敵対するイティアに弥美がさらわれた！その弥美を救うべく、単身ヒマラヤへ向かったラーイは「天の番人」と呼ばれる、奇妙なハルシャの弟子たちと出会うことになる…。不老不死の一族に未来はあるのか――!?　人間を食料とし、新生のため母体を利用し生き続けてきた不老不死の一族…。その絶対的な長、シーンが新生の道具である人間――佳代子を愛してしまう。そして、彼女は何故か双子を産み死んでいく。双子に生まれたため、不完全体となった長に弥美を食べさせるべく一族は動き始めるが、シーンはそれを拒み、イティアとの間に確執ができてしまう。滅びの象徴とされ、さらわれてしまった弥美。それを救出しようとするラーイ。一方、シーンは、ハルシャの“反魂の術”で一時、佳代子と再会する。そして、彼女の本心を聞いたシーンの中で弥美の存在の謎が解けようとしていた――。“変革”という一族の未来に関わる総てのメンバーが今、ヒマラヤに集結する!!

イティアに心を支配され“人形”になってしまった弥美。ラーイ達は、果たして彼を救えるのか……!?そして、不老不死の一族の運命は―――!!?新世代コミック、感動と戦慄の最終巻!!　中国・北京市――。ある目的のために、“蓬莱”と呼ばれる研究所に特殊能力を持った子どもたちが世界中から集められていた。その中に、ラサから連れて来られた姉弟、カルナとタシ、そして日本人の少年マサキもいた。タシとマサキは夢の中で、弥美と出会う。弥美もまた、この研究所に閉じ込められていた。しかし今の弥美には現実の意識はなく、廃人同様になっていた――。弥美を救うべく、ラーイ達は研究所に乗り込むが、研究により能力を極限まで高められたタシとそれを操るマサキの暴走で研究所は破壊され、意識の無いまま弥美もまた暴走を始め、助けに来たラーイを手に掛けてしまう―――。弥美は、シーンは、ラーイは…それぞれの運命は果たしてどう結末を迎えるのか!?