『同人誌・個人出版、蕨谷哲雄(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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ヴィマラキールティスートラにみる驚異の宇宙論
維摩経が成立したのは紀元100年前後と言われ、新約聖書の成立期とほぼ同期です。作者は不詳ですが、主人公のヴィマラキールティは実在の人物だった可能性があります。
仏典としては内容が平易で素人にも理解しやすく、昔から様々な翻訳がされていました。最近になって原本に近い経典が発見され仏教研究者の間では大いに話題になりました。
私がこの経典を読んで気づいたのは、ここで語られている宇宙観が現在知られている宇宙の実態と酷似している点です。
大乗仏典なので「天」が登場しますが、それを惑星と解釈すると、「世界」も銀河いうことになり、三千世界(千の三乗という意味)は超銀河団を内包した現在知られている宇宙像と矛盾しなくなります。
「空」の解釈も,物理学上知られている「真空」の概念と酷似しています。
二千年前の仏典作者に高度な科学的知識があったとは思えませんが、どのようなイメージをしたらこのような世界観を持つに至ったのか興味深いところです。
禅では「悟りを開く」という概念を根本教義としていますが、原本は維摩経にあるようです。
「悟りを開く」とは「空の概念を理解する」ことにほかなく、一般には、「それを体得することは難しい」とされていますが、この経典は「空」の概念を伝えることを目的とし、内容も平易なので、大乗仏教に興味のある方にとっては導入本としても役立つでしょう。
なお、この作品は仏典臭さを排除するためにSF小説仕立てになっていますが、基本的プロットは原作に従っています。 -
本作品は考古学や歴史学史料をもとに構築されていますが、基本的には小説です。史実を重視して構成していますが、不明な箇所は推論によって補われています。
23年前に主要部分が完成し、一部は公開していたのですが、出版社と最終的な折り合いがつかず、全面公開はしませんでした。
その後、新事実が次々に発見されたので、本作品の内容も旧作を大幅に改訂しました。
内容は外国人もビックリの日本起源説ですが、縄文土器が世界最古の土器であることや沖縄の海底に海中遺跡らしきものがあることなど、全く根拠がないわけではありません。
ムー大陸やアトランティス大陸の水没などの話はいかにもホラ話のような印象を与えますが、氷河時代は現在よりも海水面が120メートル低かったので、間氷期になって大洪水が発生するのは当たり前です。
氷河時代といっても亜熱帯辺りは温暖だったので、そこに文明が発生しても不思議ではありません。
文明が発生する場所は大河の下流域の低地辺りが一般的なので、間氷期になれば当然水没してしまいます。
現在よりも海面が120メートル上昇したどうなるか考えればイメージも沸くでしょう。
今までの考古学や歴史学は海水面の変動に関してはあきれるほど無知でした。技術的に海中の遺跡を調査することが困難だったので、実証も少なく、やむを得ない事情もありますが、最近になってやっと水中考古学も体制を整えてきました。今後に期待したいところです。
沖縄の海中遺跡(ただの節理にすぎないという説もありますが)が発見される以前に本作は公表されていました。 -
この巻になってやっと日本の話になります。古文書を参照して話を組み立てましたが、大和王権はやはり外部から日本列島に侵入したと考えるべきですね。 どの辺りかは、だいたい見当がつくとは思いますが……。
「大和王権が侵入した時点で、日本列島にはどのような勢力が存在したのか?」
教科書的には縄文人と弥生人ということになりますが、非常に雑でいい加減な分類です。当時の日本社会の実態は大したことが判明していません。
弥生人は基本的に中国からの難民でしょう。当時中国は戦国時代でずっとドンパチやってましたから、一国が滅んだら大勢の難民が発生したと思われます。
中国は広いし、難民が発生する時期も違っていたでしょうから、かなりの時間の幅で数次にわたって日本に避難して来たことでしょう。
教科書などでは弥生人が縄文人を駆逐したかのような表現をしていますが、そうだったとしたら現在の日本人の言語は中国語に近いものになっていたはずです。
日本に来るには朝鮮半島経由が一番安全なルートですから、「中国難民と一緒に朝鮮人も大勢来たのでは?」ということも考えられますが、当時の朝鮮半島の住人は現在の住人とは違っていました。
欠史八代問題というのがあります。古事記と日本書紀では系譜は存在するがその事績が記されない第二代綏靖天皇から第九代開化天皇までの八人の天皇のことです。
歴史学者の多くはこれらの天皇達は実在せず後世になって創作された存在と考えているようですが、私がよく調べてみたら、この時代に大和王権内部で大事件が発生していたことが判りました。
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古事記の中には大筒木垂根王の娘「迦具夜比売命」という女性が出てきます。垂仁天皇の時代の話ですが、この天皇を調べてみると、なかなか面白い天皇で、何と浦島太郎とも関係しています。
おとぎ話製造機みたいな天皇ですが、この天皇は実在していた可能性が高いので、迦具夜比売や浦島太郎も実在が考えられます。
しかし、実際に当時の人間が月とか海中の竜宮などに移動することはあり得ないので、現実にそれに類するような場所はどこなのかを推察してみるのも一興でしょう。
邪馬台国の所在地に関してもいろいろな人が好き勝手なことを言っていますが、この作品を書いているうちに、意外と簡単にその場所を特定してしまいました。
九州説だの大和説だのと決めてかかるから簡単なことも判らなくなってしまうのです。
勿論、フィリピンとか太平洋上の海面などという説は論外ですが……。
日本史上最初の国際海戦である「白村江の戦い」は新羅による悪口外交が原因でした。
また、調べていくうちに飛鳥京が結構本格的な都市だったことも判明しました。
最近になってようやくこれに近い学説も出てきましたが、私の方が先に発見しました。
昔の学説だと、突然平城京という巨大都市が出現して、それ以前は「天皇が替わるたびに都も替わった」などという噴飯物の学説がまかり通っていました。
藤原京の規模が平城京と同規模であることが判ったのも比較的最近です。 -
この作品は小説で虚構ですが、内容は真実です。おぞましいエイリアンから大切な人を守ろう!
この作品は、自分らは事実を極端に誇張したり改竄したり捏造したりしてしつこく虚偽を喧伝するくせに、自身の不正事実を少しでも批判されると「差別・誹謗・中傷」などと曲解して大騒ぎし言論封殺を企てる圧力組織の実態や、それに荷担する大手新聞社の偏向報道ぶりを描いたパロディ作品です。
内容は全てフィクションであり、事実とは一切関係ありませんが、不正を働く公的機関や圧力組織に対するアイロニーは含まれています。
歴史ある曰笨の新聞社でありながら、エリアン人工作員に乗っ取られ、反曰洗脳活動を続ける売国新聞に成り下がってしまった悲惨な実態を描いた小説。
そのタヒ新聞を占拠したエリアン人工作員も超大国迷国の諜報機関であるC1Aの指令で動く奴隷だった。
Diekneezee大戦で迷国に敗北した曰笨は、形式的には独立したものの、迷国による間接的な支配を受け続けている。
迷国は曰笨人の独立心を奪う目的で政財官や報道機関にエリアン人工作員を送り込み、洗脳工作を続けている。
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