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『文春文庫、1円~、2019年6月12日以前』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全2743件

  • 「普通」とは何か?
    現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

    36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
    日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
    「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。

    「いらっしゃいませー!!」
    お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。

    ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
    そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。

    累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。
    世界各国でベストセラーの話題の書。

    解説・中村文則
  • ミステリー文学賞&年末ランキング4冠! 本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!

    かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
    ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
    そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。

    蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?

    日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
    中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
    二度読み必至の究極の徹夜本です。
  • 714(税込)
    著:
    宮下奈都
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
    日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!

    ゆるされている。世界と調和している。
    それがどんなに素晴らしいことか。
    言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

    高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
    ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

    解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。

    豪華出演陣で映画完成!
    外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。

    「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
  • 438(税込)
    著:
    川上未映子
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。
  • 生まれつき心臓がわるく、学校に行ったことがない里香に高校生活を味わわせてあげたい! 裕一はお菓子づくりが趣味の巨漢・世古口司やスケベな悪友・山西保、幼馴染み・水谷みゆきの協力を仰ぎ、たった1日の里香のスクールライフ実現に向けて突っ走る。恰好悪くも必死、そして全速力の10代を描きあげた青春小説のバイブルにしてライトノベルの金字塔、第2巻。
  • 暴走車を駆って大量殺人を犯した男、ブレイディは、母親とともに暮らす孤独な男。
    いま彼は新たな計画を練っていた――。
    一方、退職刑事ホッジズも犯行に使われた自動車を手がかりに、真相に近づきつつあった。
    開始される惨劇の秒読み。それを阻止すべく、ホッジズと仲間達は奔走する!
    巨匠渾身のミステリー大作。
    (解説・千街晶之)
  • おれはなんで、こんなに空っぽなんじゃ――野球部を引退し受験勉強に邁進するはずだった高校3年生の渓哉。だが自分の将来を思い描けず、焦燥感に苛まれている。ある日、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになるが……あさのあつこが故郷・美作を舞台に描く“直球”青春小説。書き下ろし短篇「もう一つの風」を収録。
  • 「恐怖の帝王」がデビュー40年目にして初めてミステリーを書いた!

    暗い霧雨の朝。仕事を求める人々の列に、何者かが駆る暴走車が突っ込んだ。多数の死傷者を残して車は走り去り、事件は未解決に終わった。
    そして今、退職刑事ホッジズのもとに犯人からの挑戦状が届く。
    「こいつをこの手で捕らえてやる」。決意したホッジズは、孤独な調査を開始する――。

    退職刑事VS卑劣な殺人鬼。米最高のミステリー賞・エドガー賞を受賞した巨匠の傑作。
  • なぜ、この事件は強く否定され続けるのか?
    戦後七十周年に下された指令は七十七年前の「事件」取材?

    「知ろうとしないことは罪」と呟き、西へ東へ南京へ。
    いつしか「戦中の日本」と、言論の自由が揺らぐ「現在」がリンクし始める……。
    伝説の事件記者が挑む新境地。

    解説・池上彰
  • 724(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    第49回吉川英治文学賞受賞作! シリーズ第二弾!
    父である「本所のへいぞう」を探すために、京から下ってきた女絵師。
    果たして、この女は平蔵の娘なのか。まったく新しい鬼平の貌。

    人前には自らの顔を決して見せない火付盗賊改の頭領、長谷川平蔵。
    オランダ渡りの秘薬の謎を探り、盗賊を率いる父娘を追う。
    ある日、自分の父であるという「本所のへいぞう」を訪ね、京から若い女絵師が下ってきた……。
    ハードボイルドの調べに乗せて描く、逢坂版平蔵シリーズ第二弾!
    特別対談・諸田玲子
    挿画・中一弥

    【目次】
    「寄場の女」
    「刀の錆」
    「仏の玄庵」
    「平蔵狩り」
    「鬼殺し」
    「黒法師」
  • 612(税込)
    著:
    逢坂剛
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説!

    「平蔵の顔を見た者は、だれもいねぇのよ」。
    盗賊・黒蝦蟇の麓蔵は復讐を遂げるため、いまは平蔵の手先となった女に案内を頼む(「平蔵の顔」)。
    両国橋の界隈で、掏摸を働いていた姉弟に目をつけたところ、思わぬ大事件に巻き込まれる(「繭玉おりん」)。
    火付盗賊改・長谷川平蔵のまったく新しい魅力を引き出した六編。
    特別対談・佐々木譲
    挿絵・中一弥

    【目次】
    「平蔵の顔」
    「平蔵の首」
    「お役者菊松」
    「繭玉おりん」
    「風雷小僧」
    「野火止」
  • 舞台俳優・家福をさいなみ続ける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのかを追う「ドライブ・マイ・カー」。妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み謎に追いかけられる「木野」。封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。村上春樹の最新短篇集。
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 長引く不況下、不良債権処理は進まず、苦悩する銀行界。三洋銀行の同期3人は、重役のイスを目指しながら、日夜山積する問題に分刻みで追いまくられている。ある日、同期トップといわれていた支店長が過労で突然死した。相前後して、強力なライバル・富桑銀行との合併話が持ち上がる。推進派、反対派に分かれての、情報戦に裏工作、そして正面突破の奇策。逆転につぐ逆転の末、いったい誰が最後に勝ち組に残れるのか? 男たちの熾烈なサバイバルが始まった。
  • 612(税込)
    著:
    葉室麟
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    二十年を経て、身分を遥かにへだてた男たちの友情は復活するのか? 江戸の寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部(くさかべ)源五と、名家老と謳われ、南画の名手としても幕閣にまで名声が届いている松浦将監(しょうげん)。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、ながく絶縁状態となっていた。ともに五十歳をこえて二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。松本清張賞受賞の傑作時代小説。
  • 中堅商社のマニラ事務所長小寺は本社の要請で未経験のラワン材取引きに手を染めた。しかし現地の人々との信頼の上にビジネスを進めようとする彼の前に、厳しい現実が次々とたちはだかってくる……。炎熱の地で困難な国際ビジネスに情熱を燃やす男たち。しかもそこは戦争の傷跡を色濃く残す地であった。第二次大戦当時の日本軍とフィリッピン人との関わり合いを一方に、現代の国際商戦をもう一方に置いて語る巧みな展開と、壮大なスケールで描きあげられた直木賞受賞作品。
  • 鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」

    雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
  • 1972年「赤旗」平壌特派員となった私は、大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一(ユンウォニル)を訪ねた。友は「地上の楽園」で幸せに暮らしているはずだった──なぜ金日成は帰国運動を必要としたのか。書かれざる日本共産党と在日朝鮮人運動の関係とは。「突出する力作」(深田祐介氏)、「人を動かす力をそなえた作品」(立花隆氏)。明らかにされる重大事実とともに理想を信じて北へ帰った人々の悲劇を描き、満票で第30回大宅壮一ノンフィクション賞に輝いた記念碑的名作。
  • 560(税込)
    著:
    赤川次郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    山間の温泉町へ向う列車から八人の乗客が蒸発してしまった。前代未聞の難事件に取り組んだ中年警部は行く先々で推理マニアの女子大生に出っくわす。捜査の邪魔だとカッカしていたオニ警部殿はいつの間にかこの美女にカッカ。そして二人はいつしか名コンビになる。著者のデビュー作であり、〈幽霊シリーズ〉第一弾となった表題作ほか、二人が出会った10の殺人、5つの事件、「裏切られた誘拐」「凍りついた太陽」「ところにより、雨」「善人村の村祭」を収録。
  • 幼馴染のミズ、誉、悠は廃校になった中学の最後の卒業生。揺らぐ三角関係の中心には、去年の夏休みに変死体で発見された担任教師をめぐる秘密があった。夏が再び訪れ、廃校舎に隠した罪の記憶が三人を追いつめてゆく……。ほの暗い恐怖を漂わせながら、少年少女の関係を瑞々しい感覚で描く。泣きたくなるように切なくて、予測不能に怖い。心がざわつく傑作青春ホラー小説!【扉イラスト・市川春子】
  • 三洋銀行名古屋支店に銃弾が撃ち込まれたのに続いて、横浜支店長が撃たれた! 動揺が走る行内。対応に苦慮する総合企画部長は、頭取から、銀行生き残りを賭け他行との合併を極秘に計画するよう命ぜられた。だが頭取はもともと合併反対論者で、合併推進派を排斥して、いまの椅子に座ったのではなかったのか。そんななか虎視眈々と巻き返しをねらう元の首脳陣たち……。金融ビッグバン、不良債権と、激震下にある銀行に生きる同期三人の男たちの姿をビビッドに描く、シリーズ第2弾。
  • 612(税込)
    著:
    角田光代
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 関ケ原決戦――徳川方についた伊右衛門は、この華々しい戦でも前線へ投入されたわけではない。勝ち負けさえわからぬほど遠くにあって銃声と馬蹄の轟きを聞いていた。しかし、戦後の行賞ではなんと土佐二十四万石が……。そこには長曽我部の旧臣たちの烈しい抵抗が燃えさかっていた。戦国痛快物語完結篇。
  • 652(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    大学生・秋内の目の前で、幼い友人・陽介はトラックに轢かれた。いきなり走り出した愛犬のリードに引きずられての、無惨な事故。陽介は助教授のひとり息子だった。あの時、犬はなぜいきなり走り出したのだろう? 居合わせた同級生たちは関係があるのか…現場で感じた違和感が忘れられない秋内は、動物生態学に詳しい間宮先生に相談して、自分なりの捜査をはじめる。そして予測不可能の結末が…! 青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。
  • 35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • 編集者の私は、予備校時代を過ごした仙台を30年ぶりに訪れ感傷的になっていた。ハードロックとギターに明け暮れていた浪人時代、レコードを聴きたくて授業をサボって通った国分町のロック喫茶。それがいま目の前にある。まさかこの店が残っていたとは…。タイムスリップしたような錯覚を覚えながら、片想いの“彼女”を思い出しハッとする。閉じていた心の引き出しが開いた瞬間だった。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 711(税込)
    著:
    夢枕獏
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代だ。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む。野村萬斎・主演で映画化された原作!
  • これぞライトノベルの金字塔! 2003年、電撃文庫より刊行が開始されたこの『半月』シリーズは、またたく間にライトノベルファンにとどまらない広範な読者を獲得しました。そして2013年、装いも新たに刊行された文春文庫全4巻は、主人公たちの台詞を物語の舞台、伊勢弁に改めたリメイク版です。肝炎で入院中の高校生・戎崎裕一は、エロ本集めが趣味の多田さんや元ヤンキーの看護師・亜希子さんに翻弄される日々の中で、同い年の秋庭里香に出会う。人形のように美しく、本を愛し、そして女王様のようにワガママな里香は、難しい病気をかかえていた――。ドラマ、映画、漫画、アニメになったボーイ・ミーツ・ガールの聖典をぜひ電子書籍で!
  • 里香の主治医、イケメンにして天才心臓外科医の夏目吾郎。裕一と里香の恋愛を応援したり邪魔したり、その不可解な言動に裕一は翻弄されっぱなしだが、その夏目の青春時代が明かされる。「病人って面倒くさそう」と嘯く、臨床ではなく研究志望の野心家が、地方病院でワガママな子供相手に格闘するようになった陰には、最愛の恋人にして妻、小夜子の存在があった――。
  • 春になり、裕一は進級のためレポート三昧の日々。里香の手術はひとまず成功したものの、病状は予断を許さない。やがて二人はマルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』にそれぞれの思いを託し、物語はクライマックスを迎える――。病院という空間で、見えない明日を信じて生きる少年少女を活写し、“巡礼地”をも生んだライトノベルの金字塔、ついに完結!
  • 「童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明と笛の名手・源博雅。名コンビの活躍、すがすがしくて、いと、おかし。「天邪鬼」「下衆法師」「陀羅尼仙」「露と答へて」「鬼小町」「桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと」「源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと」の7篇を収録したシリーズ2巻目。
  • 774(税込)
    著:
    米澤穂信
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場! 映画化原作。
  • 京の北、丑の刻に貴船神社に現われる白装束の女。唇には釘、左手には人形、右手には鉄の鎚……自分を捨てた男を取り殺すため鬼と化す。男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!? 嫉妬に狂った女の悲しさを描いた「鉄輪」他「瓜仙人」「這う鬼」「迷信」「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録。平安の世を騒がす魍魎(もうりょう)に立ち向かう、若き晴明と博雅の胸のすく活躍! 「陰陽師」シリーズ第3弾。
  • 744(税込)
    著:
    福澤徹三
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    ムロツヨシ、古田新太、田中圭らでまさかのドラマ化「Iターン」
    傑作リーマン・ノワールの続刊が書き下ろしで登場!

    狛江は左遷先のQ支店から東京本社へ凱旋した。安堵したのも束の間、妻子とはぎくしゃくし、会社では部下たちの自己チューぶりに翻弄される。しかもCMに起用したアイドルのスキャンダルが報じられ、とうとう追い出し部屋へ! またもやリストラ寸前の崖っぷちに立たされる狛江。そして、あの男との恐怖の再会が待っていた!
  • 伝説のアニメのシネマ・コミック
    高畑勲初監督作品。宮崎駿が初めて本格的に製作に携わった長篇。少年ホルスと悪魔の戦いを描く。全シーン・全セリフを一冊に収録。
  • 867(税込)
    著:
    滝沢志郎
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    選考会で圧倒的支持! 松本清張賞受賞作

    西欧化の波が押し寄せる鹿鳴館時代。女高師で学ぶ咲と夏は、学校生活を謳歌していた。ある日、森有礼主催の華やかな舞踏会に出席した二人は爆発事件に遭遇。それは、明治を揺るがす事件の幕開けだった――。東京、横浜、下田を舞台に繰り広げられる青春ミステリー。選考委員の圧倒的支持を得た松本清張賞受賞作。解説・中島京子

    *この文庫は、2017年7月刊行の単行本を底本にしています
  • 612(税込)
    著:
    宮下奈都
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    忘れても忘れても、ふたりの世界は失われない。
    映画化決定(主演・太賀、衛藤美彩)、本屋大賞受賞作家の瑞々しいデビュー作。

    行助は美味しいたいやき屋を一人で経営するこよみと出会い、親しくなる。
    ある朝、こよみは交通事故の巻き添えとなり、三ヵ月後、意識を取り戻すと新しい記憶を留めておけなくなっていた。
    忘れても忘れても、二人の世界は少しずつ重なりゆく。

    文學界新人賞佳作に選ばれた瑞々しデビュー作。

    *文庫版には「日をつなぐ」(角川文庫『コイノカオリ』収録)も併録しました。

    解説・辻原登


    ※この電子書籍は2016年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 安倍首相の「腹心の友」がつかみ取った52年ぶりの獣医学部新設。そのレールを誰が敷いたのか? 浮かび上がる米留学以来の“義兄弟”関係、夫人たちのサークル、教育にはびこる政・財・官の利権構造──「政治とカネ」問題で当代一の著者が徹底取材で核心を説き明かした。2018年大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
    解説・石井妙子

    【目次より】
    第1章 第二の加計学園
    第2章 悪友サークル
    第3章 加計の野望
    第4章 海外戦略の手助け
    第5章 政治とビジネス「商魂」
    第6章 国家戦略特区というレール
    第7章 下村文科大臣の献金疑惑
    第8章 前川の乱「疑惑の核心」
    第9章 内閣府VS文科省
    第10章 延期された学部の設置認可
    終章 政権延命の末

    ※この電子書籍は2017年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 北関東の小さな町で、珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を営む、お草さん。
    彼女の日常にふと顔をのぞかせる闇が読者をグイグイ引き込む大人気シリーズ第6弾。

    秋のある日、草に旧友の初之輔から小包が届く。中身は彼の書いた短い小説に、絵を添えたものだった。
    これをきっかけに、初之輔と再会した草は、彼の苦しかった人生を元気づけるために、彼の短編を活版印刷による小本に仕立て贈ることにした。
    この小本の印刷を依頼した小さな印刷会社の個人データ流出事件に草は巻き込まれる。
    草の働きによって、印刷会社周辺の人々の記憶までもが明るく塗りかえられてゆく。

    「一つほぐれると、また一つほぐれてゆくものよ」
    逃した機会、すれ違い、あきらめた思い――長い人生、うまくいくほうがまれだったけど、丁寧に暮らすのが大切。

    お草さんの想いと行動が心に染みる珠玉の一冊。


    ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 27歳、童貞、無職、全財産0円。笑いに狂った青年が、世界と正面衝突!
    “伝説のハガキ職人”による、心臓をぶっ叩く青春私小説。
    21歳にして「ケータイ大喜利」でレジェンドの称号を獲得。「オールナイトニッポン」「伊集院光 深夜の馬鹿力」「バカサイ」「週刊少年ジャンプ」などで、他を圧倒する質と量で圧倒的な採用回数を誇り、「アメトーク」でも取り上げられる。いつしか彼は“伝説のハガキ職人”と呼ばれるようになる。
    構成作家を志すも、“人間関係不得意”のため、挫折の繰り返し。命を削るように面白いネタを書くことに邁進する、貪欲なまでのストイックさ。恋と、挫折。やがて彼の頭の中に奇妙な「カイブツ」が棲みつき、主人公をときに叱咤し、ときに罵倒する。休むことのない内なるカイブツとの戦いの果て、主人公はいつしか「死」を想うようになる。
    笑わせるか、死ぬか。
    この主人公は、著者自身なのか、それとも頭の中のカイブツが生み出した妄想なのか?
    ツチヤタカユキの熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。

    単行本刊行後を濃厚に描いた「文庫版あとがき」を収録。出版によってメジャーな世界に一歩踏み出したことで、主人公(作者)の鬱屈は晴れる日がきたのか、それとも・・・?
    とどまることのない激情の発露が、読者の心に突き刺さる、感動の「最新章」。
  • 744(税込)
    著:
    加藤千恵
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    「彼女とセックスできる理由を話して」
    性的不能だと信じていた夫の愛人は、醜く太った中年の女だった。

    専業主婦の日奈子のもとへ、ある日、夫の愛人と名乗る、太った中年女性がやってくる。
    夫のユキは長らく性的不能だったはずで、日奈子とはセックスレスの日々が続いていた。

    いったいいつから、私たちの関係は、こんなにも不安定なものになってしまっていたのか――。
    日奈子は、衝撃のなかで、ある行動に出る。

    どんな夫婦にも訪れ得る、あやうい瞬間。
    繊細な描写で、残酷なまでにむき出される心の機微を描く。

    解説・東直子


    ※この電子書籍は2016年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 元与力が剣と人情で活躍する新シリーズ誕生!
    元は風烈廻りの与力で、理由あって隠居生活に入った清兵衛。若い侍が斬られる現場に出くわし、遺された友の手助けに乗り出すが……。
  • 東村アキコ氏絶賛「不倫の漫画を描くのに、とても参考になりました」
    女が本当に怖くなる11の物語。

    理由あって、都会から実家に戻った「私」は、年老いた母とペットのマルチーズと暮らしている。
    時どき立ち寄るペットショップの女主人・中山圭子は、犬や猫をあやしながら、さり気なく飼い主から話を聞き出すのが得意。
    圭子のもたらす情報が、「私」のどす黒い過去を甦えらせる――。

    表題作ほか、婚期をのがした娘の子宮切除手術の前夜、娘の傍らで眠る父の悲哀と甘やかな妄想を描く「初夜」。
    バーで独り飲む女にバーテンダーが語った奇妙な体験「眠れる美女」。
    可愛かった妹の人生が低迷してゆくのを見守る兄の心理「いもうと」。
    初めての不倫にふみだす妻のためらい「春の海へ」。
    故郷の町に戻ってきた三人の女たちに渦巻くねたみと憎しみ「帰郷」など、10篇の恋愛官能小説集。


    解説・東村アキコ

    *本書は2005年6月に文藝春秋より刊行された文春文庫『初夜』を改題し、解説を加えた新装版です。収録している短篇は同じです。
  • 「わたくしが、敵を討ちます」娘の決意を聞いた若き同心・仁八郎、どうする?
    江戸麹町事件帖シリーズ第二弾!

    北町奉行所の定町廻り新人同心・間宮仁八郎は、難事件が持ち上がるとなぜか麹町の平河天神社の近くにある「常楽庵」に赴く羽目になる。
    元大奥の女中でかなりの要職に就いていたという年齢不詳の庵主・志乃の名推理がこれまで何度も事件をやわらかく解決してきたからだ。

    ある日、常楽庵に一人の男がたずねてきて、「自分はまもなく殺されるだろう」と志乃に訴える。
    男の目の中に狂言とも思えない危ういものを感じた志乃の中に、かつて大奥で救えなかった者の記憶が甦る。
    志乃の説得を聞いた男は黙って帰って行った。
    数日後、仁八郎は自分が調べていた事件の中にまたもや常楽庵の名が出てきたことから、しぶしぶ志乃のもとを訪れるが――。

    個性的な女中たち・行儀見習いの若い町娘たち、地元の御用聞きの文六らが楽しく脇を支え、知力胆力ともに底知れぬ元大奥の隠居と新米同心の名コンビが、深く楽しく、時に人生のやりきれなさに突き当たりながら謎解きをしていく。
    著者新境地の時代小説シリーズ第二弾!

    解説・末國善己


    ※この電子書籍は2016年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 炭のように真黒の兎が叫ぶ、「晴明を呼べ、呼ばねば喰い殺すぞ!」
    おなじみの蘆屋道満や盲目の琵琶法師・蝉丸も登場する、大人気シリーズ第15弾!

    蛇に噛まれてから夜にうなされるようになった渡辺元綱。
    その声は、かつて元綱が殺した者たちの声であった。(「邪蛇狂い」)

    藤原兼家が真っ黒な兎を捕らえた。
    ところが、その毛は日に日に白い部分が増え、しかも凶暴になっていくという。
    清明たちが月蝕の夜に訪ねてみると、籠の中に、兎が二本足で立っていた。(「嫦娥の瓶」)

    月の美しい晩秋の夜、蘆屋道満がどこか淋しそうに一人で酒を飲んでいる。
    そこに萱鼠(かやねずみ)や蟾蜍(ひきがえる)が出てきて、落葉の衣をまとって舞い始める。(「道満月下に独酌す」)

    今宵も晴明と博雅が、平安の都の怪異に挑む!

    ※この電子書籍は2016年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 755(税込)
    著:
    村松友視
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    いまや「日本一着物が似合う男」としてNHKの大相撲解説で人気の北の富士勝昭。第52代横綱であり、親方として千代の富士、北勝海の二人の横綱を育て上げた名伯楽であります。そんな北の富士の男としての魅力を余すところなく綴ったのが本書であります。老若男女全ての大相撲ファン、いや全日本国民、必読の一冊!

    【目次より】
    第1章 北の富士前夜、北海道のけしき
    第2章 私と相撲の遠距離交際
    第3章 猛稽古と遊びの方程式
    第4章 出世みち三歩進んで二歩下がる
    第5章 破門から初優勝への大逆転
    第6章 ライバル玉の海との出世競争と熱き友情
    第7章 「夜の帝王」と「ネオン無情」の極彩色
    第8章 横綱時代の万華鏡
    第9章 二横綱を育てた名伯楽の奥行き
    第10章 北の富士流の試練
    第11章 テレビ解説席の粋、華、情

    ※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 815(税込)
    著:
    我孫子武丸
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    法廷画家が描いたその絵は危険すぎる――。
    美人被告人は残忍な殺人鬼か、それとも聖女なのか?

    漫画家になりそこね、路上で似顔絵を描いて生計をたてていた袴田鉄雄。
    ある日、テレビ局からの急な依頼を受け、連続殺人事件裁判の「法廷画」を描くことに。

    注文通り仕上げた絵が無事に放送に使われた直後、何者かに襲われて怪我を負う。
    鉄雄の絵には一体なにが描かれていたのだろうか?

    容疑者の美人被告人は残忍な殺人鬼なのか、それとも聖女なのか?
    頭の回転の速い姪っ子、警察官、テレビ局、それぞれの思惑と発言が絡み合い、裁判の展開は意外な方向へ。

    予測不能、驚愕の法廷サスペンス。

    解説・北尾トロ


    ※この電子書籍は2016年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ありすたちの共同生活は新しいステップへ
    ナツメのカフェ経営の願いをかなえるために、ありすたちの共同生活は終わることになり、ありすと蓮の関係にも大きな変化が起こる。
  • アフリカの最貧国・マラウイを食糧危機が襲い、ウィリアム少年は食べていくために中学校を退学せざるをえなくなる。。
    しかし、知的好奇心にあふれた彼はNPOがつくった図書館に通い、そこで風力発電について書かれた一冊の本と出会います。
    電気があれば暗闇と空腹から解放される――ウィリアム少年は発電の仕組みを独学し、廃品を集めて作った風車で発電に成功、そこから大きなチャンスをつかみます。

    池上彰さんも「学ぶということが、これほどまでに人生を豊かにしてくれるとは」「私たち日本人が忘れていたことを、この本は教えてくれます」と解説で太鼓判を押す、感動の実話。
  • 『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの面々が、メスの代わりに竹刀で鎬を削る。
    医療ミステリーの旗手が放つ鮮烈な青春小説!

    1988年、バブル真っ盛りの頃。

    いずれ医療の世界で悪戦苦闘する医学生も最初は医学の素人で、普通の大学生のようにサークル活動に部活に励んでいた、そんな時代。
    桜宮・東城大剣道部の猛虎・速水晃一と天下の官僚養成大学、東京・帝華大の臥龍・清川吾郎もまだ医学生で、剣道部員だった。

    医学部剣道部の象徴的大会「東日本医科学生体育大会」(東医体)。
    この大会の覇者は将来、外科の世界で大成するという言い伝えがあった。
    優勝校に送られる「医鷲旗」をめぐって、速水と清川による伝説の闘いが繰り広げられる。

    解説・國松孝次(元警察庁長官)

    【電子特典】
    全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。

    電子版あとがき 『ひかりの剣』
    【関連小文】1 「ジェネラル・ルージュの伝説」自作解説より『ひかりの剣』
    【関連小文】2 「夢はいつか叶う」
    【関連小文】4 「すべては剣道場から始まった。」
    【関連小文】5 「大学道場で剣道 体にたたきこむ」
  • ゲバラ、カストロ、エビータらを活写!
    キューバ革命に至る壮大な物語がいま始まる。

    喘息持ちだった少年エルネストは舞台女優のジャスミンとの恋など青春を謳歌しつつ、やがて医学生となる。
    そして1952年、ペロン政権下の母国アルゼンチンから出発して、親友ピョートルと共に南米大陸縦断の旅へ。
    そこで社会の弱者らと出会いながら、成長していく――。

    ゲバラ、カストロというキューバ革命の英雄たちが躍動する著者渾身のシリーズ。
    第一巻では、ゲバラ、エビータらを活写。キューバ革命に至る壮大な物語の青春編が開幕!

    巻末に著者と女優・鶴田真由さんとの対談のほかに、電子版オリジナルの特典付き。

    【電子特典】
    全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。

    電子版あとがき 『ポーラースター1 ゲバラ覚醒』
    【関連小文】1 「キューバ・ラブワゴン」 1話「余はいかにしてキューバへたどりついたか。」
    【関連小文】2 「キューバ・ラブワゴン」 2話「オラ、ハバナ」
    【関連小文】3 「私の週刊食卓日記」
    【関連小文】4 「ペルーに酔う」 
    【関連小文】5 「〈エビータ〉と〈チェ・ゲバラ〉の接点」
    【関連小文】6 「テーマソングは成り行きまかせ」
  • 新たな旅に出たゲバラは、アメリカに虐げられる中南米諸国の現状を知る。
    ラテンアメリカの歴史が分かる、壮大なる叙事詩第2弾!

    母国アルゼンチンで医師免許を取得したエルネストは中南米への新たな旅に出る。
    ボリビアで革命を目の当たりにし、さらにペルー、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、グアテマラなどを訪れて数々の大物たちとも遭遇。
    そこで見たのは、米国の搾取や暴政に蹂躙される市民の姿だった――。

    武装革命家を目指すことになるチェ・ゲバラ。
    膨大な資料と徹底した現地取材で描いた著者渾身の力作、第2弾!

    解説・八木啓代

    【電子特典】
    全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。

    電子版あとがき 『ポーラースター2 ゲバラ漂流』
    【関連小文】1 「キューバ・ラブワゴン」 3話「バヤモ・レボリューション」
    【関連小文】2 「キューバ・ラブワゴン」 4話「サンタクララのもうひとつの顔」
    【関連小文】3 「コーヒー・ジャンキー」
  • 「この子はモンスターだ!」
    キューバ革命を成し遂げたフィデル・カストロとその父・アンヘルを描くポーラースター・シリーズ第3弾。

    19世紀末、キューバの独立戦争に米西戦争で介入した米国が勝利し、スペインの後釜に居座った。
    スペイン軍の少年兵アンヘルは仲間と脱走し、サンチャゴ・デ・クーバで戦後、財を築く。

    その彼が小作の娘に産ませた男子こそ“幼き獅子”フィデル・カストロだった。
    キューバ革命の英雄カストロ父子を描いた、シリーズ第3弾。

    【電子特典】
    全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。

    電子版あとがき 『ポーラースター3 フィデル誕生』
    【関連小文】1 「コマンダンテの海」 1部 コマンダンテの肖像
    【関連小文】2 「コマンダンテの海」 2章 イコンの真実
    【関連小文】3 「執筆はバクチですよ」
  • 新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化!

    近代日本の「資本主義」をつくりだした渋沢栄一。彼がその経済思想を学んだのは、「産業皇帝」ことナポレオン3世の統べる19世紀フランスからだった。豪農の家に生まれ、尊皇攘夷に燃えた彼は、一転、武士として徳川慶喜に仕えることになり、パリ万博へと派遣される。かの地で渋沢に影響を与えたのが、産業を拡大することで労働者の福利厚生を充実させるという「サン=シモン主義」の思想だった。帰国後、維新政府に迎えられるが、日本に資本主義を興すため、民間人として生きることを選ぶ……波瀾万丈の評伝、その上巻・算盤篇。

    「近代日本は、世界に類を見ないほどの幸運に恵まれていたといえる。なんのことかというと、日本の資本主義は、この「損して得取れ」という思想をバトル・ロワイヤルが行われる以前にすでに体得し、血肉化していた渋沢栄一という例外的な人物によって領導され、実に効率よく高度資本主義の段階に入ることができたからである」
    (本文より)
  • 新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の激動の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が描いた傑作評伝、ついに電子書籍化!

    「どうしたら、永く儲けられるのか?」。欲望を肯定しつつ、一定の歯止めをかける。──出した答えは、「論語と算盤」だった。大蔵省を退官し、銀行、海運、鉄鋼、電力、ガス、大学、病院など500を超える事業に関わり、近代日本経済の礎をつくった渋沢。事業から引退した後半生では、格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など、現在にも通じる社会問題に真っ向から立ち向かった……。波瀾万丈の評伝、その下巻・論語篇。

    「最初の企画から考えるとじつに十八年近くを経過している。年数だけからいえば『大菩薩峠』級である。この間、私はなんと百冊以上の本を出版したが、しかし、渋沢伝はライフワークのひとつとして位置づけ、なんとかこれだけは世に出したいと念じてきた」
    (本文より)
  • 映画化もされた第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』の多田と行天が帰ってきた!相変わらず、汚部屋清掃、老人の見舞い、庭掃除に遺品整理、子守も料理も引き受ける多田便利軒。ルルとハイシー、星良一、岡老人、田村由良ら、お馴染みの愉快な奴らも健在。多田・行天の物語とともに、曾根田のばあちゃんの若き日のロマンス「思い出の銀幕」や岡老人の細君の視点で描く「岡夫人は観察する」など、脇役たちが主人公となるスピンアウトストーリーを収録。
    ※この電子書籍は、2012年10月に文藝春秋より刊行された電子書籍の表紙を変更したもので、内容に変更はありません
  • 「絶対めんどくさい女になってやると思ったけれど、それもめんどくさい」
    いじめも自殺も恋愛もセックスもすべて日常――17歳の濃密な二日間

    「感情はサブカル。現象はエンタメ。
    つまり、愛はサブカルで、セックスはエンタメ。私は生きているけれど、女子高生であることのほうが意味があって、自殺したどっかの同い年がニュースに流れて、ちょっと羨ましい……。」(冒頭部分)

    女子高生の唐坂和葉は17歳。
    隣のクラスの沢くんへの告白の返事は「まあいいよ」。

    いつもヘッドフォンをつけていて「ハブられている」クラスメイトの初岡と、沢の会話を聞きながら、いろいろ考える。
    いじめのこと、恋愛のこと、家族のこと。

    十代のめまぐるしく変化する日常と感情と思考を、圧倒的な文体で語る新感覚の小説。
  • 968(税込)
    著:
    簑輪諒
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    武田、北条、佐々……仕えた家が軒並み絶家!
    厄神と呼ばれた男・御宿勘兵衛の生涯。

    武田の遺臣として、数多の主家を渡り歩いた御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)は、何を求めて大坂城へ入ったのか?
    武田家滅亡から、大坂の陣まで――仕えた家が次々と滅びることから、その武勇に反して「厄神」と忌み嫌われた御宿勘兵衛。
    そして、時代に迎合することなく己の夢と覚悟を貫いた依田信蕃や久世但馬など、勘兵衛と関わった度し難い男たち。

    「天正壬午の乱」「さらさら越え」「小田原征伐」「越前騒動」「大坂の陣」など勝者の側ではなく滅び行く者たちからみた戦を描く。
    気鋭の著者が腕をふるった、時代に選ばれなかった曲者たちの物語。

    解説・縄田一男
  • いつか何かに効くときが来る! 言葉の劇薬!!
    名言の主は無頼の編集者や勝負師、高知のヤンキー&おばちゃん、実母に我が子……。不恰好だけど、煮込めば味が出る、糧になる!
  • 815(税込)
    著:
    川端裕人
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    二十代後半、目立った実績もなく崖っぷち声優だった結城勇樹に、人気野球マンガ『センターライン』アニメ化のオーディション参加という大きなチャンスが訪れた。しかし、射止めた役は犬!? 収録では毎回リテイク、カフェでバイトもしながらだが、自らの信念「声で世界を変える」べく奮闘する。
    アニメの収録現場、声優たちの競争をリアルに描いた熱血成長物語。
    解説・池澤春菜(声優)

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