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幽麗塔(1) あらすじ・内容
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時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・
「幽麗塔(ビッグコミックス)」作品一覧
(9冊)各693円(税込)
幽霊塔の秘密を知る小説家不変木は、沙都子の実の母だった。丸部に性的虐待を受けてきた沙都子は、丸部家を出て、実母と暮らす道を選択する。実母は、共産主義を信奉する活動家で、同胞を日本から北朝鮮に移住させる計画を進めていた。何もかもが違う生活に戸惑う沙都子冷めたごはん、ぬるくなった味噌汁、暗い家。そしてそこにもまた「死番虫」が現れる。天野、テツオ、活動家グループ、「死番虫」、バトルロイヤルの幕が切って落とされる!!
丸部により軟禁された、天野とテツオ。
ご主人様の丸部は、もう好き放題。
変態丸部に弄ばれつつも、
天野とテツオが、その恥辱に耐えられるのは、
互いへの信頼があるから。
親友がいるから。
しかし、
ワケありの隠し事が、
二人の友情に亀裂を生む。
亀裂は修復されぬまま
二人は、幽霊塔へと足を踏み入れる。
テツオは、死んだはずの麗子だった。炎に包まれた幽霊塔の地下迷宮は殺人鬼「死番虫」を下敷きにして崩れ去った。しかし、その遺体が見つからない。迷宮で「死番虫」が犯した無差別殺人の罪は、幽霊塔から姿を消した天野とテツオに着せられる。当局に手配された二人は、天野が女装し、夫婦を装い身を隠す。女が男に・・・男が女に・・・へんてこな偽装夫婦。そんな二人が潜伏先の宿で出会った、一冊の小説。それは、幽霊塔の謎につながる驚愕の内容だった。