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『文芸・小説、文春文庫、1円~、2017年2月17日以前』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全1774件

  • 711(税込)
    著:
    夢枕獏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代だ。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む。野村萬斎・主演で映画化された原作!
  • 774(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場! 映画化原作。
  • 652(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    大学生・秋内の目の前で、幼い友人・陽介はトラックに轢かれた。いきなり走り出した愛犬のリードに引きずられての、無惨な事故。陽介は助教授のひとり息子だった。あの時、犬はなぜいきなり走り出したのだろう? 居合わせた同級生たちは関係があるのか…現場で感じた違和感が忘れられない秋内は、動物生態学に詳しい間宮先生に相談して、自分なりの捜査をはじめる。そして予測不可能の結末が…! 青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。
  • 望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!
  • 509(税込)
    著:
    又吉直樹
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    NHKでドラマ放送スタート!(出演・林遣都、波岡一喜、門脇麦)
    第一五三回芥川賞を受賞し、二〇一五年の話題をさらった「火花」が文庫化。
    受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

    売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。
    神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。
    笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
    第一五三回芥川賞を受賞し、累計発行部数283万部を誇る傑作が待望の文庫化!
  • 724(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第49回吉川英治文学賞受賞作! シリーズ第二弾!
    父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。
    果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。

    人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。
    オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。
    ある日、自分の父であるという「本所のへいぞう」を訪ね、京から若い女絵師が下ってきた……。
    ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!
    特別対談・諸田玲子
    挿画・中一弥

    【目次】
    「寄場の女」
    「刀の錆」
    「仏の玄庵」
    「平蔵狩り」
    「鬼殺し」
    「黒法師」
  • 612(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説!

    「平蔵の顔を見た者は、だれもいねぇのよ」。
    盗賊・黒蝦蟇の麓蔵は復讐を遂げるため、いまは平蔵の手先となった女に案内を頼む(「平蔵の顔」)。
    両国橋の界隈で、掏摸を働いていた姉弟に目をつけたところ、思わぬ大事件に巻き込まれる(「繭玉おりん」)。
    火付盗賊改・長谷川平蔵のまったく新しい魅力を引き出した六編。
    特別対談・佐々木譲
    挿絵・中一弥

    【目次】
    「平蔵の顔」
    「平蔵の首」
    「お役者菊松」
    「繭玉おりん」
    「風雷小僧」
    「野火止」
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 438(税込)
    著:
    川上未映子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。
  • 754(税込)

    恐怖の帝王キングの最新作品集!かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
  • 引っ越しの朝、男に振られた。やってきた蒲田の街で名前を呼ばれた。EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候――遠い点と点が形づくる星座のような関係。ひと夏の出会いと別れを、キング・クリムゾンに乗せて「ムダ話さ」と歌いとばすデビュー作。第96回文學界新人賞受賞作。高崎での乗馬仲間との再会を描く「第七障害」も併録。「やわらかい生活」として、豊川悦司、寺島しのぶで映画化された話題作です。
  • 612(税込)
    著:
    伊坂幸太郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。金城武主演で映画化された原作です!
  • 649(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    注目度ナンバー1の著者による少年小説の傑作! 「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」──家にも学校にも居場所が見つけられない小学生の慎一と春也は、ヤドカリを神様に見立てた願い事遊びを考え出す。100円欲しい、いじめっ子をこらしめるなどの他愛ない儀式は、いつしかより切実な願いへと変わり、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そして彼ら自身に暗い刃を向ける……。鎌倉の風や潮のにおいまで感じさせる瑞々しい筆致で描かれ、少年たちのひと夏が切なく胸に迫る長篇小説。 第144回直木賞受賞。
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 沖縄で買ったやちむん、大人のときめきパジャマ、ギャルっぽくない下着、ちょっと高価な傘……欲しいものがいっぱい! 女子垂涎のお買い物本週刊文春の人気連載「お伊勢丹より愛をこめて」が書き下ろしを追加して一冊に!山内さんが選ぶ「長く愛せるもの」が満載です。
  • 女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。念願の本を出版し、結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか? 受けてもいない健康診断の、ガンを知らせる通知書が届いた意図は? 瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは? 彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。構成の妙、鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。
  • 幼馴染のミズ、誉、悠は廃校になった中学の最後の卒業生。揺らぐ三角関係の中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師をめぐる秘密があった。夏が再び訪れ、廃校舎に隠した罪の記憶が三人を追いつめてゆく……。ほの暗い恐怖を漂わせながら、少年少女の関係を瑞々しい感覚で描く。泣きたくなるように切なくて、予測不能に怖い。心がざわつく傑作青春ホラー小説!【扉イラスト・市川春子】
  • 612(税込)
    著:
    角田光代
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 581(税込)
    著:
    長野まゆみ
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    夢かうつつか、現実とも異界ともつかぬ和風幻想譚死者のタマシイを拾ってきてはつなぎ止め、河を渡らせない〈あめふらし〉。そんな男が摩訶不思議な仕事の数々を引き受けてきて……
  • 斬り捨て御免の権限を持つ、江戸幕府の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官・長谷川平蔵。その豪腕ぶりは、盗賊たちに“鬼の平蔵”と恐れられている。しかし、その素顔は「妾腹の子」として苦労をし、義理も人情も心得ている。昔は大いに遊び、放蕩無頼の限りを尽くしたことも。テレビに舞台に、人気絶大の鬼平シリーズ第一巻は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」を収録。
  • 関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。
  • 35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • 2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。
    「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
  • 編集者の私は、予備校時代を過ごした仙台を30年ぶりに訪れ感傷的になっていた。ハードロックとギターに明け暮れていた浪人時代、レコードを聴きたくて授業をサボって通った国分町のロック喫茶。それがいま目の前にある。まさかこの店が残っていたとは…。タイムスリップしたような錯覚を覚えながら、片想いの“彼女”を思い出しハッとする。閉じていた心の引き出しが開いた瞬間だった。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 「余はこれから何人の女を抱かねばならぬのだろう」――時は平安。清和、陽成、宇多、若くして即位した天皇たちはそれぞれに孤独な屈託を抱えていた。そして、後宮の女たちは、そんな主上のお訪いを来る夜も来る夜もただひたすら待つのだった。 入内できぬ女の思い。后になっても叶わぬ恋。報われることのない帝の愛。いつの世も変わらぬ、身を滅ぼさんばかりの物狂おしい恋情を描いた時代絵巻。新進気鋭の女性官能作家による平安恋物語誕生!
  • 源博雅の枕元に夜な夜な現れる、異国の美しい女。何か言いたげな眼で博雅をみつめ、甘やかな匂いを残して消えてゆく…。安倍晴明は、博雅が帝から賜ったという摩訶不思議な琵琶に着目する。はたして琵琶と女の関係は?(「月琴姫」)真夜中の観音堂で、延々と経を唱える小僧の声。もののけか? いつまでも読み終わらないわけは…。(「魔鬼物小僧」)御歳71の名僧・浄蔵の淡い初恋が、40年の時を経て成就する!?(「浄蔵恋始末」)など全9篇収録のシリーズ第9弾!
  • 「臨床犯罪学者・火村英生」斎藤工×窪田正孝で2016年1月より連続ドラマ化

    お笑い芸人志望の若者、アンチエイジングのカリスマ等、「若さ」をモチーフとした作品集。学生時代の火村英生の名推理もキラリ
  • 平安の都で不穏な怪事が相次いでいる。ものを盗らない謎の女盗賊の出没、妊婦が次々に腹をひきさかれ惨殺…。そんな中、安倍晴明と源博雅の2人は、顔にできた不気味な瘡に苦しむ平貞盛の元へ赴き、異様な光景を目の当たりにする。連続する怪異の真相と、その背後に蠢く邪悪な男の正体とは? ライバル・蘆屋道満、兄弟子・賀茂保憲といったお馴染みの顔に加え、藤原秀郷(俵藤太)も大活躍。さらにはあの、怨霊中の怨霊である“武将”が登場! 大人気シリーズ第8弾。
  • 「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇を収録したシリーズ2巻目。
  • 安倍晴明の屋敷で、いつものように源博雅が杯を傾けている所へ、橘実之の娘、虫が大好きな露子姫が男装してやってきた。何でも晴明に相談があるというのだ。広沢の遍照寺にいる僧が、眠る前に誦経していると、黄金色をした虫が現われるが、朝には消えてしまうらしい。この虫の正体は──。「二百六十二匹の黄金虫」他、「鬼小槌」「棗(なつめ)坊主」「東国より上る人、鬼にあうこと」「覚(さとる)」「針魔童子」の全6篇を収録した人気シリーズ第7弾。
  • 安倍晴明と源博雅の2人は、豪腕で知られる俵藤太とともに“武将”の死の謎を追う。そのうち、都で起こっている数々の怪事件の裏に、亡き“武将”との浅からぬ因縁が見え隠れしてくる。もしや彼の遺灰に解決の鍵が…。連続する怪異の真相、そして恐るべき陰謀を企てる<真の黒幕>とは? 都の命運を左右する壮絶な呪法合戦が繰り広げられ、クライマックスはシリーズ屈指の対決が! 息をつかせぬスリリングな展開と、壮大なスケールでおくる傑作大長篇。
  • 京の北、丑の刻に貴船神社に現われる白装束の女。唇には釘、左手には人形、右手には鉄の鎚……自分を捨てた男を取り殺すため鬼と化す。男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!? 嫉妬に狂った女の悲しさを描いた「鉄輪」他「瓜仙人」「這う鬼」「迷信」「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録。平安の世を騒がす魍魎(もうりょう)に立ち向かう、若き晴明と博雅の胸のすく活躍! 「陰陽師」シリーズ第3弾。
  • 圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く……。学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった! ミステリー界の話題をさらった超弩級エンターテインメント。解説・三池崇史(映画監督)
  • 大人気、陰陽師シリーズ第6弾は、粒ぞろい5篇。橘実之の娘、露子姫はことのほか虫が好き。男の童が見つけてきた、真っ黒で赤い斑点がある珍しい虫を可愛がっていたところ、この虫が異様な成長を遂げて……「むしめづる姫」。安倍晴明の師匠、賀茂忠行の息子・保憲が厄介な頼みごとにやってきた……「首」。できものの中から蛇が……「怪蛇」。妙なる琵琶の音色に、姿の見えないものが寄ってきて……「呼ぶ声の」。宮中につぎつぎと妖(あやし)が……「飛仙」。
  • 弟・右近の仇討のため、江戸を離れた蓮次と別れたおりんは、さびしさから針仕事ができなくなってしまう。そんなある日、おりんは大奥入りした熙姫する。喜び合う二人だったが、熙姫から大奥の派閥争いに巻き込まれそうになっていることを打ち明けられれ、おりんは将軍・綱吉主催の衣裳対決に望むことになる。一方、大老・堀田正忠が城中で刺殺され、幕閣にも暗雲が漂い始め……。好評・更紗屋おりんシリーズ最終巻。
  • 嫁いで半年で最愛の夫を亡くし、17歳で後家になったイネ。「死んでも魂は離れない。いつも見守っているからね」という夫の言葉が、いまも忘れられない。ある時、イネのお腹が、ふっくらと膨らんできて……。しみじみ可笑しい話から奇想天外な江戸のおとぎ話まで、多種多様な5篇。鏡磨き師・梟助さんが大活躍のシリーズ第6弾!
  • 歌舞伎の女たちを鋭く楽しく読み解く一冊

    忠義のために我が子を差し出す女、初めての男が忘れられず、姫から遊女に身を落とす女、嫉妬する女、罪な女、だめんず好きの女…歌舞伎に登場する女性たちには時を越えた共感と驚きがある。今昔の女性を見続けてきた著者の“目からウロコ”の分析が冴え渡り、歌舞伎が身近に感じられる楽しい一冊。市村萬次郎氏との対談を特別収録。
  • 日本のミステリー界の旗手として世界的にも名を馳せた著者は、常に完成度の高い作品を世に送り出し続けた。本書は、作家生活25周年を迎えた時、記念として全短篇の中から選りすぐったベスト12篇。作品は著者、文芸評論家の権田萬治氏、実兄で作家の五十嵐均氏によって選ばれた。選考の過程は巻末に鼎談として収録。文庫新装版を電子書籍化!
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にする、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題になった。

    2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

    第5巻に収録されているのは以下の作品。

    ・余命いくばくもない「間取りの万三」に平蔵が情をかける「深川・千鳥橋」
    ・偶然、盗みの計画を聞いてしまった物乞いが意外な行動に出る「乞食坊主」
    ・盗賊であっても子を思う親の心は同じ。その思いを平蔵がくんだ「女賊」
    ・記憶を失ってしまった同心の数奇な半生が描かれる「おしゃべり源八」
    ・第四巻に収録「あばたの新助」では平蔵の手を逃れた網切一味と対決する「兇賊」
    ・平蔵の従兄のおいらくの恋が大捕り物につながる「山吹屋お勝」
    ・功名心が生み出す恐ろしさを描いた「鈍牛(のろうし)」
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にする、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題になった。

    2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。

    第4巻に収録されているのは以下の8作品。

    ・第3巻「むかしの男」から続いて平蔵を狙う盗賊が、刺客を放ったところ意外なことになる「霧の七郎」。
    ・秘めた過去を持つ女の勘違いがもたらした殺しを平蔵が裁く「五年目の客」。
    ・妻、久栄の縁戚からの頼みで平蔵が盗難事件を調べたところ、思わぬ秘密が露見する「密通」。
    ・登場人物のなかでも人気の女密偵おまさの半生と危機が描かれる「血闘」。
    ・一時の気の迷いが取り返しのつかない事態を招いた「あばたの新助」。
    ・男の好きな女と、女の好きな男とが化かしあう「おみね徳次郎」。
    ・平蔵の剣友、岸井左馬之助の活躍が一人の男の生きかたを変えた「敵(かたき)」。
    ・街娼の連続殺人に対して鬼平の怒りが爆発した「夜鷹殺し」。

    解説:佐藤隆介
  • 世間を敵にまわす人権派弁護士、自殺志願者を唆す「死の天使」、翼をもがれた球体関節人形……
    目くるめく謎の連鎖! 社会派&サプライズ・ミステリーの傑作が誕生!

    売れない作家の兄・鈴島陽一と、人権派弁護士の弟・薫。
    家族と絶縁し父親の葬儀にも顔を出さない弟に、陽一は腹立たしさを抑えられないが、
    やがて薫が失踪したことを知る。
    薫は自殺志願者に自死を唆す「死の天使」嶌崎律子の弁護を引き受けていた――。
    待ち受けるサプライズを、あなたは見抜けますか?

    解説・巽昌章
  • 622(税込)
    著:
    西川美和
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「ディア・ドクター」「夢売るふたり」「永い言い訳」など、
    濃密な人間関係を題材に作品を生み出し続けてきた映画監督・西川美和氏の小説処女作

    田舎を嫌って都会に出た奔放な弟・猛と、田舎に残り実家を継いだ実直な兄。
    対照的な二人の関係が、幼馴染みの女性の死をきっかけに、大きく揺らぎはじめる……。
    2006年に公開され数々の映画賞を受賞した同名映画を監督自らが初めて小説化。
    文学の世界でも第20回三島由紀夫賞の候補になるなど、大きな評価を受けた。解説・梯久美子
  • 897(税込)
    著:
    川口則弘
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    一冊で芥川賞まるわかり。芥川賞の全歴史とエピソードが一冊に。
    市井の愛好家が、愛と外からの冷静な目で著した芥川賞“非公認”本を、文春文庫から堂々刊行。

    賛辞も非難もすべて盛り上がりの血肉にしてきた恐るべき文学賞・芥川賞。
    1935年の創設から八十余年、第1回から第155回まで、受賞者、選考委員、候補者、マスコミが繰り広げてきた壮大なドラマを、著者独自の愛と棘ある視点で描き、「日本一有名」なこの賞の秘密を解き明かす。
    いちばん面白くて読みやすい芥川賞史。

    事件上等!文運隆盛!の八十余年
    ・「新人賞」なのに世間では破格の扱い。
    ・派手な受賞は叩かれる。地味な受賞は嘆かれる。
    ・太宰治の怒り、車谷長吉の「五寸釘」!?
    ・そして「火花」の250万部突破――

    「文藝春秋がなぜこの本を文庫にしようと思ったのか、いまだによくわからない。
    もしかしたら、これが芥川賞の恐ろしさなのかもしれない」(著者)
  • テレビでおなじみの作家・岩下尚史が描く三島由紀夫の知られざる物語。
    舞台は、約50年前の東京。赤坂の一流料亭の長女として、絹に覆われ贅沢に育った19歳の満佐子は、才気あふれる一人の文士と出逢う。本来、住む世界が違うはずの二人はなぜか強く惹かれあい、逢瀬を重ねるうちに、男はある“決心”を固める。若き三島由紀夫の秘められた恋を、実話をもとに絢爛たる文体で小説に仕立てた傑作。
  • 多くの假面を纏い、読者の前で華麗に舞い、駆け抜けた三島由紀夫。その若き日には、一人の女性との知られざる恋愛の季節があった。『金閣寺』執筆前後の作家の全盛期を共に生き、しかし思い出を固く封印した女性が、半世紀を経て始めて恋の顛末を著者だけに語った。従来の三島像を一新する歴史的証言を文庫化。解説・中江有里
  • 銀座は、すべてを教えてくれる――

    だれもが憧れる街、銀座。そこには恋も、挫折も、野心も、生きがいもある。
    なにかを期待するから、この街に男も女も引き寄せられ、なにかが起きるから、人生は彩られていく。
    銀座は、何気ない日常の中の特別な舞台――。
    「銀座百点」で好評連載された33のショートストーリーに、撮り下ろしの写真を多数収録。
    宝石箱のような一冊。
  • 恩田陸にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー

    舞台は、アパートの一室。
    別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。
    初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。
    濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。
    不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編!

    「一つの部屋に、男女が一人ずつ。具体的な登場人物はこの二人だけ。そして、章ごとに男の視点と女の視点が入れ代わる。
    読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。
    そして、さらに読み進めれば、二人はある殺人事件に関わっているのかもしれないという予感がしてくる。
    ……まだ、小説を読まないまま、先にこの解説を読み始めた人に伝えられるのはここまでです。」
    (解説・鴻上尚史)
  • すべての親子への応援歌!
    『だるまちゃんとてんぐちゃん』で知られる著者の歩んできた道のりとは?

    19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は
    「子供たちのために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。
    そこでは、絵本創作の原点となる子供たちとの出会いがあった――。
    90歳の国民的絵本作家から、未来への希望のメッセージ。

    解説・中川李枝子(『ぐりとぐら』)
  • この殺人事件は真実なのか、それとも幻か!?
    沢渡三姉妹が山奥のホテルで毎秋、開催する豪華なパーティ。
    不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。はたして犯人は――

    沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。
    参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。
    不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。
    これは真実なのか、それとも幻か!?
    巻末には杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。

    「『夏の名残りの薔薇』は本格ミステリという「閉じる」小説形式のルールを遵守しながら、同時に「閉じない」モチーフを小説内に定着させるという、極めて曲芸的な目論見によって書かれた作品である。(中略)小説内の犯人が目論んだ計画とは別に、作者が小説内で狙った仕掛けについても注意して読み進めなければならない――。」
    (解説・杉江松恋)
  • 奇妙な旅のはじまり、はじまり
    異母兄の恋人から、兄の失踪を告げられた私は彼を探す旅へ――。
    奈良を舞台に夢と現実のあわいで真実は姿を隠す。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。

    異母兄が奈良で消息を絶った。
    たった二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。
    早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香……。
    旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。
    旅と物語の行き着く先は――。

    「恩田作品には映像に携わる人間を刺激する何かがある。
    撮りたい衝動にかられる。その言葉を発語してみたくなる。
    登場人物を設定された場所に解き放してみたくなる。
    そして、その場所を、実際に訪れてみたくなる」
    (解説・佐野史郎)
  • 警視庁公安部出身者にしか書けない圧倒的なリアリティの警察小説シリーズ第8弾!

    伊勢志摩サミットの警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態が発生!
    真珠養殖の盛んな「宝の海」から引き揚げられた死体は、闇経済の世界を生きるブラック・ジャーナリストだった。

    パナマ文書、タックスヘイブン、国際汚職事件、テロリストの国際力学、チャイニーズ・マフィア、そしてヤクザの分裂と抗争・・・・・・。
    警視庁公安部のエース青山望が、その暗部をえぐる!
  • 警察庁公安部のエースが活躍する、80万部突破の絶好調シリーズ第9弾!

    大量の覚醒剤密輸にたずさわっていた暴力団の若頭が名古屋で爆殺された。
    その背後には、中国国内の激しい権力闘争のあおりをうけた、チャイニーズ・マフィア、
    コリアン・マフィア、そして日本の暴力団の勢力図の激変があった。

    外貨のからんだ特殊詐欺、国際的な贈収賄、マネーロンダリングと様々な事件が
    交錯するなか、公安のエース・青山望が<国家の敵>に迫る。

    警視庁公安部出身の著者による圧倒的なリアリティの警察小説。
  • 大人気シリーズ『侠飯』の著者が描く、愛すべき青春

    高校入学を控えた草食系男子の悠太は、アクシデントに見舞われ1979年にタイムスリップ。父の剛志郎として高校に入学するハメに。しかしそこはヤンキーどもが跋扈する、超底辺校だった――! コワくて愉快な仲間との出会い。ヤンキー女子の恋。70年代テイスト満載、あの時代を知る人も知らない人も爆笑感涙の青春小説。
  • 異色の時代小説! マイホーム侍シリーズ第五弾!
    徳右衛門の従兄、芳則が殺しの疑いをかけられた。調べに乗りだした徳右衛門だが事件は意外な展開に。そして家庭にもさざ波が……。
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にしながら、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」が放送され、大きな話題になった。

    2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やし、読みやすくなった決定版で順次、刊行する。

    第3巻の収録作品は「麻布ねずみ坂」「盗法秘伝」「艶婦の毒」「兇剣」「駿州・宇津谷峠」「むかしの男」。
    若いころ暮していた京へ、亡父の墓参にいった平蔵。その道中や、京での活躍が描かれる。

    巻末の「あとがきに代えて」は、池波正太郎自身による解説・長谷川平蔵。必読の佳品である。
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。

    火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にしながら、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」が放送され、大きな話題になった。

    2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やし、読みやすくなった決定版で順次、刊行する。

    第2巻は、鬼平の命を執拗に狙う「蛇(くちなわ)の平十郎」一味と対決した「蛇の眼」、平蔵が「おれとしたことが、あのときほど辛く苦しかったことはない」と述懐した強敵が登場する「妖盗葵小僧」ほか、「谷中・いろは茶屋」「女掏摸お富」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」を収録。
  • 江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。

    火付盗賊改方とは、江戸の特別警察。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく、笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた男だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と言い、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔だ。

    中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」も放送され、大きな話題になった。

    2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年にあたる。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やした決定版で順次刊行。

    第一巻収録作品は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」の8篇。

    伝説の粋人・ジャズ評論家で晩年は大の鬼平ファンでもあった植草甚一(1908~1979)の解説も収録。
  • 前代未聞のクイズ付きミステリー小説!

    製菓メーカー主催のクイズ大会に参加したものの、優勝候補の不自然な脱落を怪しむ探偵の橋本。その背後を探り始めた十津川警部にも危機が迫る――。東京駅から神戸、有馬温泉、洋上へと舞台が移り変わるノンストップミステリー。ストーリーの進行に応じ難問クイズも登場(解答つき)。貴方は事件の謎とクイズが解けるか?

    Q現在の東京駅には、存在しないホームがあります。それは何番線ホームでしょうか?
    Q神戸の名所に、メリケンパークがあります。どうしてメリケンパークと呼ばれているのでしょうか?
    Q兵庫県尼崎市の杭瀬東墓地には、残念さんと呼ばれる墓があります。これは、どんな人の墓でしょうか?
    ――答えは本文中にあり!
  • 「わたし」はどうして死んだの?
    自殺未遂の末、記憶喪失になった少女。
    亡くなった同級生と自らが残した謎を辿る。
    『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』シリーズの太田紫織の新境地!

    なぜ、私は「あしたはれたら死のう」と書いた翌日、橋から飛び降りたのか――。
    自殺未遂の結果、数年分の記憶と感情の一部を失った少女、遠子。
    そのとき一緒だった同級生男子の志信は亡くなったが、周囲も、遠子自身も
    なぜ自分たちが死を選ぼうとしたのか、わからない。
    唯一の手がかりはSNSに残された日記だけだった……。
  • シリーズ累計48万部突破!
    気丈なおばあさん・お草が活躍する人気シリーズ第4弾!

    紅雲町のはずれにある小さな商店街、通称「ヤナギ」が大家の発案で改装されることになった。
    手掛けるのは新進気鋭の女性建築家だという。
    長年の客で、数日前に店の前で車に轢かれそうになったお草も改装話を見守っていたが、関係者それぞれの「秘密」と思惑が絡んで計画は空中分解寸前に――。

    【目次】
    第一話 牡丹餅
    第二話 貫入
    第三話 印花
    第四話 見込み
    第五話 糸切り

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