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『楽園建造計画(シャレード文庫)(ライトノベル)』の電子書籍一覧

1 ~4件目/全4件

  • パレス・シャングリラ五反田に、蝶野を訪ねて一人の清楚な美女が現れる。彼女を避ける蝶野に、いかにもわけありな雰囲気を感じ取る三木だったが、お節介を焼いたはずみで蝶野と瀬戸内海の小島へ旅行へ出るハメに。そこで知った彼女にまつわる蝶野の過去は、普段の彼からは想像もつかない激情を秘めていた。心を許した人においていかれるのは嫌なのに、掴みきれない蝶野を気にかけてしまう三木。蝶野が長い旅に出て消息不明の間も、その存在は常に心を揺さぶり続けて――。ひとつ屋根の下の青春群像劇・最終巻。書き下ろしは、屋敷と皐月の追いつめられた関係の終着点『さよならを教えたい冬――そして、春』、三木と蝶野のその後の日常風景『楽園建造計画続行中』。
  • 峰岸の愛人になることさえ厭わない響川の金に執着した生き方に、彼を想う気持ちから強引な取引をした志田。金を受け取らせるため、本当に体の関係を持つようになるが、頑なな響川の心は容易に志田へは向けられない。なぜなら響川は、志田の家が経営するレストランで出会った新人バイト・園村千鶴にぬぐい去れない罪悪感を抱き続けているからで…。何よりも志田を求めているのに、自分がしあわせになることを許せない響川だが、しかしついに呪縛から解き放たれる時が――。一方、高穂は蝶野の友人・芦屋の出現でふたたび彼を意識し始め…。ひとつ屋根の下のアパート物語・第三弾。いよいよ高穂と蝶野の恋も動き始める! 書き下ろしはパレスシャングリラ五反田草創期の80年代を舞台にした「さよならを教えたい」秋の巻。
  • ……おれがこの部屋でおまえを描きながら何を考えてたか、知ったらおまえは驚くよ
    桜陵大学法学部の響川はわけあって奨学金とバイトで大学に通う苦学生。ぎりぎりの生活を送る毎日なのに、アパートの立ち退きを迫られた日に盗難に遭い、手持ちの金をすべて失ってしまう。さらに過労から高熱を出し道ばたで行き倒れていたところを、高校の同級生で同じ大学の芸術学部に通うパレス・シャングリラ五反田の住人、志田に助けられる。そのままアパートの住人となった響川を志田は何かと気にかけ、金が必要ならデッサンモデルをやらないかと提案する。ところがバイト先の取引会社の役員・峰岸が、響川に同居込みの援助を申し出て――。
    端整な美貌を頑なさで隠し、必死に一人で生きようとする響川に手を差し延べる二人の男。果たして響川が選ぶのは――?
  • ――ようこそ、パレス・シャングリラ五反田へ。
    桜陵大学経済学部二年の三木高穂は、わけあって学生課から紹介された格安アパート、パレス・シャングリラ五反田の住人になる。そこは一階がアトリエ、二階が住居という風変わりな構造で、住人のほとんどは桜大の芸術学部生。高穂の入居初日には歓迎鍋パーティーが催されたが、寮のようなノリの和気藹々ぶりに高穂は閉口気味。特に不動産業者巡りをしている途中で出会った写真学科二年の蝶野洸には、いきなり写真を撮られたり部屋に侵入されたりと、気分を害されっぱなし。ところが、その蝶野にバーのバイトに駆り出されて以来、彼が高穂の心の不可侵の部分に入り込み始めて――。
    武蔵野を舞台に繰り広げられる、同じ屋根の下の青春群像劇第一幕。書き下ろしは、もう一つの“理想郷”物語。

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