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『ファンタジー、e-NOVELS、0~10冊(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~58件目/全58件

  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    瀬名秀明
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    18世紀半の東イングランドには、時代を超えて何度も姿を現す魔女の伝説があった。かつて、魔女狩りの行われたこの地で生まれ育った私は、ゴッサーマー・スカイが頭上に広がった日の夕刻、漆喰のはがれかかった壁の内側から1通の手紙を発見した。前世紀半ばに書かれたその手紙の内容は…。魔女伝説に作家・瀬名秀明が挑んだ珠玉の歴史ファンタジー。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    森奈津子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    住宅メーカーの広報として働く“私”は、清楚な美貌を持つ12歳下の大学生・春夜と恋人関係にあった。濃密な愛の日々を過ごす二人だったが、私立大学の薬学部に通う春夜が、ある日学校で親指ほどの赤ん坊を拾ってくる。春夜に愛情を注がれて、赤ん坊は驚くべきスピードで成長していくが、私はその姿におぞましさを感じて……。レズビアンカップルのもとにやって来た、小さな小さな赤ん坊。やがてその存在は、二人の関係に影を落としていく。
  • 作家、久美沙織が知性と心を持った「AI冷蔵庫」をテーマに、感動や笑い、ロマンやエロスと様々な要素をぶっこんで綴った「冷蔵庫シリーズ」を、ドドーンとひとつにまとめてみました! けなげな雑種の冷蔵庫ぺーとご主人様の愛情物語「冷蔵庫を捨てに」、擬犬化(?)された冷蔵庫の物語「臆病なデカい冷蔵庫」、ハードボイルドタッチの「冷蔵庫王レイキ」、人間のために灼熱の砂漠を渡り血清を運ぶ冷蔵庫たちの感動物語「冷蔵庫の方程式」、椋鳩十先生へのオマージュ「四角塚」、SFタッチの「夢見る冷蔵庫」、そしてフランスの超有名なあの小説へのオマージュ「0〔レイ〕嬢の物語」の全7本を収録した超お得版!
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    僕は29歳の売れない作家。没になった原稿を川に投げ捨てようとしたところを女子高生・エリスに止められた。生意気だが、不思議な魅力を持つ彼女に誘われ、神保町のある古本屋を訪ねると、店主の妻の老婦人が、おかしな夢を見たという。その話を聞いたエリスは「亜影王が来た」と呟いた。叶わなかった過去の夢を実現してくれるという「亜影王」とは何者なのか? エリスに誘われるまま、僕は、「亜影王」を追って東京中を歩き回ることに…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    太田忠司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある夏の昼下がり、私の妻・瑞枝は息子・高哉の夏休みの宿題である昆虫採集に付き合って、ふたりで林の中に入っていった。だが、瑞枝がふと目を離したすきに高哉は忽然と姿を消した。以来、瑞枝は心を病み、高哉を探し続けている。私は、瑞枝に高哉を諦めさせるため、中学時代の同級生であり、瑞枝の主治医でもある竹下に頼んで、ある計画を実行することを決意していた。そしてその当日…計画はうまくいったかに見えたが…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    1999年の正月、小説家である私のもとに奇妙な年賀状が届いた。『1999年1月9日 覚えていますか』。手書きでたったそれだけが書かれた葉書。差出人には「斎藤」としか書かれていない。謎めいた年賀状をきっかけに過去の記憶がよみがえる。『ノストラダムスの大予言』に書かれた恐怖の大魔王による人類滅亡を回避するため、高校生だった私は、ある約束をしたのだったが…。アメリカのSF作家、ジャック・フィニイを敬愛する著者が「時間怪談」をテーマに描いた不思議な物語。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    野崎六助
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    本作は「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」という中編連作シリーズの第一話、短編バージョン。近未来の都市・シャンティータウンのノースエリア。大通りをリサイクル資源である“死体”を回収する車が通りすぎ、地上は歩くことがはばかられるほど頽廃しているこの場所で、おれは、“死体製造”つまり、賞金稼ぎを生業としていた。そんなおれの命を狙うクローン人間。誰が、なんのためにクローン人間を仕向けたのか?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    大学生の僕は、下宿へと帰る道すがら、野菜売りのおじさんからトマトをひと皿買った。部屋に着くと、それに塩を振りながら缶ビールを2本のみ、その後はまぐろのフレーク缶をつまみにウィスキーの水割りをちびちびとやっていた。特にしたいことがあるわけでもなく、あと1、2年はこんな毎日をぼんやりと過ごすのだ。これでいいと思っていたのだ、その時までは…。冷蔵庫で冷やした水割り用の水を入れた瓶の中に不思議な光景を見つけたことから、僕の人生に変化が起きて…!?
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    小説家である私の実家の裏には、人が住まなくなって久しいぼろ長屋があった。ある日その大家である私の両親のもとに、ぜひ長屋を貸してほしいと申し出る男が現れたという。風雨にさらされ、とても人が住める状態ではないと念押ししたにも関わらず、強引に引越してきた老人とその妻…。そんなある日、私のもとに不気味な手紙が送られてきて、その老夫婦の元を訪ねることになるのだが、彼らが語り始めたのは驚くべきことで…。
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    都落ちして郷里に戻ってきた怪奇物作家の井之は、ある日、地元のさびれた神社に面白いものがあるという噂を耳にする。それはなんと、陰部に歯のはえた女の木乃伊だった…。そこに添えられた古い手記には、木乃伊となった女の悲しくも驚きの運命が綴られていた。やがて、その木乃伊に魅了された井之は…。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家を志しながらも、現実の厳しさに挫折しかけている青年。夢を諦め、東京を離れて郷里へ帰るしかないのか? そんな彼の前に現れた一人の女性。誰からも愛され、くったくのない笑顔を見せる彼女に、いつしか青年は…。姿を見るだけで胸がキュンと締めつけられるような淡く切ない思い、清らかで真っ直ぐな恋心――恋するっていいなぁ。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    落語好きの著者がどうしても聴きたい落語会のために出向いた大阪。いつものごとく、居酒屋で軽く一杯ひっかけよう…としたのがいけなかったのか!? 落語の書き下ろしも手掛ける著者ならではのひねりの利いた一席、とくとご堪能ください!! しかし、ここまでいってもやっぱり井之妖彦は、酒をやめられないんですね~。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作家である私は、ある日、仕事場にある「あるモノ」が妙な光を発していることに気づいた。その光を見つめているうちに、自分の口からも同じような光が飛び出していた。それは…人魂だった。人魂に意識が乗り移った私は、ふわふわと宙を飛び、扉をすりぬけ…そして妻の寝室で目にしたのは…。妻の情事を知った私がとった行動は!?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「昔、SM雑誌でライターをしていたときに経験した不思議な出来事を、一編の小説にまとめてみました。くわしいことは差し障りがあるので、ここには書けません。それは本編の中で……。ご愛読のほど、なにとぞよろしくお願いいたします」(著者:飯野文彦)取材先の肛門科で聞いた、世にも不思議なお話し!
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    先輩作家に紹介されたアメリカ帰りの美女は、酒も下ネタもいける口。ふたりきりで酌み交わす安焼酎が気分をハイにし、豪快なH体験談が甘く下心を誘う。すっかり機嫌良く次の肴を頼もうとしたとき、突然「やめてください」! いったい何が悪かった? 鰻の肝で精力つけて、という下心が見透かされたのか?「駄目なんです、わたし、鰻が。三年前――」。鰻嫌いの陰に隠された、驚くべきトラウマ体験。果たして現実か妄想か? 異常な告白は、留まるところを知らずに大暴走する。いったい何なんだ、この女!? 身も心も引きずり回されたその果てに、作家が辿り着いた場所とは? 悪酔い必至の酒の夜語り、妄想から妄想へ今夜はハシゴ!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    Y県とN県の県境に、突如なぞの巨大生物が出現した!? 厳戒態勢がひかれ、立ち入り禁止となったそのエリアに侵入した男が拾った巨大な紙片には、驚くべき事実が綴られていた!! 果たして巨大生物の正体とその運命は? 奇才・飯野文彦が描く怪獣モノの、ちょっと普通ではない驚愕の結末。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    近所のラーメン屋で昼食を済ませ、自宅に帰ったらリビングに見知らぬ老人が居た。「昨日、訪ねてきてくれたでしょう。そのとき、この人だと思ったんですよ」と言う老人は、私の願い事を2つかなえてくれる代わりに、自分の願いも1つ聞いてほしいと言う。この老人、実は私が昨日ふと訪れた神社の樹齢千年を超えるという神木――神代桜だったのだ。彼が持ちかけてきた取引とは? そして、老人と話すうちに明らかになった驚愕の事実!!
  • 贔屓にしている落語家の独演会を聴きに、山梨から名古屋まで長距離バスで出かけた私。ところが、バスを降りた途端、見知らぬ美女に声をかけられた。彼女は私の事を知っている様子だが、こちらには何の覚えもない…。そんな事はお構いなしの彼女に、強引に手を引かれ私が連れて行かれた先には!?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    両親の死以来10年、兄妹は爛れた背徳的な「性」活を送ってきた。兄のどんな歪んだ要求にも、白痴の妹は笑顔で応える。外界との接触を断ち、ありとあらゆる欲望を追求する日々。しかしある日、彼らの許をひとりの紳士が訪れた。「妹さんの噂を耳にしまして。どうか、妹さんを見せてほしいんですが。怪しい者ではありません。わたしはただ妹さんと……。お金なら払いますから」。求めに応じて妹を貸し出したときから、ふたりの間の危ういバランスは崩れ始め…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    妻と訪れた「風林火山博」で、退屈した私は、今は寂れたこの会場がデパートだった頃のことを思い出す。やがて、とりとめのない追憶の中から浮上してくるひとつの記憶。「誰だ、この子は……」。地下フロアーの片隅に、ひっそりと閉じられた不思議な扉。鬱屈した受験生の日常は、常に鍵をかけられた扉の向こうへの好奇心を爆発寸前にまで高める。そして、ついに我慢の限界を超えた少年の前で、扉はあまりにもあっさりと開かれた。そこに待っていたのは…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    40も半ばを過ぎた売れない小説家の私は、妻に去られ、今は田舎の年老いた両親の面倒を見ることで、いくばくかのお小遣いをもらって生活をしている。そんな私の頭の中を閉めている妙なフレーズがあった。「ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん。ゆやん、ゆよん、ゆや、ゆよん」。何の音かわからない。わからないながら、ふとした瞬間、それを呟いている私がいた…。それが、もしかしたら、幼い頃、何かのドラマで耳にした中原中也の詩「汚れちまった悲しみに」の一節ではないかと思い当たった私は、それを確かめに図書館へと向かったが…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある日、妻が仕事中の私の書斎の扉を開けて、「あの人がやってきた!」と慌てた様子で言う。あの人とは、5年前、新婚旅行先の宮崎の海岸に死んだように横たわっていた老人のこと。しかも彼は、痩せた体にそぐわぬ巨根を見せびらかすかのように全裸だったのだ。まるで二人の心の内を見透かしたようなことを言う老人に興味を持った新婚の妻に、私は思わず殺意さえ覚えるが、次の瞬間、老人の姿は忽然と消えた…。エロと狂気のスペクタクル…そして驚天動地の結末が!?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    サークルの先輩が、連日のように泊まりに来る。私のアパートに来ない日も、他の友人宅を泊まり歩いて、自分の部屋にはほとんど帰っていないらしい。とうとうある日、たまりかねて問い詰めた私の前で、先輩は泣き崩れた「だめだ。もう限界だ」「どうしたんですか?」「出るんだ」――。いったい部屋に何が出る?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    愛する美しい妻に優しくされればされるほど、わたしは冷たい態度を取ってしまう。寂しさと後悔の念が、わたしを苛む。だが、拭えないのだ。妻に対する違和感を、そして恐怖を。結婚して15年、2人の子供をもうけてなお、美しく若々しい妻。誇りであり、自慢の種だったそんな妻に対して、一冊の本が疑念をもたらした。――いつまでも若く美しい妻は、かつて雪山で出会った雪女だった――有名な民話が、自身の生活に重なる。わたしの妻も…。
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ヤリたい盛りの高校生カップルが、人けのない山の高台で乳繰りあっていたとき、そいつは現われた。「なぜ今日は脱がない、脱げ、脱げ! いつもみたいにすっぽんぽんになって見せろ!!」。毛むくじゃらの獣のような男は興奮の雄叫びをあげ、少女をさらって山中に姿を消した。やつは何ものだったのか?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「エロの極限を描いた、めちゃくちゃしてるやつが見てえって言ってるだろうが」――酔った勢いで買ってきたアダルトDVD。そのあまりのエグさに、男の魂は凍りついた。魂にぽっかり空いてしまった黒い穴。闇に食い尽くされた太陽。その中から、コロナのように吹き上がるのは、記憶の奥底に封印されていた三十三年前の奇怪な出来事だった――。病的な虫嫌いの少年が、あの日河原の石の下に見出したものは、白くてつるつるした――。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    初体験の話をしよう。私の場合、それはダブルの初体験だったのである。女性との性体験と同時に、もうひとつ別の初体験をしてしまった――。街ですれ違った美女との、熱く濃厚な一夜。しかし彼女はそれきり姿を消した。「聞こえたら、答えてください。会いたい。会いたい……」必死の祈りが天に通じたか。ついに彼女の応える声が! 「私も会いたいわ。でも、すぐには無理。これから私が言うことを実行できる?」。かくして、涙ぐましい修行の日々が始まった!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    池袋の安アパートに、その老婆は死してなお住んで、いや棲んでいた。外に出ることも出来ず、ただ壁と一体となって佇む日々。だが、ひとりの女が新たな入居者として引っ越してきたとき、外界のすべてに無関心だった老婆の心に小さな灯がともった。「さみしかったでしょ。ずっと独りで」。古いアパートの一室で、孤独なふたつの魂が触れ合い、一体となる。そして――開かれる新たな目眩く世界! 女神か聖女か淫乱天使か!?
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    友人に無理矢理連れて行かれた、寂れたスナック。女たちとの弾まぬ会話に耐えきれず、半ば自棄になって怪談話をせがんだところ、雰囲気は一変。「なんで、そんな話するわけ」。いたたまれない空気の中で、ふと見上げた柱の上には、一枚のお札が貼られていた。「だいじょうぶよ。御札が貼ってあるから」それから一年、自身を襲った生々しい悪夢に衝き動かされて、ホステスのひとりにメールしたところ、戻ってきたのは奇怪な返信…。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    密かに想いを寄せていた同僚とのささやかだが幸福な一夜。だが翌日、出社した私を待っていたのは衝撃の事実だった。抜け殻となって帰宅すると扉の前に、一鉢の花が。「ありがとう。どんな形にしろ、君が私のところに来てくれたんだからね。もう決して君を離しはしない。これからは二人でいつまでも、いっしょに暮らしていこう」。閉ざされた室内に濃密な匂いと温気が満ち、蕾から涙の雫が滴り、やがて徐々に開き始める…。
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    怪奇作家を出迎えた旧友は、グロテスクな変貌を遂げていた! 彼の身も心も変えた「尋常ならざる経験」とは? 南アルプスの山奥に棲む、恐るべき魔物との遭遇。貪り食われるよりもおぞましい運命が、彼を待っていた!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ある日、近づいてきたアブナそうな女が押しつけたのはアヤシげな小冊子。その中には、彼女が実際に遭遇したというUMAの記録が綴られていた。「最大最高のUMA」とは、県立博物館にある壷? 翌日、博物館に行こうと押し掛けてくる女に恐れをなした作家は、先手を打ち自ら博物館を訪れるが…。作家稼業は、またも電波を呼び寄せる。何もかも田中啓文が悪いのか!? 知りたくなくてももう遅い。知らずにすめば幸せだった。あなたの身の周りにもUMAは存在する!
  • 220(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    初めて訪れる場末の居酒屋で私の耳に、ジジジ、ジジジジジジジ、とどこからともなく、いや自分の中から雑音が響く。そして、あの男が話しかけてきた。「それはちがうでしょう」――だが、私は気づく。相手は私の心の中の言葉にまで応えている…。気味悪くなった私に、男は小さな“ラジオ”を取り出した。飛んでくる飛んでくる、次々電波が飛んでくる。性格の歪みが磁場となり、毒の電波を引き寄せる。たまった電波で磁場はますます歪み、私の頭を狂わせる!
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    これから私が話すのは、全編蟻の話なんですよ。ちょいとばかり長くなるかも知れませんが。飲んだくれの父に施設から引き取られ、郊外の山中に建てられた団地に引っ越してきた少年。新築でありながら荒れ果てた、廃墟のような建物は人間の屑の吹き溜まり。内部の探索を始めた少年の前に、やがて悪夢のようにおぞましい光景が! 人形のように美しく、しかし奇妙な少女が語る祠の祟りとは? かつてこの地に、いったい何が封じ込められていたというのか!?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    今日もわたしは、ひとりひなびた田舎へと車を走らせる。新鮮な空気を吸ってリフレッシュするため――ではない。長閑な風景の中、欲情に血を滾らせる私が求めるのは、老女の萎びた皺だらけの肉体。そう、わたしは“老女マニア”なのだ。最初は拒む老婆もやはりひとりの女。本気で押せばなよなよと崩れ落ち、ご先祖様の見ている前であられもない声を張り上げる。孤独な老女に功徳を施すべく、今日も今日とて当てもなく田舎を流すわたしの前に現われたのは?
  • 165(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    少しまとまった金が手に入った。昔の文士を気取り、温泉に籠って短篇でも…と、わたしは旅に出た。道を逸れ迷い込んだ山中で、ふと耳にした笛の音が桃源郷へと誘う。木々の生い茂る山奥、霧に覆われてひっそりと佇む温泉宿。妖艶な若女将と、清楚な妹――美貌の姉妹による献身的なもてなし。徐々に点る官能の火は、やがてこの世のものとも思えぬ、奇怪な悦楽の音色を奏で始める! 異才が高らかに吹き立てる、エロティックでグロテスクな異形の音楽。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    秋祭りの縁日で面を買った。それは20年近く前に死んだ祖父にどこか似ていた…。奇妙な面と巡り会ったその日から、作家の許に言霊が降臨する。狂気、妄想が次々と結晶化し、奇蹟のように生み出される歪んだ傑作群。しかし真の狂気、真の恐怖は徐々に作家の日常を蝕み…。面の裏に刻まれた言葉。その素材に秘められたおぞましき秘密。そしてベールの彼方から甦る少年時代の記憶。現実か妄想か? 人面の迷宮を呪われた言葉が彷徨い、鮮血と共に噴出する!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    東京から甲府へ帰る電車の中で遭遇した奇妙な男。酒と金と女をエサに、彼に懇願され途中下車した私は、人里離れた山奥の彼の家にたどり着く。そこで私を快く迎え入れてくれた男と、その娘。しかし美しい娘の頬には髭が、そしてお尻には尻尾が!? 狸に化かされていると知りつつも、気づかぬふりをして一夜を過ごした私に、狸親子はあるお願いをするのだが…。狸に化かされる話といえば、どこか滑稽でほのぼのしている…と思われたなら大間違い。鬼才・飯野文彦が、そんな風に物語を終わらせるわけがない! 奇想天外、毒にまみれた展開に思わず中毒となるか!?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    静かな夜だった。彼は一人、石畳に覆われた歩道を歩いていた。いつから歩いていたのか、自分がどこにいるのか、どうしてここにいるのか、わからなかった――。都会の片隅で、孤独に生きる内気な若き画家。愛する女性に傷つけられ、絵で身を立てる夢も未だ叶わず、それでも彼は描き続ける。独自な世界を描き、見る者に不思議な感銘を与える作品を目指して。そして、奇蹟は起こった。あまりにも昏く邪悪な奇蹟が!
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「ああ、お願いだから、ちょっとの間、静かにしていて。絶対に出たりしちゃだめよ。すぐ終わるから、ねっ、ねっ」――寒い冬の夜更け、駅前にふと人通りが途絶えたとき、濃密な闇に塗り込められた街を、奇妙な白い人々が横切っていく。「誰なんです、あの連中は?」「あ、あれは……」――駅周りの店主たちが一様に畏れる禁忌(タブー)に触れたとき、男は白い人との邂逅を求めて、夜更けの街をひとり彷徨う。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「編集長、この原稿はすごい。マジですごいんですよ。どれくらいすごいかというと…」。若い編集者が、興奮して持ち込んだ原稿は確かにスゴかった…。だがそれは、かつて一部で才能を高く評価されながら、三作を遺しただけで事故による非業の死を遂げ、完全に忘れ去られた悲運の天才作家の作品そのものだった。「しかし、盗作のしようがないんです」。その原稿を生み出したのは、病によって5歳程度の知能しか持たない、盲目の青年の口述だという…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    作品はおろかその存在自体も徹底して消し去られ、それどころか偶然知ってしまった者さえもまた、当局によって抹殺されるという幻の映画監督、加太野東亜。果たしてその作品には、いかなる秘密が隠されているのか? 一度足を踏み入れた以上、もはや後戻りのできない闇の中に幻のフィルムが映し出されるとき、いったい何が起こるのか!?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「井之くんには、相撲代表チームの主将をやってもらいたいと思います」。中学の体育祭で、いやいや相撲に出場させられることになった私。残りの四人は、体力なし根性なしの肥満児か虚弱児。頭を抱える私の脳裏を過ぎったのは、かつて空き地の沼のほとりで出遇った“あいつ”のことだった 。「お、おまえ、おれが河童だって、どうしてわかったんだ?」「どうしてって、見ればすぐにわかる。どう見ても河童だろ」――幼い日の奇妙だが心温まる想い出が甦る。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    東南アジアの場末のホテルで出会った無口で陰気な女は、私の初めての相手になった。だが、その体験は“初めて”という枠を越えて、あまりに強烈で神秘的だった。――お、女の人って、こんななの!? 旅先での恥と恐怖はカキ捨て、異国での身も心も凍るどころか、人生や世界観までも崩壊するような驚愕と恐怖の一夜は、記憶の奥底に永遠に封じられたはずだったが――。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    ここだけの話だけどよ、閻馬師匠が生きているって話だ――。3年前に急死したはずの伝説の落語家・烏亭閻馬が生きている!? 閻馬の弟子だった小馬が語る、驚くべき噺の結末は? 西に田中啓文あれば、東に飯野文彦あり! 落語をこよなく愛し、破滅的生き方を体現する最後の芸人作家・飯野文彦が語る、深く厳しく恐ろしい芸の世界。年末年始に相応しい色物――いや、笑わせ泣かせぞっとさせる、異端の至芸が電脳寄席の高座に上る。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    小説が書けない。3年近く肉体の交渉を持っていなかった妻は、パート先の上司と浮気をしていた。そして、唯一の理解者である母が、死んだ。私の精神は、許容量を超えてしまった。ただ逃げ出したかった、すべてを捨てて逃げ出したかった――。自我の崩壊寸前まで追い込まれた男は、浴びるような酒と共に、あてもない逃避行へ。いつしか辿り着いた温泉宿のストリップ小屋で、私の目の前に股を開いた年増女の自慰ショーには、驚くべき秘密があった!
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    病によって身体が麻痺し、不能となった作家はそれでもなお、女への妄執を露わにする。週に二度彼の許を訪れて、不自由な口から零れ出る言葉を書き留める小夜子。だが、その日作家が語り出したのは、小夜子自身の物語だった! 樹海の中に繰り広げられる死と性の饗宴。作家の鬱屈した視線に晒されるなか、現実と虚構は一体となって小夜子を翻弄する。この奇妙な物語に、作家はいかなる結末を用意しているのか?
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    このことを、これまで長い間、誰にも一言たりとも漏らしたことはない。話したくても話せなかったし、またたとえ誰かに話したとしても、とても信じてもらえず、私の頭がおかしくなったと思われただけだろう。しかしもう限界なのだ。いやとっくに限界を超えてしまっている――。高齢の伯父から届いた手紙には、想像を絶する快楽の地獄絵図が書かれていた。魁偉な容貌の伯母に秘められた、おぞましい秘密とは? ミミズが千匹? とてもとても…。
  • 110(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    その日わたしは寝不足で、ふらふらの状態のまま取材先に赴いていた。小さな玩具博物館、展示ケースの中にその人形はあった。着物は焦げ、顔や手足は剥がれひび割れた、制作者も由来も定かならぬ粗末で古ぼけた日本人形。だが、そのつぶらな瞳になぜか惹きつけられ、じっと見入っていた私に、初老の男が声をかける。「その人形に目をつけるとはなかなかですな」男が語る、人形への思いとは――?
  • 275(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    皆川博子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    さまざまなわらべ歌をモチーフに語られる幻想奇譚。『薔薇』『百八燈』『具足の袂に』『桜月夜に』『あの紫は』『睡り流し』『雪花散らんせ』の7作を合本。読者を一瞬にしてつややかで妖しい世界に誘う珠玉の短編集。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    皆川博子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    嵐の夜、雨宿りに入った喫茶店で出会った男。彼は自分の幼い頃にあったという、不思議な話を語り始めた…。「睡り流し 睡り流し 睡り流して捨て申そ…」。中学に入ったばかりの彼が、雨宿りに入った寺の本堂で出会った女。鍛冶小屋で出会った少女。彼らは皆、不思議な歌を彼の耳元に残した…。睡り流すとはどういう意味なのか。睡ることで何かを流れに捨て去るというのか…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    早見慎司
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    二年前から続く『ある事件』によって、東京は完全に人の住めない場所となった。東京都民は難民と化し、他県へと避難した。働いていた警視庁がなくなったため、刑事・谷口たちは間借りした某県警の一室で、警視庁時代の事件の残務処理に追われていた。そこへ、かつて東京で人を殺したという男が自首してきた。彼が自白した罪が、東京壊滅の原因なのか?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    皆川博子
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    桂木馨は、ある日彼女のエッセイを読んだという読者からの封書を受け取る。エッセイで取り上げた、馨が幼い頃に納戸で見つけた木版画のことを知っているというのだ。友人の雑誌編集長・土谷を誘い、その人物、天野玲奈に会いに行くと…。木版画に描かれた肘から先の両手がない人物。そして、その絵を見てからたびたび見るようになった夢。「雪花ちらんせ 空に花咲かんせ…」。不思議な童歌が結びつけた3人は…。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    年下の美青年から、ついにプロポーズを切り出された女。だが、彼は突然恥じらいながらうつむき、女口調でつぶやいた。――「はじめまして、わたしが桜見郁美です」――。幸福の絶頂から、突如意味不明な奈落の底に突き落とされた女は、彼=彼女の口から語られる奇怪な物語を受け容れられるのか?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    実の甥に性的虐待をした挙句、怪我を負わせ逃げてきた男。酒に溺れてホームレス状態となった彼がたどり着いた先は…。【作者の言葉】ひたすら下品で汚らわしくて、目茶苦茶な話です。決してどこからも出版してくれないでしょう。こっそりと読んで、嫌な気分になってください。
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「それは…」「女郎蜘蛛ですわ」「それじゃあ、そこにいるのを知っていてわざと」「こんなにしっかりと脚を立てられていて、気づかないわけがありませんわ」「取ってあげましょう」「取ってもらえるのなら」。深夜の列車に乗り合わせた、艶めかしい喪服の美女。その白い首筋には一匹の大きな女郎蜘蛛が! 柔肌を思うがままに蹂躙する七本の脚。淫らに漏れる吐息、高まる官能。誘われるまま、その胸元に手を差し入れた男に女が語った忌まわしい身の上とは?
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    「彼女、おれがいただく」「待てよ」「なんだよ、だんまりを決め込んでいたくせに」「彼女、潮くさくなかったか」――気がつくと、潮の香りが漂っている。そんな気がした…。ディスプレイの中から微笑みかける美少女。確かに漂う潮の香りと、甘い吐息。偶然行き当たった奇妙なwebページは、男の心を激しく波立たせた。馬鹿らしい、気のせいだ…。しかし、仕事帰りに寄った居酒屋で、こちらをじっと見つめ微笑みかけてくるのは、確かにあの少女だった!
  • 55(税込) 2024/5/9(木)23:59まで
    著:
    飯野文彦
    レーベル: e-NOVELS
    出版社: e-NOVELS

    覆面試写会にようこそ。まず、警告しておこう。この作品は怖いだけではない。危険である。あらゆる不快な出来事、恐ろしい体験を、あなたはこれから経験することとなる。もしそれがいやなら、いますぐ席を立たれることだ。それからもうひとつ。この作品についての内容、また衝撃のラストについて、けっして他言しないでいただきたい。もっとも他言したところで、他人はけっして信じようとしないだろうが……。

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