次々に倒されていくオロチ八人組。だが、感情に流され、人を殺してしまい、小次郎は、後悔に苦しむ。そんな中、剣の名流・吉岡流と宮本武蔵の決戦が迫る。決戦の地・一乗寺に招待された小次郎たちは、そこで思いがけず最大の敵の正体を知る。虐殺される人々！　藤十郎と彰子も瀕死の重傷を負う。ついに壮大な超能力戦争の火蓋が切って落とされた！　そして、小次郎の明晰な推理が導き出す真の敵とは？！　華麗なる超時代劇長編ファンタジー・シリーズ第４巻！

黒蟹衆の頭目・宮本武蔵。彼は、反魂衆として柳生一族に仕える沢庵とその妻・綺布によって造られた対佐々木小次郎用の戦闘型人造人間だった！　　やっと出会えた両親、沢庵と綺布。だが、彼らは息子・小次郎が倒すべき敵。ついに激突する武蔵の二天一流と小次郎の巌流！　圧倒的な武蔵の前に次々に敗られる巌流の奥義。真の敵・柳生宗矩の存在が明らかになる中、ついに佐々木小次郎最強の剣が、唸りをあげる！　華麗なる超時代劇長編ファンタジー・シリーズ第５巻！

宝蔵院流槍術の奥義を究めた美しき天才少年・胤舜。だが、かれは、心を開かず、小屋にこもり、阿修羅像を彫り、壊す日々を繰り返す。胤舜のもとを訪れる甲子郎は、胤舜の繰り出す超絶な超能力と深い孤独を知る。一方、小次郎は、妖艶な女義賊・澪と知り合う。澪に彰子を拉致された小次郎は、盗賊に加担することになる。その頃、麻耶は、青銅の鈴を日本に運んできた宣教師のひとりが生きていることを知る！　華麗なる超時代劇長編ファンタジー・シリーズ第６巻！