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『なんくるないさぁ。』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 笑って泣いて、いつまでも続いていく普通の日々のはずだった。
    もしもあなたや大切な家族が難病にかかってしまったら…?
     表題の「ちいさな命の物語」は、産まれたばかりの我が子に難病の宣告をされた母の物語。検診で異常が見つかり、大きな病院で精密検査を受けた息子・拓哉にくだされた病名は「両大血管右室起始症」。
    すでに心不全を起こしていたが、大きな手術を受けるにはまだ小さく、非協力的な夫や多額の治療費に追い詰められていく。
    疲れ果てた日々の中、同じ人生なら笑った方がいいと前を向く母は、夫と別れを決め拓哉の手術に臨んだ。
    果たして、小さな命の運命は?
    「陽だまりの想い」は授かった命を見守り続ける家族の物語。
    ちずるは結婚前から夫の家族と仲良しだった。
    けれど、夫の祖父は楽しみにしていた曾孫の顔を見る前に逝ってしまう。
    祖父と入れ替わるように子どもを授かるが、切迫早産をはじめ、出産トラブルが続く。
    それでもちづるは、いつも見守ってくれる存在を感じていた。
    「グリーフ・ワーク」は娘が余命宣告をされた母の物語。
    不調を訴える娘の病は「類上皮肉腫」と呼ばれるがんだった。
    抗がん剤治療、放射線治療、切除手術、手は尽くしたもののがんは再発していた。
    残りの命をどう生きるか、遺された悲しみとどう向き合うのか。
    ここにひとつの答えがある。
    「なんくるないさぁ!」は病に倒れ、聴力を失った真優の苦難の物語。耳が聞こえなくなったことで起こる不自由に向き合う真優。
    そんなある日、三線の音が補聴器に入って来て…。
    「始まりの終章」は研修医・ゆかりの目を通し、尊厳死とそれを支えるホスピス病棟を描く。
    死を前に娘の結婚式の参列を望む患者に寄り添うゆかりが目にした光景は? 
    難病に苦しむ人々の心に寄り添いながらも、確かな筆致で病や治療を冷静に描きだす心揺さぶる珠玉の5篇を収録。
  • NHKドキュメンタリー「目撃! 日本列島」でも放映されて、話題となった群馬の古希野球チームの強豪「西毛安中クラブ」に密着!

    メンバーは全員70歳以上で、そのほとんどがガンや脳動脈瘤、糖尿病、心筋梗塞など重度の持病を抱えているが、試合中のプレーは真剣そのものだ。
    全力疾走にヘッドスライディング……、プレー中に亡くなった人も一人や二人ではない。
    文字通りの“命懸け”の野球――。

    そして取材を進めている最中に、いつも冗談ばかり言って周囲を笑わせ、明るく元気だった一人が、突如帰らぬ人に……。
    旅立ちの日の直前、病室で最期に口にした、尽きることない野球への想いとは――。

    「……ハァハァ……編集長さぁ……9回裏2アウトになっちゃったよ」
    木村監督らしい表現だった。
    「下半身には転移はしてねぇよ……上半身全部だ」
    一言一句、聞き漏らすまいと耳をそばだてた。
    「一時間後にゃあ、意識が混濁しちゃって、なんてこともあるわけだからさ……話しておきたいと思ってさ……ハァハァ……取材、してくれよ」
    仕事をしろ! 僕はレコーダーをテーブルに置き、録音ボタンを押した。編集長が笑顔で、努めて明るい口調で言った。でも、声は細かく震えていた。
    「監督っ! もう一度、グラウンド、立ちたいでしょう! 」
    木村監督はそれには答えず、代わりに胸の前で、両方の人差し指を交差させ、バッテンを作った。
    なんすか、それ……。監督、なんですか、それは。なにがバッテンなんですか!
    「……ハァハァ……それは、言わないでくれよ……」
    木村監督の乾いた目尻を、一筋の涙が潤した。しかし、深く刻まれた皺の溝に溜まって、流れ落ちずに留まった。
    ついさっきの「思い残すことはねぇんだ」とは全然違う。その涙はどうしようもなく、本物だった。
    いつも冗談の合間に本音を差し込んでくる監督が、大好きな大好きな野球のことに触れられた瞬間、まるで無防備に涙を流したのだ。それほどまでに野球が――。
    本文より

    なぜ、70代にしてそこまで野球を愛し、命懸けで白球を追いかけるのか!?

    その理由に迫り、生命の意味をも問う、涙と感動のノンフィクション!!
  • カミンチュの「たまご」と押し掛け旦那になった3神様のドキュメント。ホントにホントな話しなんです!

    私には、御三方の押し掛け旦那がいるんです。それが実は、神様たちなんです。皆さんもご存知のように、沖縄には民間の巫女「ユタ」とは別に神職の「カミンチュ」(神人)がいます。それまでは「なんくるないさぁ」と、ごく普通に沖縄で暮らしていたのですが、ある日のこと、現在もバリバリ活躍している神人から「あんたは神人だ。あと数年ですごい力がついてくる」と、唐突に言われたんです。
    「エッ、わ、わたし、カミンチュになるの?」「そうなんだ。でも、まだ力不足でカミンチュじゃないから『カミンチュのたまご』ってことか」
    確かに、それからというもの不可思議な現象が起きるんです。絶大な力を持つ白龍、白猿ハヌマーン、九尾に至らず三尾から成長して四尾になった狐(稲荷)。この神さまたちが時折り私の周りに登場し、アドバイズをしてくれたり、ケーキが食べたいだのご所望なされるのです。それに他の神さまと仲良くしているとスネたりもするんです。
    でも、好むと好まざるとに関わらず、神社にお参りに行こうと思えば、そこの神さまから土産の指定まで来る始末。そんな神様たちの中にはオシャレにも気を遣う方もいるんですヨ。
    と、いうような修行中のカミンチュの「たまご」と神様たちのドキュメントが本書なんです。
    【目次】
    まえがき
    第1章:カミンチュのたまご
    第2章:旦那様方との出会い
    第3章:猿神・はぬまさん
    第4章:龍神・白龍パイセン
    第5章:稲荷神・後福
    第6章:まつゆきさんの帰沖
    第7章:琉球八社巡り(前編)
    第8章:琉球八社巡り(後編)
    第9章:神様に嫁いじゃいました
    第10章:沖縄・慰霊の日
    あとがき

R-18 ADULT ONLY成人向けの内容が含まれる書籍が 1 件あります。

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