『アドレナライズ、神山典士、401円~500円』の電子書籍一覧
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国民的ヒーローとなった男の凄絶な死
私を見て少し微笑んだように見えた次の瞬間、猪熊は「今ならできる!」という低い叫び声とともに机上の脇差を取り上げ一気に首に突き込んだ。(本文より)
2001年9月28日、東京オリンピック柔道重量級金メダリスト、猪熊功死す。自ら頸動脈をついて自害した壮絶な死の理由とは? その直前二週間、心身ともに最高の状態で死にたいという理由で行われた、美しき死のための合宿の詳細。「まだまだっ、切れてない」最後の瞬間を看取った合気道家、井上斌の証言で綴られる衝撃の真相。
プロローグ 夢
第一章 終わりへの始まり
1 始まり
2 自殺合宿
第二章 猪熊功という男の逆転人生
1 宿命を背負ったデビュー
2 対巨人との戦い
3 若者の考えを変える男
4 柔道新時代の茨の道を告げる大会
第三章 再起不能の病からの帰還
1 フィアンセヘの手紙
2 ヘーシンクという名の巨大黒船襲来
3 ウエイト・トレーニングでの復帰
第四章 美しき死への合宿
1 給料日
2 猪熊の食事
3 合宿二週目
4 傘
5 息子たちと
6 整理
第五章 人生の転換期、柔道から実業へ
1 生い立ち
2 大逆転の夢ならず
3 私(井上斌)と猪熊との出会い
第六章 再々度の延期
1 死に場所
2 時間が止まる
3 遺書のコピー
4 知人たちへの電話
5 時間つぶし
6 周到なドライブ
7 最後の役員会、最後のビール
第七章 哀しき経営者・猪熊功
1 孤独
2 東海建設と東海大学
3 事業拡大路線
4 大学との軋轢
5 中小の建設会社と銀行
6 経営破綻の償い
第八章 最期
1 決行のとき
2 まだまだっ
エピローグ 光と陰
●井上斌(いのうえ・たけし)
1946年中華民国北京市生まれ。1968年慶応大学法学部政治学科卒業。英国合気道協会主席師範を経て、1972年住友不動産入社。ハワイカントリークラブ、泉カントリー倶楽部、新宿住友ビル管理を経て、1987年退社。その後、1989年東海建設入社、社長室長、東海不動産管理常務取締役を経て、2001年東海建設破産により退職。現在株式会社エス・ユウ代表取締役。毎年1回、英国において合気道講習会を開催。師範を務める。
●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。 -
出版界において、その存在なしには本づくりが成立しないともいわれる「ゴーストライター」。その実態はいかなるものなのか。多岐にわたるテーマを理解してわかりやすい文章を紡ぐ技術や、えてしてわがままで頑固な著者と一定期間時間を共有しながらその持っている魅力を引き出す能力、著者が書きたいものを読者が読みたい「商品」に昇華させる文章力は、明らかにアルチザン(職人技)と言っていい。
佐村河内事件をスクープする一方で、多くの「ゴーストライティング」を手掛けてきた大宅賞作家が、権利関係や仕組みを整理して、出版界やライターの将来像を明確にした一冊。
第1章 人はなぜゴーストライターになるのか
1.クリエイターとしての根源的な喜び
2.他者の「主観」で文章を紡ぐ喜び
3.未知のジャンルに入っていく喜び
第2章 「他者」の人生をデザインする
1.『成りあがり』はいかに生まれたか
2.伝えたいことを「商品」にする
3.デッサンを積み重ねる
4.編集者冥利の作品
第3章 出版界のビジネスモデルのなかで
1.出版界の現状
2.編集者から見たライターの条件
3.「著者」がライターと共に本を出すということ
第4章 ブックライターの仕事術
1.多彩な文章力と構成力を身につける
2.自分をプロデュースする
3.企画を通すには
第5章 トラブルを事前に防ぐ
1.泣き寝入りをしないために
2.よくある失敗事例
3.著作権の流れ
●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。 -
企業が社員を育て、生涯面倒を見る……そんな構図は古きよき時代の昔話となった。今や、「自立して生きる」ということを考えざるをえない時代である。それは組織に属していようといまいと、同じだ。だが、自立して生きるには、どういう視点を持てばいいのか。どのような姿勢で自分の人生に臨むべきなのか。7つのキーワードと著名人らの「実例」によって、「自立の時代」を自力で切り拓く指針を示す。
キーワード1 自己理解
キーワード2 認知
キーワード3 複眼思考=バイフォーカル
キーワード4 リスクテイクとリスクヘッジ
キーワード5 自己成長欲求
キーワード6 自己表現=アサーション
キーワード7 ギフト=天啓
●小杉俊哉(こすぎ・としや)
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NEC入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーインク、ユニデン、アップルコンピュータの人事総務本部長を歴任後、独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授などを経て、慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授。同大学博士課程リーディングプログラムでも教鞭をとる。他に、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ・福岡銀行、エスペック株式会社など複数社で社外取締役を務める。
●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)など著書多数。2012年には『ピアノはともだち 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密』(青い鳥文庫)が全国青少年読書感想文コンクール課題図書に選出される。また2015年には「現代のヴェートーベン佐村河内報道」により、大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。雑誌ジャーナリズム大賞受賞。
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