『冒険小説・ハードボイルド(文芸・小説、ライトノベル)』の電子書籍一覧
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タクシー強盗と、港の火事、そしてスーパーの警報騒ぎ、同時に起こった事件の意外な関連とは…。中洲の屋台でバーを営む鴨志田鉄樹と、結婚相談所の調査員・根岸球太。腐れ縁の通称「鴨ネギコンビ」が、どういうわけか、物騒な事件に関わっていく。博多を舞台に大暴れ! ハードボイルド・ストーリー。
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深夜の歌舞伎町。顔面の皮がよじれ、原型をとどめない惨殺死体が三つ発見された。上海クラブを襲ったイラン人たちが、謎の大男に素手で叩き殺されたのだ。男は広東訛りの北京語を喋っていたという。新宿署刑事捜査課一係の松崎は手がかりを求め、事件後に男を治療した外科医・犬養を訪ねる。報復が繰り返され、闇組織の抗争が激化する中、帰宅途中の犬養は例の大男に待ち伏せされ……。
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【無料ガイドブック】集英社文庫電子版の中から〈現代小説〉〈ミステリー〉〈恋愛・青春〉〈歴史・時代小説〉〈エッセイ〉〈ノンフィクション〉〈現代人必読書〉の7ジャンルで、名作・傑作を選定しました。また、気鋭の新人を輩出してきた「すばる文学賞」、小説の世界に常に新しい風を送り込む「小説すばる新人賞」の電子化作品も合わせてご紹介します。お手持ちの端末にダウンロードして、デジタル読書体験にご活用ください。
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左遷された敏腕刑事が暗躍!傑作ハードサスペンス!
元警視庁捜査四課の敏腕刑事・剣崎徹は、容疑者を誤殺し閑職に甘んじていた。しかし、かつての腕を買 われ極秘捜査を命じられることに。歌舞伎町の娼婦が相次いで猟奇的殺人事件に巻き込まれ、その捜査が 難航しているという。裏刑事として現場に戻った剣崎は、恐るべき犯人に肉薄するが…。大ヒット作品刊行! -
探偵碇田は病の老ヤクザの護衛をすることに。過去から続く因縁の闘いとは……? 闇に蠢く男たちの孤独な戦いを壮大なスケールで描いた冒険小説の逸品。
癌に冒された老ヤクザを故郷の淡路島まで運べ。舞いこんだ依頼はたやすいはずだった。だが、謎の追手の襲撃によって、老人と親友が拉致される。しかも、その老人は、五十年以上前にシベリアの捕虜収容所で、凍土に葬られたはずの男だった。組織を裏切った老ヤクザの本当の狙いは何か。殺し屋、ロシアンマフィア、そして日本の闇権力の陰謀と裏切りが交錯しあう中で、探偵碇田が執念の追跡の果てに見たものは……? 過去の傷痕に引きずられ、闇に蠢く男たちの吐息。信義なき世界でぎりぎりの誇りを全うする孤独な闘いを、壮大なスケールで描き切る、冒険小説! -
殺し屋安本兄弟は半導体を巡る陰謀の渦に沈んでいく……。ハードボイルドの傑作!
今度の依頼はどこかキナ臭い。標的を横取りされた殺し屋の安本兄弟は、暴力団に加えて産業スパイ、公安、CIAまでが入り乱れての熾烈な争いの渦中で、失踪した妹をひたすら探す山人(マタギ)の娘と出逢う。やがて不気味な気配とともに浮上する、コンピューター業界の均衡を劇的に崩壊させかねない新型チップの謎!ある大物右翼が綿密に画策した、日米半導体戦争に新たな地平を拓く巨大な陰謀とは何か―。第52回日本推理作家協会賞受賞の気鋭が贈る、人間ドラマに満ちたノンストップ・ハードボイルドサスペンスの傑作。 -
強姦され惨殺された愛娘の亡骸を前に、警視庁の流川刑事は慟哭した。一時は釜ヶ崎でどん底の生活を送った彼が、やっと手に入れた家族の一員を奪われたのだ。「犯人は必ず俺の手で殺す!」許されざる復讐を決意し、破滅への道を歩む現職刑事の生きざまを描く衝撃作。
●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。 -
椎堂圭祐は、エリート養成が目的の全寮制高校・御田園学園を脱走した少年の自殺未遂を防ぎ立ち直らせ たが、少年は学園に戻った日に殺された。椎堂は事件を追ううちに西新宿を再開発し、莫大な利権を得ようと する陰謀を知り……。ベストセラー『もぐら』の著者による傑作長編ハード・アクション! 2001年刊行の文庫化。
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25歳のOLの変死体が自宅マンションで発見された。遺体は、全身が傷つけられている上に、右手の指が五本とも切断されていた。ほぼ1カ月前にも女子大生が同様の手口で惨殺されており、警視庁捜査一課の「遊撃刑事」こと雑賀直行は、同一犯の凶行と睨み、犯人の正体を追うのだが―。累計30万部を超える、著者最大のベストセラー作品がよみがえる!
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核搭載可能な空自F15イーグルに乗るのは……。航空冒険小説の快作!
平成維新をめざす政官財界の一部勢力が航空自衛隊F15イーグル戦闘機に密かな改造を加え、夜間低高度侵攻と核搭載の能力を付与した。政界再編で一度は政権を失った彼らだが、この機体を使って朝鮮半島有事を演出し、その混乱に乗じて権力の奪回を図ろうとする。―危険な謀略を知ってしまった空自パイロット真田と、その身辺に迫る謎の暗殺者。ある“境界”を越えてしまった男たちの壮絶な闘いを描く傑作航空冒険小説。 -
極秘改造された空自F15イーグル。過酷な任務により空を駆ける男の運命!
日本がカンボジアでのPKO活動に踏み出した頃、航空自衛隊千歳基地に一人の男が着任した。真田二等空尉、戦闘機パイロットである。彼が搭乗を命ぜられたのは、コクピットの装備がこれまでとまったく異なるF15イーグル。一部の政治家、防衛産業、空自OBらによって極秘に開発されたこの機体には、夜間低高度侵攻能力と核装備能力が与えられていた……。大空に憑かれた男たちの過酷な任務と運命を描く航空冒険小説。 -
正統派ハードボイルドの旗手が放つ、鮮烈なピカレスク・ロマン!
5年前、組の幹部を殺害して大阪を後にした橋爪優作は、北陸の海辺の町で所帯を持ち、一見かたぎのような生活を送っていた。だが、その裏では元タンカー乗りの老人と手を組み、「表沙汰にできない金」を強奪するという裏仕事に手を染めていた。冬のある日、京都のお茶屋で闇献金を奪取した優作は、旧知の女実業家に現場を押さえられ、ありがたくない仕事を押しつけられる。ある業者から広域暴力団、共和会に渡る3億円の横取りだ。やむなく女の言い分を受け入れた優作は、因縁の男たちと対峙することになるが……。傑作ロマン・ノワール。 -
(弱い善人になるより、弱い悪党になれ)遺言を残して父が自殺した時、水城の運命は激変した。極道界へ身を投げ、十年服役。出所するや徒手空拳で新事業に乗り出した。引き抜き、賄賂、裏切り、手段を選ばぬ水城の前に敵が…。痛快!知恵と腕力でのし上がる男の波乱万丈。
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これぞ歴史小説の醍醐味!
「人斬り半次郎」と怖れられた男の真実! 幕末の京都、明治の薩摩で義に生きた剣豪の生涯! 鹿児島の下級武士の家に育ち、日々抜刀稽古に明け暮れていた中村半次郎(のちの桐野利秋)は「御先師」と敬う西郷吉之助(隆盛)と出会ったのち、公武合体を画策する島津久光に従い京へと向かう。後に「人斬り」として悪名を馳せ、西南の役を引き起こした首謀者として記憶されている桐野利秋の真実の姿と生涯を鮮やかに描く、著者渾身の大作! -
嬲り殺された女への挽歌を胸に、復讐の冷たい炎が今燃え上がる!
一匹狼の殺し屋・神原隆二の女・涼子が誘拐された。涼子に惚れた神原が、殺し屋稼業から足を洗う決意を固めた矢先のことだった。神原は現金と引き替えに、涼子奪還に成功。だがその直後、涼子は神原の目の前で、体内に仕掛けられた時限爆弾によって惨殺されてしまった。敵は何者なのか。復讐の炎を胸に秘め、再び殺し屋稼業に手を染めた神原。だが、関東を牛耳る帝都連合会長・剛田によって依頼された〈殺し〉の裏には、涼子の死との密接な関係が…。
スプラッター・ホラーの第一人者が新境地に挑んだ長篇ハードボイルド・バイオレンス。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊!
●友成純一(ともなり・じゅんいち)
1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
最強!で最軽?な親子探偵、参上!! 大沢在昌の大人気シリーズ「アルバイト・アイ」、電子オリジナル特典を加え、全6巻合本版で登場!
冴木隆は適度な不良高校生。父親の涼介はずぼらで女好きの私立探偵。噂によると元諜報員で凄腕らしいのだが・・・・・・。
そんな父に頼まれ、隆はアルバイト・アイ(探偵)として事件を追い、街を駆け巡る。大人気「アルバイト・アイ」シリーズ全6巻、合本版!
電子オリジナル特典として、四人の某大物作家が大沢在昌を語る「ある『大作家達』による覆面座談会」を巻末に収録。
※底本である角川文庫はすべて改題をしています。ご注意ください。 -
短編ハードボイルド小説集の金字塔!
学生時代からの友人潤木と吉沢は、千葉・外房で奇妙な円筒形の建物を発見する。釣人を装い調査を始めたが……。表題作のほか、不朽の名作「ゆきどまりの女」を含む全六編を収録。 -
目的は、その殺し屋をみつけだすこと。人気作家の力作長篇。
私は犯罪現場専門のカメラマン。特に殺人現場にこだわるのは、“フクロウ”と呼ばれる殺人者に会うためだ。その姿を見た生存者はいない。何者かの襲撃を受けた私は、本当の目的を果たすため、戦いに臨む。 -
正義派ではない、金のためでもない。ヤミ金融の連中を脅し、言いがかり同然の裁判を起こす。有罪確実な人間を無罪にすることに、暗い喜びを感じる。ご大層な事務所よりも船の上で生きる自由を選ぶ。法を逆手に秩序に盾突く中年弁護士、青井正志。あやふやなこの社会に鉄槌を下すハードボイルド、新たな地平。
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男は長いことつき合っている女と二人だけで横浜に手作りのオルゴールを売る店を営んでいた。男には危ない仕事をしてきた暗い過去があった。ある日、その仕事仲間の遺児が、男に企業の極秘書類を預けにきた。その日から、眠っていた男の血が騒ぎ出した。男は最後の仕事に命をかける! ハードボイルド長編。
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泣いたよ。負けることがくやしかったから、俺は泣いた。男というのは、そういうものさ。負けて笑うのは、男じゃない……一度、勝負の世界に生き、頂点に立ちかかった。引退し、酒に溺れてしまった元レーサー。自らの存在を賭けた勝負がいま始まった。傷心の男の情念を描いた、傑作ハードボイルド長編。
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40歳バッテリー、奇跡のドラマ!
プロ野球<スターズ>の同期、真田誠と樋口孝明。その野球人生は常に対照的だった。ドラフト2位で即戦力と期待された樋口はついにレギュラーを奪えず、真田はドラフト5位から球界を代表するスター選手へとのし上がる。そして今季、球界最年長・40歳の二人に引き際が訪れた。二軍監督要請という形で引退勧告を受けた樋口に対し、真田はシーズン半ばで突然引退会見を行う。ところが引退宣言以降の登板で真田は連勝、低迷していたチームも優勝争いにからむ快進撃を始めた。シーズン終盤、正捕手の負傷で一軍に昇格した樋口が、17年ぶりに真田とバッテリーを組む日が到来して……。予想外に展開する引退ドラマを濃密に描く感動作! -
読めば勇気が湧いてくる!
夏の甲子園決勝戦。公立の進学校・新潟海浜と甲子園の常連・東京の私立恒正学園の勝負は、延長15回で決着がつかず、翌日の再試合に持ち越された。監督は、大学時代のバッテリー同士。海浜のエースと恒正の四番バッターは、リトルリーグのチームメイト……お互いの過去と戦術を知り尽くした、勝負の行方と、球場に出現した奇跡の舞台で交錯する人間ドラマを、スポーツ小説の旗手が圧倒的な筆力で描ききった、野球小説の名作。読めば勇気が湧いてくる! -
大リーグ投手vs審判、因縁の対決!
スポーツ小説の旗手が贈る、野球小説の金字塔! たった1球の判定が、野球人生を狂わせてゆく――ボストンレッドソックスの先発投手として、メジャーデビューを果たした橘。暗い過去を秘めた日本人初のMLBアンパイア竹本。高校・大学時代の確執を引きずるふたりの人生が、大リーグを舞台に再び交錯する。たった1球の判定が明暗を分ける熾烈な世界で、因縁の闘いに決着はつくか――強烈な自負心と深い孤独を抱えた男たちのドラマを描く、傑作野球エンターテインメント! -
生と死のはざまでほとばしる情念。これが北方謙三だ。 定期的に食事はするが、踏み込まない。響子とは二十二年、そうしてきた。死期が近いと告げられるまでは。硲(はざま)冬樹は画家。売れない絵描きではない。横浜に数軒の酒場を持つ。硲の絵を望んだ響子。消えゆく裸身をキャンバスにして、硲は鑿(のみ)を手にした硲は消えない絵を刻みつけようとする。男と女、北方ハードボイルドの到達点!
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生まれながらの宿命を負う若き古武道の達人・霧島涼の活躍を描く新シリーズ
大学生・霧島涼のバイト先の先輩が惨殺された。そしてなぜか魔の手は涼にも及んでくる。祖父・竜弦より手ほどきを受けた古武道で苦難を切り抜けた涼は、竜弦から命ぜられた北川香織の行方を突き止めるが、さらに謎の男たちの襲撃が続く。やがて浮かび上がってきた秘密結社の存在、そして六文銭が刻まれた小柄の謎。いったい霧島家とは何者なのか? 日本を守るため現代に蘇る侍たちの活躍を描くシリーズ、堂々のスタート! -
黒川博行のハードボイルドが凝縮された、大阪が舞台の警察小説短編集。
フグの毒で客が死んだ事件をきっかけに意外な展開をみせる表題作「てとろどときしん」をはじめ、大阪府警の刑事たちが大阪弁の掛け合いで6つの事件を解決に導く、直木賞作家の初期の傑作短編集。 -
北風が吹きすさぶ二月、横浜の街に三件の殺人事件が起きた。現場近くに現れた擦り切れた皮コートの男とは一体? マラッカの海底に眠る百億の財宝をめぐり、謎の機関、アメリカ情報部、そして海の墓場から甦った男との死闘が展開する。横浜、東京、シンガポール、マラッカと雄大なスケールで描くハードボイルド追跡行。本格的海洋冒険小説。
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アフリカ・モザンヴィックの港に碇泊中の南ア定期航路貨物船・白雲丸に突然、次港に寄らずケープタウンへ直行せよとの航路変更指令が届いた。しかも、そこで積み込まれた大きな木箱の中身が何者かに持ち去られたのだ! 稲村一等航海士は行手に不吉な予感を覚えた。ケープタウン入港後、稲村はリンと名のる美貌の娼婦から密航を依頼される……!? サイクロン(大暴風雨)荒れくるう喜望峰沖を舞台に描く本格的海洋冒険ロマン! 直木賞候補作。
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最後に勝つのは誰なのか――!?
日本男子マラソンの長期低迷傾向に歯止めをかけるため新設された「東海道マラソン」。神奈川県知事の号令のもと、県庁職員の音無太志は、日本陸上界の至宝・山城悟のペースメーカーとして、孤独なランナー・甲本剛に白羽の矢を立てる。甲本はかつてハーフマラソンの日本記録を持っていた「30キロまでの男」。所属していた実業団が解散し、母校のグラウンドを借りて練習する身だ。ペースメーカーになることを渋る甲本に、音無は破格の条件を提示するが――。果たして世界最高記録達成はなるのか。数多の人間の欲望と情熱を乗せたレースは、まさかの展開に――。箱根駅伝を走る学連選抜チームの激走を描いたベストセラー『チーム』の“その先”の物語。疾走感あふれるレース描写と、男たちの人間ドラマに一気読み必至。 -
優雅な泥棒のご用命は当店まで。
青山・骨董通りの高級輸入家具店オーナー、洲崎圭二郎。表の顔は、店のショールームで顧客相手に北欧モダンのインテリアをスマートに提案する。しかしその裏ビジネスはセレブ所有の絵画、装飾品、秘匿データなどを盗み出したりすり替えたりすること。このショールームには、まっとうな富裕層と裏の依頼客と二種類が訪れるのだ。盗んだ利益の一部はクラウドファンディングを通じて寄付に回すのが洲崎の信条。なぜかゲイの相棒・宇田川漣を伴い、綿密な作戦のもとハイテクを駆使し、血を流さず鮮やかに奪い取る。オフィスに戻ると、洲崎の裏の顔を知らない天然系美人秘書・垣ノ内美桜が迎えてくれる。だがこの美桜、元CAでありながら武術の達人でもあった。サスペンス&コン・ゲームの連作短編集。 -
著者がイチ押し!性格最悪、だが…超美貌のヒーロー「揉め事処理屋・醍醐蘭馬」が登場!渋谷・円山町に現われた切り裂き魔。殺られた街娼の死体は7つに切断されていた。秘密を探るうちに、「トランジット」と呼ばれる薬の存在を知った蘭馬に、切り裂き魔の襲撃が…!超伝奇バイオレンス小説の決定版!
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父の死と共に新宿の探偵事務所を継いだ浜崎順一郎は、引退した女優捜しの依頼を受ける。だが発見した矢先、女優は何者かに毒殺された。第一発見者の浜崎は容疑者扱いされ、友人の記者や歌手、父の元同僚の刑事らの協力を得て事件を調べ始める。それはやがて、かつて父が調べていた現金輸送車強奪事件と奇妙な繋がりを見せ……ジャズや映画の華やかなりし70年代を舞台に贈る贅沢な読み応えのハードボイルド。
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日本国存亡の機に真の英雄現わる!
日本国存亡の危機に真の英雄現わる! かつてなき国難に立ち向かった実在の貴族の闘い! ――時は平安中期、朝廷きっての貴公子でありながら、「さがな者」(荒くれ者)と呼ばれた藤原隆家は、花山法皇や藤原道長らとの「闘乱」(喧嘩)に明け暮れる日々を送っていた。その頃、陰陽師・安倍晴明は彼にこう告げた。「あなた様が勝たねば、この国は亡びます」。道長との政争に破れ、自ら望んで任官した九州・大宰府の地で、隆家は、海を越えて壱岐・対馬を蹂躙し、博多への上陸を目論む異民族「刀伊」の襲来を迎え撃つ! 清少納言、紫式部らとも交流し、京の雅の世界にも通じつつ、かつてなき未曾有の国難に立ち向かった実在の貴族の奮闘を、豊かな想像力をからめ織り上げた、雄渾にして絢爛たる平安戦記エンターテインメント! -
カナダ目指して飛び立った日本初の旅客飛行船「飛鳥」。ところが、その船内はテロリストが暗躍し、ゾンビが徘徊する非常事態に! 若き考古学者・梧桐俊介とその姪・日記は、難局にいかに立ち向かうのか!?
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「ベーリング海峡ダム」をテロリストから守れ。聡明活発な美女クラリスの依頼に隠された秘密とは? 日本人傭兵・古郷とKGBの猛者・マリノフの活躍を描いた、田中芳樹幻の処女長篇。
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「ロンドン絵入り新聞」の新米記者ジョーは、仲間とともにカルパチア山脈の要塞に潜入することになった。ハンガリー独立運動の旗手ヴルム伯を救出するのだ。陰謀、罠、怪物、そして衝撃の真実。十九世紀末の欧州を舞台に描く痛快大冒険ロマン!
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新直木賞作家の真骨頂!大反響の黒川警察小説。
見さらせ、ど腐れども。そのシノギ、おれらが奪(と)ったる――名作『悪果』の相棒、堀内、伊達が復活。ふたたび、大阪を縦横無尽に疾駆する。策略と暴力がからみあい、腐れのスパイラルはノンストップで奈落へ。黒川警察小説の、これぞ真骨頂!
かたや賭場摘発にからんで学校法人理事長を脅迫したことが発覚し、かたや愛人の“ヒモ"に刺され、ともに大阪府警を追われた、かつてのマル暴担コンビ堀内と伊達。競売専門の不動産会社に調査員として働く伊達は、ある日、出張で訪れた東京で、いまは無職の堀内を同業に誘い、二人は大阪に戻る。
調査物件は敷地900坪の巨大パチンコ店「ニューパルテノン」。だが調べるほどに、裏で極道や半堅気、警察OBらが寄ってたかって食いものにしている実態が浮かぶ。「パルテノンは金の生る木や」、気づいた二人は……。
2009年7月に刊行された『螻蛄』(新潮社)以来、著者3年ぶり、ファン待望の長編。 -
ダーティな刑事、エスケープするヤクザ、思いまどう女たち……。麻薬、賭博、傷害と組織暴力の捜査に愚直に突進する刑事と、ひと度は足を洗おうと思うヤクザたちの世界。下積みの鬱屈と悲哀を表裏のうちにとらえて悲劇的に、同心円を重ね合わせるように、ひとつひとつの事件に、正義と皮肉な結末をもたらす連作短編集。
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更生保護事業の美名の裏で、あくどいピンハネを続けている「新生会」の矢次収造を憎む者は数多い。借金を冷たく断わられた森川の怪死を契機にして、旧悪を暴露するという怪電話、連続して起った殺人事件と、つぎつぎに収造の周りで事件が起きる。錯綜した裏の世界を、ユニークなタッチで描く本格推理小説。
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豊満な乳房、すらりと伸びた脚、きわだつ美貌を見て、一瞬声をのむ乱交パーティーの男たち。怖いもの知らずな行動力をもつ女・関根悠乃は、警視総監直属の秘密捜査官。共産圏から西側に持ち込まれた化学殺人兵器の謎を追って、国際犯罪組織と対決するべく潜入捜査を開始するが…。ヨーロッパを舞台にして描く、雄大痛快アクション巨編。
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最強!で最軽?な親子探偵、参上!!
冴木隆は適度な不良高校生。父親の涼介はずぼらで女好きの私立探偵で凄腕らしい。そんな父に頼まれて隆はアルバイト探偵として軍事機密を狙う美人局事件や戦後最大の強請屋の遺産を巡る誘拐事件に挑む! -
凶悪犯捕縛に燃える警視庁捜査一課刑事・神条俊輔は、その非情な逮捕手口から裏社会では「狂犬」と 恐れられている。いま神条は自分の妻子を殺した銀行強盗の永倉を6 年間追い続けているが、その永倉 一味が沖縄にいるらしいとの情報が入った……。
著者渾身の長編ハード・アクション。 -
発端は、盗っ人稼業である江尻光男が富沢という偽名でホテルにチェックインしたことだった。江尻は本物の富沢と間違えられ、いきなり3人の男から襲撃を受ける。なんとかそれはかわしたものの、後日盗みに入った金庫室の前で一味と出くわし、囚われの身に。待っていたのはとんでもない罠だった。騙すか騙されるか…。壮絶な抗争を描く、長編ハードバイオレンス。
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私立探偵・甲斐浩二にとび込んできた幼児誘拐事件――。甲斐は依頼人の工藤清・芳子夫妻から、身代金の運搬役を引き受ける。だが、途中で3人組に襲撃され金を奪われてしまう。調査を進めるうちに工藤の家族たちの奇妙な行動にある疑惑が……。そして、甲斐のまわりに起きる不可解な連続殺人事件。影なき犯人の魔の手は、甲斐の妻と娘たちにも襲いかかる。卑劣な犯人に男の怒りが炸裂。長編バイオレンス・ミステリー。
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ゲームソフト開発会社「ペガサス」の社長小田切久志が妻の澄代とともに殺された。死体は切断された男性の上半身に、女性の下半身が縫合された異様な姿だった。何者かの復讐か?醜聞をネタに悪党を強請る「暴き屋」瀬名渉は、久志の妹小夜子から依頼を受け、真相究明に乗り出した。疑惑の目は、澄代の不倫相手庄司洋に向けられる。ライバル会社「ノナミ」の社員だった―。醜い人間関係が隠れた猟奇殺人。目には目を、悪には悪を。
「暴き屋」シリーズ第1弾。 -
警視庁捜査四課組対の刑事・土門岳人は、その屈強な体格と粗暴な振る舞いから職場でも裏社会でも、「無敵刑事(デカ)」と呼ばれ、恐れられている。土門の情報提供者で、関東仁友会の理事、首藤が何者かに射殺された。首藤は東北一帯を仕切る奥州連合会と半年前から揉めていたらしい。無頼の警察官・土門が真相の闇に迫る!
大人気「無敵刑事」シリーズ第1弾! -
小森幸人は組織から足を洗い、堅気の運送店を営んでいた。ある日、親父さんと慕う内海泰造が何者かに拉致された。事件の背後には、利権を巡る欲望や組織の大物の謀略が絡んでいることを知る。続いて姐さんの京子までも敵の手に渡ってしまう。義理人情に縛られた愚直ともいえる男の血が怒りに燃える。壮絶な復讐劇が開始された。会心の長編ハード・バイオレンス。
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グレーのスーツ、地味なネクタイ、きちっと刈った髪。よく独り言を呟く神経質な男。一見普通に見えるが、田中という、棒っきれのようにしか生きられないやくざ者だ。強欲な親分の下、苛立っていた。素人をいたぶり、若い衆がやるようなことをする日々。先頭に立って抗争を乗り切り、跡目をとったつもりになるが、分家を言い渡される。のし上がらねばならぬと肝を決めた。文体の実験的試みが話題を呼んだ記念碑的な連作短編集。
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ベトナム解放三十周年記念番組の収録中、日本の女性タレントが行方不明になった。番組関係者のもとに届いたのは、不当な弾圧を受ける少数民族モンタニャールの名を冠した組織からの犯行声明だった。不可解な要求にとまどいつつも救出に向かう男たち。だが、武装蜂起の予兆と見た公安部が組織壊滅に動き出し、凄絶な民族紛争に巻き込まれていく――。東南アジア5部作の掉尾を飾る傑作長編。
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「コースアゲイン」とは「進路を元に戻せ」という船の専門用語だ。男はどこへ向かい、なぜ元に戻ろうとしているのか。この言葉は何を意味しているのか。物語の中には、酒があり葉巻があり、船があり海がある。そして男がいて女がいる。壮年の作家を主人公とした、一作一作が著者の心の傷から滲み出しているような、あたかも私小説とも思える20の短篇が収められている。
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東京は下町、向島の料亭に生まれた川田周一。十四歳。母はすでになく、父も別居していた。義兄が家を出て、二人の異母姉と周一だけになった。刑事や物騒な連中が来るようになり、店を嵐の気配が包む。そんな中、周一は煙草や酒を覚え、喧嘩を女を知っていく。しっかり眼を開けていろ、との板前・久我の言葉を胸に、男という向こう岸へ、泳ぎ渡りはじめた少年の成長を描いたハードボイルド青春小説。
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中古車販売業を営む元レーサーの立花新太郎。自分のもとから姿を消した悠子からの救いを求める手紙を受け取った。東北、三陸海岸の田舎町に飛び、画家の野口が妻と営むスナックを訪ねるが、野口夫婦は面倒事を抱えていた。立花は何者かに襲われたり、地元の人々に無視されながらも、自分でもわからない何かを確かめるかのように躰を張り、無茶を続けるのだった。疾駆する男の姿が眩しい力作長編。
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捜査本部vs仮想現実!
高校生の久(ひさし=キュウ)は「殺人ライセンス」というサイトに遭遇。それは、ターゲットを殺害する危険なオンラインゲームだった。そのゲームが突然アクセスできなくなった後、ゲームの標的と同じような名前のストーカー公務員が殺害された。戦慄するキュウ。一方、勤務先をリストラされた相沢は、素人探偵として、キュウと事件の解明に乗り出す。相沢の娘・麻理とキュウがクラスメートという縁もあったが、麻理は、キュウや相沢の行動を冷ややかに眺めていた。相沢の同級生の丸谷刑事らは、捜査本部につめながら、犯人を絞れない事態に焦っていた。そして再びネット上に出現した「殺人ライセンス」と同じ第二の殺人事件が……。高校生と捜査本部、殺人ゲームと現実の捜査の接点はどこに――?
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