『海外文学、ダイレクト出版、1円~、0~10冊、雑誌を除く(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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銃口の中に天使か悪魔が見える。どちらが見えるかで行き先が決まる。
「銃口の中には天使と悪魔が住んでいる。どちらが見えるかで死後行く場所がわかる」
マフィア専属の殺し屋として仕事をこなす主人公は、会計士の家にいた幼い少年を殺せず、自分の息子として育てることに。
彼の父親もまた殺し屋であり、「銃口の中に天使と悪魔が住んでいる」と馬鹿げたことを言ってはばからなかった。
主人公は息子に銃を仕込み、自分の後継者として育て上げるのだが……。
表紙:TEM(@TEMdesu_)様
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トウモロコシ畑でブギーマンが狙っている。
父が営むトウモロコシ畑を今日も今日とて駆け回るおてんばサム。
収穫期に訪れる出稼ぎ労働者たちとも仲良しだ。
ある日サムが案山子の根元に埋めた宝箱を掘り返していると、口がきけない大男が現れた。
過去の惨劇のショックで言葉を忘れた彼は、仲間内でサイレンス・ジョニー……だんまりジョニーと呼ばれている。
サムはジョニーと大親友になるのだが……。
(ホラー/ミステリー/短編)
イラスト:mink(@mink_171219)様
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ジェーブル伯爵の屋敷に強盗が入り、秘書のダバルが殺されます。ところが、盗難はあったのに盗まれているものはなく、犯人の一人は銃で撃たれて深手を負っているはずなのに、どこにも見つからない……この不可解な事件を高校生イジドール・ボートルレが鮮やかに解明してゆくうちに、ボートルレとルパンの激しいな戦いが始まります。やがて事件は、フランスの歴史にも大きく関わってきた壮大な「空洞の針」の謎へと発展してゆくのです…。 さまざまなトリック、暗号文の解読、ボートルレとルパンの激しい知能戦、どんでん返し、驚愕のラストと、ルパン・シリーズのみならず、探偵小説、冒険小説としても一級の大傑作です! ルビ付、縦書き。モーリス・マユによるモノクロ挿絵13点収録。
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19世紀イギリスを代表する美術評論家、社会評論家であるジョン・ラスキンが1951年に発表した「The King of the Golden River」の新訳&完訳です。
宝の谷を持つ三兄弟のうち、末っ子のグラックはやさしい子でしたが、上の二人の兄ハンスとシュワルツは、強欲だったので腹黒兄弟と陰で言われていました。この腹黒兄弟のせいで南西風の怒りを買い、宝の谷に住めなくなってしまうのですが、ひょんなことからグラックは黄金の川の王と出会うのです…。 おとぎ話の形式を取りながらラスキンの哲学も感じさせる、短くも味わい深い作品で、イギリス・ファンタジーの夜明けを告げる作品の一つです。 ルビ付、縦書き。エリザベス・M・フィッシャーによるカラー&モノクロ図版を45点収録。 -
フランス人作家プロスペール・メリメの「Carmen」をレイディ・メアリ・ロイドが英訳したものの重訳で、新訳&完訳です。わたしは地理学上の調査のためにアンダルシアを旅している際に、ふとしたきっかけでドン・ホセという訳ありな様子の男と知り合います。その後、逮捕され死刑となる運命のドン・ホセから、カルメンというボヘミア女との悲劇的な恋物語を聞くことになるのです。 ビゼーのオペラ「カルメン」の原作となる中編小説であり、今は世界中で有名なカルメンという強烈な女性キャラクターを生み出した傑作です。 ガストン・ヴィリエの原画をユージン・ディシジーがエッチングした美麗なモノクロ図版26点収録(表紙もその一つを使っています)。
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イギリス人の挿絵画家として有名なウィリアム・ヒース・ロビンソンが、挿絵のみならず物語も作り上げた「Bill the Minder」の完訳&本邦初訳です!
いとこの子守りで才能を開花させた少年ビルは、トロイの町を追われた王と出会います。そして王に再びトロイの町を取り戻させるために、子どもたちと舞台を作ってトロイに進軍します。するとその道中で、色々な旅人に遭遇し、不思議な物語を聞かされるのです。やがて様々な人物たちを加えた部隊は、トロイの町に到着するのですが…。 旅人たちが語る、ナンセンスなのにどこか味わい深い物語の数々が、独特の世界を作り上げている名作です! ウィリアム・ヒース・ロビンソンによる、カラー図版15点、モノクロカット145点を収録。 縦書き、ルビ付き、訳注付き。 -
アメリカの作家ロバート・ローソンの「Rabbit Hill」の新訳&全訳です。ウサギのジョージーの一家や、小さな動物たちが住む丘のお屋敷に、新しい住人がやって来ます。丘の動物たちは大騒ぎです。果たして新しい住人はどんな人たちなのか? 野菜畑を作ってくれるのか? 罠や仕掛け銃や毒餌を仕掛けたりされないか? イヌやネコを飼っていないか? ライフルやショットガンを持っていないか?丘の動物たちは戦々恐々としながら、引っ越してくる新しい住人を待ちますが…。アメリカですぐれた児童文学作品に与えられるニューベリー賞を受賞(1945年)。ローソン本人によるモノクロイラスト52点収録。縦書き、ルビ付き、脚注付き。
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現代ロシアを理解する上でも必読の書!
ジョーンズの農場で飼われていた動物たちは、理想郷を求めるメジャー爺さんの言葉に心動かされて反乱を起こします。そして、ジョーンズを追い出したあとの農場に「アニマル・ファーム」の名を掲げ、動物主義を実践してゆきます。ところが、指導者争いから一気に独裁主義的な色を帯びてくると、農場は理想の姿からどんどんかけ離れてゆき…。ロシア革命に材を取り、スターリニズムや全体主義を痛烈に批判する傑作寓話小説です。縦書き、ルビ付き、豊富な脚注付き。 -
人間は、古来、自己を知ることは可能であるかどうかも含め、「自己とは何であるか」を問い、探究してきた。古代ギリシアにおいて、自己を知るとはどういうことであるかを正面から問題にしたのが、プラトンの初期対話篇『カルミデス』である。自分自身を知るとはどういうことか、その探究のあるべき基本的な道筋を、『カルミデス』は鋭く描き出す。[訳者]船木英哲(ふなき ひでのり)1996年、九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得(哲学・哲学史)。古代ギリシア哲学(ソクラテス・プラトン)を中心に研究。現在、フリーの立場で哲学研究に従事。[訳書]クセノポン『ソクラテスの弁明・饗宴』(文芸社 2006年)
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