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『《し》がないシリーズ(ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~3件目/全3件

  • 恋は目的も動機も抱かない。ただ烈しい動悸を抱くだけ

    人間とは多面体である。家族との自分、恋人との自身、友人との己、多様な一面によって構成されている。
     校舎屋上から飛び昏睡に落ちた《彼》―― 一対谷双葉。死へと続く昏睡のなかで、《彼》という多面体を構成する面々 ―― 基盤を負う睦月、自己を発露する如月、成長と分岐の前に立つ弥生サツキ、主観の中で客観視する卯月、自己を愛し存続する水無月、自己を発露する文月、多面体の根幹たる言葉〈アイデンティティ〉の葉月、恐怖する長月、面々を蒐集する神無、必要欲の下月、面々を統合する師走走師 ―― が織りなし交差する想い。そして《彼》を生かすため、如月によって奸計された物語。
     二〇〇八年二月末。これは《彼》が彼願者になるまでの噺。《彼》にまだ死の権利があった頃の噺。
  • 俺は、手段のためなら目的を選ばない

    二〇〇八年六月。連続自殺と連続殺人が相次いだ。県内で多発する自殺、それはあらゆる観点――自殺者の年齢、性別、職業、現住所、自殺の方法――において不自然なまでに自然に、偏りがみられなかった。そこから導き出される、人々を死においやる扇動者の存在――連続自殺犯。
     オフィス《共同体》のオーナーである義は、その連続自殺犯は《未来予測》を上回る《未来拘束》の彼願者だと言う。そして《彼》―― 一対谷双葉は、人々を死においやるスペシャリスト、殺人者・鹿数数馬とともに連続自殺犯を追う。
  • ――そんなの生きてるとは言わない

    二〇〇八年二月末。在学していた私立羽爪宮高校の校舎屋上から、《彼》―― 一対谷双葉は飛んだ。昏睡にとどまる飛行の末、果たして《彼》の左眼は光を失い、赤く変色した右眼は見えすぎるようになった。
     万物には《在りたい》という悲願があり、死してなお生きたいと願った本来此岸にはいない者――此者。死ぬことなく己の悲願を体現し異常を引き起こす者――彼願者。彼らの存在を、《彼》はオフィス《共同体》のオーナーである義から教えられる。
     本人の意志に拘わらず、其処に在るという事実を見取ってしまう暴力のような客観視――赤眼を得た《彼》もまた彼願者であり、そして義は、そんな《彼》に相次ぐ連続此者殺しとして疑っていると告げる。

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