『西村京太郎、401円~500円』の電子書籍一覧
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十津川は逮捕された部下・西本を救えるか。傑作長編
ハネムーンで殺されてしまった新妻との思い出の地、十和田湖で、西本刑事は亡き妻と瓜二つの女性、みな子と出逢う。しかし、彼女は猪苗代湖からの手紙を最後に姿を消してしまった。必死の思いでみな子を探す西本。だが、彼女は何者かに殺害され、西本刑事が殺人の容疑者として福島県警に逮捕されてしまった! 部下の窮地を救うべく捜査を開始した十津川警部は、解決したはずの新妻殺害事件に隠された謎を突き止める。長編トラベル・ミステリー! -
K省職員襲撃! 飯田線を巡る旅情ミステリー。エリート公務員が襲われ、意識不明の重体に。被害者は航空機事故の審議委員で、折しも経営不振の航空会社に国から多額の融資が行われると情報が入る。捜査を進める十津川警部だが…。
K省官僚の合田仙一が、深夜帰宅途中に襲撃され、意識不明の重体に。妻の智子は、長野県諏訪へ向かい、夫の愛唱歌『琵琶湖周航の歌』のオルゴールを注文。枕元でそのメロディを聴かせ、意識回復に望みをかける。十津川警部は、合田が太平洋航空機事故の審議委員だったことを知り、K省関係者に探りを入れるが……。官僚襲撃の裏に、航空機事故隠蔽の陰謀か!? 難事件の究明に挑む十津川警部の活躍。 -
K美を殺してやりたい──呪いの絵馬を出雲大社に掲げた堀井恵が殺された。ジョギング中に轢き逃げされたのだ。十津川警部らの捜査によって、K美とは、モデルあがりのデザイナー井崎清美と判明。当初、エリートサラリーマン栗田信彦をめぐる三角関係のもつれかと思われたが、栗田が、岡山から出雲へ向う特急「やくも」の車中で毒殺され、事件は予想外の展開を……!? 傑作長篇ミステリー。
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太平洋戦争末期、連合国は、敗色濃い日本に降伏を迫るポツダム宣言を発表した。宣言を受け、日本政府中枢が、降伏か徹底抗戦かで真っ二つに割れる中、日本と中立国の間をしきりに飛び交う、謎の暗号「カナザワ」。この暗号の指し示すものはいったい何なのか? 敗戦から七十年の時を経て、太平洋戦争と現代日本を繋ぐ、恐るべき謀略に十津川警部が挑む、新機軸の長編歴史トラベルミステリー。
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釧路湿原のタンチョウサンクチュアリに、ボランティアを志願して、突然現われた白井香織。責任者の持田は、その謎めいた雰囲気に惹(ひ)かれていく……。東京の殺人事件を追って釧路に来た十津川警部が、捜査途上で香織と出会った翌日、彼女は消えた。私立探偵とその妻の死。逃避行の裏には巨悪の影が!? 美しい湿原を舞台に、ロマンの香り漂うミステリー意欲作!
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釧路湿原のタンチョウサンクチュアリに、ボランティアを志願して、白井香織という美女が現れた。責任者の持田は、当初、冷ややかな態度をとる。一方、東京の殺人事件を追って、釧路に来た十津川警部。捜査のため、香織に接触を試みるのだが、彼女は失踪してしまう。香織の逃避行の行方は? 京太郎浪漫全開! (講談社文庫)
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十津川警部、北の大地へ飛ぶ!
東京の下町で居酒屋「北国」を営む合田勝郎。彼がどこで生まれ、どこで育ったのか、どんな経歴かを、周囲の誰も知らなかった。その彼のもとに、訳ありげな若い女・水沼江美が転がり込む。だが食事に誘おうとした日に、突如失踪してしまう。女も自分と同じ小樽出身であることを男が知った翌日、新小樽新聞の東京支社長・池永実が四谷の支社内で何者かに殺される。池永は小樽出身の作家・小野寺圭に新聞連載「小樽ストーリー」を依頼し、資料集めに奔走していた。この作品で、小野寺は、明治時代の政治家で北海道開拓長官を務めた黒田清隆はじめ、小樽の問題点を正面から書くと勢い込んでいた。ふたつの事件につながりはあるのか? 男はなぜ故郷を追われたのか? 捜査を開始した十津川警部は、事件の真相を探るため小樽に飛ぶが、新聞社の周辺ではさらに不審な動きが……。 -
西村京太郎ミステリーの粋を味わう十津川警部、名探偵左文字進の名推理対決!――捜査一課に次々と送られてきた白骨の謎を追う、ご存じ十津川警部の「ある女への挽歌」。アメリカ帰りの自称ハードボイルド探偵・左文字が挑むトリック殺人「三人目の女」。さらに左文字の愛妻史子が窮地に陥る「依頼人は死者」。読み出したらやめられないミステリーの華、三作一挙収載。
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亀井刑事の首に一千万円の懸賞金が! 犯人の目的は亀井への怨恨か、警察への挑戦か? 亀井は自ら囮になり大阪―青森間を走る「白鳥」に乗り込むが。
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北陸新幹線・上越妙高駅の完成記念式典に参列した十津川警部。北陸新幹線開業の功労者の一人である吉岡浩一郎の捜査が目的だった。吉岡は戦時中、陸軍の航空研究所で航空機の開発に携わり、戦後は国鉄に勤務していたが、十年前東京・青梅の山中で殺されたのだ! 吉岡の生まれ故郷である新潟県・柏崎市で聞き込みをしても、吉岡のことを悪く言う者は皆無だった。そんな折り、吉岡の孫娘・めぐみがプロペラ機が写った一枚の写真を持ってきたが……。
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東京の宝石店外商員・北野の死体が城崎温泉を通る円山川で発見された。しかし宝石店社長は北野という社員は知らないという。一年前には、鳥取の三朝と島根の玉造で、北野から宝石を買おうとしていた地元の名士が相次いで不審死していた。北野という男は何者なのか? 山陰の温泉町で起こる連続殺人に、十津川の推理は!? 宝石が輝くとき、また一人消えてゆく。
目次/第一章 第二の殺人/第二章 三朝温泉/第三章 松江/第四章 ジュエリー広瀬/第五章 男と女/第六章 銃声/第七章 遺書 -
修復されて美しく生まれ変わった東京駅と東京ステーションホテル。一人の新人作家がここに滞在し、鉄道ミステリーの構想を練っていた。その部屋から見下ろせるコンコースで、人待ち顔で佇んでいた女性が、深夜に謎の死を遂げた。さらに駅で開かれるコンサート「エキコン」に、爆破するとの脅迫電話が! 十津川警部が、続発する事件の裏にある巨大な陰謀を追う!
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一風変わった証人……
資産家の女性が自宅で雛祭りの飾り付けをしているところを強盗に襲われ、刺殺された。第一の容疑者は被害者の年下の夫。長身で美男の夫は、過去にも年上の妻が不審な交通事故で死んだため、十億の資産を遺産相続していた。警視庁捜査一課の十津川警部はその夫を犯人だと確信し、状況証拠のみで逮捕に踏み切る。ところが、起訴後、この夫は、殺害の時刻に伊豆急の「リゾート21」に乗車していたことが判明。しかもそのアリバイを示す証拠とは、一枚の絵だった……。窮地に追い込まれた十津川警部は、再度、事件の捜査に奔走する! 著者ならではの魅力がたっぷり詰まった傑作長編トラベル・ミステリー。 -
西村京太郎作品の中でも、数少ない“青春推理小説”。男4人に、ヴォーカルの女の子1人を加えたグループサウンズ「ザ・ダックスフント」。彼らが作った自信作が、いつの間にか誰かに盗まれ、しかもその曲がヒットチャートを急上昇。犯人さがしに狂奔するうち、奇妙な連続殺人劇が。本格推理に青春が絡む傑作長編!
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西洋の城をイメージした都心の高級マンション。モデルルーム見学に訪れた客の一人が、浴室で何者かに撲殺された。三日後、郊外にある団地の浴室で、またも撲殺死体が発見される! 類似した殺人の手口。そして二人の被害者が持っていた同じ偽造名刺。深まる謎に刑事たちが戸惑う中、さらなる殺人事件が続発する。不動産業界の闇を映す、長編社会派ミステリー。
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ここに、ある人物が、三十人を超す屈強な若者の集団である巨人軍を誘拐することを考えた。果して、そんなことが可能かどうかを書いてみたのが本書であり、誘拐と捜査と、犯人追及のサスペンスを存分に味わって頂きたい(著者)。東京から大阪へ移動中の[ひかり号]から、選手全員が忽然と消えた!犯人の要求は五億円。私立探偵・左文字進が犯人の奸智に立ち向かう、日本誘拐ミステリー史に輝く不朽の名作。左文字進探偵事務所シリーズ第一弾。
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隅田川に浮かんだ少女の扼殺死体。彼女はなぜ殺されなければならなかったのか……。オール讀物推理新人賞受賞作「歪んだ朝」を始め、「南神威島」等、初期の傑作を収録。【解説】山前譲
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伊豆で一人の少女が入水自殺した。死の直前、少女から救いを求める手紙を受け取った弁護士・中原は伊豆へ向かう。公害問題の陰で、目先の利益に躍る巨大企業と地元漁民、さまざまな思惑が絡み合うなか、政府の調査団長が他殺体で発見され…。
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一年前の聖夜(クリスマス・イブ)、サンタクロース姿の男が殺害された。元弁護士が出頭、公判が始まる。その法廷にガス弾が撃ちこまれ、被告が拉致された! 捜査中、今度は「クリスマス・イブにサンタクロースが――」と110番にメッセージを残し、男が殺された。
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都心の高層マンションのモデルルームで、見学客の一人が撲殺された。持っていた名刺は偽物で、別人と判明。ついで北多摩ニュータウンで同様の撲殺死体が発見される。しかも被害者は、第一の被害者の偽名刺を持っていた! 長篇本格ミステリー。
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南ア共和国。警官に追われたカメラマン・田沢利夫は見知らぬ白人に急場を救われた。そして彼は田沢を“冒険”に誘った。黒人差別に抗議し、大西洋航路の豪華客船を乗っ取ろうというのだ。メンバーは各国の若者9人。計画は実行に移され、彼らは拳銃を手に船長室に向かったが、事態は予期せぬ方向へ……。雄大なスケールで、青春のあり方を問う、傑作サスペンス小説。
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博多行き寝台特急「あさかぜ1号」二人用個室(デュエット)で、現金一千万円をもつ本田徳一郎が毒殺された! 連れの女性は、なぜか事件直前に、岡山で途中下車した。車中で、この謎の美人・白井マユミに、惹かれた警視庁杉本刑事は、単身尾行を開始。そして行く手で、第二第三の殺人が! 死を呼ぶ女・マユミの正体は? 女の過去にあった驚愕の事実! トラベル&ラブ・ミステリー。
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カメラマン・野口浩介の無線機に、五日前からきまって午前二時になると、弱々しい救難信号が送られてきた。謎の信号を調査すると、それは、旧日本海軍の暗号で、三十二年前に沈没した潜水艦・伊号五〇九からのものだった。そして元海軍中佐の奇怪な死! 真相を追って野口らは南海の島へ向かう。著者会心の海洋ミステリー。
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十一年前、私が高校卒業を控えたある日、長野県小諸で両親の営む旅館が放火され、身元不明の美しい女性が焼死した――旅行作家川内功次郎のエッセイを読んだ女性が、焼死したのは姉で、放火犯を捜してほしい、と十津川警部に懇願した。三日後、川内は特急「あさま3号」の車内で毒殺された。十一年前の亡霊が甦ったのか!? 興趣と旅情溢れる十津川警部の名推理四篇。
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山村美紗未完の遺作を西村京太郎が加筆、完結
早川明子は、「在原業平の寺」といわれる京都の十輪寺で細川和也と出会う。和也は平安文学を研究する大学助教授で、知識が豊富な美青年だった。数日後、和也に誘われた明子は学者達が集まる新年会に出席する。だが、そこで教授の娘との結婚が噂される助手が、毒入りワインで殺害された。さらに長岡京跡では講師のひとりが毒物死する。派閥抗争の果てか、学説の対立か? それとも教授の娘をめぐる愛憎劇なのか? 恋人・和也への愛と不信の狭間に揺れる明子。ミステリー界の双璧が放つ本格長編推理。 -
山村美紗未完の遺作を西村京太郎が加筆、完結
推理作家でニュースキャスターでもある沢木麻沙子は、レギュラーキャスターを務めるテレビ番組「ニュースタイム7」で、小京都といわれる兵庫県龍野市のさくら祭りを取材することになった。取材を進めていくうちに、かつてこの祭りのメインイベントの武者行列で、騎馬武者に扮した若者が3人も死んでいることがわかる。そして今年も、麻沙子たちの目の前で若武者が落馬して死亡した! 事故か? それとも殺人か? 麻沙子の挑戦が始まった。山村美紗未完の遺作を西村京太郎が完結させた、二大巨匠による豪華リレー・ミステリー! -
日中戦争時の上海を舞台にした詩情漂うスパイ小説など、異彩を放つ初期傑作短編6作
〈彼女を殺したやつが誰だろうと、必ずこの手で殺してやる〉――殺された恋人の復讐を誓う男の非情さを描いたハードボイルド・タッチの表題作「夜が待っている」をはじめ、日中戦争時の上海を舞台にした詩情漂うスパイ小説「赤いハトが死んだ」、障害者施設の取材を最後に失踪してしまった新聞記者の苦悩を描く社会派推理小説「夜の秘密」など、異彩を放つ初期傑作短編を六作収録! -
解決・封印された殺人が……
20年も前に警視庁捜査一課の刑事だった父親が、勤めていた会社を退職して、「小樽へ行く」との置き手紙を残して失綜してしまった。心配した一人娘は、十津川警部の制止を振りきり、<がんがん部隊>という意味不明のメモを頼りに、父を探しに小樽へ飛ぶ。だが、そこでわかったのは、父が昔に起きた何かを調べに来たらしい、ということだけ。父が会いに行ったと思われる老婆が、謎を解くカギを握っているかもしれないと訪ねたときには、老婆はすでに首を吊って死んでいた。いったい何が起きているのか、父親は連絡もないまま帰ってこない。十津川が案じていたのは、その警察OBの失綜ばかりではなかった……。 -
トラベル・ミステリーの醍醐味。日本列島を縦断する8篇
京都のお寺で「私は、嵯峨野に人を殺しに参りました」と書いた美貌の女。沖縄の旅行中、妻の殺害を計画する夫。美人秘書殺害につけられた一千万円の賞金。知床、東京、伊豆、北陸、京都、神戸、沖縄。全国各地で次々と起るミステリアスな事件。欲望と憎悪が絡みあう複雑な人間関係を背景に、完全犯罪を狙うしたたかな悪人(ワル)たち!! スリリングな展開と意表をつく結末。トラベル・ミステリーの第一人者が贈る傑作推理。 -
本格推理からサスペンスまで8篇を収録。初期傑作集
〈当雪見ホテルはオープニング記念として 貴方を無料招待致します〉突然届けられた招待状が、5人の招待客の運命を狂わせた!!雪に閉ざされ、人里離れたホテルで次々と起こる血の惨劇。招待客同士の間で湧きあがる疑惑と殺意。惨殺者の狙いは何か?人間の運命を狂わせたある出来事を描く、「雪は死の粧い」他7編を収録した、切れ味鋭い推理傑作集。 -
意表を衝く犯人…傑作7編を収録するオリジナル短編集
小さな運送会社を経営している太田信次が殺された。被害者に恨みを持つ数多くの人間の中から、三人の容疑者が浮かびあがった。お金を借りていた同業者の村松。会社を辞めさせられた的場。恋人を太田に奪われた平沢。各々太田を殺す有力な動機があった。犯人を絞り切れないまま、捜査は難行した。その上、犯行当時、螢の光みたいなものを見たという奇妙な目撃者も現われて……。表題作他6編を収録した、オリジナル短編集。 -
左文字進が登場する表題作ほかキレ抜群の7篇を収録
遠見峠に長さ210メートルのトンネルがある。このトンネルは、完成までに2回の落盤事故があり、5名の作業員が死んだ。そのため、幽霊が出るという噂が流れた。そして噂が下火になった頃、現場で一人の若い女性が消えた…。興味をもったテレビ局がドキュメントを制作中、今度は美人タレントが消えた!!事件の裏にあるのは? 傑作短編集。 -
警視庁の西本刑事は恋人ゆう子と、箱根にむかう小田急ロマンスカーに乗っていた。この車両にはゆう子の友達の千加が接待係として勤務していて、彼らとあいさつを交すはずだった。ところが千加はノンストップの車内から消失し、自宅で死体となっていた! トラベル・ミステリーの王者の傑作集。(講談社文庫)
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新宿西口の高層ビルに事務所を構える私立探偵・左文字進。ある日、友人の矢部警部が拳銃で撃たれ入院した。矢部と別居中の妻・美加は失踪し、部屋には女性の絞殺体が。さらに矢部も病院から姿を消し、二人目の殺人が。左文字は一年前に美加が旅行した山形県天童温泉でも失踪事件があったことを知る…。
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雲仙温泉の林中で泊まり客と芸者の変死体が発見された。心中と殺人の双方から捜査が進むなか、土砂崩れが起こり、新たな変死体が発見された――!!
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銀座ホステスの陥穽にはまり左遷されたエリートサラリーマン長田は、ある犯罪を計画するが、思いも寄らぬ連続殺人が起こる。会心のトラベル・ミステリー!
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宝石店の女社長が足摺岬で消息を断った。特急しおかぜで四国に入り、霊場巡礼の途中であった。さらにしおかぜ車内で毒殺事件が。「お遍路さん」の謎とは?
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7歳の男の子が自殺! 子供の母親に執拗に迫った新聞記者は意外な真実を掴んだが
ベテラン新聞記者の田島は自社の紙面で「七歳の子供が自殺」という妙な記事を発見した。『ママ、サヨナラ』と書かれた遺書と一枚の絵。少年を追いつめたものは何だったのか。真実を追究し、子供の母親に執拗に迫る田島は意外な事実を掴むがその果てには……。(病める心) 日常生活を襲う恐ろしい罠と意表をつく結末。人気絶頂の著者が贈る傑作オリジナル短編集! -
厚化粧の下に稚い顔を隠した妊娠三か月の女性の死体。事件の鍵は残された黒いハイヒールに
浅草の映画館で、妊娠三か月の女性の死体が発見された。死因は青酸死。中年女性顔まけの濃いアイシャドーをつけた厚化粧の下には意外に稚ない顔が覗いていた。だが死体のまわりには、女の身許を明らかにするようなものはなにもなかった。被害者は、一体どこの誰なのか? 事件の謎をとく鍵は、彼女が残した黒いハイヒールに!? 複雑な男関係。都会で一人生きていくために少女から女へと変身しようとした彼女に何が起こったのか。オリジナル短編集(単行本未収録)。 -
男を弄び尽くした悪女が結婚したのは遺産50億の老資産家だったが…。女をテーマにした作品を集めた傑作小説集
毒を持つ女性ほど妖しい魅力がある。彼女の周辺にはいつも男が群がっていた。柚木淑子はそんな女性だった。男に貢がせ、男を弄んだ彼女は、とうとう遺産50億の老資産家と結婚することに成功した。しかし、パーティーの夜、彼女の夫が毒殺された。犯人は招かれた客の中に……? 表題作他、女をテーマにしたオリジナルサスペンス推理傑作集。 -
すべてのことが冒険になりにくくなった時代を生きる若者たちの、恋と冒険を描いた長編青春小説
いまの時代は、恋にかぎらず、すべてのことが冒険になりにくく、何かに挑戦していくことが少なくなっていく時代なのかもしれない。海洋学部に学ぶ大学生朋子は、テレビ局に勤める恋人・田島との関係に満足しながらも、どこか充たされぬものを感じていた。そんな時、若手の学者沢木が現われ、朋子は彼に惹かれていく。一方、田島も混血タレント・ロミのマネージャーをしているうちに次第に恋が芽ばえて……。若者たちの恋と冒険を描く長編青春小説。 -
秀吉の死に揺れる天下。混乱に乗じて己の野望を果たそうとする軍師黒田官兵衛のもとに、ある情報がもたらされる
慶長三年、太閤が薨去した。それは軍資格、黒田官兵衛(如水)にとって好機到来にほかならなかった。天下を二分する戦いが始まれば、その時こそ権謀の限りを尽くしてみせる。どす黒い野心を胸中に秘める官兵衛のもとに、諜報方から、ある情報がもたらされるが……。軍師黒田官兵衛の野望を描く表題作「天下を狙う」をはじめ、五つの時代短編を収録したファン待望の傑作選。 -
自分の職場からまんまと大金を盗み出したサラリーマン。嫌疑を同僚に着せ、首尾よく計画は達成されたが……
自分の職場から大金を盗み、その嫌疑を同僚に着せてしまおうと、サラリーマンが計画を練った! 計画は周到な準備ののちに実行され、首尾よく大金を手にしたのだが……。本格倒叙推理の表題作「失踪計画」をはじめ、戦後の混乱のなかで図らずも成功の道を辿っていく男を描いたユーモア作品「うらなり出世譚」、怪奇小説的な味わいをもつ「夜にうごめく」、論理的な謎解きを読者に要求する「第六太平丸の殺人」など、本格推理から異色作品まで、単行本未収録の初期傑作短編を七作収録! -
完全殺人を成し遂げた4人の男女に、分厚い札束と引き換えに提示された奇妙な提案とは……
兇器、アリバイ、動機――完璧な条件で行われる完全殺人。しかし、やがて訪れる時効の向う側には……。ある日、空き別荘の殺風景な一室に四人の男女が招かれた。彼らは皆、時効を過ぎ完全殺人を成し遂げた者たちであった。やがて彼らを集めた主人役の男が、鞄から部厚い札束を取り出すと妙な事を言い始めた。四人の中で最もすぐれた殺人方法を示した者に、全額を与えるというのだ。表題作ほか、意表をつく結末で贈る傑作オリジナル短編集! -
隅田川に浮かぶ舟にぶら下がった少女の死体。あどけない顔には真っ赤な口紅が! 少女の身に何が起きたのか
浅草署の刑事・田島は、帰宅途中の夜明け方、隅田川に浮かぶ舟に子供の死体がぶら下がっているのを発見した。引き揚げられた死体は、十歳ぐらいの少女のもので、細い首に扼殺の跡があった。そして何より田島の注意を引いたのは、あどけない少女の顔に不似合いな真っ赤な口紅だった。少女の身に何が起きたのか……?(歪んだ朝)「オール讀物」推理小説新人賞受賞の表題作ほか、黒の記憶/蘇える過去/夜の密戯/優しい脅迫者を収録したオリジナル傑作短編集。 -
6人の仲間を集め、25歳の若者によって企てられた二十億円の強奪計画。だが、その中に1人裏切り者が!?
二十五歳の唐木拓郎は留年を重ねながらも裕福な学生生活を送っていた。しかし退屈な人生を放棄した唐木は、悪という冒険に若さを賭けるため、ダービーの売上金二十億円の強奪を企てた――。完全主義者の唐木は計画実行のため6人の仲間を集め、用意周到な作戦を立てたが、ある日彼のもとへ一通の手紙が届いた。仲間の中に裏切り者がいるという警告であった……。疑心暗鬼の中で一瞬の危険に青春を賭ける七人の男と女。人気絶頂の著者が贈る長編サスペンス! -
日常生活の中で、誰にでも襲いかかる恐しい罠! 意外な結末が描かれた傑作オリジナル短篇集
闇に包まれた都会の夜には犯罪という罠が待ち受けている。今夜もどこからか脅迫者たちの足音が聞こえてくる……。45歳の安田は次期重役候補のエリート営業部長であった。ある日、愛人を乗せていた安田は人身事故を起こしてしまう。被害者は貧相で気の弱そうな男だったが……「脅迫者」。日常生活の中で誰にでも襲って来そうな恐しい罠と意外な結末。人気絶頂の著者が贈る傑作オリジナル短編集!
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