電子書籍 信濃戦雲録(祥伝社文庫) 文芸・小説

著者: 井沢元彦 

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野望(上) あらすじ・内容

「本邦初の軍師役をおかれませい。天下を制するには、まず信濃を併呑することでござる」――後の信玄となる甲斐の若き国主・武田晴信に仕官を求めた異相の男・勘助は、傲岸にも自身をそう売り込んだ。単なる国主に過ぎぬ晴信に天下獲りへの野望が芽生え、神算鬼謀にして稀代の名軍師・山本勘助が誕生した瞬間であった。歴戦の古強者たちの意見はすべて過去の経験から割り出されており、新しい考え方を認めようとしない! 世代交代、情報操作、買収、合併……現代ビジネスマンの心に刺さる、まさに命懸けの戦国時代を活写。真田一族も活躍! 『言霊(ことだま)』『逆説の日本史』の著者が描く、傑作歴史巨編!

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「信濃戦雲録(祥伝社文庫)」作品一覧

(6冊)

825〜1,026(税込)

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勇猛・勝頼vs.冷厳・信長。 欲、慢心、疑心、嫉妬、執着…一点の心の曇りが勝敗を分けた!
破竹の勢いの織田信長を阻止するため、武田勝頼は石山本願寺法主・顕如、さらに西国の太守・毛利家と手を結ぶべきであった。しかし勝頼は信玄の遺言を無視し、亡き勘助の側近さえも退けてただ邁進する。長篠城の攻防、設楽ヶ原の決戦の勝敗を分けたものは何だったのか? そして、帝に退位を迫り神仏をも畏れない織田信長が明智光秀に本能寺の変を決意させた所業、さらには上杉景勝の軍師・直江兼続が武田勝頼から対織田決戦への「援軍不要」の言質を取る“神算鬼謀”ぶりが大胆に描かれる。戦国の武将たちを突き動かす欲望、嫉妬など人間の業を鮮やかに浮かび上がらせる傑作!

「国の大きな要が崩れ去ったのだ。それをもう一度締め直す」本能寺で信長が横死し、戦国の世は一気に混迷した。北条は関東の滝川一益を襲い、北陸路では上杉と柴田勝家が睨み合う。旧武田領甲信の争奪戦は徳川家康が制した。だが、織田家後継を巡る思惑の中で、明智光秀を討ち取った羽柴秀吉が、天下人に近づいていた……。風雲急を告げる歴史巨編第三部!

「この唐の国をそっくりそなたに進呈しよう」小田原城が陥落、奥羽の伊達も帰服して天下統一の成った秀吉は、唐土の地図を広げ、さらなる野望を茶々に語る。加藤清正に名護屋城を完成させ、小西行長と競わせるかのように、朝鮮国へと大軍勢を派遣した。当初は快進撃を続ける日本軍だったが……。見果てぬ夢、力、そして人々の悲哀――大河歴史小説、ついに完結!

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