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『文芸・小説、メディアワークス文庫、1円~、2017年2月17日以前』の電子書籍一覧

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  • 御用人“本採用”となった良彦が今回は九州へ!? 大人気シリーズ第5弾!

    晴れて御用人の本採用となった良彦。しかしやっぱり交通費はゼロ。それでも今回は九州遠征までさせられて、あの夫婦神の板挟みに……!? 有名すぎる日本の英雄、強烈なお供を連れた七福神の一柱。彼らの御用のために、良彦は穂乃香の助けを借りながら走り回る。果たして二人の仲の進展は……? それ加えて、あの超現実主義神職に神様が恋わずらいってどういうこと!? もはやただの食いしん坊キャラになりつつある狐神・黄金と、そろそろ将来が不安な貧乏フリーター良彦が奔走する、大人気シリーズ第5弾!
  • 神様にだって事情はある! 神様と人間の温かな繋がりを描く助っ人物語

    個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!? 走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。しかも今回は四国遠征をはじめ、とある神様に心酔する高校生にまで絡まれる始末。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!? そして穂乃香の協力を得て御用人業に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることは――。 神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!
  • いなくなる人のこと、好きになっても、仕方ないんですけどね。

    どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)
  • 神様にだって悩みはある! 御用人・良彦の助っ人(パシリ)物語、第二弾!

    名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治してほしい!? 御用人となった良彦に今回も神様からの様々な無理難題が言いつけられる。 手のひらに載るほどの小さな神様から、出雲のあの神様の妻まで、神様の神様らしからぬ悩みのオンパレードに頭を抱えるなか、良彦は不思議な少女・穂乃香に出会う。誰にも言えない秘密を胸に秘めた彼女と、神様の関係とはいったい──? フリーター御用人・良彦とモフモフの狐神・黄金が東奔西走する、神様の助っ人(パシリ)物語、第二弾開幕!
  • 神様にだって願いはある! フリーターの良彦が命じられたのは、神様たちの御用聞き(パシリ)だった!?

    神様たちの御用を聞いて回る人間──“御用人”。ある日突然、フリーターの良彦は、狐神からその役目を命じられた。膝を壊して野球の道を諦め、おまけに就職先まで失った良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり……!? 特殊能力もない、不思議な道具も持ってない、ごく普通の“人間”が神様にできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。けれどそこには、確かに神々の「秘めたる願い」があった。
  • 願いってのは、腹立たしいことに、願うのをやめた頃に叶うものなんだ。

    二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。 しかし、どんなに正確を期したつもりでも、物事は徐々にずれていく。幸せ過ぎた一周目の付けを払わされるかのように、僕は急速に落ちぶれていく。――そして十八歳の春、僕は「代役」と出会うんだ。変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と。 ウェブで話題の新人作家、ついにデビュー。
  • 583(税込)

    「この桜、見えるの? ……幽霊なのに」鬼才が放つ渾身の幻想怪奇譚──。

    「君の『願望』は──何だね? そして、君の『絶望』は────」 満開の夜桜の下、思わず見とれるほど妖しく綺麗に佇んでいたのは密かに憧れていた従姉だった。彼女はその晩、桜の木で首を吊る。 ──彼女は、あの桜の中にいる。……彼女に会いたい。そう信じ、願う男は、遂に人の願望を叶える夜色の外套を身に纏う昏闇の使者と遭遇する。曰く、暗闇より現れ、人の望みを叶えるという生きた都市伝説。夜より生まれ、この都市に棲むという、永劫の刻を生きる魔人。そして、恐怖がココロの隙間へと入り込み──。 鬼才・甲田学人が紡ぐ渾身の怪奇短編連作集。
  • 神様にだって後悔はある! 良彦と黄金、初めての東京!

    何やら思惑のありそうな孝太郎に連れられて、上京した良彦と黄金。初めての東京に思わず浮かれる彼らの前に現れたのは、大手町の有名すぎるあの怨霊(ひと)だった! そこから事態は思わぬ方へと転がり、図らずも巻き添えを食らったとある人物の正体とは……? そして、黄金は結局ファミレス推し!? 一方、九州へと呼ばれてみれば、飛鳥時代と現代を結ぶ三女神の過去を紐解くことに。人知れず残された一人の巫女の想いが、千年以上の時を経て鮮やかに浮かび上がる! 累計95万部突破の大人気シリーズ、第6巻!
  • 御用人シリーズ待望の4巻目は和歌山出張! 良彦と黄金のコンビが、古代紀国の謎に迫る!

    毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。力を削がれ昔の記憶を失ってしまった神様からの御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。 夢の女性が挿していたという簪(かんざし)を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造(くにのみやつこ)の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で……。 神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていく――。
  • 終われぬ恋をすくう探偵と、恋をなくした見習い助手の織り成す、青春“失恋”物語。

    この道立宇田路中央高校にまことしやかに伝えられる、「不思議な噂」がある。 失恋探偵。それは、正しく終われなかった恋を終わらせてくれる探偵なのだという。 幼馴染への失恋をきっかけに「恋する気持ち」をなくしてしまった少女・零は、失恋探偵を名乗る優しい少年と出会う。彼の見習い助手となった零は、いくつかの恋の終わりに立ち会い、そして……。 「……どんな気持ちも、いつかは消えてしまうの?」 「恋は、終わり際が肝心なんですよ」 青春のいたみを優しく、しかしあざやかに描き出す、青春“失恋”物語。
  • 大学サークルメンバーが見た、山奥の村の驚くべき《真実》とは――?

    明応大学・民間伝承研究会のメンバーは、ある日 『実地調査(フィールドワーク)』 のため、山奥にある葦加賀村を訪れた。高校からの知り合いである新垣七海の誘いで会員になった民俗学初心者の大学1年・能美啓介はその矢先、白いワンピースを着た謎の人影を目撃する。彼女に大学の同級生 「弓立桜花」 の面影を見た啓介は、訝しみながらも村で行われる祭事のリサーチを進めていく。 だが村の人々と交流を深めるうち、彼らは村人たちに不審な点があることに気づく。深夜の謎のかがり火、メンバー以外のよそ者に対する過剰な反応……。 果たして《祭事》に秘められた真相とは。そして啓介が見た人物との関係は――!?
  • 元なでしこリーガー琴井ナツ、婚活します! スポ根風味の恋愛応援ストーリー。

    なでしこリーグで『川越の虎』と呼ばれ、サポーターに愛され続けてきた琴井ナツ。しかし、引退した彼女を待っていたのは一人ぼっちの長い夜だった……。 「私、婚活する!」 親友の香織に薦められ、ナツは決意する。だが、婚活の道は予想以上に険しかった。恋愛経験ゼロのナツは、運命の人を見つけられるのか!? 幸せってなに? 結婚ってなに? 泣いて笑って傷ついて、それでもナツは前を向く! がんばれナツ、諦めなければ試合は終わらないっ! スポ根風味の恋愛応援ストーリー。さぁ涙を拭え、婚活は戦いだ!
  • ここは、謎解きの匂いがほのかに燻る喫茶店。 腹黒い王子様と共に、ティータイムはいかがですか?

    就職活動に疲れ切った女子大学生・小野寺美久が、ふと迷い込んだ不思議な場所。 そこは、親切だけど少し変わったマスターと、王子様と見紛うほぼ美形な青年がいる喫茶店 『エメラルド』 だった。 お伽噺でしか見たことがないようなその男性に、うっかりトキメキを感じてしまう美久だった。……が、しかしその王子様は、なんと年下の高校生で、しかも口が悪くて意地悪で嫌みっぽくって……おまけに 『名探偵』 でもあったりして……!? どんな謎も解き明かすそのドSな 『探偵』 様と、なぜかコンビを組むことになった美久。 謎解き薫る喫茶店で、二人の騒がしい日々が始まる。
  • 第18回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作家が贈る、心優しいミステリー。

    昼間はOLにして鍵穴からの観察者、ミス・ブースカ。夜は街角の婚活占い師として人気のミス・アンジェリカ。様々な悩みを抱える人々が集うこの街角で、彼女は人を占うことの責任を感じ、ひそかに姿を消した──。 無意識に降りてきてしまう未来の言葉が、本当にその人にとって必要なものなのか、一番正しい解決の方法なのか。女達の悩みのエネルギーを換金するために始めたインチキ占いのはずが、いつしか自分を苦しめる重圧としてのし掛かる。だが、誠司をはじめ、悩みを通して人の優しさに触れていくにつれ、少しずつ信じていくことができて……
  • いろんな悩みを抱える人々が、今日も街角の彼女のもとに集う──。

    昼間はOLにして鍵穴からの観察者、ミス・ブースカ。夜は街角の婚活占い師として人気の、ミス・アンジェリカ。女達の悩みのエネルギーを換金するために始めたインチキ占いだったが、いまやこの街角には、様々な悩みを抱える人々が集ってくる。恋愛相談をはじめ、結婚運や仕事運、さらには不倫関係まで悩みは尽きることがない。だがまれに一風変わった悩みを持ち込まれることがある。隣でキャンドルを売る誠司のおせっかいもあり、度々それぞれの事情に巻き込まれてしまい──。
  • 3K女と呼ばれる咲子。 彼女の心を暖めてくれるのは一つの灯り。

    高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言される。驚いた咲子は合コンやお見合いなどの予定を入れていくのだが、相手を御厨と比べてしまい、逆に自分の未練を自覚していく。そんな咲子には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。今の彼女の心を暖めてくれるのは、月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて──。
  • ひたむきに仕事に打ち込んできた保線手が線路で拾ったのは、美しい少女だった——。

    時は昭和初期。線路を守る保線手として、二十年以上ひたむきに働いてきた三郎。ある日、彼は一人の若い少女が線路の上で倒れているのを発見する——。仕事一筋に生きる純朴な四十男と少女の淡いラヴロマンス。
  • 日本史上屈指の大英雄――真田幸村。少女は時を超え、彼と確かな絆を結ぶ。

    両親に先立たれ、親戚をたらいまわしにされていた少女・奈津。彼女は、ある書物を手に長野県は上田市を目指していた。その書物の一文にはこうあった。《真田左衛門佐信繁 卒》――。道中目撃した「鹿の角」を持つ謎の人物に導かれ、古井戸に誘われた奈津は、気が付くと合戦場のただ中に放り出されていた。彼女を救ったのは、赤き甲冑を身にまとった若武者。彼こそが若き日の、未だ天下に名を轟かせる前の真田幸村その人だった。時を超えた――。そのことを実感する間もなく、奈津は動乱を極めた戦国時代の波に翻弄されていくが……。
  • 夏休みは、烏の羽音とともに始まった――。少女が経験する、ひと夏の出会いの物語。

    父親の再婚話が原因で家を飛び出した少女・百合は道すがら、亡き母から貰って身につけていたお守りを壊してしまった。その途端、彼女は謎の「怪異」的現象に襲われ始める。そんな彼女を救ったのは黒い羽織を着た『烏』のような姿の青年・弥次郎。彼は百合に近づく怪異を不思議な筆で祓った。「行くあてがないなら、ここに居ればいい」弥次郎の居候先で、百合の叔父が神主を務める神社・清澄八幡に転がり込んだ彼女は、巫女として神社周辺に暮らす人々の事情に関わっていく。百合のいつもと少し違う夏休みが始まる……。
  • おばけが始めたテーマパークはわいわいにぎやか、ときどきほろりとします

    人気テーマパークの夢と現実の差に憤り、スタッフを辞した有栖。皆は言う──仕事は我慢するもの。本当にそうだろうか? 彼女の疑問に答えてくれたのは、とある寂れたテーマパークだった。美しい王子様の青年に、カボチャ頭の少年、しゃべる猫。変わったキャストだと思いきや、本物のおばけ? そう、そこはおばけたちが始めたテーマパークだったのだ。人間のことは知らない。でも、人を喜ばせたいという彼らに心打たれる有栖。かくして彼女の再建計画が始まるのだが?
  • 自主制作ゾンビ映画撮影に挑む、冴えないぼくらの青春ストーリー!

    成績は頑張って中の下。スクールカーストで言えば低い方。気の合う友達はいるけど、女子と喋った回数なんて数えるほど。可愛い女の子と交遊なんて高望みってものだろう。だけど脚本兼監督を引き受けてしまったぼくの一言で、映画部の日常が変わる。「ヒロインで撮りたいんだ」文化祭に出展する予定のオリジナル脚本ゾンビ映画『死霊の呼び声』。しかし主演女優の出演交渉は早くも難航。女子たちから小馬鹿にされながらも、ヒロイン獲得に向けてみんなで策を練るが…
  • 思い出の場所、思い出のモノ――引っ越しは隠れていた大切なものに気づかせてくれる。

    武田光星が働く、アオバト引っ越しセンターには、緊急・深夜の引っ越しにも対応するサービスがある。今夜もアオバトのもとに仕事が舞い込んだ。若い夫婦、ワケありカップル、やる気のない大学生、険悪な親子――それまでの思い出と共に、住んでいた場所を出て行く依頼者たち。普通は本人たち以外が知ることのない空間で、思い出(荷物)を運び出すのがお仕事。そんな、真夜中の引っ越し屋さんが見つけたのは――。“人”と“モノ”を巡る、ほっこり優しい物語。
  • 失いかけた夢をつなぎとめてくれたのは、過去からやってきた君だった。

    「探しに行こうよ、タイムカプセル!」考古学者である父の「遺跡ねつ造」事件で、同じ考古学者となる夢を砕かれた青年・英一。失意の日々を過ごす彼の前に現れたのは、10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香だった。驚く英一をよそに、明日香は10年前と同じ屈託のない笑顔で話しかけてくる。彼女は幽霊なのか。それともよく似た他人なのか。困惑しつつも英一は、明日香と共に「タイムカプセル探し」の旅に出るが――。
  • 暖簾を揺らすのは、冬風か、それとも――? 京都の骨董店には今日もふしぎがやって来る。

    鈴虫鳴く秋から冬に移ろう祇園。桃枝骨董店がたたずむ路地裏にも小さな事件が。ご近所さん、老舗料亭「ゐかり」の若ボンがついに結婚の噂?? 花嫁をめぐって大騒ぎの折、桃枝骨董店にイギリスから訃報が届いた。馴染客のとつぜんの不審死、消えてしまった浮世絵、そして、かすかに漂う鬼の気配……。謎めく事件に導かれ、桃枝一行は、霧の街ロンドンへ! お茶目な店主、天然女子大生の孫娘、そして、人のふりした優しい狐が働く骨董店は、今日も“ふしぎ”で大賑わい。
  • 『愛』を探す探偵・日暮旅人の活躍を描いた人気シリーズの番外編第2弾。

    目に見えない物を“視る”力を持った探偵・日暮旅人の物語、番外編の第2弾。旅人を『アニキ』と慕うユキジ。複雑な雪路家の家族の形を描く――『雪消の隘路』。いつもクールな仕事人間、増子すみれ刑事の意外な休日とは――『花の夕影』。「探し物探偵事務所」に秘められた、秘密の物語――『ひだまりの恋』。本編で語られなかったエピソード3本に加え、花まつりを舞台に起こる事件を、主要人物総出演で描く長編『祭りのあと』を収録。
  • 583(税込)
    著者:
    綾崎隼
    出版社: KADOKAWA

    憧憬の「太陽」が焼き尽くす、センチメンタル・ラヴ・ストーリー。

    村中から忌み嫌われる転校生、舞原陽凪乃。焦げるような陽射しの下で彼女と心を通わせた響野一颯は、何を犠牲にしてでもその未来を守ると誓うのだが……。時は流れ、大学生になった一颯は、離れ離れになった彼女の想い出を片隅に残しつつ嶌本和奏と交際を始める。かけがえのない歳月が流れ和奏と共に生きる決意を固めた一颯だったが、ある日、音信不通だった<彼女>が約束通り現れて……。今そこにある愛と、忘れられるはずもなかった愛。憧憬の「太陽」が焼き尽くす『花鳥風月シリーズ』作品。
  • 優しい「雪」が降り注ぐミステリアス・ラヴ・ストーリー

    幼い頃に両親を亡くした佳帆は、ずっと妹と二人で生きてきた。ある日、私立図書館の司書、舞原葵依に恋をした佳帆は、真っ直ぐな心で、彼への想いを育んでいく。しかし、葵依には四年前に失踪した最愛の妻がいた。葵依の痛みを知った佳帆は、自らの想いを噛み殺し、彼の幸せだけを願う。届かなくても、叶わなくても、想うことは出来る。穏やかな日々の中で、葵依の再生を願う佳帆だったが、彼女自身にも抱えきれない哀しい秘密があって……。これは、喪失と再生を描く、『雪』の青春恋愛ミステリー。【電子特別版】には、「東日本復興応援~電撃チャリティプロジェクト~ とどけ! 笑顔。」の一環として、2011年12月に発売した『電撃スマイル文庫 つなげよう!希望の絆!!』に掲載された『吐息雪色 after story』を追加収録しています。
  • 627(税込)
    著者:
    綾崎隼
    出版社: KADOKAWA

    これは、まるで雨宿りでもするかのように、誰もが居場所を見つけるための物語。

    ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。どこにも帰る場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があった。 二人は自分の居場所を見つけるため、互いに秘密を打ち明け始める。まるで、雨宿りでもするかのように。巧妙に張り巡らされた伏線が、いくつも折り重なったエピソードで紐解かれる、新感覚の青春群像ストーリー。
  • 627(税込)
    著者:
    綾崎隼
    出版社: KADOKAWA

    夢見た虹を、永遠の先まで届けよう。 これは、彼女の秘めたラヴ・ストーリー。

    ねえ、七虹。どうしてなのかな。私は親友だけど、やっぱりあんたが何を考えていたのか最後までさっぱり分からなかったよ。虹みたいに綺麗で、誰もがうらやむほどの才能に恵まれていて、それなのに、いつだって寂しそうに笑っていたよね。でも、私はそんな不器用なあんたが大好きだった。だから、最後に教えて欲しい。あんたはずっと誰を愛していたの? 何を夢見ていたのかな? これは、永遠を願い続けた舞原七虹の人生を辿る、あまりにも儚く、忘れがたいほどに愛しい、「虹」の青春恋愛ミステリー。
  • そこに痛みしかなくても、好きな気持ちは殺せない。この世界には想うしかない恋もある。

    好きな人が好きな人を、強がりではなく好きになれたら良い――。家族の不和、消失する未来、そして叶わない恋。青春時代に翻弄される四人の少年少女は、かけがえのない存在を守るために、日常からの『家出』を決意するのだが……。舞台化もされた傑作恋愛小説『蒼空時雨』より遡ること10年。高校生だった紀橋朱利は、友人との逃避行の果てに何を見出し、何を失ってしまうのか。トイズファクトリーからデビューしたアーティスト・秋赤音とメディアワークス文庫作家・綾崎隼が紡ぎ出す。ロックで彩られたセンチメンタル・ラヴ・ストーリー。
  • 649(税込)
    著者:
    綾崎隼
    出版社: KADOKAWA

    「彗星」に願いを託す、切ないファースト・ラヴ・ストーリー

    ある夜、逢坂柚希は幼馴染の紗雪と共に、重大な罪を犯そうとしていた舞原星乃叶を止める。助けられた星乃叶は紗雪の家で居候を始め、やがて、導かれるように柚希に惹かれていった。それから一年。星乃叶が地元へと帰ることになり、次の彗星を必ず一緒に見ようと、固い約束を交わして三人は別れる。遠く離れてしまった初恋の星乃叶と、ずっと傍にいてくれた幼馴染の紗雪。しかし、二人には、決して柚希に明かすことが出来ない哀しい秘密があって……。『蒼空時雨』の著者が描く、狂おしいまでのすれ違いに彩られた、「星」の青春恋愛ミステリー。
  • 605(税込)
    著者:
    綾崎隼
    出版社: KADOKAWA

    最後に一度だけ、私は冒険してみます。

    拝啓、舞原和颯様。風の便りであなたのことを聞きました。8年前に別れた恋人に一目会いたい。夢に破れ、長く陰鬱な後悔の時を経て30歳になった彼女は、節目の年に開催された同窓会に出席する。かつての恋人との再会は叶わなかったものの、友人に促され、彼女は自らの想いを手紙に託すことにするのだが……。きっと、誰にだって忘れられない恋がある。往復書簡で綴られる『風』の恋愛ミステリー。
  • すべてを失った少女と大罪の竜が紡ぐ、慟哭のファンタジー。

    竜と絆を結びし人々――竜使い。彼らの故郷である翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、旅に出る。そして二年。〈千年凍土〉の奥深くで、かつて三つの国を蹂躙した禁断の黒竜シャグランの封印を解き放つ。美しい青年の姿で現れたシャグランは、ミュースに問う。「俺が欲しいか、小娘」それが大きな罪であると知りながら、ミュースは頷く。「いいだろう。ならば、俺はおまえのものだ」悪鬼にも等しい竜を道連れに、ミュースはゆく。これは、血と慟哭と、愛の物語。
  • 『狐』の真実に挑む、妖怪博士・絶対城。鍵を握る天才マジシャンの正体とは──。

    絶対城を頼り四十四番資料室を訪れた、「狐憑き」に悩む女子学生、葛木葉子。こっくりさんの儀式でお祓いを行う絶対城に対し、葛木は「笑わせないでよね!」と言い放ち、真怪秘録覚書『狐』の資料と共に姿を消してしまう。突然の事態に動揺する一同だったが、何故か礼音は、葉子の声に聞き覚えがあった。声を頼りに、お祓いと同じ日に礼音が巻き込まれた事件を調べ始めると、海辺のリゾートホテルで開催されるマジックショーのステージに辿り付く。はたして妖怪博士と天才マジシャンが解き明かす『狐』の真実とは。
  • 京都の町と「異人さん」を護り続けてきた、公認陰陽師、春明の過去が明かされる第3巻!

    秋の足音が聞こえる京都。市民に紛れて暮らす妖怪「異人さん」の働く病院を訪れた、京都市役所『陰陽課』に勤める祈理と春明。異人さんへの事務手続きを終えた二人は、帰りがけに車椅子の老女、高邑八重とすれ違う。どうやら春明は若いころに八重と知り合いだったようで、過去のことは詮索されたくない様子。しかし、八重と出会った後、春明の態度に変化が現れる。平安時代から千年の時を生きてきた式神の春明。これまでにあったであろう、多くの出会いと別れに想いを寄せ、祈理は主として、そして陰陽課の同僚として何か力になりたいと思うのだが……。
  • 大ヒット作『栗丸堂』の著者が贈る、ささやかな出会いの物語。

    大手メーカー正社員の座を捨て、独立を決意した貝原。始めたのはカフェ兼酒場、つまりスペイン風のバル。それも移動屋台という意外なものだった。怪しげな風体の青年を相棒に、都内を流す。大都会東京は24時間眠らない。そこで暮らす人々は多種多様、思いがけぬ出来事に遭遇することもある。でも、出会いは一期一会。貝原は青年ならではの純朴さで客に振る舞うのだ。料理と酒とちょっとだけおせっかいを添えて。なんとかなるし、明日は変わらずやってくる。そんな気持ちにさせてくれる、大都会のささやかな出会いの物語。
  • 美しい幽霊との恋――。僕は彼女のことを決して忘れない。

    僕は朝倉柊二郎。実は僕、昔から幽霊に悩まされていてね。だから家族から「ロンドンには幽霊がいない」と言われて、二十世紀になったばかりのロンドンに、たった一人でやってきたんだ。だけど街は幽霊だらけじゃないか! 騙された!! 気落ちして街を歩いていると、鮮やかな青の着物に身を包んだ少女を見つける。ああ、幽霊だ……。でも、いつもなら目を逸らすのに、なぜか彼女から目が離せなかった。これが、僕を変えることになる女性との出会い――。霧深いロンドンを舞台に描かれる、切なさに涙が止まらない、儚く消えた恋の物語。
  • 季節も頬も紅染まり、遠野に恋の季節が訪れる! 座敷童子コンビがおくる平成あやかし譚。

    季節は秋。紅に染まる遠野で新たなトラブルの予感!? 旅館舞台の映画撮影にあわせて、「迷家荘」に住み込みで働き始めた新人女優・舞原玲奈。人を引きつける不思議な魅力を持った彼女は、大きな謎も持っていた。それは、かつて数多くの鬼を部下に従え、鬼の頭領とまで謳われた有名な鬼・酒呑童子に呪われ、取り憑かれていることである。なぜ、鬼の王が一人の女性に取り憑いているのか? 鬼の呪いとは? 座敷童子コンビが挑む謎は、秋と同様に一層深まってしまうようで……。一方、玲奈が現れたことで、司貴と和紗との関係にも変化が訪れ……る!?
  • “くりかえす時間”を駆ける少年少女たちの青春――。

    高校1年の少年、望月譲はある日、自分がいつの間にか入学式の日に《戻っている》ことに気がついた。疑問符を浮かべながら登校した彼は、同じ境遇の生徒会長から、驚愕の事実を聞かされる。『学校の一定人数が、入学式から桜が散るまでの《くりかえす時間》の中にいること』『そして、ここから出ていく方法は、この《ループ》の中で誰かと恋人になること――』 《ループ》の外に好きな人がいる譲は、彼女がこの世界に訪れるのを待つことに決めるが、同時に《ループ》内に3年以上留まっているという、ある少女のことが気になりはじめて――?
  • 石に込められた“想いと願いの欠片”――。それに触れる力を受け継いだ二人の物語。

    スポーツ推薦で高校進学を決めた少女・鈴。彼女は地元を離れ、大好きだった祖父が興した“天然石アクセサリー”のお店へ居候することに。しかし! 若くして店を継いだ彼女の叔父・瑠璃は最悪な青年だった。彼は“超”がつくほどのへんくつ屋。生真面目で一直線な鈴は、彼と口論の日々、日々、日々……。だが、そんな中で鈴は温かい出来事に出会う。瑠璃は石を通して不思議な力で客を癒す力を持っていて、同じ血を継ぐ鈴にも“石”にまつわる不思議な力があるようで……? 坂の上にある“天然石の店”を舞台に贈る、“石”と人との優しい絆の物語。
  • カラダもココロもポッカポカ! 幸せなひとときを銭湯で――!!

    自宅の給湯器が壊れたため、スーパー銭湯に行こうとしていたOLの塔子は、かわいい猫につられて、街の裏通りへと誘導されてしまう。着いた先には、まるでドラマにでも出てきそうな町屋造りの銭湯がひっそりと建っている。「五福の湯」と書かれた暖簾を塔子がくぐると、なんと番台には、金髪イケメンのチャラ男が座っていた――! ここは愛知県は岡崎市。ひょいと裏通りに入ったところにある銭湯「五福の湯」は、カラダもココロも温めて、悩みまでもキレイに洗い流してくれるという。貴方も、ひとっ風呂、いかがですか?
  • 作り手の想いがこもった一点物。時代を越えて綴られた想いを繋ぐ物語──。

    ──この箱からは、人生を変える何かが出てきます。海沿いの街で将来の進路を悩む真由。海は広がっていてどこにでも繋がっているのに、自分は一生この街から出られないのか……。そんな想いを抱える中、見つけたのは不思議な文字が書かれていた箱。そこから出てきたのは、ガラス作家が作った、海が閉じ込められたペンダントだった。手作りの一点ものには作り手の想いが込められる。学生運動時代に手にした青い薔薇のハンカチーフ、太平洋戦争開戦直前、恋い焦がれた女性への最後の贈りもの……。これは、時代を越えて綴られる、繋がる想いを辿っていく物語。
  • 誰もがきっと癒される。笑って泣ける、前代未聞の水族館ストーリー。

    やりたいことが見つからない。夢なんて諦めたらそれで終わりだと思っていた――。尊敬する親父さんが倒れ、月見屋を継ぐ夢と目標と仕事を失った板前・望月浩介。ある日、彼は見舞いに来た病院で親父さんの親友にスカウトされる。その仕事とは……まさかの水族館スタッフ!? 風変わりな水族館館長をはじめとして癖だらけの仲間と出会い、失敗しながらも浩介は魚を活かす仕事の楽しさや厳しさを知っていく。だが、予想外のトラブルが続く水族館では更なる大問題が……。夢を諦めた青年と仲間の温かいドラマを描く、汗と涙と海水煌めく水族館ストーリー。
  • 古都・京都に佇む私立図書館。不思議な力を秘めた館長さんと愛弟子が踏み出す、新たな季節。

    冥官・小野篁が京都の一角に「からくさ図書館」を構えてから一年。“偽書”を紐とき“道なし”を天道へ導く。そんな篁たちの役目は、現世にも天道にも豊かな縁を結んでいた。愛弟子・時子が自らの成長の証と向き合うなかで現れた“道なし”は、伊勢神宮に仕えた最後の斎宮・祥子内親王。時子が篁に提案したのは、からくさ図書館に集うお客様の力を借りる方法で……。ひと巡りする季節。長い時を越え、時子が篁に贈る歌。二人は、かけがえのない春へと歩き出す――。悠久の古都で紡ぐライブラリ・ファンタジー、第六集。
  • 高校テニス部凸凹コンビの青春部活ストーリー第三弾!

    入部当初は何をやっても噛み合わなかった凸凹コンビ・駆と琢磨も、今ではお互いに信頼し合う、掛け替えのないダブルスのパートナーに。そして季節は春。二年生となり、先輩としてテニス部を引っ張る立場となった二人。次期部長候補に任命されて燃える駆だったが、今年の新入部員は一癖も二癖もある問題児ばかりで課題は山積み。一方、琢磨は弱点を克服するためのメニューをこなしていくうちに、致命的なスランプを発症してしまう。しかもその不調は、どうも駆の存在が原因らしく……。フジコーテニス部に新たな波乱が訪れる!
  • 累計60万部超のベストセラー、第10弾! 葉山透が贈る、現代の怪異譚。

    強大な怪異をも一刀で斬り伏せる、美しき怪異討伐の手練、赤羽夏蓮。若き日の孝元が恋した彼女は、しかし怪異に絡む事件を経て姿を消した。その後彼女の行方を知った孝元は、一人の少年に出会う。その少年こそ、母譲りの強大な法力を持つ夏蓮の息子、赤羽ユウキだった。そして時は経ち、ユウキの前に彼の父と目される科学者が現れる。いわく、ある薬で法力を消すことができるという。それはまさに、科学で怪異をねじ伏せるがごとき事態。あろうことかユウキは薬の力で法力を失い、クラスメイトと怪異事件に巻き込まれてしまうのだった。
  • 何から何までまともではなくて、しかし、紛れもなくそれは恋だった。

    「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない? 自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」 失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。一見何もかもが噛み合わない二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、<虫>によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを――。
  • えっ? 神社が潰れてしまう!? どうすりゃいいんだ、俺は……!

    東京の片隅にある小さな神社で、管理人として細々と暮らしている青年・和己。ある日のこと彼は、神社の所有者である伯父が入院したことを知る。重体だと聞き、急いで見舞いのために入院先の病院を訪れるものの、伯父の養子から「父が亡くなったら、神社を潰して、土地は売るつもり」と冷たく突き放されてしまう。ショックを受ける和己の頭には、神社に棲みついている化け猫たちや、神社を慕って通ってくれる松川さん、かしましい女子中学生たちのことがよぎるのだった――。果たして、神社は潰れてしまうのか……!?
  • 人生を彩る最高の一杯がここにあり!

    恵比寿の繁華街の片隅にたたずむ、巷で噂の日本酒バー「四季-Shiki-」。暖簾をくぐれば、和服の女店主と若いがやり手の青年が、お客さんごとの好みに合わせた心尽くしの料理と美味しいお酒で出迎えてくれる。だけど近頃はお客が遠のき気味。店を覗けば、閑古鳥が鳴いている始末。どうやら近くに、おしゃれなライバル店が出来たようで――。『本醸造酒 蒼田』『上善如水スパークリング』『仙介 純米大吟醸』『譲し人九平次 山田錦 EAU DU DESIR』といった実在するお酒が多数登場! 読んだら飲みたくなる、日本酒&料理レビューも収録!
  • 平安京で三十六歌仙と恋をする!? 平安タイムスリップ・ロマンス・ストーリー!

    神童と持て囃されたのも今は昔、ただのひねくれ女子高生になり果てた御厨紀伊。そんな紀伊が平安時代へタイムスリップ、そこで出会ったのは格好いいけどぶっきらぼう、プライド高くてちょっと優しく、そして誰よりも和歌への情熱溢れる三十六歌仙の一人、壬生忠見だった。平安時代での日々を送るうち、紀伊はときにいがみ合いながらも壬生との距離を縮めていく。しかし、壬生にはある未来が待っていた。時の村上天皇によって催された歌合での勝負に敗れ、悔しさのあまり悶死するという――。はたして二人の関係の行方は、そして壬生の運命は!?
  • 時を遡って紡がれる、あたたかくて切ない夏休みの物語。

    小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。それは土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去に“時渡り”させてくれるというもの。両親の離婚で、大好きなこの町と離ればなれになってしまう少女・鈴。そんな彼女のために最高の夏休みをプレゼントしようとする少年・青斗。二人きりで過ごす最後の夏休み。神社で遊んでいた彼らの前に現れたのは、遠い所からやってきたという不思議な女性・一花だった。――これはそれぞれが胸に秘めたさよならの物語。
  • 古都、鎌倉で不思議なひと夏をすごしてみてはいかが?

    鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。相手の雅秋は名家の一員らしく所作も美しい青年。だが、仕事もせず日々読書に耽っているという。雅秋には幼少より霊が見える体質に悩まされ、世捨て人のような生活を送っていたという事情があった。お屋敷で起こったとある事故のため、清花は雅秋と同居する羽目になる。なし崩し的に鎌倉不動産の仕事を手伝うことになった清花だが、それは雅秋の能力を必要とするいわくつき物件の調査だった。歴史ある鎌倉という土地柄のあやかし物件たち――清花の不思議な夏が始まる。
  • 古着には、持ち主の想いがつまっている。僕とワケあり古着たちの、いくつかの物語。

    古着屋の聖地、東京は下北沢。上京したての僕がべっこう飴の匂いに誘われて迷い込んだのは、路地の奥に佇む古着屋、ヌックラ堂。その店のドアには【ワケあり古着、買い取ります。】と綴られた小さな黒板が吊るされていた。古着を愛する、猫背&マッシュボブの女店主、かの子さん。看板三毛猫のコネ。そして潔癖症だけど古着だけは大丈夫な僕は、今日もワケあり古着を持ち込むお客さんたちをお迎えする。スニーカー、リバーシブルダウンベスト、レザートートバッグ、パーカー……。持ち主の想いがつまった不思議な古着たちとの物語。
  • 「今の一言、しかと聞き届けた!」 ――その事件、人との情けと逸品料理が解決します。

    東京都某所の隠れた名店、居酒屋「とりい」には神様の探偵さんが居着いている――。金髪碧眼にライダースジャケットを羽織った酔っ払いのロクデナシ美女、葛城コトハ。その正体は、古代より託宣の神として祀られた「葛城の一言主の大神」の成れの果て。暖簾という名の「鳥居」をくぐり、御神酒代わりのビールと焼酎を報酬として振る舞えば、彼女はどんな難題でも答えを導いてくれる。――ただし、受ける依頼は、「一言」だけに限ります。ポジティブ&脳天気な元神様と、苦労人の店主が織りなす、季節の料理と日常の謎をどうぞ。
  • その湯屋では、湯加減のいい風呂と、たくさんの不思議があなたを待っている

    東の都にある大きな湯屋は、安いし広いし湯加減も良い。繁盛しているが、誰もそこで働く人間を知らないという。だが、なぜかその湯屋の奉公人として選ばれた佐吉は、そこが妖怪によって営まれていることを知る。番頭の闇二や妖の一夜や三夜、また子供の落書きのような小さな謎の存在“件(くだん)”に揉まれながら、佐吉は苦労しながらも新鮮な日々を送っていく。そして、一人のカラクリ技師との出会いが佐吉の運命の新たな扉を開く。人と妖怪、その秘密に近づいた佐吉は何を選び取るのか? 人と妖怪が織りなすおかしくてあたたかで不思議な物語。
  • 世のため、人のため、幽霊のため!? どっきりほっこり、世直し人情ファンタジー。

    見習いセラピストの女子大生印旛相模が研修先に派遣された都立精神地理学研究所。しかしそこで彼女が出会ったのは、平将門の幽霊(イケメン)と、所長だと名乗る感情の起伏を見せない少女五月。彼らは悪霊から東京を護っているのだと言う。こんなカルトな人たちとは付き合えないと、早々に研究所をあとにする相模だったが、実は相模は、彼女自身も知らない体質と能力を持っていて……。武蔵野は井の頭池から新宿の神田川、そして下町隅田川へ、東京の街を舞台に繰り広げられる、世直し人情物語。幽霊の悩み、それはあなたの悩みに似てるかもしれません。
  • ふしぎの蔵には恋あり、涙あり、謎あり! 愉快なつくも神たちとのにぎやか同居生活

    その蔵には、百年を待たずして魂が宿った“物”がたくさん棲んでいた――。東京から父親の田舎に越してきた女子高生の結花は、敷地内にある古い蔵で“視えて”しまった。それは、着物のイケメン・蘇芳さんをはじめ、たわしの伝兵衛、キセルの華など、長年蔵に閉じ込められていたつくも神たち。結花は半ば強引に、彼らを管理しつつお願いごともこなす「鍵守」として働くことに。最初の仕事はキセルの華を元の持ち主に返すこと。右も左もわからない田舎で、時代錯誤なつくも神たちと共に六十年前の持ち主捜しが始まった――!
  • ちょっぴり苦い人生も。読めば元気がわいてくる! がんばるアナタの、読むサプリ。

    がんばり屋なOL・時子は、いつもどこかツイてない。社会人3年目で会社が倒産。二十三社目の面接も手応えなし。彼氏からは放置され気味で、心の拠りどころもない。そんな人生迷子な時子に、人材急募の情報が舞い込んだ。そこは因縁のある大企業、しかも、なぜか受付嬢をすることになって――!? 緊張の初日早々、受付リーダーがまさかの遅刻。さらに顔色の悪い人事課社員、口の悪い鬼上司も絡んで、予想外のトラブルが続出して……。問題だらけの職場で、前途多難なお仕事がスタート!
  • あの夏、僕の前にやってきたのは、いないはずの“彼女”だった――。

    ――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの“彼女”だと自己紹介してくれた。でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。――彼は、わたしが誰なのかわからない。今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。
  • 京都のお弁当屋を舞台に繰り広げられる美味しくて心温まる人情ドラマ!

    ここは、昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いに、こぢんまりと建っている仕出し&弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚さんは二十代半ばの美しい人で、なぜか毎週お見合いをしている。いつも残念な結果に終わるらしいんだけど、どうしてなんだ? 「結婚したいんですか?」と尋ねると「お見合いがライフワークなの」と答える彼女。うーん、お茶目な人だ。そんな花柚さんが作る最高に美味しいお弁当は、とても人気で、花柚さんもバイトのぼくも毎日、朝から仕出しや弁当販売で大忙し。あ、いらっしゃいませ! どのお弁当にしますか?

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