『ファンタジー、トパーズノベルス(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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「僕はね、君とこういうことをしたいと思っていた。僕も、君を『女』だと思っていたんだ」
強力な魔術師団を擁し、武力で繁栄を手にしたアレス王国。その国の英雄カロルに拾われ、弟子として迎えられたティア。そんな彼女の最近の悩みは、カロルを一人の男性として見てしまうことだった。さらに二人のもとに、新たな戦争の話が持ちこまれる。置いていかれることを焦ったティアは、勝手な行動をとり窮地に。そこをカロルに救われた彼女は、行動の理由を問われ、自らの想いを告白する。軽蔑されることを覚悟したが、意外にもカロルは喜びを露わにして……。 -
「君の指も入れてごらん、ミュリエル。上手にできたら、こっちをもっとたくさんかわいがってあげるから」
異様な霧を纏う「呪われた」シャイエ公爵嫡男ロランに救われた聖女ミュリエルは、恩返しも含め嘘の告白をする。呪いに蝕まれた彼の呪縛が解かれるのは、聖女と触れあう間のみ――しかし、訝しむ彼の信用を得るために体を許していくミュリエルは、ふと惹かれ合う想いがあることに気づく。「僕のそばにいてくれ、これからもずっと」しかし、想いを確かめようとしたつかの間、王妃より聖女を穢した罪をロランはかけられてしまい……。 -
「よもや、本当に『己を捧げる』などと口にするとは。まったく、貴様は俺を楽しませてくれる」
貴族たちの折衝が行われる舞踏会。そこに貴族令嬢の代理として参加する代理姫。それで成り上がることを夢見て王都へとやってきたユーキは、新興貴族のニコラと出会い、彼に協力することに。それから彼女は名門貴族であるアルフォンスに接触するため、より大きな舞踏会に参加するが、エレオノールというライバルの存在に、力不足を痛感させられる。しかし、それでもあきらめないユーキのことを、アルフォンスが妙に気にかけてきて……!? -
「君は本当に感じやすいんだな。魔術を使ってもいないんだが……」
魔術師団に入団したレオニーだったが、入団式からトラブルにあい、幼なじみで婚約者のザイフリートに似た雰囲気の「男」に行為を求めてしまう。その後始まった研修生活では、寮の編入を余儀なくされ、新たにルームメイトとなったのは、そのザイフリート。さして自分に興味を持っていないと思っていたザイフリートに時折触れられ、困惑するレオニー。だが彼女の頭の中には、その「男」の存在がチラついてしまう。それでもレオニーは、ザイフリートがいいと願って……。 -
「私は、お前がいないと寂しいよ。寂しくて、悲しくて、きっともう生きてなどいけないだろう」
十三歳で捨てられてしまった元令嬢のメリッサは、それから五年「竜陛下」が治める獣人国の王城で、侍女として元気に楽しく暮らしていた。竜陛下ことであるグレンは父親のように接してくるが、人型のときの彼はあまりに美しいから、十八歳になったメリッサの乙女心は戸惑ってばかりだ。美しい人姿を持っていて、相変わらず子供扱いで構ってこられて、十八歳になった彼女は乙女としては困りどころだ。そんな彼女はしかしある夜、偶然にも竜陛下の発情期に居合わせ、彼の「つがい」になることを求められる。甘々に甘やかしてくるグレンとの時間に心地よさを覚えるメリッサだったが、二人の間にはやはり種族の壁があって……。 -
「エリンが好きなんだ。もう……離れたくないし失いたくない。俺より先に死なないでくれ」
オルトア王国の王太子、ノアの正妻候補に選ばれたエリン。しかし彼女は、その先に不幸な未来が待っているのを知っていた。彼女は、同じ人生をすでに二度繰り返していたのだ。三度目は違う結末を迎えるよう正妻候補から降りようとするエリンだったが、ノアがそれを認めない。それどころか、彼は正妻をエリンに決めているかのように振る舞う。これまでになかったノアの行動に戸惑うエリン。しかも彼は、この時点では知り得ないはずの情報まで知っていて……?
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