『ライトノベル(ラノベ)、BL、歴史』の電子書籍一覧
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武田信玄の霊を封印した《魔縁塚》が、何者かによって破壊された夜――高耶(たかや)の親友・譲(ゆずる)は、火だるまになる夢を見た。「ようやく見つけましたぞ、お屋形様…」譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊…。強力な霊によって憑依されようとしている譲を救おうとする高耶は、不思議な《力》を使う直江と出会った。自ら何百年も生きた換生者(かんしょうしゃ)と名のる直江は、高耶に前世からの宿命を告げるのだが…!?
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かつてイングランドを股にかける大強盗として名を馳せていたキット・ウェブ。今はしがないコーヒーハウスの店主として平凡な日々を過ごすキットの元に、ある日、パーシーと名乗る美しい紳士が訪ねてくる。
「仕事を依頼したい」
退屈で物足りないキットの毎日に突如舞い込んだ強盗計画。待ち望んでいたスリルと平和な日常との間で葛藤するキットに、パーシーはあきらめることなく何度も誘惑を繰り返す。逢瀬を重ねるうち、二人は互いに惹かれ始め……。
美しくも奔放な貴族と元強盗のコーヒーハウス店主。別世界を生きていた二人が織り成す、ヒストリカルボーイズラブロマンス。 -
少し不思議で、そしてほろりとくるBL。
「望めよ、蓮生。この石川五右衛門が、お前の望みを叶えてやる」
都を騒がせる大泥棒・石川五右衛門は不思議な力を持つ茶釜を盗み出す。しかし目を覚ましてみると茶釜はなく、かわりにいたのは不思議な色の目をした少年・蓮生。
「茶釜を返せ」と五右衛門は蓮生に詰め寄るが、蓮生は自分が茶釜だとおかしなことを言い出して……。盗人と茶釜を巡る、少し不思議な歴史ファンタジー。
【登場人物】
五右衛門:泥棒。金持ちと権力者からのみ盗みをはたらくため、庶民からは英雄のように言われるが、そのことをどこか息苦しく思っている。
蓮生:五右衛門に盗まれた茶釜と自称する少年。表情に乏しく、人にふれられることを嫌う。五右衛門に様々なことを教えられ、感情を表にあらわすようになる。
朔:五右衛門の相棒を自称する少女。 -
ようこそおいでませ、ここは驚異の部屋。あなたは×××人目のお客様です。
「ようこそおいでませ、此処は驚異の部屋。貴方は記念すべき××××人目のお客様です」
十九世紀末、ヴィクトリア朝倫敦。
パブの帰り道で酔い潰れ、目が覚めたら見知らぬ場所にいた。貴方を歓待するのはこの上なく笑顔が胡散臭い、天使のような美少年。
少年は自らを学芸員(キュレーター)と称し、前後不覚の貴方に身の上話を迫るのだが……。
(ファンタジー/歴史/主従/貴族/無理矢理)
表紙:SiC9.5(@SiC9_5)様 -
――やはり恋です。男同士の恋。
日本近代文学における「男性間の愛と絆」をテーマに、1902~49年に発表された傑作・名作・怪作を精選。小説では1960年代に森茉莉、少女漫画では70年代に「24年組」が登場して以降、この分野では作者・読者とも女性層が拡大していった。本書ではそれ以前の20世紀前半に発表された短篇を集成、現在に至る源流を辿る。
表題作は1910年「白樺」に発表され、長らく文学全集でしか読むことができなかったため、「図書室を使って読む小説」として一部で名高い逸品。その他、実話から童話、怪談、時代小説まで幅広いジャンルの短篇を揃える。
カバー装画は人気イラストレーター、ホノジロトヲジによる描き下ろし。
【目次】
Ⅰ
秋田雨雀「同性の恋」(1907)
日下諗「給仕の室」(1910)
倉田啓明「若衆歌舞伎」(1912)
山崎俊夫「執念」(1918)
木下杢太郎「船室の夜」(1916)
室生犀星「お小姓児太郎」(1920)/「美小童」(1926)
綿貫六助「小松林」(1922)
Ⅱ
国木田独歩「画の悲しみ」(1902)
田中貢太郎「ある神主の話」(1920)
小川未明「野薔薇」(1920)
岡本かの子「過去世」(1937)
豊島与志雄「死ね!」(1934)
太宰治「駈け込み訴え」(1940)
山本周五郎「泥棒と若殿」(1949)
〈カバーイラスト〉ホノジロトヲジ
〈カバーデザイン〉円と球 -
作家・椹野道流さん、おすすめ
「歌で世を識り、歌で戦い、歌で愛を編む。
雅な男たちの熱き血潮!」
平安時代の最高権力者・藤原道長に連なりながら傍流の御子左家は、歌壇ではそれなりの実力を発揮しているものの、公家の出世レースではパッとしない家柄。当家の次男に生まれた藤原定家は、病由来の難聴を克服し、侍従時代の同僚で親友の藤原家隆らとともに『新古今和歌集』の選者を務めるなど、歌壇で頭角を現す。鎌倉幕府に押され気味の朝廷の権威回復を狙う後鳥羽上皇は、そんな定家に、三代将軍・源実朝に京への憧れを植え付けるため「敷島の道(和歌)」を指南せよと命ずる。後鳥羽の野心は肥大し、ついには倒幕の兵を挙げんとするが……。
知らぬ人のいない「小倉百人一首」には、なぜあの100首が選ばれたのか? 同じく藤原定家選の「百人秀歌」より1首少なく3首だけ異なる理由とは?――「承久の乱」前後の史実をきらびやかに描きながら、その謎を解き明かす。
【目次】
一の章 還御の噂
二の章 いとしの友よ
三の章 菊花の王
四の章 はかなき鎌倉将軍
五の章 勅勘と大乱
六の章 嵯峨山荘の障子和歌
附記 -
武士の世の到来を告げ、貴族の支配を終わらせた平安末期の「保元・平治の乱」。長承三(1134)年。父を亡くした11歳の藤原忠雅は、白い花を携えて末茂流への婿入りの日を迎えていた。手に持つのは、明け方から夕方にかけて色を少しずつ変化させる「酔芙蓉」。その邸で完璧なまでに整った容貌を持つ美少年・藤原隆季と出会う。低い家柄である隆季は、やがてその美貌ゆえに権力者たちの我欲に翻弄されていく。だが龍のごとき男・平清盛と盟を結び、隆季は家のため、出世の階段を登り始める。守るべきは心か、家か――――政争を繰り返す貴族たちから一族を守るため、青年は美しき冷たい仮面を被った――高貴な家柄を持つ男と、類い稀なる美貌を持つ男の運命は。
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大正ロマン豊かな小田原を舞台に、様々な職種の6人の若旦那が探偵倶楽部を結成。シリーズ第一弾!
大正時代、長男が家業を継ぐのが当たり前だった頃の、小田原でのお話。 大工の若棟梁・一色祐太朗(いっしきゆうたろう)、酒造屋の小由留木楓(こゆるぎかえで)、荒物屋の善田太郎(ぜんだたろう)、写真館の設楽塙衛(したらはなえ)、鳥屋の邑居郁(むらいいく)、剣道の道場の加納斉彬(かのうなりあき)。楓と斉彬はまだ学生だが、六人とも長男。この大らかな若旦那衆が道楽半分で始めたのが『こゆるぎ探偵倶楽部』である。 新春早々の以来は、小田原中の校長も務めたこともある人格者・伊原木(いばらぎ)教授の浮気疑惑! 相手は外国の御夫人? 後半では、郁が客に届けた鳥たちが籠ごと盗まれる事件が頻発。だが話題は呉服屋の美貌の娘の方に脱線……。 巧手の新シリーズ、ここに開幕!!
※この作品は、パレット文庫として配信された作品と同じ内容のものです。
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