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護樹騎士団物語1 螺旋の騎士よ起て! あらすじ・内容
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朝の市場の露天商から偶然手に入れた廃絶されたメイル家の紋章が押されているずしりと重いノート。その古いノートは、カーン中央大学の自由着想ノートというものだった。そして後半のページに記されていたのは、このノートを盗んだものが記述したという独白-それは事実とも物語ともつかぬ、ある少年の話だった。貧しい巡礼の子供として生まれたリジュー・グレネル・ラファル。ミルソーティア暦40176年、冬の底冷えのなか、父親と一緒に北西部アーマンディー・サッシェ地方を旅し続けていた。ある晩、父が姿を消すことから物語は始まるのだった…。本格ファンタジー始動! 【カバー・本文イラスト/鈴木理華】
「護樹騎士団物語」作品一覧
(17冊)各550円(税込)
中央大陸南部の亜熱帯密林に翔空艇から放り出されるはずだったエミュールことリジューたちだったが、艇は〈黒い旋風〉に襲撃された。翔空艇は至近距離から超音波の衝撃波をうけ、飛行不能に陥った。乗員と候補生全員は、滑空傘により艇を捨てて飛び降り、脱出しなくてはならなくなった。リジューとビアンの二人は最後までデッキに残る羽目となってしまったが…。
『蒼い《螺旋》を感知した。そなたを、継承者として認める』。洞窟のなか、凶暴な赤い目の竜たちに言われた言葉。その言葉の意味なんてわからない。ただ、僕は、いま目の前で命を失いかけているトゥールを助けるために、戦わなくてはならない。洞窟の竜たちが四千年もの永きにわたって護り続けてきた守護騎エール・アンブラッセ1号機、ついに始動!
護樹騎士団幼年学校での三年間の訓練に耐え抜いたものが栄えある騎士団の一員となる。エミュール・ヴィー・ディオデイトは十五歳になると同時に首都カーンにある幼年学校に入学した。エミュールたち入団競技会を勝ち抜いて入学した新入生たちは、まるで試されるかのように毎日限界まで走らされた。エミュールは十クオード走では首位の成績を残したが、唯一の女性ビアン・ネメ・ミラボーは追加訓練の憂き目をみることになりそうな雰囲気だ。そして教官から、初回考査の本番が午後に行われると言い渡されたのだ!