電子書籍 立原正秋 電子全集 文芸・小説

著: 立原正秋 

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立原正秋 電子全集1 『冬の旅…水仙』 あらすじ・内容

強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。立原初の新聞小説で代表作の一つ。

「冬の旅」美しく優しい母を、義兄修一郎が凌辱しようとした現場を目撃した行助は、母を助けようと誤って修一郎の腿を刺して少年院に送られる……。母への愛惜の念と義兄への復讐を胸に、孤独に満ちた少年院での生活を送る行助を中心に、社会復帰を希う非行少年たちの暖かい友情と苛烈な自己格闘を描き、強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。無常としかいえない世界で健全な目を持ちながら、どんどん死に惹かれてゆく行助の宿命的な生き方に注目。「冬の旅」は立原初の新聞小説で、1968年5月から1969年4月にかけ「読売新聞」夕刊に連載され評判を呼び、立原正秋の名を一般に広めることとなった作者の代表作のひとつ。他に作者が愛した花・水仙を表題とした自伝的な作品「水仙」と、その続編もいえる「空蝉」。また作者が眠る瑞泉寺(鎌倉十刹の筆頭格。また「花の寺」として知られ、特に水仙の花の名所である)が作中に登場する「ちぎれ雲」を収容。

付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像」など関連エッセイ5作収録。特別寄稿として立原ファンを自認する吉本ばなな氏の「立原正秋と私」を掲載。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

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「立原正秋 電子全集」作品一覧

(26冊)

各1,980(税込)

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古都鎌倉に美しく燃え上がる宿命的な愛……そして、愛欲の日々の終焉を鮮やかに映し出す『残りの雪』ほかを収録。

『残りの雪』理由も分からず失踪した夫との別れに苦しみ、無為不安の日をおくる里子は、骨董の目利き坂西と出会う。鎌倉、京都、箱根、越後……人目を忍んで逢瀬を重ねる里子と坂西。四季の移ろいと、愛の日々の中で“いびつな染付白磁”といわれた里子は“女”として目覚めていく。やがて、里子の友人で坂西の元恋人だった綾江の嫉妬による密告で、二人の仲は坂西の妻・和枝の知るところとなる。宿命の愛と知りながら、里子は坂西と別れる決心をするのだったが……。男女の宿命的な愛を鮮烈に映した“大人の小説”として、日経新聞に連載され話題を呼んだ長編小説で、鎌倉や京都などの古都を舞台に、和服や自然を通して日本の四季が美しく描写されており、作品の魅力に彩りを添えている。また家族を失い無為の生活を送る元高校教員の中年男が、教え子との束の間の愛と別れを描いた『山居記』、『夏のことぶれ』を収録。

付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 四」など関連エッセイ3作収録。「写真で辿る立原作品の世界」(3)では『残りの雪』の舞台となった鎌倉・化粧坂、源氏山公園付近と「花の寺」海蔵寺を紹介。また、立原の孫・立原継望氏撮影の「鎌倉 桜巡り」も立原が愛してやまなかった街・鎌倉の美しい春の風景を写し出している。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

庭との対話のうちに、美を追及し続けた美術紀行「日本の庭」ほか、立原が傾倒した中世文化の美の世界を辿る。

「つくった人の美意識がくまなく表出されているかどうかが問題である。十分に表出された庭なら、そこに歳月による自然が作用したにせよ、当初の軸は残っている」庭を、主の美意識が凝縮さてた空間と見つめた立原の透徹した眼差しが浮かび上がる『日本の庭』ほか、骨董を通じ、あくなき美の世界の追及を綴った美術雑編。若き日より書き溜めた詩、短歌を全紹介。また、加藤唐九郎、林屋静三との陶芸をめぐる対談2編も収録し、立原が見つめた美の世界を完全収録。

付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 五」や春画ブームの仕掛け人・浦上満氏が語る立原の骨董への眼差しを描いた「李朝白磁の大壺」など関連エッセイ5作収録。特別付録として長男・立原潮氏が上梓した『美のなごり 立原正秋の骨董』より、父・立原正秋の骨董への傾倒を綴った「冬の風 立原正秋覚え書き」を掲載。同時に立原正秋の骨董コレクションの一部を、秋元茂撮影のカラー写真で紹介していく。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

「感下院」を“城”と呼ぶ立原の青春小説『美しい城』と、北鎌倉の歌会で出会った男との新たな恋に震える『情炎』を収録。

妻を顧みない夫の日々に、北鎌倉の歌会で再会した亡き母の男だった光晴と再会した織子が、新たな恋の炎に身を焦がす『情炎』。「感化院」を“城”と呼ぶ石見次郎が、不良少年として、孤独と疎外の中で駆け抜ける青春群像を、カットバックしながら四部構成で綴った“私小説的”な青春小説『美しい城』の他、立原作品には珍しいハッピーエンドで終わる『相聞歌』、夫との生活をを守るため最初で最後の舞いを踊る人妻を描く『最後の仕舞』、子が出来なかったばかりに一度離縁した元夫との逢瀬に燃える人妻を描いた『やぶつばき』、そして『「接吻」と五つの短編』の6編を収録

付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 六」など関連エッセイ4作収録。「写真でたどる立原作品の世界」(4)では円覚寺亜、建長寺など、立原作品にしばしば登場する北鎌倉の風景を孫・立原継望氏撮影の写真で辿る。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

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