大げさに言うと、あの時のあの感じ、あのどうかしちゃってる快感をもう一回味わいたくて今でもラジオで喋っているのかもしれない――。(本文より)
鷲崎健が独り語るこの連載エッセイ。第五回のテーマは「友達」。
「自分には友達が少ない」と言いつつも、彼の周囲にはいつも人が集まり、楽しそうに話している。ラジオスタッフ、音楽仲間、神戸時代からの友人たち。鷲崎健にとっての「友達」とはどんな存在なのか。
小学生時代の強烈な体験。中学校における未知との遭遇。高校時代に出会ったギターとバンド。如何にして鷲崎健は今の鷲崎健になったのか。そのルーツは神戸で過ごした少年時代にあった。
【目次】
・タンスだよ
・TとK
・開き直る理由など
【想定読了時間20分】
(C)Takeshi Washizaki 2015
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11年間ずっと楽しかった――。
2015年3月に最終回を迎えた人気ラジオ番組「アニスパ」。パーソナリティとして11年間の生放送を走り切った鷲崎健がその思いを語る。
鷲崎健が独り語るこの連載エッセイ。第六回のテーマは「アニスパ」。
アニメ・声優・ゲーム関連のラジオ番組、通称アニラジの中でも特に多くのファンから、そしてゲスト出演する声優やアニソンアーティストなどからも愛されたラジオ番組「A&G超RADIO SHOW~アニスパ!~」。
毎週土曜日夜9時から2時間の生放送。毎回多彩なゲストと一緒に繰り広げられるにぎやかなトークは幅広い年齢層のリスナーを虜にし、アニラジ界の中でも特別な存在であり続けた。
メインパーソナリティの一人だった鷲崎健がアニスパを語るうえで外せない存在がいる。放送作家の諏訪勝と、鷲崎をして天才パーソナリティと言わしめる相棒、声優の浅野真澄である。
この2人と一緒だったからこそ、第1回から最終回までまったくブレることなく「アニスパ」でいられた。
あまり知られることのない作家とパーソナリティの関係。アニスパを進行していたのは実は鷲崎ではなかった!? 浅野真澄が天才である理由……。
番組終了後、少し時間が経った今だからこそ語れる、鷲崎健にとってのアニスパの話。
【目次】
・11年
・放送作家
・パーソナリティ
・アニスパ
【想定読了時間20分】
各165円 (税込)
「上京しただけで何かを成した気持ちになって、中途半端にブラブラしていたらたまたまラジオに拾われて、やってみたら楽しくて、いつの間にかポリシーやプライドなんかも生まれてきて、そして仲間が出来た」――(本文より)
鷲崎 健(わしざき たけし)。ラジオ番組のパーソナリティ、イベントMC、ニコニコ生放送の番組司会など、今やアニメ・ゲーム関連のラジオやイベントに無くてはならない存在である。
音楽活動では数年に一度のペースでオリジナルアルバムを作成し、そうかと思えばコラムを執筆したりもする。
そんな彼の職業は「その他」。今の自分の仕事を表すのにちょうどよい名前がないらしい。
落語のCDを聞くのが好きでサメも好き。日本のポップスや韓国のアイドル、サブカル、明治文学、世界の楽器までとにかく知識の幅が広く話の懐が深い。神戸のもっこすラーメンをこよなく愛し、よく歩く。そしてラジオのことばかり考えている。
この『成すも成さぬもないのだが』は、そんな鷲崎健が仕事のこと好きなこと腹の立つことなどを隔月ペースで語っていく連載である。
第一回目のテーマは「ラジオ」。
ラジオでしゃべるようになったきっかけや、アニラジ業界で働く人々。三十代以上の人には懐かしいカセット録音の思い出。リスナーとの共犯意識。震災翌日、焼き鳥屋に集まったラジオ仲間との大切な時間。
たまたま深夜につけたラジオから流れてくる一人語りのようなこのエッセイ。
鷲崎健のファンはもちろん、彼の一面しか知らない人も、彼のことをそもそも知らない人にもぜひ読んで欲しい。
目次
・職業「その他」
・ラジオ体験
・ラジオの中の人々
【想定読了時間20分】
「ちょっと好きかも」が「とても好き」になり、「無茶苦茶好き」になるまで時間はかからなかった――(本文より)。
ラジオのパーソナリティ、テレビやイベントのMCなど活躍の場を広げている鷲崎健(わしざきたけし)。
そんな彼のもう一つの顔と呼べるのが「音楽」。
自ら作詞作曲したアルバムを3枚リリースし、物語性のある詞の世界や思わず口ずさみたくなるメロディー、そしてその歌声が多くのファンを楽しませている。またPOARO(ポアロ)という2人組の音楽ユニットとしても活動を続けている。
しかし彼は自らの職業をミュージシャンとはしていない――。
鷲崎健が深夜の一人しゃべりのラジオのように言葉を紡ぐこのシリーズ。
第二回のテーマは「音楽」。
アコギを弾き語り、ミュージシャン相手に広く深い音楽談義に花を咲かせる今の彼の音楽的ルーツはどこあるのか。
幼少期の思い出の中に流れているあの曲。少年時代に出会った自分だけのヒーロー。人生が変わってしまうほどの衝撃。ギターに夢中になったあの日。
山口百恵、清志郎、オーティス・レディング、憂歌団・・・。様々なミュージシャンたち。音楽を語る上で外すことのできない兄の存在。
詞を書き曲を作りライブする。それでも音楽を職業の1つと数えることをよしとしない理由。そこで語られるのは仕事というものに対する思いだった。
【目次】
・ルーツ
・六二二の法則
・仕 事
【想定読了時間20分】
「とにかく怯えながらもその迫力、そしてその圧倒的な強さに心のどこかで魅かれてもいた」(本文より)
なぜ人は鮫に魅かれるのか?
テレビではその知られざる生態系に迫る特集番組が流れ、鮫をモチーフとしたグッズやキャラクターを若い人が嬉しそうに身につけ、水族館に行けば老若男女多くの来場者が鮫の水槽の前で足を止める。
圧倒的な凶暴性。古代からほとんどその姿を変えていないという神秘性。巨大なジンベイザメ、不思議な深海鮫、異様な頭をもつシュモクザメ。多種多様なその世界に一度はまるとより深く鮫のことが知りたくなる。
鷲崎健が一人しゃべりのラジオのように言葉を紡ぐこのシリーズ。
第三回のテーマは「鮫」。
これまでラジオなどで幾度となく鮫への愛着を語ってきた鷲崎健。
いったい彼は鮫のどこにそんなにも魅かれたのか?
筆の向くまま鮫についての「想い」をつづり出す。
そこには、私たちが思い描くステレオタイプな鮫のイメージを覆す、神秘的でユーモラスで愛すべき鮫の世界があった。
鮫に興味がある人も、鮫なんて大嫌いという人にもぜひとも読んでいただきたい。
【目次】
・三つの魅力
・愛し合う魚
・一番好きな鮫はと問われれば
【想定読了時間20分】
富士の山に、巨大な男が腰掛けている。
なんと壮大な光景であろうか。しかもそのふくよかな体、広々とした臀部を休めるには富士山ですら窮屈そうである。丁度釣り人が突堤で釣り糸をたらす時に座っている簡易型の椅子、あれぐらいのサイズ感であろうか。富士山が3776メートルなので立ち上がるとざっと30000メートル超の大巨人である。
(本文より)
「富士山」「巨人」「レディー・ガガ」。
なんとも奇妙な三題噺。
鷲崎健が独り語るこの連載エッセイ。第四回にしていったいどこに向かうのか? 鷲崎節全開で紡がれる言葉の道行きをご堪能あれ。
【目次】
・富士山
・能動的な迷子
・記憶の陰影
【想定読了時間20分】
大げさに言うと、あの時のあの感じ、あのどうかしちゃってる快感をもう一回味わいたくて今でもラジオで喋っているのかもしれない――。(本文より)
鷲崎健が独り語るこの連載エッセイ。第五回のテーマは「友達」。
「自分には友達が少ない」と言いつつも、彼の周囲にはいつも人が集まり、楽しそうに話している。ラジオスタッフ、音楽仲間、神戸時代からの友人たち。鷲崎健にとっての「友達」とはどんな存在なのか。
小学生時代の強烈な体験。中学校における未知との遭遇。高校時代に出会ったギターとバンド。如何にして鷲崎健は今の鷲崎健になったのか。そのルーツは神戸で過ごした少年時代にあった。
【目次】
・タンスだよ
・TとK
・開き直る理由など
【想定読了時間20分】
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