電子書籍 柳橋ものがたり(二見時代小説文庫) 文芸・小説

著: 森真沙子 

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柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾 あらすじ・内容

しっとりとした筆致で、江戸に生きる人の綾を時代推理の俊英が描く

訳あって武家の娘・綾は、江戸一番の花街の入り口に建つ船宿の住み込み女中に。
そこで遭遇した思いがけぬ六つの謎と事件の行方……。

船宿『篠屋』の勝手口から端正な侍が飛び込んで来て、追われていると言う。予約客の寺侍・梶原だ。女将のお廉は梶原を二階に急がせ、まだ目見え(試用)の女中・綾に、あんたも急いで二階に上がり、湯文字ひとつで梶原様の床に入るんだ、と叫ぶ。追手の足音も迫る。同衾を装うための芝居をしろというのだ。綾は床で丸くなって考えていた。この船宿は断ろうと。だが……。

6つの謎と事件の行方新シリーズ第1弾!

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「柳橋ものがたり(二見時代小説文庫)」作品一覧

(10冊)

各770(税込)

まとめてカート

唐津藩嫡子の身ながら藩から排されつづけた元老中の究極の決断!

幕府崩壊の尖風と黒煙の下、小笠原長行に帰国の誘い。
またも藩存続の生け贄か!
もう藩には左右されぬ──。
(第五話『春告げ鳥』)

慶応四年三月三日、三度目の老中を辞したばかりの小笠原長行のもとへ国許の唐津から使者が訪れた。時節柄、帰国されては…という藩主からの誘いであった。長行は二歳で藩主の父を亡くし、藩国替えの危機脱却のため、後継者から排された。こたびは、新政府への生け贄として長行を呼び戻す。もうこれ以上、藩存続のためには動かぬ。長行は究極の決断を己に迫った。(第五話)

柳橋が勿然と消えた!
官軍との戦の真只中。船宿『篠屋』の船頭は…。

江戸城無血開城の下工作に成功した山岡鉄太郎から、西郷隆盛の懐刀益満休之助を横濱の軍陣病院へ運んでほしいと頼まれた。

慶応四年五月二十日、強風に陣羽織の裾をなびかせ騎馬が駆けてくる。篠屋のそばで馬を止め、ひらりと降り立った。六尺豊かな巨大漢。山岡鉄太郎であった。この三月、東征軍参謀の西郷隆盛に目通りし、江戸城無血開城の下工作に成功していた。山岡は、強風のなか横濱の軍陣病院まで益満休之助を運んでほしいという。益満は西郷の懐刀だが流れ弾を受け破傷風にやられ……。

日本医学の父たるべき熱血ウイリス院長を憔悴させたものは――。

人の顔を観るのは、満天の星を見るようなもの。
ドクターは薩摩へ行く――
占い師閻魔堂は大病院(後の東大医学部)の寝台で語った。

船宿篠屋の綾は実兄大石幸太郎の名を横濱軍陣病院で発見、ウイリス医師に再会しようとしたが、野戦病院の軍陣病院は廃され、ウイリスは新病院の院長になったという。藤堂家上屋敷に建ち上げられたという新病院を捜した。徳川幕府はここに「西洋医学所」をおき西洋医学を普及させたが、明治新政府が「医学校」として復活させ、この「大病院」の院長にウイリス医師を迎えたのである。

5つの謎と事件の行方――第9弾!

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