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GWコイン大還元祭

『同人誌・個人出版、さら・シリウス(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧

1 ~47件目/全47件

  • ◆USBメモリに込められた初恋
    不治の病で自宅から出られない角田ゆかりは、可愛がっている猫のパワーに語りかける。

    「あなたも外に出てみたいわよね」と。パワーに託したゆかりの願いは夢となって叶うが、ただの夢だったはずの想いは、不思議な形で現実の愛となって残されていた。

    ◆ラブとおじいちゃんと私
    川中こずえはある日、おじいちゃんと犬のラブと一緒に山菜を摘むため山を訪れた。しかしその山には奇妙な集団が巣食っていた。

    謎の施設、不思議な美少年。わけがわからないまま捕らわれたこずえは、それでも大切なおじいちゃんとラブを救うために従順に過ごして生き残ることを心に誓う。

    ◆過去視
    二十九歳の竹下真亜子は悩んでいた。競馬の選手でありながらどうしても勝利に繋がらない日々を過ごし、恋人である雄二も妻子持ちの男なのだ。

    両親は早く帰郷して結婚しろと急かしてくるが、どうしても決断できずにいた。そんな真亜子は突然、自身の過去を覗き見ることとなる。真亜子の下した決断とは、未来の自分の幸福を願うものだった。

    ◆さら・シリウス:あらすじ
    ◆新羽 耀:文章
  • ◆陰湿な復讐者
    深夜、予感はしていた。ろくでもない訪問者が客としてくるのだと。佐代子は自分の店の片付けをしていた。こじんまりとしたスナックにかつての旧友がやってくる。彼は人を殺した後だった。そして佐代子は港の倉庫に閉じ込められる。倉庫内はガソリンがまかれていた……。

    ◆同じ穴の貉
    植木屋をしている早田正雄は、子供たちが寄り付かないのは酷い古女房のせいだと思っている。そんな中、剪定を頼まれているお得意様の庭にあるトンネルを思い出す。ある晩そのトンネルに……。

    ◆土気色の景観
    イラストレーターであるまさみは、自身の仕事の事で悩んでいた。良い仕事が入ってこない。そんなまさみの元に有名アーティストからの曲が贈られてくる。この曲のイメージでジャケットの絵を描いてくれ、と。その経緯で、まさみはある一つの“イラスト”を完成させる事になる。

    ◆ブリーダー
    幸江が結婚した男はどうやら何名もの妻をめとっては、別れたのだという。ある日、幸江は秘密の地下室の扉を開く。サイコパスは会話が通じない。現代の青髭譚。

    ◆解体ショー
    沙織は他人のものが欲しい。何故なら沙織は恵まれていないから。沙織にとって、世界はバラバラに見える。全てがバラバラだ。沙織には解体癖がある。あるべき姿に戻そうと。大人になって、沙織は男からよくモテた。沙織は男達を“作品”にする事に決めた。

    さら・シリウス:あらすじ
    朧塚:文章
  • 『誰にも見せない顔』
    真佐美には中学時代からの親友・渚沙がいる。落ち込んでいるときに慰め、励ましてくれる渚沙は真佐美にとってかけがえのない存在だ。ある日、渚沙の夫の松原から呼び出された真佐美は、誰にも見せない渚沙の裏の顔を知らされて……。

    『すてきなご縁』
    会社をクビになったカスミは、引越し先で上品な老女に出会う。道に迷っていた老女を目的地まで送ったお礼にと邸宅に招かれ、そこで「実はあなたにお願いがあるのよ」と老女から切り出されたこととは……。

    『強い風に吹かれて』
    あの夏の日、美咲は夜の海にいた。合コンを兼ねた海辺のバーベキューは、地元の不良たちによって悲惨すぎる思い出に変わった。それから十年が経ち、成功を収めた美咲の前にあの夜のことを知る男が現れる。

    『探偵事務所のオプション』
    探偵事務所を営む「わたし」の元に、保険金殺人で兄を殺されたという依頼者が訪ねてくる。容疑者の篠田月絵は、高齢男性との結婚を繰り返しては遺産を受け取っている。そこで「わたし」は、依頼者にあるオプションメニューを提案する。

    『海峡の点滅』
    小さな海峡に面した街に、夜中の十二時になると対岸から光の点滅が届く。誰がなぜそんなことをしているのか……さまざまな思いをめぐらせ、また願いをこめて海峡の点滅を見る人の中に、一人だけその真相を知る女性がいた。

    『お楽しみはこれから』
    経営の危機にあった老舗温泉旅館を立て直した美奈子。メニューを和食から洋食に切り替え、女性専用の宿にした戦略が大当たりして、チェーン展開を狙っている。その路線に反対していた美奈子の夫は、謎の失踪をしていて……。
  • ◆ハート型の胸毛が熱い

    桔平は、母親である杏子にも父親である俊明にも似ていない。
    それどころか、それぞれの親戚筋まで調べてみても桔平に似ている者はいなかった。

    両親とも産院での取り違えを疑い、桔平自身ももらわれっ子なのではないかと疑念を抱く。
    桔平はその思いを打ち消すかのように音楽へのめり込んでいく。

    社会人になってからもバンド活動を続けていたが、バンドメンバーのひとりである清治が自殺未遂で入院したという。

    清治を立ち直らせるにはどうしたらいいのか。
    そこに桔平の妹である美鈴が飛び込んできて、事態は急展開に……。

    ◆ダメ男と医者、どっちがいいって?

    住宅街の一角にある何の変哲もないマンション。
    そこに引っ越してきたのは、都内の商社でOLをしている小川風香だった。

    風香の左隣には医者の沢田が、右隣には子持ちの金城が住んでいる。
    ハンサムで紳士的な沢田に惹かれる風香。

    一方で、金城は悪人ではないものの、最初から嫌味な男だった。
    だが、金城の長男である直樹と話したことがきっかけで金城への気持ちも変化していき……。

    ◆笛吹き

    昔は賑わっていた町も、今では見る影もない。
    そんな町にも、かつての賑わいを思い出させるものがひとつだけ残っていた。

    それが町にある電子部品の製造業者のブラスバンド。
    角田純子は笛吹きとして、そのブラスバンドでフルートを吹いている。

    だが、そのブラスバンドが不況で切られるという。
    ブラスバンドのリーダーである牧田は社長に直談判したが、結果は変わらなかった。

    そこで牧田は会社を立ち上げると言い出し……。
  • 山形なおみには、かつて島田金男という婚約者がいた。だがその彼に裏切られ、約束されていたはずの将来は完全に消え去り、路頭に迷った末、なおみは地元の両親の意志を継ぎ、本来の夢であった医者になる。

    このまま過去の感傷に浸りながら平穏な生活が続くのかと思っていたその時、医院に二人の若者が訪れる。

    その二人は金男の子だと主張し、家族になりたいと懇願する。その願いを聞き入れ、家族になった三人にようやく平穏が訪れた頃、突如、娘が残酷な運命に襲われて……。
     
  • さやかには密かに想いを寄せている幼なじみがいるが、その彼は彼女を女性として見てくれたことがない。

    好きな男と結ばれる筈はないと諦めているさやかは、真也というセフレと十四年間付き合っている。
    その間、結婚もし、離婚もした。
    真也は時折軽く、俺と結婚すれば? などと言うがその気にはなれない。

    仕事を解雇され、いくつもの仕事を転々としていく中で、挫折や訴訟問題を抱え苦悩するさやか……。

    疲れ果て、絶望の日々を生きるさやかに訪れた新たな希望。
    しかし、そんなさやかにまたもや試練が!

    そして、打ちひしがれる彼女の足になってくれたのは意外にも……。
  • 『美しき誘惑に潜む復讐の牙』
    宮本哲也のもとへ一通の葉書が届いた。それは毎年秋に開催される高校の同窓会の案内だった。仕事がうまくいっていない哲也は同窓会を欠席することにした。

    数日後、哲也に一本の電話がかかってきた。戸塚仁志からの電話だった。仁志とは学生時代にいろいろあったのだが、ひょんなことから仁志の妻である麗子の尾行を頼まれることになった。

    仁志は浮気を疑っているようだったが、麗子が浮気をしている様子はなく……。

    『海峡』
    海峡の岸壁に男女の死体があがった。男の死体は南側の町に、女の死体は北側の町に。それもほとんど同時刻にあがったのだという。

    海峡を隔てている町で関連していそうな事件など、そうそうあるものではない。謎めいた事件に町は色めき立った。

    男の身元はすぐに判明した。大森雅紀という叩けばいくらでも埃が出てくる男だった。一方で、女の身元は不明のままだった。

    刑事の亀山と池田は大森を調べれば女のこともわかるかもしれないと、大森について調べ始めた先で……。

    『紙の海』
    私は病室で千羽鶴を眺めていた。別れた彼女、聖子がかつて折ってくれたものだった。聖子はその名前の通り、心も体も清らかな女性だった。

    聖子と結婚していたら……そう思いながら、私はこれまでの人生を振り返った。学生時代の記憶。聖子との出会い。忘れもしないあの日の忘年会。

    私はどこで間違ったのだろうか。
    どこからやり直せばいいのだろうか。

    そして、最後に私は千羽鶴に込められた聖子の思いを知ることになる。
  • 高司浩二郎はたった一人で生きてきた。
    その技術も地位も金も、全ては自分の為にしかならない。

    だが、ある時であった千鶴という一回り離れた妹のような女性に出会い、それは変わっていく。

    浩二郎の価値観も何もかもが変わっていく。
    それは決して怖いことではなく、彼はただ幸福を感じていた。
    だが、その幸福のためには犠牲にしなければいけないものもあり……。

    彼が手に入れるものと失うものとは……。
  • 政治家の妻である奥田理恵子は、次期総理にもと目される夫と四人の子とともに何ひとつ不自由のない豊かで幸せな生活を送っていた。
    しかし理恵子には、誰にも言えない過去があった。

    幼い理恵子は、近所の男から、担任の教師から、性の玩具にされていたのだ。脅されて怯え、口を閉ざしつづけていた理恵子のもとに、やがて妹の八重子の死という悲劇が訪れる。

    その後、成長した理恵子は過去の何もかもを忘れようと努力する。今、現実に生きている自分は、このまま生きてゆくしかない。

    しかし、故郷も捨てて懸命に生きて得た幸福に、再びその悪夢が現実となって襲い掛かってきたとき……
  • 人間嫌いの小説家、青山優は、変わり者の弟、悟と愛犬のポチ、愛猫のミーと共に人付き合いが希薄そうな山奥の家に引っ越した。

    そのあたりは古戦場を潰して開拓した土地という縁起の悪い場所だったために多くの霊がいたが、神道の嗜みがあった優は自らお祓いをして何事もなく生活をはじめる。

    引っ越してしばらくしてから、隣家の母親が優に家のお祓いを頼んできたことで、優と隣家の付き合いがはじまった。
    人付き合いを嫌って移り住んだはずだったけれど、積極的に人付き合いをしようとする隣家に優は次第にほだされていく。

    そんな中、平和な日常の合間に起こる不可避なトラブルに見舞われた優は、穏やかな微笑みを浮かべる隣家の出戻り娘、亜也子のことが気になっていく。

    さら・シリウス:あらすじ
    鉢本杏梨:文章
  • 毎日のように男の怒鳴る声と何かが割れる音が響き、その後には必ず女の悲鳴や泣き声が聞こえてくる大きな屋敷。
    地元でも有数の名家として知られているその屋敷で、真矢は当主である父親の機嫌を損ねないように生活していた。

    父親の暴力と暴言に耐え切れなくなった真矢はひとり家を逃げ出し、とある割烹で偽名を使い働くようになった。

    真矢が仕事に慣れた頃、割烹で政治家同士の密談があるという。
    一緒に連れられてきた秘書の沢田達二は控えの間に通され、真矢がお茶を運ぶことになった。
    それを機にふたりは仲を深めていくが、ある日のこと、達二は満州へ行くと真矢に告げるのだった。

    その後、真矢のもとへ電報が届き……。
      
    さら・シリウス:あらすじ
    妖精社:文章
  • 主人公の姫宮咲は、友人と語り合う創作の世界にしか魅力を感じない、普通の女子高校生。だがある日、友人の加奈子のために書いた小説をコンテストに応募したところ、賞を受賞し作家デビューをすることに。初めは乗り気のしなかった咲だったが、加奈子の後押しによってその道を進むことを決め、留学を決意する。だが出発の当日、彼女は何者かに拉致され、無限に執筆を強制される、謎の部屋に幽閉されることになるのだが……

    さら・シリウス:あらすじ
    タンボ:文章
  • ◆ ナチュラルメイクのモデルを捜して
    加奈子は画廊で売られている一枚の絵の中に閉じ込められている。
    誰に買われるのか不安と期待の中、彼女を購入したのは心惹かれる男性。
    だがそれはとても残酷な現実の始まりだった。
    自分の運命を呪うがその運命とは実は……。

    ◆ 槌が舞う炎の中で
    業界の中では非常に評価されている金物職人の信二。
    他の職人からも妻や子供からも信頼が強い彼は、全てがうまく行っていた。
    そんなある日、彼の元に高校の時の恋人であり、婚約もしていた江梨子が訪れる。
    彼女が訪れた理由とは。
    やがて彼の人生は大きく狂い出してしまうことに。

    ◆ 知らぬが仏・勘違いのふたりの一生
    翔太と耕二は40年来の友人だ。
    だが、二人が交わした会話は数えるほどしかない。
    それは、耕二が寝たきりの植物人間だからだ。
    そんな耕二を40年間甲斐甲斐しく世話をする翔太には理由がある。
    彼が40年もの間彼に付き添って生きている理由とは。

    ◆ ふたつの世界
    息苦しい日々の中、時折写真を撮りにいくのが元美の唯一の楽しみだった。
    そんな彼女が出会ったのは一人のおばあさんだった。
    彼女を写真に収めたことで、彼女は不思議な体験をすることになる。
    彼女が息苦しい世界で見つけた答えとは。

    ◆ 壁の声
    仕事一筋で生きてきた静子はここ数年、なにもかもうまくいかず眠れない日々を過ごしている。
    足掻いても失敗し、会社から身を退こうとしていたある日のこと。
    倉庫の壁から不思議な声が聞こえてきた。
    その声を聞いたことで、静子の人生が大きく変わっていくことになるが……。

    ◆ さら・シリウス:あらすじ
    ◆ 金田 悠真:文章
  • ベストセラー作家の川中澄美子は初めてのスランプに陥った。時を同じくして大先輩であり唯一の親友でもあった大御所作家の桃香が亡くなってしまい、澄美子はあまりの心痛から小説が書けなくなってしまった。
    それから暫く経ったある日、ふと頭の中に浮かんだ物語をまとめケータイ小説に応募すると澄美子の作品が見事一位を獲得。
    それを機にベストセラーを次々と世に送り出し、再び脚光を浴びるようになった澄美子はテレビ出演やメディアにも欠かせないほどの売れっ子になった。
    人々の賞賛と、もてはやされる毎日の暮らしのなか、整形し名前も年齢も偽り別人の桜ハルミとして活動していたために彼女は苦しみ、引退を決め田舎で暮らすことに。
    そこで村田大輔という大学生と出会い恋に落ちるが、あまりの年の差に澄美子は……。

    ★さら・シリウス:あらすじ
    ★妖精社:文章
  • ◆宝物のオイルとは? 

    彦太は自らの住む港町を活性化させるために『干物のブランド化』を計画する。
    なかなかうまくいかず挫折しそうになっている彼の前に、不思議な機械をセールスマンが現れ大喜びするが……

    ◆処理活動

    妻子を持つ身でありながら向井は有り余る性欲を持て余し、ネットでリモートデートを楽しんでいた。
    そのうち、リモートの相手といよいよ会えることになり、ホテルでの一夜を楽しんだ彼の哀れな末路とは……

    ◆パブ 

    パブで働く主人公・増田裕子は、羽場康弘という男と不倫関係にあった。
    今日もまた店の隙を突いて出会い、心身を重ねる二人。
    しばらくの間まともな会い方をしていないことに苛立っていた裕子は、もっと別の場所で会いたいと訴える。
    その言葉に苦言を呈する康弘と、さらに苛立ちを募らせる裕子。
    そんな赤裸々なやりとりを体感していたのは、彼らだけではなく……

    ◆夫婦の守護霊

    下田瑞穂は、苛烈な環境の中を生き抜き、ついに独り立ちを果たした。
    希望と未来に満ち溢れた社会人生活。それを謳歌していたある時、瑞穂は公園でとある老夫婦と出会う。
    彼らの呻き声から腹が減っていることを知った瑞穂は、手元にあったパンをあげることにしたのだが……

    ◆もう一つの世界

    多恵子には、長年付き添った夫の俊哉がいた。
    ある日、多恵子は俊哉がいつのまにか 失踪していることに気づく。
    夜になっても帰ってこない現状に不安を覚えた多恵子は、このことを警察へと通報することに。だがその瞬間、誰もいないはずの二階から誰かの話し声が聞こえ……

    さら・シリウス:あらすじ
    タンボ:文章
  • 霊感の強い優子を取り巻く友達、家族、そして愛犬のポン太が織りなす事件の数々。そこへ人々の才能を盗みにきた宇宙人との攻防の中、大好きなおばあちゃんが死んでしまう。様々な事件の中で、現代の人々への警鐘をも鳴らす愛と涙と不思議ワールドの世界……
  • ◆振られた女
    サラリーマンの山崎浩二は歌手になる夢を持っていた。ただ、いかんせん見た目が悪い。整形を考えるも、実際に踏み出す勇気はない。そんなある日、飲みに行こうと店を探していると綺麗な女性を見つける。奇跡的にその女性と仲良くなり、ふたりの関係はどんどん進展していく。
    ◆ フタの無い家
    川端重男は同僚の竹田に付き合って、終電を逃してしまう。歩いて家に帰ると、家のドアがない。ドアだけではなく、扉や蓋が家から消え去っている。家族も本心をしゃべるようになっていた。酔っぱらったときに見る夢だと思っていたが、どうやら夢ではないらしい。
    ◆ マドンナと剥製
    葉山鉄平は、鉄道員をしている。鉄道と剥製が趣味の薄っぺらい男だ。だが、その鉄平の妻は小・中・高と学校のマドンナだったさゆり。ある日、さゆりが同窓会に行くと言う。その同窓会にはかつてのさゆりの恋人である早川まさおが来ていて……。
    ◆ 可愛い娘
    久米野家に嫁いできた真莉子は、このあたりでは評判の嫁だった。暴れん坊で手の付けられなかった健吉の嫁として、最初の一年間は何もかもがうまくいっていた。ただ、一年を過ぎると健吉の悪い癖が出るようになり、手が付けられなくなっていき、やがて真莉子にも限界が……。
    ◆ いけない弁護士
    浜田ゆかは元政治家の弁護士。市会議員をしていたせいで、弁護士としてはブランクがある。運悪く、とある依頼人から逆恨みをされてしまった。毎日のように文句を言いに来る依頼人にうんざりし、珍しくひとりで飲みに行くとそこで……。

    ◆ さら・シリウス:あらすじ
    ◆ 妖精社:文章
  • ◆おすすめの恋人
    健二の口調は“僕が君を守る”だった。
    ある日、海辺で礼子は暴漢達に襲われる。
    健二は口癖通りに暴漢達から礼子を守り死ぬ事に……。
    ある日、礼子は健二に似た男性を見かける。

    ◆幽霊の引っ越し
    亜莉沙が引っ越してきた場所では異変がする。
    どうやら、若い美青年の男の幽霊二人組がその家には住んでいたみたいだった。
    幽霊二人組は気さくで、まるで漫才師みたいな感じで亜莉沙に接してくる。
    亜莉沙は幽霊である東次郎と茂一の二人と仲良くなった。
    ある日、茂一が引っ越し先を見つけて出ていく事になり、二人きりになった亜莉沙と東次郎は…………。

    ◆姿無き編集者
    作家志望の里子には、ようやくチャンスが舞い込んでくる。
    里子は編集者と会う事になるが、その編集者は事故により亡くなってしまう。
    ある夜から里子の元に亡くなった編集者の霊が現れて……。

    ◆饅頭屋の女房
    吾郎は時計屋をしていた。
    ある日、屋上に行くと時計屋の横の饅頭屋の女房が自殺しようとするのを吾郎が止める。
    その日から、吾郎はその女と関係を持つが……。

    ◆マシム
    マシムはシンガポールで正人に拾われた犬だった。
    ある日、正人の恋人である麻美が現地にやってくる。
    正人はマシムに興味を無くし、代わりに麻美がマシムを世話する事になる。
    マシムは麻美の事が好きで、ある日、マシムの前に神様が現れる。
    マシムはある願い事をする事にした。

    ◆ さら・シリウス:あらすじ
    ◆ 朧塚:文章
  • 友田泰行は大学野球の才能あるピッチャー。
    坂口陽太郎は両親を早くに亡くし、親戚の家で働きながら住まわせてもらっている。

    佐知花はグランドの陰から泰行を覗き見ていたところを、八田に咎められるが治そうとしない。
    泰行と陽太郎は旧友として再会し飲みに行くが、泰行のストーカーである佐知花がついてきてしまう。

    飲み屋から逃げだした泰行を追いかけてきた陽太郎は、その姿に自分の人生への苛立ちも含めて怒りをぶつけた。
    その夜、泰行は事件に遭い死亡してしまった。
    三人は警察の捜査に誰もしゃべらず、事件は未解決のまま。

    陽太郎はその後、親戚の工場を乗っ取り、経営を成功させたあと佐知花と偶然再会する。
    佐知花の母と娘の四人で、ドライブと食事のデートをする。
    家族と間違われて、陽太郎は幸福を実感していた。
    後日待ち合わせた二人は流れのままに結ばれた。
    陽太郎は結婚を申し込むが、佐知花の心にはまだ泰行がいた。

    佐知花は泰行の事件のことを真剣に調べようと八田を呼び出す。
    手がかりはなかったものの、八田が連れてきた真理と後日、二人だけで会うと彼女のヒプノセラピーによって、心に封印していた真実を知った。
    どうやって死んだのか、そしてなぜ誰も警察にしゃべらなかったのか。
    真理は八田と別れ、知った真実をネタに陽太郎に金の無心に行くが、彼に一目惚れして結婚を要求した。

    陽太郎は真理と結婚し、年を取っていく佐知花を遠くから見守っていた。
    思うようにいかない人生の中、陽太郎は愛する佐知花の秘密を守り抜いたことで、満足して死んでいった。

    ◆さら・シリウス:あらすじ
    ◆春日 寛:文章
  • 中山薫は美術大学に通いながら、日常にモヤモヤしていた。
    母のさゆみと死別した父との馴れ初めは、聞いた話が本当のようには思えない。
    卒業してからの将来に不安を覚え、友人の柚菜と冴えない日々を送っていた。

    柚菜からアルバイトを紹介され、画廊のオーナー佐川守と知り合う。
    佐川はたびたび薫を夕食に誘い、フランス遊学の楽しかった思い出を語った。
    次第に薫は佐川に惹かれていった。

    絵のモデルを務めた時、薫は画家の小竹に襲われる。薫は何とか逃げ出すが、そのことで佐川を疑って八つ当たりする。
    感情的になった薫は好きという気持ちを佐川にぶつけ、二人は結ばれる。
    佐川の子を身ごもった薫は大阪の真下直美の元に身を寄せる。
    やがて子供を出産した後、養子に出した。

    出版社で編集をしているさゆみのベストセラーのお祝いに二人が料亭で飲んでいると佐川と遭遇する。
    酔ったさゆみは昔、佐川と自分が付き合っていたこと。結婚直前まで行ったこと、そして薫の本当の父親が守であることを打ち明ける。
    薫は自分の出産を隠したまま、逃げるようにフランスに画家修行に行く。

    フランスで貧乏に打ちのめされて帰ってきた薫は、真下の喫茶店を手伝いながら居候する。
    そこに新人アルバイトとして幸子と名乗る少女が来る。
    薫は名前と生年月日から我が子と疑い、その証拠を探す。
    だが、ふらりと現れた佐川の息子雄太と幸子の仲が深まるのを恐れた薫は、幸子を喫茶店から追い出し、雄太を連れて誰も来ない場所に移り住む。
    そこに、すっかり年老いた佐川が現れる。

    ◆ さら・シリウス:あらすじ
    ◆ 春日 寛:文章
  • ◆空一杯カラフルに
    加奈は下積みのイラストレーターをしていた。
    加奈は、オリジナリティが皆無なのだと言われる。だんだん、加奈に回される仕事は減ってきて、ついに加奈は職場をクビにされる。
    どん底だった加奈はその後恋愛にも失敗して、更に絶望の淵に立たされる。
    そんな中、彼女は岩次郎という名の青年と出会う事になり、やがて……。
     
    ◆アフリカ
    武司は大学時代からアフリカの貧困地域に向かい、留学を重ねていた。
    武司の彼女である鶴代は夢見がちな性格で、ニューヨークで武司と一緒に暮らしたいと告げる。武司はアフリカの貧困層を助けるボランティア活動に強い使命感があったので、鶴代とは袂を分かって、アフリカに向かう事を決意するが。

    ◆セロリの幸せ
    良太と佐和子は相思相愛で付き合っていたのだが、佐和子の父親は卸問屋の社長で相当な金持ちだった。良太は平凡な一般市民。良太は佐和子の父親からの嫌がらせに参っていた。佐和子はそんな状況を打破する為に一人東京へと向かい、タレントにスカウトされて……。

    ◆魔法の石
    みのるは観光船の船長をしていた。
    みのるが部屋で静かに読書をしていると、突如、小さな女の子が現れる。彼女は自分の事を“妖精”と名乗り、このままだとみのるの片思いの女性が亡くなるのだと告げられて……。

    ◆海花大のアイドル
    美也子は普通高に通っているが、彼女には将来のプランが無かった。
    幼馴染である浩は船長になりたいと言う。美也子は女だてらに船乗りになる為に浩と同じ海花大を受験することになり……。

    ◆さら・シリウス:あらすじ
    ◆朧塚     :文章
  • ◆ 真っ正直な殺人:閑静な住宅街で、一家の惨殺死体が見つかった。刑事の角田大樹とその相棒の牛山裕は聞き込みを始める。ただ、殺された一家はその全員が殺されても仕方のないような人物だった。そんな中、被害者が過去に死亡事故を起こしていることが判明するのだった。
    ◆ 巡る悲劇:賀茂川のほとりに有名割烹がある。そこの女将が殺された。被害者は小谷貴恵。刑事の増田健吾は怨恨の線を疑っていたが、貴恵に殺される理由はなかった。貴恵の過去を洗うために増田は飛び回ることになる。帰ってきた増田のところに、溝口凛が気になる情報を持ってきて……。
    ◆ むしり取られた幸せ:有名アパレルメーカーの倉庫で、男の死体が見つかった。被害者は友田勇作。そのアパレルメーカーの社長だった。評判が悪く、誰が殺してもおかしくない状況だった。そんな中、刑事の矢口謙三は先代の社長夫人との噂を耳にするのだった。
    ◆ あの頃に戻れたなら:松本雪子は都会に出て、女優になる夢を持っていた。ただ、恋人である山田康太はそれを許さない。束縛が激しい恋人のことを友達の真山佐知子と田中良治に愚痴っていた。でも、そんな毎日が楽しかった。ある日、地元でミスコンが開催されることになり……。
    ◆ 許せない笑顔:富裕層ばかりの高層マンションの一室で、殺人事件が起こった。被害者はケーキ屋をやっている山岡優子。優子はその昔、スナックのママをしていた。その常連客の澄川真奈美は優子を慕っていたが、気づいたときには優子によって人生を狂わされていた。

    ◆さら・シリウス:あらすじ
    ◆妖精社:文章

  • ◆雇っていない幽霊
    下級藩士の妻、琴絵は近所の繕い物を代行する仕事をしている。
    ある日、仕立て直した着物を届けに行った琴絵は、強盗殺人の容疑者として役人に捕らえられてしまった。
    真犯人を突き止めた夫の悠太郎の考えた自首させるための作戦は、果たしてうまくいくのか。

    ◆首のおみやげ
    唄と舞の名手である桜は、隣国の殿様に気に入られて大金を手にした。
    その金で弟妹のために御殿を建てたのだが、どうにも妹のくめとは相性が悪くて……。

    ◆古井戸
    ひさしぶりに東京から帰ってきた恋人が、女と赤子を連れていた。
    ショックを受けた夕子だが、説得により恋人は女と赤子を捨てて夕子を選んでくれた。
    幸せの絶頂にいたある日、夫の不審な行動に気付いた夕子がこっそりと後をつけると。

    ◆くの字の坂道
    ゆかりは毎日、祖母を待っていた。
    家の前にある、くの字に曲がった坂の中腹にある電信柱の傍で。
    けれどある日、祖母が帰ってこなくなってしまう。

    ◆気持ちいい誤解
    佐代子は母の再婚を期に家を出たが、甘え癖が抜けずにたびたび夕食を食べに行っていた。
    そんなある日、酒に酔ってそのまま泊まった佐代子の部屋に、男が忍んで来る。
    義弟の信也に違いない、と佐代子は思ったが、酒の勢いに負けて体を許してしまう。
    その日から、暗闇の中での秘密の逢引がはじまった。

    ◆さら・シリウス:あらすじ
    ◆鉢本杏梨:文章
  • ――多くは望まない。あなたさえいればそれでいいのだから
     過去の欲望に流されて罪悪感に囚われ続ける藤田美薗は、愛する山本秀樹と片田舎で隠れるように生活していた。しかし、秀樹のとある行動により美薗の人生は一転していく。絶望の果てに見出した希望の光。
    ひとはどんな状況下に置かれてもまた這い上がる術を知っている。いや、這い上がらなければならないのだ。自分の為に、そして自分を取り巻く全ての人々の為に! 
    果たして美薗が行き着く先は絶望か、それとも――。
     大切なものを失ったその先にあったものとは

    さら・シリウス:あらすじ
    あさづみおれんじ:文章

  • 家田鉄平は子供の頃にテレビで見たオーケストラの指揮者に憧れた。とはいえ家は貧乏で、中学を卒業すると同時に工場に働きに出ることになった。
     居酒屋で働く美しい里美と出会い、テレビ番組の企画でドイツへの指揮留学が実現する。

     教育者アトマンの家にホームステイしながら、同世代の天才スティーブとともに指揮の練習に励む。青春の情熱を指揮の向上させることに使い、最後には見事オーケストラを指揮して、ラベルの「ボレロ」を振り切った。
     しかし日本に帰ってくると、音楽とは無縁の貧乏生活に戻ってしまった。

     アルバイト生活しながらもオーケストラの雑用係になると、指揮者のアシスタントになった。時にオーケストラから意地悪されたりしながらも、鉄平は成長していく自分を感じていた。
     
     指揮者の田中巧が引退する際、鉄平は後継指名を受けがその条件は、巧の娘と結婚することだった。巧の娘の面倒を見る代わりにオーケストラを譲るというのだ。そしてそのことを知らないはずの里美が失踪してしまう。見つからない里美を諦め、鉄平はクミとの事実婚関係になる。

     テレビで自分を切り売りしてオーケストラのチケットを売ろうとする鉄平だったが、世コンサートマスターに端本恵美子を招聘し、人気は落ち、アトマンの死や、クミとの関係解消が重なることでうつ状態に陥る。

     数年後、鉄平は路上生活者となるが再び運命のドアが開く。旧友や里美との再会、鉄平はもう一度指揮台に立つ。

    さら・シリウス:あらすじ
    春日 寛:文章
  • 書店員のさとみは、平凡な日々に少しの忙しさを感じながら生きている普通の女性だった。そんなある日、同棲している恋人の優太がなんの相談もなしに大きなラブラドールを買ってきた。
    相談もなく飼うと言う彼と喧嘩になり、優太が仲直りの為にさとみの大好物を買いに行く途中で事故に遭ってしまう。

    それからクレオとの生活が始まったさとみは、とりあえず散歩から始めようと出かける。しかし喧嘩の原因であるクレオの散歩は苦痛なものだった。そんな散歩途中にさとみはクレオに命を救われる。
    さとみは命を救ってくれたクレオに愛情を持つようになった。

    そして散歩途中に出会ったのは、買い物カートが壊れてしまったおばあさんだった。
    おばあさんを助けたことで、さとみと優太の夢である居酒屋をオープンにこぎつけることが出来たが……。

    さら・シリウス:あらすじ
    仮名:文章
  • ◆ 夢と現の設計図
    女医の母親を持つ主人公・新庄あやめは、父譲りの強い意志を持つ元気な女子高生。
    あやめは地震の夢である『大工になる』道を諦められず、現実と夢の狭間で苦しんでいた。
    そんなある日、彼女は憂さ晴らしに神社で行われている祭りに参加し、そこで運命の人と出会う。
    二人は同じ夢を志していて……

    ◆ 偽の告白スイッチ
    橋本咲子は、とある商社で働くキャリアウーマン。
    ある日、咲子は自分の上司に、新しく入って来る新人社員の教育係を務めることになる。
    一癖も二癖もある若手社員をまとめようと奮闘する中、一人だけは本当にどうしようもなく……

    ◆ 再会食堂
    河野みどりは、夫である俊哉と共に飲食店を経営していた。
    経営もなんとか軌道に乗り、ついには子供も授かることができた。
    だがしかし、その店で食中毒事件が発生。
    みどりは店をたたむことになり、夫は消息を絶った。
    この状況にみどりは……

    ◆ 印象最悪の隣人
    村坂綾子は、子供二人を抱えたシングルマザーである。
    子供達のため、多忙な毎日を送る彼女だったが、もともと住んでいたマンションが取り壊されることが決定し、近辺にあったとある平屋に引っ越しをすることに。
    その平屋の隣には、この地域の唯一のお隣さんがいるのだが、彼はかなり変わった風貌をしていて……

    ◆ 再会と出会い
    相川瞳は、引きこもりとなって五年目の一人娘を抱え、娘の気持ちに寄り添えなかった自分を責め続けていた。
    そんなある日、瞳は仕事の移動中、同じ境遇を抱える一人の女性と出会う。
    彼女にシンパシーを感じた瞳は……

    ★さら・シリウス:あらすじ★
    ★タンボ:文章★
  • ◆クリスマスイブがターニングポイントだった件
    医大生のかおるは、ボーイフレンドの雅彦の自宅へ招待される。
    雅彦の母親は、かおるを雅彦の嫁候補として見ており、厳しいことを言ってくる。
    そんな母親に嫌気がさしたかおるは雅彦を避けるようになる。
    やがて大学内で殺人事件が起きた。
    殺されたのはかおるの親友で、かおるは容疑者として逮捕されるが……。

    ◆切れやすい男
    図書館司書のゆかりは、館長の聡美の弟・光司を紹介される。
    光司は年齢はゆかりの倍だが、美しい顔立ちで両親がのこした遺産もあり、性格も温和で結婚するには好条件の男だ。
    ゆかりは光司と結婚するが、幸せだった夫婦生活に少しずつ違和感が生じていく。

    ◆プリンの誤解
    主婦の香世子は、月一で姑が来る日はいつも彼女の好物のプリンを用意しておく。
    今日も香世子はプリンを買ってきて冷蔵庫に冷やしておいた。
    やがて姑を迎えに行った夫たちが帰ってくるのだが……。

    ◆天国に行けないゴースト
    大学生の晴美は、学校一イケメンの春樹と恋人同士だ。
    だが彼女はストーカーによる被害がきっかけで引きこもりになってしまい、春樹は彼女の友人の沙也と付き合うようになる。
    ある日ストーカーに殺されてしまい幽霊となった晴美は、沙也がストーカーを唆していたと知り……。

    ◆理不尽な……
    小説家の山本は、編集者と打ち合わせしながら酒を飲んでいた。
    打ち合わせが終わり、編集者と別れた後も飲み足りない山本は一軒のスナックに立ち寄り、そこで知り合った女と一緒に飲むことになる。
    翌朝、女の家で目覚めた山本は女の恋人に見つかってしまい……。
  • ◆犬神の絵
    モザイクアートを手掛ける種田小百合は、恋人の花村耕平のところへ向かう。その道中でバックパッカーのヒッチハイクをスルーし、耕平の家に到着すると犬のモモが激しく鳴いていた。モモの向かう先には……。

    ◆妖怪様、さま。大繁盛!
    お花の小間物屋では、客が来るたびにものがなくなるという。でも、客が盗んでいる様子はない。そこで亭主の新二郎が休みの日に見張りをする。ものを盗っていたのは客ではなかったが……。

    ◆ひどい部長を連れに来た男
    上司のお供で、とある店の控室にいた水野紀久子。そこにやってきた関係者らしい男が「佐藤部長をお連れしに来た」と言う。しばらくすると今度は上司が「今日の出張は無駄になった」と言い出すのだった。

    ◆遅まきながらの恋
    水森弥江子は日本舞踊の教室を開いている。生徒が減り、新しく日本舞踊を取り入れた体操の教室を開くことにした。自宅では手狭になるほど生徒たちが増え、そこに魅力的な男性会員もやってきて……。

    ◆ハーモニー
    高波吉枝は路上ミュージシャンをしている。悲劇が続き、天涯孤独の身となった彼女の歌は、なぜか泣けると評判になる。ただ、吉枝の歌は生で聞かないとそのハーモニーを感じられないのだった。

    ◆匂い袋
    白水瑛太と妻の佐和子は温泉の素を製造販売している。売り上げが悪い中、佐和子は温泉の素を使った匂い袋はどうかと提案する。その匂い袋は売れに売れて看板商品になったが、そのせいで惨劇が起こってしまう。

    さら・シリウス:あらすじ
    妖精社:文章
  • ◆ パン屋の恋
     ゆかは町でも有名なパン屋の娘だった。しかし食中毒が出てしまい、両親のパン屋は閉鎖してしまう。生きがいを失ったうえ借金まみれになった両親は自殺してしまい、残されたゆかは両親のパン屋を復活させようとする。そんなある日、隣町のパン屋が食中毒を故意に引き起こさせたという話をきいて……?
    ◆ 健太とケン
     毎日ペットショップに来る男の子がいた。その少年は決まって不細工なダックスフントを見ている。しかし、ある日男の子は現れなくなり、代わりにダックスフントを見て泣きじゃくる女性が現れる。男の子と犬の感動の物語。
    ◆ まわり道
    幼い頃から綾香は、染め物職人として朝から晩まで働く両親のことが嫌いだった。自分は両親とは違いセレブになろうと勉学や運動に励みラスベガスへと向かった。そこで出会ったのは、お金持ちではないけれど、ささやかな幸せを大切にする青年で、綾香は次第に青年に惹かれていって……。
  • ◆生きるということ
    丸山ひとみは高校生の頃、自殺した女の死体を見つけるため友達三人でボートを借りて海に行った。その時、海に落としたオールを取りにいかせたことで友人を死なせてしまった。いくつもの死が幻を見せる追憶のストーリー。
    ◆佃煮
    製紙会社のOL梶川まさこは金に困っていた。居酒屋の支払いに困ると店主は白いサンプル紙で良いという。鹿肉と佃煮をふるまわれる。そのあと、まさこは居酒屋で食べた料理の正体を知る。
    ◆思い込みも恋のうち
    角川まゆみは、働いている緑書店の上山純二店長と付き合っている。それなのに書店の飲み会で純二は佐々木ケイと結婚すると報告した。倒錯した悲劇、犯人の主観風サスペンス。
    ◆親切な隣人
    真山ゆかりは料理が下手で家族は健康を崩してしまう。隣人の美佐子に代わってもらうが、ゆかりだけが死んでしまった。やがて残された家族も狙われる。
    ◆キャスティング
    井上ゆかりは売れない女優だった。結婚も失敗し、狭いアパートに一人で暮らしている。ある日、隣家の女性が夫を殺したので通報してくれと頼んでくるが。
    ◆弁当にはウィンナがつきもの
    弁当屋のパート川上ゆりこは、ハンサムな主任と不倫関係になるが、竿主任という彼のあだ名を知る。女性のプライドが鈍くギラリと光る喜劇的な物語。
    ◆願いが叶った彼
    二十年も彼との不倫関係を続けている。若かった彼は老い、定年後の予定をよく話すようになった。私との二十年は何だったの? 古い洋館を舞台にエリート男への女の復讐劇。
    ◆可愛い女
    川上可奈子は死んだ娘の良子が残した手紙を見つけた。そこには夫の優への衝撃のメッセージが。真相を求めるミステリー。
  • ◆スイーツに悪意を込めて

    水沢みのりの最近の悩みは、パート先の店長・前田からもらう差し入れが断れないことだった。
    向けられる純粋な善意に苦戦し、いつも総菜とお菓子ばかりが増えていく毎日。
    ついにみのりは決意し、その差し入れの受け取りを拒否しようとするのだが、実はその差し入れには……

    ◆あの夜の極上の……

    銀行員の高山勝。再婚も果たし、再び順風満帆な日々を取り戻したと思っていた矢先、なんと銀行で巨額の横領事件が発生。
    あろうことか、彼が事件の容疑者の一人とされてしまう。
    彼の無実を証明するため、新妻である信子は証拠集めに出ることになるが……

    ◆男には気をつけないと 

    一人娘の舞を育てるシングルマザー、
    加山ゆうこの元に、ある日突然飛び込んできたお見合いの打診。
    離婚を経験していた彼女は「男には気をつけないと」という母からの言葉を胸にお見合いに参加。
    すると、彼女の内に残っていた未練が顔を出し……

    ◆削除依頼

    夫と別れ、最愛の娘の親権も奪われてしまった滝田あかね。
    彼女はしがない占いグッズ店を営みながら一人寂しい日々を送っていた。
    元夫から娘を取り戻したいと願うあかね。
    そんな時、あかねはネットサーフィン中、とあるサイトを見つけることになる。
    そのサイトのヘッダーには一言『あなたのウザい人、消します』と書かれていた……。

    ◆良妻賢母の鏡 

    時代の流れに逆行し、『良妻賢母』となれる女こそが素晴らしいと考える小林美紀。
    彼女は人の心を理解することに長け、常に家庭環境を円満にすることだけを考えて生きてきた。
    だがそんな彼女にも、心の底を許した男が過去にいたそうで……。
  • ◆ヒダの思い出
    上村留男にとって安田モナミは一番会いたい女で、一番会いたくない女でもある。ある雨の日、留男はモナミにキスをされる。モナミのこの行動が惨劇を生み出してしまうのだった。
    ◆一字だけ
    小さな出版社に送られてきた読者からの投稿。謎が多い投稿ではあったものの、結末がわからないからと掲載を保留にしていた。後日、投稿者の家族からの電話をきっかけに答えがわかる。
    ◆解体ショー 
    梶川里子は当たらない占い師。OL時代よりは稼いでいるものの、先々に不安を感じる。落としたハンカチをきっかけに、男と一緒に「女言葉を使ってはいけない」という不思議な店へと向かう。
    ◆妻の座
    経営していた会社の負債が残っているからと一年中働いている祐介。その祐介を支えるのは奈津美だった。だが、ある日、奈津美は出張先から送られてくるスナップ写真の背景に違和感を覚える。
    ◆本物のサド
    とある酒場で男女二人の死体が見つかった。刑事の程川が調べていくと、関係者には過去につながりがあった。暴かれる裏の顔。果たして犯人は誰なのか?
    ダンサー夫婦
    ◆ 咲山夢乃は有名な創作ダンスの舞踏家だ。母校での特別レッスンからテレビへの出演、講演もおこなっている。一方、夫の隆治は引きこもりで鬱気味。別れを決意した夢乃を待っていたのは……。
    ◆ あの世へのおみやげ
    売れない歌手の高山伊佐男はあるきっかけで、お笑いタレントとして人気を博すようになる。そのきっかけをくれた鶴田社長に大事な話があると呼び出された日、悲劇は起きた。

    さら・シリウス:あらすじ
    妖精社:文章
  • 夫のDVから二人の子どもを連れて逃げ出したゆうこは、友人のともえが所有する別荘に住むことになる。
    そこでパソコン講師の大学生・小山と恋に落ちるゆうこ。
    だが彼は金目当てであり、別荘がゆうこのものではないとわかるとターゲットをともえに変えたのだった。

    だが傷心するゆうこに想いを寄せる男性がいた。
    近所の町田という画家だ。
    ゆうこは町田と恋仲になるが、町田は絵を一向に売らず、二人とも貧しい日々が続く。
    ついに貯金が底を尽きたゆうこは夫のところへ戻ろうと考えるが、子どもたちがそれを止める。

    そして子どもたちの計らいで、町田はある決意をする。
    波乱万丈の女性の人生と恋を描いた、心温まる物語。

    さら・シリウス:あらすじ
    にのみや千砂:文章

    夫のDVから二人の子どもを連れて逃げ出したゆうこは、友人のともえが所有する別荘に住むことになる。
    そこでパソコン講師の大学生・小山と恋に落ちるゆうこ。
    だが彼は金目当てであり、別荘がゆうこのものではないとわかるとターゲットをともえに変えたのだった。

    だが傷心するゆうこに想いを寄せる男性がいた。
    近所の町田という画家だ。
    ゆうこは町田と恋仲になるが、町田は絵を一向に売らず、二人とも貧しい日々が続く。
    ついに貯金が底を尽きたゆうこは夫のところへ戻ろうと考えるが、子どもたちがそれを止める。

    そして子どもたちの計らいで、町田はある決意をする。
    波乱万丈の女性の人生と恋を描いた、心温まる物語。

    さら・シリウス:あらすじ
    にのみや千砂:文章
  • ◆父親という名の男

    舞川里子は友人の見舞いに訪れた病院でこの世で一番憎い男を見かけた。
    母の人生を、そして里子の人生をもメチャクチャにした男……。
    里子は自分の人生と引き換えにしてでもその男を許すわけにはいかなかった。
    決心した彼女は……。

    ◆復讐三昧

    娘の亜里沙が突然家出する。
    半年後、亜里沙が無残な殺され方で発見された。
    それから間もなく息子の耕太も飛びおり自殺をしてしまった。
    半狂乱になったかおるが向かう先には……。

    ◆命がけの椅子取りゲーム

    小説家の桜田由美子は近頃いい話が思いつかずブランクに苦しんでいた。
    喫茶店でコーヒーを飲みながら構想を練っている由美子の耳に、深刻な会話が飛びこんできた。
    子供を産めないらしい主婦二人が、なにやら愚痴りあっている。
    なにげにそれをメモにとる由美子だったが、数日後、思いもかけない展開に……。

    さら・シリウス:あらすじ
    花筏:文章

    ◆父親という名の男

    舞川里子は友人の見舞いに訪れた病院でこの世で一番憎い男を見かけた。
    母の人生を、そして里子の人生をもメチャクチャにした男……。
    里子は自分の人生と引き換えにしてでもその男を許すわけにはいかなかった。
    決心した彼女は……。

    ◆復讐三昧

    娘の亜里沙が突然家出する。
    半年後、亜里沙が無残な殺され方で発見された。
    それから間もなく息子の耕太も飛びおり自殺をしてしまった。
    半狂乱になったかおるが向かう先には……。

    ◆命がけの椅子取りゲーム

    小説家の桜田由美子は近頃いい話が思いつかずブランクに苦しんでいた。
    喫茶店でコーヒーを飲みながら構想を練っている由美子の耳に、深刻な会話が飛びこんできた。
    子供を産めないらしい主婦二人が、なにやら愚痴りあっている。
    なにげにそれをメモにとる由美子だったが、数日後、思いもかけない展開に……。

    さら・シリウス:あらすじ
    花筏:文章
  • 東京駅に降りるまで弥三郎は腹を立てていた。中畑の企画した物産展の実演イベントに輪島塗職人のプライドを傷つけられたからだ。
    しかし弥三郎はその場で運命の出会いをする。それが母の介護をしながら美容室で働いている綾子だった。弥三郎のアプローチも虚しく、綾子は気後れもあって離れていく。

    美容室を辞めた綾子はキャバクラで働く。マキとは打ち解けるものの、依存していた母が施設に入所してしまい自暴自棄な気分になる。
    ナンバーワンのひとみのポーチに当たってしまったことで、ボーイの袋叩きに遭いキャバクラを辞める。キャバクラで強引に綾子をものにした柴田との結婚を決めるが、美容室の同僚だった加代子が弥三郎と結婚することを知る。
    弥三郎は加代子に騙され、幸福のない結婚生活を送っていた。二人が綾子のもとを訪れると、そのひどい生活を見て弥三郎は心の底からの後悔にさいなまれる。
    柴田が別れるためによこせと言った一千万円を渡すも綾子は行方知れずになってしまう。

    手がかりを見つけた弥三郎は青森県へ。民宿の親父に疑われながらも綾子を見つけ出し、輪島に連れて帰る。輪島での幸せな生活は続かず、弥三郎は事故に遭い手を失ってしまった。弥三郎の代わりとなるために綾子は技法を学ぶための厳しい修行を受ける。
    年月が経った頃、金賞の栄誉を受けたその作品は人々を感心させる。

    さら・シリウス:あらすじ
    Kasuga Hiroshi:文章

  • 「ピッタリの幸せ」
    平凡な薬剤師、北野菜穂子は新薬開発の為に犠牲になる動物に心を痛めていた。
    彼氏とも上手くいかない菜穂子は自分の描いていたピッタリの幸せを探していた。
    そんなときに菜穂子は不思議な夢を見た。綺麗な天使が菜穂子の人生にアドバイスするという、とても不思議な夢だった。触発されて菜穂子は仕事をやめ、恋人とも別れた菜穂子の再就職先は動物病院だった。
    充実した毎日で、勤める病院の院長に心を惹かれていく毎日。そんな時にまた夢を見る。菜穂子の幸せを願う天使から力を授かり……。

    「綺麗な者の願い」
    天才アーチェリー少女、亜由美は瞑想をするくせがあった。
    亜由美の通う学園行事であるパーティーの相手が見つからない焦りから、いつものように瞑想していると突然見知らぬ男の子が部屋に現れた。彼は自らをケンジと名乗り、しかも宇宙人だという。
    亜由美がパーティーの同行を頼むとケンジは快く引き受けてくれた。しかし、その夜ケンジから地球滅亡の事実を知らされる。
    宇宙人からもたらされた生き残れる道と、その条件。
    亜由美の選択と願いとは?

    「赤い糸」
    舞子から語られるのは、信じがたいけれどとてもロマンチックで、そして誰かを失う悲しみと、その果てにあった真実の愛のお話。
    「そうねぇ……。私は確かに二人の魂を持った貴方だと思って最初は近付いたわ。だけど、私は貴方が病室で眠っているときにはっきりと気付いたのよ。私の小指に結わえられていた糸は、赤い糸だったってね」
    ガラスの靴を落とさなかった彼女が、不思議な体験を経て得た愛は、一体どんな形なのだろうか。

    さら・シリウス:あらすじ
    仮名(かめい):文章
  • プロのカメラマンである平野浩二とグラフィックデザイナーの佐山由香が一緒に暮らすようになって、結構な時間が経っていた。由香は重度の難聴で、浩二はそれがとても心配だった。今は都会でともに生活をしているが、都会は危険だらけだ。車に自転車、容姿に恵まれている由香は街中で声をかけられることも多かった。浩二は都会は危険だからと田舎暮らしを由香に提案するも、由香はそれを受け入れない。そのうち、浩二は仕事でアフリカへ行くことになった。浩二がアフリカで充実した仕事をしている一方で、由香はスランプに陥っていた。ある日、信頼している上司から叱責され、やけ酒をあおってしまう。ふらふらの状態の由香は帰り道、車に轢かれてしまう。大怪我をして入院するも、浩二とは連絡が取れない。浩二は現地で携帯をなくしていた。ようやく連絡のついた浩二に由香は田舎暮らしがしたいと伝えるが、今度は浩二が報道写真家になるから待ってくれと言う。次第に浩二からの連絡も減っていった。浩二に黙って事務員に転職していた由香は、同僚と寝てしまう。由香からの謝罪のメールを受け取り、浩二は一方的に由香との関係を終わらせた。直接謝罪をしようと由香が現地へ向かうと、浩二は現地の女性と結婚していた。由香は事務員の仕事も辞め、カメラの勉強を始める。そのうち、浩二の背中を追いかけるように報道写真家を目指すようになっていった。報道写真家になって由香は改めて、浩二への想いを痛感した。帰国した由香を空港で待っていたのは、年を重ねた浩二だった。
  • ◆面白くないお笑い芸人
    小島夢夫は、笑ってもらえないお笑い芸人だ。
    面白くなさ過ぎたから、と慰謝料を請求されたことまである。
    ある日、はじめて夢夫のネタで笑ってくれた女性にどこが面白かったのかを聞くと、予想外の答えが返ってきた。

    ◆ひょっとこ踊り
    北男は同じ会社で働いていた、六人の子供を持つシングルマザーの南子と結婚したが、大家族はたくさんの問題を抱えていた。
    北男はそれぞれと体当たりでぶつかり合って、本当の家族になることができるのか。

    ◆果物屋の未亡人
    五十代で夫に先立たれた未亡人、早野水穂は周囲の人々に支えられて夫が遺した果物屋を切り盛りしていた。
    ある時、妻が入院したという男が来店するが、彼との出会いによって水穂の人生は狂っていく。

    ◆魚を助けた歌手
    売れない歌手、髙木まどかは友人たちと三泊四日の沖縄旅行へ向かった。
    ある夜、ひとりで浜辺を散歩していたまどかは打ち上げられて死にそうになっている大きな魚を見つけ、一生懸命にその魚を水に戻してやった。
    すると、魚が口を開き、まどかの願いをひとつ叶えてくれるという。
    まどかが願ったこととは。

    ◆未来からのエールをありがとう!
    米倉真由美は悩んでいた。
    陶芸家として活動しているが、収入はほとんどなく、そろそろ引退することを考えていた。
    もう店を閉めよう、と決意したその日、ニューヨークから帰国したばかりだという老夫婦が店に訪れ、真由美の作品を絶賛してくれた。
    アドバイスも受けて、真由美は現実的に考えたリミットとして半年間という期限を切って、もう一度頑張ってみることを決めたのだが。

    さら・シリウス:あらすじ
    鉢本杏梨:文章
  • ◆造り酒屋の人柱  
    樋口有矢は「酒癖が悪い」という理由でプロポーズを何度も失敗していた。
    だが有矢は思いを遂げるため酒を断ち、ついに彼女からのOKを手に入れる。
    だが始まった結婚生活は有矢の予想を大きく外れていて……。

    ◆ラブラブメール
    テレビでの仕事に憧れ、アナウンサーとしてデビューを果たした仲川まさみ。しかし彼女は自身の問題から大失敗を犯してしまう。
    なんとか前を向いて生きようとする彼女だったが、やがてとんでもない不幸が。
    不幸の連鎖は、彼女の不倫相手にも伝わって……。

    ◆安請け合いの男達と被害妄想女
    しがない会社員である日向昇は、人からの頼みや相談を断れない残念な性格の持ち主であった。
    ある日、同僚の川口まどかからストーカー被害を解決して欲しいという無理難題を引き受けてしまう。そして一緒にやってきた喫茶店で……。

    ◆とりかぶと
    長年の歴史を持つ老舗の散髪屋を営む女性・二宮かんな。
    ある日、彼女は密かに思いを寄せている男・駿河弓弦から、とある仕事を依頼される。喜んで引き受けたかんなだったが、やがて彼の本性が現れ、幻滅。
    かんなは仕事場を離れようとするが、男はさらなる素顔を見せ始め……

    ◆意志を持つハイヒール
    その日、畑中千草は職場で取り返しのつかないミスを犯し、心に大きな傷を作っていた。
    成長が見られない自分、何もできないことを痛感した。
    そんな失意の中、家路につこうとした千草の視界に、魅惑のハイヒールが入り込む。
    その美しさに心を救われた千草は、そのハイヒールを購入。
    すると自身の思考、そして生活までもがガラリと変わり……。
  • 鮫の王子チャッピーは海の世界に飽きていた。それと同時に、人間の世界に行かなければいけない、という思いを幼い頃から心の奥に秘めていた。
    海の外に出る方法を探していた。
    魔女に話を聞きに行ったりもしたが、人間になる方法がわからない。
    そんな時、神様と約束をする。
    それは「一週間の内に自分や周りに起こることに対する行動によっては人間にすることを考えてやってもいい」というものだった。
    チャッピーは必死に神様に褒められるようなことをすると決めた。
    そしてあっという間に一週間が経ち、様が再び現れて、チャッピーに「約束を守ったから人間にしてやる」と言ってくれた。
    しかし、人間を愛してはいけないということを約束しなければならなかった。
    人間と愛し合ってしまうと、チャッピーか相手の人間の命がなくなってしまうのだ。
    チャッピーは鮫ならともかく人間を愛するわけがないと笑ったが、神様は「覚えておきなさい」と美しく微笑んで言った。
    そしてチャッピーは人間になって、次に目が覚めるとそこは海岸だった。
    素っ裸のチャッピーのところにやってきたのは漁師のジムとその娘。
    チャッピーは人間の言葉は話せない。だが、チャッピーはどうやら「自分はチャッピーだ」と訴えているようだった。
    警察に相談したものの、その後も失踪事件などが起きておらず、警察はお手上げ状態。
    そして気が付けばチャッピーはその親子と、本当の家族になろうとしていた。
    その後も、いろいろな困難や嬉しいことなどがチャッピーに起こる。
    そして、娘との関に愛か芽生えていくが……。
    チャッピーは一体どうなってしまうのだろうか。
  • ◆ 七十%オフがくれた幸せ
    ペットショップに務める堀川まどかは惰性で毎日を過ごしていた。
     そんなある日の夢、売れ残りのマルチーズが現れて……。
    ◆ 琴が繋ぐ物語
    OL兼琴教室講師の斎藤みずえは転勤で訪れた新たな地で植田という男と出会う。そしてみずえは人生最大の分岐点に立つこととなる。
    ◆バラとおはぎ
    売れない画家である東定男は妻の命日にバラとおはぎを買い墓地へと向かう。しかしその行動がとある人物たちの運命を左右することとなる。
    ◆ 泣きながら食べた後悔
    小学校教員である菅原太一は妻である沙千恵の作る料理を毎日残していた。
    そんな日が続いたある日、目の前に謎の箱によって太一の価値観が大きく変わる。
    ◆ 山彦と私
    音響ディレクターである山田美由子は新企画の為に山を登り山頂を目指す。しかしそこで待っていたのは不可思議な出来事だった。
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    自分が思い描いた人生になる。

    等々、著者自身が実際に瞑想して得たものを書くと同時に、開運するためにしてはいけないことや幸運を引き寄せる方法なども書いています。

    また、スピリチュアル系の人は悪霊にとりつかれやすいので、自分でできるお祓いの方法(プロの方はお客様の除霊もできます)をご紹介しております。

    付録では、『いまさら人にきけない先祖供養』というのを書いていますが、これも皆さんのお役に立てるものと自負しております。

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    「スピリチュアル瞑想の凄い力と開運の秘訣!」

              さら・シリウス
  • 第1話    仏壇(ぶつだん)の居候(いそうろう)
    売り物の仏壇から、誰かの声が聞こえてくる!
    平田まさおは叔父の会社で中古の仏壇を買い取り、新品同然にして売る商売をしている。しかし以前の仏壇に住む人々を天国に送らなかったために、彼らは『仏壇の居候』となり、苦しい思いをしていた。この事実を知ったまさおは、彼らを天国へ送ることに。
    会社の売上も右肩上がりとなったのだが……。

    第2話    見過ぎた罰
    新聞記者のバークは、ある大富豪がバス停で餓死した事件を追っている。大富豪が生前通ったというショップに向かい、店主に話を聞く。すると突然、映画のように、半透明に透けた大富豪が現れ、彼の人生の一部を『覗き見』することになり……。

    第3話    知らんけどコピー機
    28歳OLの金子江梨香に、会社のコピー機が勝手に文字をプリントアウトして話しかけてきた。その正体は、遊びすぎた罰としてコピー機に閉じ込められた天使で!?

    第4話    いい人からのプレゼント
    林デザインに勤める山形明菜。川田まさみからの激しいイジメで、仕事はうまく行かない。ある日、同期の鈴木太陽に誘われてベビー服の企画を作る。ベビー服は大ヒット、二人は会社のトップに上り詰める。
    妬んだ川田まさみは二人を貶めるため「ベビー服を使った子供が大怪我をした」と嘘をつくのだが……。

    第5話    天国もキョヒりたい情なし人間
    看護師となるために勉強中の三浦保。その唯一と言ってもよい知り合いである、医学生の山形治が自殺した。保のもとに、治の母親が恨みを言いに来る。
    実は保は治の悩みを、適当に断わった過去があった。保の精神は次第に
  • さら・シリウス:あらすじ
    唯月理杜:文章

    『パソコンの中のドア』
    イラストレーターとして、夢を諦めかけていた山本真莉奈は、あるブログに目を留める。パソコン内に開かれた不思議なドアを通して、ブログの執筆者と温かな交流と想いを重ねていく真莉奈。しかし、そこには……。

    『三人描かれた肖像画』
    しがない画家の樋口洋一郎は、アルバイトをしながらとある老人の肖像画を描いていた。そして、老人と交流を深める内にある事実を知る。
    ――洋一郎は、ただ何者かになりたかった。

    『お願い事は具体的に』
    山崎明は「自分が、次の跡継ぎに」十年来にわたる口約束を信じ、ただ一心に働き続けてきたが、それは本来の跡継ぎが戻ってきた事で、あまりにも他愛なく裏切られた。
    そこに、何でも願いを聞いてくれるという老婆が現れ――。

    『哀しい浮遊霊』
    自殺した地縛霊として、ホテルの一室に縛られた翔太は、そこで亡くした妻と瓜二つの顔をした新婚夫人の美佐子と出会う。夫にも恵まれず、幸運とは到底言い難い彼女を救うため、翔太は己の存在を削り、その全てを懸け彼女を助けようと決意する。

    『寿命漫画』
    順調だった漫画家人生から一転。ネタが尽きたという翳りが差し、行き詰まった細川真理は、とあるチラシに目を留めた。
    『漫画家募集、ストーリーはこちらで用意します!』唯一のチャンスにしがみ付いた、その先には――。

    『浮世絵師は悩まない』
    売れないイラストレーター、上園数馬はひょんな事から江戸時代へとタイムスリップしてしまう。現実でも頭が痛い悩みばかりの中、それは江戸時代でも付きまとう。それを救ったのは、とある辻占い師の一言だった。
  • ◆ランプシェードになりたくない男<br />光のアートデザイナーの山形のぼるは、仕事で博多にやって来た。<br />おしゃべりでせっかちな担当による案内を切り上げ、一人で観光をしているととある居酒屋に辿り着く。<br />マスターに照明を良くしてくれと依頼され、のぼるは快くそれを引き受けるが……。<br /><br />◆メールを送れない世界<br />梶野沙緒里は自分の稼いだお金でプレゼントをしようと、夫に内緒でアルバイトを探していたが、中々ない。そんな時、沙緒里のもとに一通のメールが届き、念願のアルバイトを始めることになるが……。<br /><br />◆愛の血しぶき<br />スピリチュアルアートのセールスマンである守田ゆう太が店じまいの支度をしていると、そこへ妙齢の女性がふらりとやってきた。<br />三年も売れていなかった絵を半額で購入し、帰宅した彼女は……。<br /><br />◆死んだ彼が設計した家<br />舞踊家の浜田小百合には、大工の神奈川真二という恋人がいた。<br />二人は結婚を機に、真二の家系で代々受け継がれている土地に自分たちの家を建てようと考えていた。しかし、ある日真二が事故に遭って亡くなってしまい……。<br /><br />◆若作りの女<br />呉原大和は夜のドライブ中に様子のおかしい女性を見つける。<br />声をかけても泣くばかりで話にならないので、自分が住んでいるアパートへ招く。<br />居候となった女性に惹かれプロポーズする。<br />しかし帰宅すると女性の姿はどこにもなく……。<br /><br />◆水晶に込めた願い<br />山中ゆかりは、何をしても体調不良が治らず困っていた。<br />そんな時、ふと寝室に飾ってある水晶が目に入る。<br />充分な数が集まった際にブレスレットに加工するという計画だった筈が……。<br />さら・シリウス:あらすじ<br />妖精社    :文章
  • 『嘘つきな小指』
     山本サオリは恋人の良太と結婚してこの地で暮らそうと考えていた。だが、産廃業者が来て。そんなある日、太田老人が崖から落ちるという事故で死んだ。
    恋人の良太も交通事故で大怪我を負ってしまう。サオリの精神は追い詰められていくのだが……。
    『気付かない方が幸せ』
     佐田誠は、弁護士としてこれまで沢山の人間の弁護をしてきた。
    そんな彼はある日、犯罪被害者遺族への “贖罪の旅 ”を思い立つ。誠は贖罪の旅を転々として、事件の被害者遺族達の顔を見て回るのだが……。
     だが、誠はその場で色々な事に “気付かなかった ”のだ。
    『恋人は客引き』
     彼氏いない歴三十六年の処女、角田真奈美はブティックの隣にあるカフェの店長をしている進一と知り合う事になる。進一はとても優しい性格で、不細工な真奈美にも優しく接してくれる性格だった。
    そして、真奈美は進一からプロポーズされるのだが、ひとつ問題が……。
    『秘密のバカンス』
     山本健司は新薬のレポートを提出する日が迫り、山本は追い詰められていく。
     だが、ふと、山本はある名案を思い付く。
    『物覚えがよければ』
     山本直人は美男だが、うだつの上がらない今年四十になる旅役者である。
     ある時、一人の女と出会う。
    京子に誘われるままに食事に付き合い、幾度か身体も重ねた。
     京子は思い出せないのかと直人に再度訊ねるのだが……。
    『望み通りの人生』
     主婦の滝川ユカリは、ずっと働きたいと思っていた。
     ある時、タロット占いをしている女性に貴方の望みは叶うと言われ夫に隠れて、パートを始めた。だが、夫に問い詰められ、再びタロット占いをして貰うが。

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