『カズオ・イシグロ、海外文学』の電子書籍一覧
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AIを搭載したロボットのクララは、病弱な少女と友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作
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環境問題を考える手がかりは文学にある.ソロー,石牟礼道子,梨木香歩,アレクシエーヴィチ,カズオ・イシグロらの作品に,環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう.人間に宿る野性,都市と絡みあう自然,惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし,未来を切り開く実践の書.
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カズオ・イシグロ(ノーベル文学賞作家)絶賛!
「美しく、怖ろしい……近ごろ私が発見した最高に面白い小説」
――ガーディアン紙「今年のベスト・ブック(2021)」
〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉エンリケスによる、12篇のゴシカルな恐怖の祭典がついに開幕!!!
寝煙草の火で老婆が焼け死ぬ臭いで目覚める夜更け、
庭から現れどこまでも付き纏う腐った赤ん坊の幽霊、
愛するロック・スターの屍肉を貪る少女たち、
死んだはずの虚ろな子供が大量に溢れ返る街……
「もっと 火をつけねば」
〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは
エルビラ・ナバロ、ピラール・キンタナ、サマンタ・シュウェブリン、フェルナンダ・メルチョール、グアダルーペ・ネッテル――今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。本書の著者マリアーナ・エンリケスは、〈文学界のロック・スター〉〈ホラー・プリンセス〉と称され数々の賛辞を受ける、現代アルゼンチン文学の頂点に君臨する作家である。
【2021年度国際ブッカー賞最終候補作】
LOS PELIGROS DE FUMAR EN LA CAMA, Mariana Enriquez, 2009 -
特集 カズオ・イシグロ
現代イギリスを代表する作家カズオ・イシグロ。
長崎で生をうけた彼は、日本、イギリス、中国を舞台にした小説、近未来を描くSF小説など、国家やジャンルを横断して書き続け、2017年にノーベル文学賞を受賞してからも、創作実験を止めることはない。
脚本を担当した映画『生きる LIVING』(黒澤明の名画『生きる』が原作)の日本公開も控えるイシグロの物語世界を徹底的に解読する。
Part1 創作の秘密にせまる
日吉信貴/カズオ・イシグロと「日本人らしさ」――日本語圏の読者に向けたイシグロ入門
中島京子/わたしの好きなカズオ・イシグロ
斎藤兆史/ここはどこ? 「私」は誰?――イシグロの語りのからくり
森川慎也/イシグロの創作術
古川日出男/カズオ・イシグロの不穏さに惹かれて
温 又柔/文学のふるさとをたずねて
助川幸逸郎/『クララとお日さま』が示す「格差」と「分断」への処方箋
戸田 慧/私たちの抵抗と服従――漫画『約束のネバーランド』と小説『わたしを離さないで』
日吉信貴/カズオ・イシグロ作品解説
Part2 広がり続けるイシグロ世界
町山智浩/「カズオ・イシグロが選ぶ一〇本の映画」に作品の源流をさぐる
渡辺 謙/小野益次を演じて――『浮世の画家』と世界のなかの日本
ピーター・バラカン×大森さわこ/なぜ、『LIVING』と『生きる』は傑作なのか?
オリヴァー・ハーマナス/『生きる LIVING』が受け継ぐ七〇年前からの問いかけ
福岡伸一/友愛、対立、断絶――記憶をめぐる物語
大森さわこ/カズオ・イシグロ映画の世界
マーク・ロマネク/映画『わたしを離さないで』は、ラブストーリーだ
後藤正文/『わたしを離さないで』の衝撃――音楽から文学へ、文学から音楽へ
馬飼野元宏/カズオ・イシグロの映像化作品
kotobaの人
吉田鋼太郎/人間のどうしようもなさを感じるために演劇はある
連載
大岡 玲/写真を読む
山下裕二/美を凝視する
宇都宮徹壱/Jリーグ清算~前チェアマンが語る危機の真相~
木村草太/幸福の憲法学
吉田太郎/シン・オーガニック ほんもの有機で環境と健康を取り戻す
嬉野雅道/だから僕らは出会わなければならないのです。
山口二郎/日本はどこで道を誤ったのか―― 失われた三〇年再訪
河部壮一郎/デジタル時代の恐竜学
橋本幸士/物理学者のすごい日常
大澤真幸/我々の死者(を超えて)
阿部公彦/日本語「深読み」のススメ
阿川佐和子/吾も老の花
おほしんたろう/おほことば
kotobaの森
著者インタビュー/宇野重規『日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す』
マーク・ピーターセン/英語で考えるコトバ
大村次郷/悠久のコトバ
町山智浩/映画の台詞
※連載「水野和夫 資本主義の相克」は電子版には収録されていません。 -
全英1位!世界43カ国刊行
その図書館には
“選ばなかった人生”が待っていた。
BTSメンバーも読んだ
各国でロングセラーの話題の1冊がついに日本解禁!
――あなたには、やりなおしたい過去はありますか?
ノーラはその日人生のどん底にいた。飼っていた猫を亡くし、仕事をクビになり、
いくら悲しくても話を聞いてくれる家族も友人もいない。頭をめぐるのは後悔ばかり。
「私がもっといい飼い主だったら」「両親にも亡くなる前にもっと親孝行ができていたら」
「恋人と別れなければよかった」「故郷に戻らなければよかった」
生きている意味などもうないと、ノーラは衝動的に自らの命を絶とうとする。
だが目覚めたとき、目の前には不思議な図書館が佇んでいた――。
英米Amazonで驚異の20万レビュー超え。
『In the SOOP』でRMやV、JINをはじめとするメンバーがこぞって読んだことでも話題の、
今こそ読みたい、優しさに満ちた世界的ベストセラー小説。 -
渡辺由佳里主宰のブログ「洋書ファンクラブ」による「これを読まずして年は越せないで賞」の待望の書籍化。電子書籍先行発売。
第一弾は「文芸小説篇」。
権威ある文学賞などとは違って、受賞作の基準は文学的完成度より、とにかく面白いこと。英語学習者にもおすすめ。
このあと「ヤング・アダルト篇」、「大衆小説篇」、「ファンタジー篇」、「ミステリー篇」を予定。
【目次】
■ 21世紀イチオシ洋書(文芸小説篇)——渡辺由佳里
■ 洋書の読みやすさ(難易度)レベルについて
■ 2001年はこれを読まなきゃ越せなかった
Life of Pi Yann Martel
■ 2002年はこれを読まなきゃ越せなかった
Middlesex Jeffrey Eugenides
When the Emperor Was Divine Julie Otsuka
■ 2003年はこれを読まなきゃ越せなかった
Oryx and Crake Margaret Atwood
The Kite Runner Khaled Hosseini
The Namesake Jhumpa Lahiri
■ 2004年はこれを読まなきゃ越せなかった
Gilead Marilynne Robinson
My Sister’s Keeper Jodi Picoult
■ 2005年はこれを読まなきゃ越せなかった
Extremely Loud and Incredibly Close Jonathan Safran Foer
Never Let Me Go Kazuo Ishiguro
■ 2006年はこれを読まなきゃ越せなかった
Mister Pip Lloyd Jones
The Road Cormac McCarthy
■ 2007年はこれを読まなきゃ越せなかった
The Brief Wondrous Life of Oscar Wao Junot Diaz
The Reluctant Fundamentalist Mohsin Hamid
■ 2008年はこれを読まなきゃ越せなかった
Olive Kitteridge Elizabeth Strout
The Forgotten Garden Kate Morton
■ 2009年はこれを読まなきゃ越せなかった
Let the Great World Spin Colum McCann
The Little Stranger Sarah Waters
Tunneling to the Center of the Earth Kevin Wilson
■ 2010年はこれを読まなきゃ越せなかった
Burning Bright Ron Rash
Room Emma Donoghue
■ 2011年はこれを読まなきゃ越せなかった
11/22/63 Stephen King
The Tiger's Wife Téa Obreht
■ 2012年はこれを読まなきゃ越せなかった
The Orphan Master's Son Adam Johnson
Where'd You Go Bernadette Maria Semple
■ 2013年はこれを読まなきゃ越せなかった
A Constellation of Vital Phenomena Anthony Marra
The Narrow Road to the Deep North Richard Flanagan
We Are All Completely Beside Ourselves Karen Joy Fowler
■ 2014年はこれを読まなきゃ越せなかった
A Brief History of Seven Killings Marlon James
Preparation for the Next Life Atticus Lish
Station Eleven Emily St.John Mandel
The Storied Life of A.J.Fikry Gabrielle Zevin
■ 2015年はこれを読まなきゃ越せなかった
A Little Life Hanya Yanagihara
Fates and Furies Lauren Groff
His Bloody Project Graeme Macrae Burnet
The Sympathizer Viet Thanh Nguyen
The Tsar of Love and Techno Anthony Marra
■2016年はこれを読まなきゃ越せなかった
A Gentleman in Moscow Amor Towles
The Nix Nathan Hill
They Were Like Family to Me Helen Maryles Shankman
The Queen of the Night Alexander Chee
■ 2017年はこれを読まなきゃ越せなかった
Exit West Mohsin Hamid
Less Andrew Sean Greer
Lincoln in the Bardo George Saunders
Sing, Unburied, Sing Jesmyn Ward
■ 2018年はこれを読まなきゃ越せなかった
Circe Madeline Miller
Friday Black Nana Kwame Adjei-Brenyah
Milkman Anna Burns
There There Tommy Orange
■ 2019年はこれを読まなきゃ越せなかった
Ask Again, Yes Mary Beth Keane
Girl, Woman, Other Bernardine Evaristo
Nothing to See Here Kevin Wilson
Trust Exercise Susan Choi
■ 2020年はこれを読まなきゃ越せなかった
Hamnet Maggie O’Farrell
Interior Chinatown Charles Yu
Shuggie Bain Douglas Stuart -
ノーベル文学賞受賞第一作。カズオ・イシグロ最新作、2021年3月2日(火)世界同時発売! AIロボットと少女との友情を描く感動作。
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生まれる愛、誓う愛、試される愛――
2019年 女性小説賞受賞!
世界累計100万部突破の話題作。
“冤罪という悲劇であると同時に、感動的な物語”
――バラク・オバマ(アメリカ元大統領)
“深い感銘を受けた。そして、考えさせられた”
――ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)
“アメリカが歴史の大きな転換点にある今、必読の書。人々を引き裂くのはナイフや銃弾とは限らない。でも、結びつけるのはいつも愛なのだ”
――鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家)
“アメリカの人種問題を扱いつつも「結婚」が個人や家族に与える普遍的な問題を描いており、読後に誰かと共感や反感を分かち合いたくなる”
――渡辺由佳里(書評家・エッセイスト)
ありふれた幸せな夫婦、ロイとセレスチャル。
ある日、町の寂れたホテルに泊まった二人だが、
その夜に女性客が強姦され、犯人と疑われたロイは警察に連行されてしまう。
とんでもない濡れ衣だと誰もが釈放を信じたが
夫の無実を訴えるセレスチャルの証言もむなしく
ロイに言い渡されたのは懲役12年の刑だった。
唐突に、理不尽に引き裂かれた二人は、
刑務所のなかと外とで手紙をやり取りしつづけるが――
愛とは、結婚とは、人種とは、社会とは。魂に訴えかける各賞受賞の話題作。
*女性小説賞受賞
*NAACPイメージ・アワード受賞
*アスペン・ワーズ文学賞受賞 -
ローラの死後出版され、彼女を伝説の作家としてまつり上げることになった小説『昏き目の暗殺者』――人目を忍んで逢引を続ける男女と、惑星ザイクロンの王政転覆を企む貴族に雇われた盲目の暗殺者のふたつの物語に隠された秘密とは? 蜘蛛の巣のように絡み合う現在、過去、そして物語。「昏き目の暗殺者」とはいったい誰を意味するのか? 現代文学の数多の技法を駆使し、虚構の神殿を紡ぎあげるアトウッド文学の総決算。
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1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ。あれは本当に事故だったのだろうか? 年老い孤独に暮らす姉アイリスは、釦工業で財をなした町いちばんの名家だった家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく……。ローラの手になる小説『昏き目の暗殺者』、次々と亡くなっていく親族たちの死亡記事、そして老女の回想が織りなすある一族の波瀾の歴史。稀代の物語作家が圧倒的想像力で描くブッカー賞、ハメット賞受賞作。
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戦時中、日本精神を鼓舞する作風で名をなした画家の小野。多くの弟子に囲まれ、大いに尊敬を集める地位にあったが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。弟子や義理の息子からはそしりを受け、末娘の縁談は進まない。小野は引退し、屋敷に籠りがちに……。著者による序文を収録した新版。
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2017年ノーベル文学賞受賞作家の作品の謎に迫る
いちばん読みやすい解説書が登場! !
2017年10月、突然のニュースに日本が大騒ぎになりました。
カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞。海外文学ファンは驚き、一般の人は「日本人っぽい名前だけど、誰?」となったのは記憶に新しいです。
そんなカズオ・イシグロの生い立ちから作品世界まで、その実像に迫る解説書ができました。
今回の受賞でイシグロのことを知った人も、『日の名残り』や『わたしを離さないで』なら読んだことがあるという人も楽しめる、イシグロ・ワールドへ読者を誘う、読みやすい1冊です。
【本書のポイント】
・以前からノーベル文学賞受賞を予言していた専門家による解説書
・イシグロを読んだことがない人でも楽しめます
・イシグロを読んだけど難しかった人には副読本として役立ちます
・単著なので、ムックや特集よりも内容が一貫していて深いです -
奇妙な霧に覆われた世界を、アクセルとベアトリスの老夫婦は遠い地で暮らす息子との再会を信じてさまよう。旅するふたりを待つものとは……ブッカー賞作家が満を持して放つ、『わたしを離さないで』以来10年ぶりの新作長篇!
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上海の租界に暮らしていたクリストファー・バンクスは十歳で孤児となった。貿易会社勤めの父と反アヘン運動に熱心だった美しい母が相次いで謎の失踪を遂げたのだ。ロンドンに帰され寄宿学校に学んだバンクスは、両親の行方を突き止めるために探偵を志す。やがて幾多の難事件を解決し社交界でも名声を得た彼は、戦火にまみれる上海へと舞い戻るが……現代イギリス最高の作家が渾身の力で描く記憶と過去をめぐる至高の冒険譚。
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イギリスに暮らす悦子は、娘を自殺で失った。喪失感に苛まれる中、戦後混乱期の長崎で微かな希望を胸に懸命に生きぬいた若き日々を振り返る。新たな人生を求め、犠牲にしたものに想いを馳せる。『女たちの遠い夏』改題。
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世界的ピアニストのライダーは、あるヨーロッパの町に降り立った。「木曜の夕べ」という催しで演奏する予定のようだが、日程や演目さえ彼には定かでない。ただ、演奏会は町の「危機」を乗り越えるための最後の望みのようで、一部市民の期待は限りなく高い。ライダーはそれとなく詳細を探るが、奇妙な相談をもちかける市民たちが次々と邪魔に入り……。実験的手法を駆使し、悪夢のような不条理を紡ぐブッカー賞作家の異色作。
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優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。解説:柴田元幸
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