『荒野の古本屋、1円~』の電子書籍一覧
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「一冊の本だけしか売らない書店」誕生前夜。
ベストセラーとして話題を呼んだ単行本がついに文庫化!前代未聞の「一冊の本だけを売る書店」として、今や国内はもとより海外からも注目を集める銀座「森岡書店」。その人気書店誕生前夜の物語。大学卒業後、本と散歩に明け暮れたモラトリアム期、神保町の老舗古書店で日々勤しんだ修業時代、その後、茅場町というビジネス街で古書店を成功させるまでをリリカルに描く。「店内にはシューベルトのニ単調ソナタがブツ、ブツという音とともに鳴り響いていた。たしかにこちらもあまりに牧歌的に長すぎる。LPレコードのかなたのピアニストも、二律背反のなかでもがいているのだろうか」「私のようなものがこの時期に独立することは、荒海に飛び込んでいくような行為ではないか。独立はとんだ落とし穴なのではないか」「見渡すかぎりの荒れ地。風はそのあいだを土煙を巻いて、侘びしく吹き抜けた。住所はさしずめ東京中央区無番地といったところだろう。私はそこに古本屋を開いてしまった」(本文より)。本を愛する人、書店、ブックカフェを開いてみたい人、書店に関わる人すべて必読の一冊。解説はエッセイストの酒井順子さん。 -
輝ける、幾つもの、青き騎士たちへ。
新しい判型、新しい造本、新しい連載の数々!
『乙嫁語り』の森薫、『北北西に曇と往け』の入江亜季を中心に、広く漫画業界から豊かな才能たちが結集する。
創造と革新のコミック・ブック、新創刊!
<青騎士 第1号 ラインナップ>
柴田康平 [夜な夜な夜な]
こかむも [クロシオカレント]
ムネヘロ [ムシ・コミュニケーター]
鰤尾みちる [篠崎くんのメンテ事情]
戸塚こだま [レシートキョンシー]
伊田チヨ子 [ディジーレコード0014]
森薫 [シャーリー・メディスン]
有海とよこ [波間の子どもたち]
甘酒縞 [マイ・フレーム・イズ・ビューティフル]
まとり [玻璃の娘]
毛塚了一郎 [音盤紀行 追想レコード]
入江亜季 [北北西に曇と往け]
高橋拡那 [紅椿]
御茶漬海苔 [おんニャの一生]
ハラヤス [凍犬しらこ]
智田直 [ホテル・ライラック]
渡邉嘘海 [あべこべの国のアリス]
長谷川未来 [瀬をはやみ]
梶谷志乃 [舐犢の愛]
大槻一翔 [リナリア]
ほか -
書けないときに思い出す、小説家だった父の「とにかく二時間、机の前に座ってみろ」という言葉。「誰よりも美しい妻」だった母。古本屋である夫との、驚きと嘆息に満ちた結婚生活。友人たち、食べることへの情熱、家事をしながら聞く音楽、ストーリーを考えながらする家事、仕事部屋に忍び込んでくる愛する猫。そして、書きつづけることへの決意……。直木賞作家・井上荒野の軌跡を知る、初のエッセイ集。
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〈本〉が〈物語〉が、私たちを呼んでいる。
《新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。手にとってしまう。レジに持っていってしまう。帰りの電車のなかで読み出して、びっくり仰天する。著者もタイトルも知らなかったことが不思議に思えるほど、自分にぴったんこの本なのだ。》
ネットよりもリアル書店を愛する著者が、心に残る本の数々を紹介する見事な読書案内。
宮沢賢治・太宰治から開高健・池澤夏樹に始まり、佐野洋子・山田太一、そして江國香織・井上荒野まで、「思わず読みたくなる」名エッセイ50篇を収録。
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