クロノスら一行が“時空の関門”によって跳ばされた世界は、半人半獣の生き物が支配する“犬の帝国”だった。“異種”であるクロノスらは、彼らと敵対する地下帝国の“雲の人”だとの疑いから、軍事裁判にかけられる。
一方彼らには、“善き異種たち”の聖地が発見されるとき、全ては再統合される、との言い伝えがあった。果たしてクロノスたちは、“善き異種たち”としてこの地に送り込まれたのだろうか？

※本電子書籍には、生頼範義イラストレーション全９点（雑誌掲載時含む）を完全収録しています。

暗黒の司祭メルムクワールは、クロノスら“異種”を生け贄に、“永遠の不死”を手に入れようとしていた。
太古より伝わる宝櫃から現れた大判の分厚い書物。それは、幻魔なるものサタンによって記され、伝えられてきた“幻魔の書”であり、この“幻魔書”に触れた者は、地上の覇者となることを得るという。
しかし、井沢郁江の過去世である盲目のソル王女は、読むまでもなく“幻魔書”を解読し、堕天使ルキフェルを呼び出す。ルキフェルが語る世界の実相は、想像を絶するものであったのだ……!?

※本電子書籍には、生頼範義イラストレーション全４点を完全収録しています。

監禁されていた鉄檻から脱出したジョージ・ドナーは、ウサギ人の少女ラチルを探す。しかし、ラチルの運命を知ったドナーは、その悲憤からすべての抑制を解き放ち、繊細なインテリとしての殻を脱ぎ捨て、“超戦士”へと変貌する！
一方、“異種”の処刑のときは、刻一刻と迫っていた。絶体絶命のそのとき、忽然と現れた“黄金の獣神”とは何者なのか?!
真幻魔大戦、ついに終結!!