電子書籍 浅草弾左衛門(小学館) 実用

著: 塩見鮮一郎 

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浅草弾左衛門 第一巻 (天保青春篇・上) あらすじ・内容

江戸末期、反差別の闘いの渦中で倒れた男の壮烈な生涯。

天保から幕末、明治と、激動の時代のただ中で、幕府の命によって被差別民の支配の頭領として生きた浅草弾左衛門。歴史の下層に埋もれ、偏見と誤解に満ちた従来の弾左衛門像の常識を破り、気鋭の作家が膨大な資料を駆使して描く彼の苛烈な生涯。摂津の国(兵庫県)の田舎から出府して江戸浅草に住み、先代の指導で関八州から東北までの管理を学ぶ十三代目・浅草弾左衛門直樹の青春時代を描く、異色の長編時代小説全六冊。

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「浅草弾左衛門(小学館)」作品一覧

(6冊)

605〜737(税込)

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非人たちと共に偏見と差別に抵抗する弾左衛門に幕府崩壊の響きが…。

武州反乱を境に沈黙する弾左衛門と袂を分かって、鎮圧と逮捕を逃れ、甲州へと逃げる余。一方、非人寄せ場の火事で死者を出した車善七と弾左衛門との間の溝は深まるばかり。黒船来航に驚愕する徳川幕府に恩返しをすべく、非人たちの軍夫志願を申し出た彼は、旧知の関西の被差別者たちに、その趣旨に賛同を得ようと下阪するが……。飢餓・地震・弾圧・反乱と激動の時代にあがく人々の群像。

幕府崩壊へ。差別された人たちの歓喜と不安。

「改名の件は、左衛門改め内記、願いのとおり改名、これを申しつける」北町奉行の言葉に歓喜する直樹と65人の手代たち。だがその江戸幕府は瓦解の危機に直面し、主戦派と恭順派に分かれて収拾がつかぬままに官軍の東上は進む。幕府に恩を返すべく、隠居の護は新選組の残党と共に甲州へ向かうが……。封建社会の崩壊の中でさまよう、差別された人々の歓喜と不安。果たして彼らの行く手に広がったのは、もはや元の時代ではなかった。

明治政府が出した「解放令」で、直樹は西洋靴の製造を。

「賤称廃止になりますれば、これまでの権益を失い、新たな租税をかけられるでしょう」直樹らの醜名除去の嘆願は、皮肉にも彼らの牛馬処理の独占的利益と、仲間の支配を否定する結果に。仲間と結束した彼は、富国強兵を旗印にした明治政府の要請に応える形で皮革による西洋靴の製造を決意する。米国から招いた鞣職人の技術で、計画は順風満帆に進むように見えたが……。差別構造の根元を描く大河小説、ついに完結。

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