『日本文学、ファンタジー、霊獣紀(講談社文庫)(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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大ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く気鋭のファンタジー作家の注目作。
「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代。
「天命であろうとなかろうと、ぼくは文玉が聖王の道を進むのを見届けたいんだ」
大秦天王に即位した苻堅は、諸族の相和する世界を目指し、華北統一に邁進する。
霊獣・翠鱗は光暈をまとう苻堅の聖徳を信じて守護していたが、
鮮卑族の慕容垂など、ほかにも光に包まれた人物が現れ、動揺する。
光暈は聖王のしるしではないのか。
宰相王猛の死で苻堅の政に翳りが見え始める。
〈書下ろし〉 -
大ヒット作「金椛国春秋」シリーズに続く気鋭のファンタジー作家の注目作。
「三国志」の時代から続く戦乱の中国、五胡十六国時代。
涸れ井戸の巣の卵から孵って数十年を一人で過ごしてきた幼龍・翠鱗は、赤麒麟の一角に拾われる。
翠鱗は、神獣となるために聖王を探しに人界へ。
西王母の山を目指す途中、長安で瞳に紫光を持つ少年の苻堅と出会う。
非凡な聡明さと覇王の相を持つ苻堅に惹かれた翠鱗は、一角の「まず西王母に会え」という助言を忘れて、
これが自分の聖王と考え、長安に留まる。
多民族の入り乱れる華北を統一したいと考えていた苻堅は、龍の仔を手に入れたことで自分の天命を信じるようになる。 -
未知の英雄が新しい時代を築く。必読の傑作!――作家 田中芳樹(大)
終わらぬ戦。天命のゆくえは……
戦に敗れ漢の新王・劉淵の臣下となったベイラ改め世龍。劉淵は世龍を重用し、氏族の娘ナランを妻として授ける。一方、天への光輝を放つ世龍を中原の聖王にするという天命を背負った霊獣・一角だが、激しさを極めてゆく戦争に、虐殺や流血を嫌う体は衰弱していく。いったんは結ばれた二人の心の絆はどこに?【講談社文庫50周年記念書き下ろし作品】
〈天命とは? 人界に降りた霊獣が霊格を上げるためにすべき責務。霊獣は自分自身で天命を見出さなくてはならない〉
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