめにやって来る。工藤とさちは愛し合っているが、工藤がほらんばかのために結婚できない関係。東北弁で繰り広げられるユーモラスで、はかなくもせつない物語。
【著者】
秋浜悟史
1934年、岩手県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所を経て、1962年に劇団三十人会代表となる。1967年「ほらんばか」の作・演出で、第1回紀伊國屋演劇賞受賞。1969年「幼児たちの後の祭り」で第14回岸田戯曲賞受賞。元大阪芸術大学大学院教授。前宝塚北高等学校演劇科長。前ピッコロ劇団代表。前ピッコロ演劇学校参与。2005年逝去。
江戸天保年間の麻布の色街を舞台に、女郎・宮城野と、なじみ客の偽絵師・矢太郎が交わす会話が予断を許さない方向へと進んでゆく。矢太郎は師の写楽を殺してきたらしく、宮城野はそれを察している。二人の交わす会話は嘘とほんとが混じり合い、矢太郎と惚れ合っているらしい写楽の孫娘との関係も混じり、男女の言葉は縺れ合い、物語は二転三転、表情を変えていく。
【著者】
矢代静一
1927年、銀座に生まれ、俳優座に入り「父帰る」に主演。後、製作者へ転向。早くから、カトリック精神に裏打ちされた作品を数多く発表した。1955年「壁画」で第一回岸田國士戯曲賞、1972年「写楽考」で読売文学賞。1978年芸術選奨文部大臣賞など受賞歴多数。1998年逝去。
青森の男女共学の高校生が、沖縄へ修学旅行に行く。平和学習のために、ひめゆり部隊の話なども聞くが、話題は、それ以外の様々なこと(部活のこと、先生のこと、テレビのこと、好きな子と仲良くなるための相談等々)に。ちょっとした事件もありつつ、リアルで勢いのある会話が進み、修学旅行の夜は更けていく。
【著者】
畑澤聖悟
1964年、秋田県生まれ。劇作家・演出家。弘前劇場を経て05年、演劇プロデュースユニット「渡辺源四郎商店」設立。98年『為信のクリスマス』でギャラクシー大賞ラジオ部門最優秀賞、2000年『シュウさんと修ちゃんと風の列車』で文化庁芸術祭大賞を受賞。05年『俺の屍を越えていけ』で日本劇作家大会短編戯曲コンクール最優秀賞を受賞。現在、青森県立青森中央高校美術教諭でもあり演劇部顧問全国大会では99年『生徒総会』で優秀賞・文化庁官賞、05年『修学旅行』で最優秀賞・文部科学大臣奨励賞を受賞。
藤井誠二著「暴力の学校 倒錯の街」という福岡の高校で実際に起きた、教師の体罰によって女子高生が死んだ事件のルポルタージュを参考文献にしているが、独居房と家を舞台に、閉塞した三人の男女の関係を描く。自分の娘を殺し、死刑を求刑されている教師・宮田のところに面会に行く母・恵子。夫との関係もねじれ始め、論理で自分の正当性を主張する宮田に、恵子は何度も対峙する。教育とは何か、システムとは何か、理性と狂気の錯綜する中、それぞれの関係が変わり始める。
【著者】
鐘下辰男
1964年、北海道生まれ。劇団青年座研究所を経て、1987年 演劇企画集団THE・ガジラ創立。1992年 「tatsuya?最愛なる者の側へ」などで、文化庁芸術選奨文部大臣賞新人賞受賞、1997年 「PW-PRISONER OF WAR」「寒花」で、第32回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞、 「PW-PRISONEROF WAR」「温室の前」「仮釈放」「どん底」で第5回読売演劇大賞・大賞 最優秀演出家賞受賞。著書に「カストリ・エレジー」、「アーバンクロウ?呼吸もできない」、「カデット」など。
近未来、宇宙船の中。任務を終えて地球に帰還する途中、母国日本ではクーデターが勃発する。共産主義政権ができたというのだ。帰る? 帰らない? 帰れない? 混乱するクルーたち。共産主義政権が資本主義の申し子のようなこのエリート集団を受け入れてくれるか、議論が始まる。閉塞された空間での人間関係のもつれは一気にそこで爆発するようだ。極限の状況の中でクルーたちは、初めて生と死の意味、自分たちの生の意義を見つめなおし、何かを見つけることになる。
【著者】
鈴江俊郎
1963年、大阪市生まれ。1989年「区切られた四角い直球」で第4回テアトロ・イン・キャビン戯曲賞、1995年「零れる果実」で第2回シアターコクーン戯曲賞、「ともだちが来た」で第2回OMS戯曲賞、「髪をかきあげる」で第40回岸田國士戯曲賞受賞など。1993年より京都で劇団八時半を主宰、劇作家・演出家・俳優として活躍。1996年より京都舞台芸術協会を事務局長として旗揚げ、現在理事長。戯曲は英語、ドイツ語、ロシア語に翻訳され海外にも紹介されている。著書に「髪をかきあげる」「靴のかかとの月」など。
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