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『歴史、憲法・法律(実用、新書)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全89件

  • 伝統中国は訴訟だらけだった!

    訟師とは人びとの訴訟を助けた者たちである。彼らは狡智にたけた悪党とみなされ、清代では職業として訴状を代作しただけで、しばしば死刑一歩手前の重刑が科せられた。しかし実際には、それは中国国家が自ら生み出した鬼子であった。宋代以降、訴訟が多発する健訟社会となったのだが、伝統的な政治思想と訴訟制度そのものが逆に人びとに訟師を必要とさせたからである。また訟師には訟師であることに誇りを持つ者さえいた。訟師の全体像を中国史と世界史のなかで初めて明らかにする。 【目次】序章 訟師というカギ/第1章 悪訟師のイメージ/第2章 訟師有用論/第3章 伝統中国の訴訟制度/第4章 訴状への虚偽と誣告の書きこみ/第5章 私代書の容認から処罰へ/第6章 積慣の訟棍/第7章 名士と犯罪者のあいだ/第8章 北京への直訴/第9章 世界史のなかの訟師/第10章 江戸との相違/第11章 訟師自身による訟師観/第12章 訟師の終焉/終章 現代中国の訴訟制限/あとがき
  • 【内容紹介】
    2024年度・前期連続テレビ小説「虎に翼」のモデルは、日本初の女性弁護士の一人であり、初の女性判事及び家庭裁判所長・三淵嘉子(みぶち・よしこ:主演・伊藤沙莉、脚本・吉田恵里香)。本書では、三淵嘉子の生誕から晩年までの生涯と、嘉子とともに歩んだ家族、友人、同僚たちについて紹介する。
    1914年、父・武藤貞雄の赴任先のシンガポールで生まれた嘉子。東京に戻ってからは「何か専門の仕事をもつ勉強を」という教育方針を受けたことから、明治大学専門部女子部を経て法学部に編入、高文司法科試験に合格し、女性初の弁護士となる。その後は結婚して1児を設けるも、夫が戦病死してしまう。逆境の中で、子どもを育てながら戦前は認められなかった女性裁判官を目指すことに。そして判事補に任命されてからは名古屋への単身赴任、帰任後の再婚を経て、女性初の裁判所長になる。そんな嘉子が生涯を賭して成し遂げたかったこととは何だったのか。「女性活躍」が求められる今にあって、その先駆者の生涯が今、明らかになる。

    【目次】
    はじめに
    第1部 三淵嘉子の生涯① 学生時代・弁護士編
     第1章 誕生から高女まで
     第2章 明治大学女子部法科の時代
     第3章 試験に合格、弁護士となる
     第4章 戦時下・戦後の苦労
    第2部 裁判官編
     第5章 裁判官となる
     第6章 「女性初」の判事として
     第7章 家庭裁判所へ
     第8章 「女性初」の裁判所所長として
     第9章 退官とそれから
    第3部 三淵嘉子をとりまく人々・場所・事柄
    おわりに
  • 1,980(税込)
    著者:
    宋恵媛
    著者:
    望月優大
    撮影:
    田川基成
    レーベル: ――
    出版社: 柏書房

    〈密航〉は危険な言葉、残忍な言葉だ。だからこれほど丁寧に、大事に、すみずみまで心を砕いて本にする人たちがいる。書き残してくれて、保存してくれて、調べてくれて本当にありがとう。100年を超えるこのリレーのアンカーは、読む私たちだ。心からお薦めする。
    ――斎藤真理子さん(翻訳者)

    本書を通して、「日本人である」ということの複雑さ、曖昧さ、寄る辺のなさを、多くの「日本人」の読者に知ってほしいと切に願います。
    ――ドミニク・チェンさん(早稲田大学文学学術院教授)

    【本書の内容】
    1946年夏。朝鮮から日本へ、
    男は「密航」で海を渡った。
    日本人から朝鮮人へ、
    女は裕福な家を捨てて男と結婚した。
    貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。

    朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。

    1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。

    「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」

    「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」

    植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。

    この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。

    蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京――
    ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。

    【洗濯屋の家族】
    [父]尹紫遠 ユン ジャウォン
    1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。

    [母]大津登志子 おおつ としこ
    1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。

    [長男]泰玄 テヒョン/たいげん
    1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。

    [長女]逸己 いつこ/イルギ
    1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。

    [次男]泰眞 テジン/たいしん
    1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。
  • インドに関する本を一冊読むなら、この本を読んでほしい。
    ――ギーター・アーナンド(ピューリッツァー賞作家)

    2013年夏、ムンバイでマイクロファイナンスを扱うNPOを運営する著者は、融資を求めてやってくるある人々の存在に気づく。市街地の端にあるデオナールごみ集積場でお金になるごみを集め、それを売ることでその日暮らしをするくず拾いたちだ。

    絶えず欲望を追いかけてモノで心を満たそうとする現代生活の産物でもあるそのごみ山は、20階建てのビルほどの高さになる。腐った食べ物、古い端切れ、割れたガラス、ねじ曲がった金属、ときには赤子の死体、花嫁の遺骸、医療廃棄物など、あらゆる夢の残骸がそこに行きつく。誰の目にも見えるところにありながら、誰の目にも見えていない広大なごみの町。著者と住民との8年以上にわたる長いつきあいが始まる。

    ごみ山が放つ有害な後光(自然発生する火災、都市の上空を覆う有毒ガス等)が目に見えるかたちをとり、無視できなくなるにつれて、市当局による管理の動きも露骨になっていく。その影響を受けるのは当然、そこで生きる人々だ(そもそもこの地区の起源は19世紀末、植民地時代の感染症対策にある)。これまで以上に足場が脆くなるなかで、ある四家族の生活を著者は追い続けた。とりわけ注目したのが、10代の少女ファルザーナー・アリ・シェイクだ。彼女はごみ山で生まれ、そこで愛を知り、子をもうける。悲劇的な事故にまきこまれながらも。

    彼女らの目を通して、最も荒涼とし腐臭に満ちた場所であっても、美や希望、愛が花開くことを私たちは知ることになる。同時に、グローバル資本主義が最も脆弱な立場にいる人々にどのような影響を与えるのかも知るだろう。

    〈いまや彼らは、目に見える世界に戻るために闘っていた。その姿を見せるために闘っていた。姿を見せる相手とは、すぐそばにいた彼らを避けてきた人々、くず拾いをひき殺す事故に責任を負うべき人々である〉

    著者は記す。この地で生まれる物語がまるで非現実的な気がしたとしても、その大半は現実である。そしてそれはごみ山で暮らす人々の物語であると同時に、どこにでもある物語なのだと。

    行き場のない核のごみ、不法投棄や環境汚染、連鎖する貧困、新生児遺棄、メガイベントの裏で排除されるホームレス……。日本で起きていることと、ふと重なる瞬間が訪れるはずだ。不思議な既視感を覚える、寓話的ノンフィクション。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「相続法の特質」。
    【目次より】

    緒論
    第一章 武士相続法
    第一節 序説
    第二節 相続の本質
    第三節 相続法の成立と動揺
    I 相続法の成立
    II 相続法の動揺
    第四節 相続の形態
    I 単独相続の原則と分割相続
    II 分割相続の実態
    第五節 相続の原因
    第六節 相続人
    I 相続人の資格
    II 相続人の順位
    III 減知制
    第七節 相続の手続
    第八節 相続の効果
    I 家禄の相続
    II 家格の継承
    III 屋敷の拝領
    IV 奉公義務の継承
    V 家長としての地位の継承
    第九節 相続法の意義
    I 問題点
    II 世襲制の矛盾
    III 厄介者の輩出
    第一〇節 結語
    第二章 百姓相続法
    第一節 序説
    第二節 相続の本質
    第三節 相続の形態
    第四節 相続の原因
    第五節 相続人
    I 相続人の資格
    II 相続人の順位
    第六節 相続の手続および効果
    I 相続の手続
    II 相続の効果
    第七節 後見
    第八節 結語
    第三章 町人相続法
    第一節 序説
    第二節 相続の本質
    第三節 相続の形態
    第四節 相続の原因
    第五節 相続人
    I 相続人の資格
    II 相続人の順位
    第六節 遺言状
    第七節 相続の手続
    第八節 相続の効果
    第九節 後見
    第一〇節 結語
    結論
    あとがき
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「大名預所の研究」。
    【目次より】

    緒論
    第一編 大名預所の制度の意義
    第一章 序章
    第二章 大名預所の成立
    1 豊臣型大名預け地制の踏襲 2 徳川型大名預所の確立
    第三章 大名預所取扱いの変遷
    第一節 序説
    第二節 大名の預所取扱いの変遷1I 寛永~寛文期の取扱い ~ 9 幕末期の取扱い
    第三節 結語
    第四章 大名預所の種類とその統治権の範囲
    第一節 大名預所の種類
    1 各種預所の成立時期 2 各種預所の特徴
    第二節 各種預所における統治権の範囲
    I 前書 ~ 5 私領打込預高
    第五章 大名預所の意義
    第一節 序説
    第二節 意義の変遷
    1 近世前半期における意義 ~ 2 幕末期における意義
    第三節 結語
    第二編 金沢藩能登預所の統治
    第一章 序章
    第二章 能登幕領の由来
    第一節 土方雄久領の成立
    1 雄久領成立を巡る見解の対立 ~ 3 見解対立の原因
    第二節 土方領の能登移転と能登幕領の成立
    1 土方領の能登移転 2 能登幕領の成立
    第三章 能登預所の成立
    第一節 預所の成立
    第二節 預所成立の事由
    1 一般的事由 2 特殊的事由
    第四章 通常預所の統治
    第一節 通常預所の確定
    第二節 統治機構
    1 統治機構 2 統治機構の特徴
    第三節 統治の実態
    第一款 一般行政権
    1 地方支配機構の推移 ~ 3 幕府への願出・届出事項
    第二款 徴税権
    第三款 裁判権
    第四節 預所領と金沢藩領との村替
    1 邑知潟新開一件 2 預所領と金沢藩領との村替
    第五節 結語
    第五章 私領同様預所の統治
    第一節 私領同様預所の成立
    1 私領同様預所の成立  ~ 3 私領同様取扱いの中断
    第二節 幕府の態度
    第三節 統治の実態
    第一款 一般行政権
    1 地方支配機構の改革 ~3 幕府への届出事項
    第二款 徴税権
    1 幕府への貢租上納 2 預所への貢租制度
    第三款 裁判権
    1 盗賊改方役人の立入り ~3 吟味物
    第四節 結語
    第六章 私領打込預高の統治
    第一節 私領打込預高の成立
    1 私領打込預高の成立 2 私領打込預高に対する反対運動
    第二節 統治の実態
    第一款 一般行政権
    1 地方支配機構の改革 2 一般行政権
    第二款 徴税権
    第三款 裁判権
    第三節 結語
    結論 
    あとがき
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  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「幕府法と藩法」。
    ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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    法学者、歴史学者、教育者、宗教家である知の巨人・廣池千九郎が著した東洋法制史関係の著書である。
    「東洋法制史序論」「中国古代親族法の研究」「中国喪服制度の研究」「韓国親族法における親族制度の研究」を所収。
    世界平和と人類の幸福を実現するための「モラロジー(道徳科学)」を創始した法学者廣池千九郎氏の遺著である本書は、「東洋法制史序論」「中国古代親族法の研究」「中国喪服制度の研究」「韓国親族法における親族制度の研究」を所収する。
    【目次より】
    序 廣池千太郎
    東洋法制史序論 東洋於ける法律と云ふ語の意義の研究
    序 穂積陳重 戸水寛人
    緒言 凡例
    第一章 序説
    第二章 中国に於ける法律と云ふ語の意義
    第三章 中国に於ける法律と云ふ語の意義と中国に於ける善の根本実質
    第四章 中正、平均が天道に一致すと云ふ観念の結果によりて、法律は直に天道に一致すとの観念を生ぜし事を論ず
    第五章 法律は天道に一致するものなりとの観念より、聖人の命令并に其制定せる法律は直に其理想的法律として認めらるるに至りし事を論ず
    第六章 中国に於て聖人の命令并に其制定せる法律が中国の理想的法律として用ゐらるる結果、普通凡庸の主権者の命令并に其制定せる法律が亦之に準ぜらるるに至りし事を論ず
    第七章 中国に於て人為法律の闕点を救済する方法
    第八章(上) 中国に於ける法律と云ふ語の固有の意義なる中正、平均と一致する各種の思想
    第八章(下)中国に於ける法律と云ふ語の固有の意義なる中正、平均と一致する各種の思想に淵源せる政治上法律上の各種の現象
    第九章 日本に於ける法律と云ふ語の意義
    第十章 結論
    中国古代親族法の研究
    緒言
    第一章 親族と云ふ文字の意義
    第二章 親族関係の発生及び消滅
    第三章 親族の範囲
    第四章 親等制度
    第五章 親族関係の効果
    第六章 家
    第七章 宗族
    第八章 姓氏
    中国喪服制度の研究[中国親族法外篇]
    緒言
    第一章 喪服制度の起原
    第二章 喪服制度の沿革
    第三章 喪服制度の立法上の基礎
    第四章 喪服制度の形式
    第五章 喪服著除の順序
    第六章 喪服制度の運用
    第七章 著服の効果
    第八章 著服制度は法律上の人格を定むる標準なる事を論ず
    韓国親族法に於ける親等制度の研究
    自序
    第一 親等の意義
    第二 中国法に於ける親等制度の概要并に日本に於ける其概要
    第三 韓国の親等制度の他の東洋諸国のそれと異なる要点

    第九 韓国親族法に於ける行列の制度
    第十 結論

    解題 内田智雄
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    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「民事法と刑事法」。
    【目次より】

    第一編 総論
    第一章 序論
    第二章 刑事法と民事法との関係
    1 刑事法と民事法未分化の実態 2 刑事法と民事法混同の原因とその意義
    第三章 公事方御定書の制定とその意義
    第一節 序説
    第二節 公事方御定書の制定
    1 直接的理由 ~ 3 結語
    第三節 公事方御定書制定の意義
    1 幕府裁判法上における意義 ~ 3 結語
    第四章 幕府法と藩法との関係
    第一節 序説
    第二節 裁判機関
    第三節 刑事法
    1 「自分仕置令」の内容 ~ 4 幕府法への追随
    第四節 民事法
    1 自分裁許令の内容 ~ 4 幕府法への追随
    第五章 古法墨守の実態
    第一節 刑事法
    1 問題点 ~ 5 新法の動揺と古法への復帰
    第二節 民事法
    1 借金銀 ~ 3 家質
    第二編 刑事法
    第一章 異国人の刑事上の地位
    第一節 序説
    第二節 法源
    第三節 裁判権
    第四節 犯罪
    第五節 刑罰
    第六節 刑の減免加重
    第七節 刑事訴訟法上の地位
    第八節 結語
    第二章 抜荷罪雑考
    第一節 序説
    第二節 抜荷刑の変遷
    第三節 抜荷仕置規定と御定書百箇条
    第四節 抜荷罪と領主
    第三章 遠島地天草
    第一節 序説
    第二節 流人の処遇
    第三節 地理的条件と流人との関係
    第四節 経済的事情と流人との関係
    第五節 政治・社会情勢と流人との関係
    第六節 遠島地除外の嘆願とそれに対する幕府の態度
    第四章 金沢藩刑法
    第一節 御刑法帳
    1 解題 2 御刑法帳
    第二節 公事場御刑法之品々
    1 解題 2 公事場御刑法之品々
    第三編 民事法
    第一章 相対済令考
    第一節 序説
    第二節 第一期の債権法
    第三節 第二期の相対済令
    第四節 第三期の相対済令
    第五節 第四期の相対済令
    第六節 第五期の債権法
    第七節 結語
    第二章 債権法上における証書の機能
    第一節 序説
    第二節 債権と証書との関係
    第三節 証書の機能
    1 実体法上における証書の機能 2 訴訟法上における証書の機能
    第四節 証書の機能の変遷
    第五節 結語
    第三章 仲間事不受理制
    第四章 江戸宿公用留
    1 解題 2 江戸宿公用留
    あとがき
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    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「地方支配機構と法」。
    江戸時代、幕府(将軍)と藩(大名)の封建的な支配構造が確立した中で、幕府が定めた法はどのように機能して権力を作り出していたのか。近世武家法を専門とする著者が、さまざまな側面から検証する。全6巻。
    【目次より】
    目次

    第一章 幕藩体制国家の法の構造と特質
    第一節 序説
    第二節 幕府法と藩法の関係
    I 幕藩体制国家の法の構造概観
    II 天下一統の御法度の範囲
    III 天下一統の御法度の効力
    IV 藩法の幕府法化
    V 藩法相互の関係
    第三節 古法の墨守
    I 慣習法優位の意味
    II 古法墨守の実証
    III 古法墨守の理由
    IV 古法墨守の施政
    第四節 法の改廃
    I 法改廃の実態
    II 古法改廃の理由
    III 幕藩政改革と古法改廃
    IV 古法改廃の効果
    第五節 身分による法の差異
    I 近世身分制の本質
    II 身分による法の差異
    III 各身分法の特色
    IV 身分による法の差異の弛緩
    第六節 結語――補論
    第二章 藩法概説――金沢藩々法を中心に
    第一節 序説
    第二節 藩法の成立
    第三節 藩法の動揺
    第四節 藩法の独自性
    第五節 藩法集の編纂
    第六節 藩法の解体
    第七節 結語
    第三章 御料法の一考察――天草における寛政八年『百姓相続方仕法』を素材に
    第一節 序説
    第二節 仕法発布の理由
    第三節 仕法の内容
    第四節 仕法の性格
    第五節 仕法実施の効果
    第六節 結語
    第四章 高札の意義
    第一節 序説
    第二節 高札の意義
    I 法令公布の形式
    II 法の周知徹底
    III 基本法の強調
    IV 遵法精神の涵養
    V 告訴の奨励
    第三節 結語
    第五章 明治初年の高礼
    第一節 序説
    第二節 高札の種類
    第三節 高札の意義
    第四節 高札の廃止
    第五節 結語
    あとがき
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    主に永青文庫所蔵の熊本藩法制史料の中から、「刑法草書」を中心に刑事関係の基礎的史料を選び、解題を付して編集。2部構成で、第1部では「刑法草書」の立法、第2部ではその運用に関する史料をそれぞれ翻刻収録した。
    【目次より】

    解題
    第一部
    1 宝暦四年捧呈、同五年施行の刑法草書
    1 御刑法草書 一冊 2 御刑法草書 一冊
    2 宝暦十一年施行の刑法草書の草案
    1 堀平太左衛門起草の試案 一冊 2 第一次草案ならびに編纂委員意見 四冊 3 第二次草案ならびに編纂委員意見・付札例書 三冊
    3 暦十一年施行の刑法草書 三冊
    4 天保十年施行の御刑法草書附例 二冊
    附録 刑法新律草稿 一冊
    第二部
    1 熊本藩刑律和解及御裁例 四冊 2 参談書抜 一冊 3 御刑法方定式 一冊 4 旧章略記 一冊(抄録) 5 死刑一巻帳書抜 一冊 6 除墨帳 一 冊(抄録) 7 小盗笞刑 一 冊 8 益田彌一右衛門上書堀平太左衛門返答之書付 一 冊 9 肥後経済録 一 冊(抄録) 10 隈本政事録 一 冊(抄録) 11 肥後物語 一 冊(抄録) 12 通俗徒刑解 一 冊(抄録) 13 銀台遺事 一 冊(抄録) 14 肥後熊本聞書 一 冊(抄録) 15 拷問図 一巻
    第一部
    1 宝暦四年捧呈、同五年施行の刑法草書
    1 御刑法草書(宝暦四年捧呈) 2 御刑法草書(宝暦四年捧呈、同五年施行、施行中随時修正増補)
    2 宝暦十一年施行の刑法草書の草案
    1 堀平太左衛門起草の試案
    律艸書
    2 第一次草案ならびに編纂委員意見
    御刑法例書  御刑法艸書 盜賊・人命  御刑法艸書 訴訟・詐偽・受贓・関津・捕亡・犯姦  御刑法艸書 闘殴・雑犯
    3 第二次草案ならびに編纂委員意見・付札例書
    御刑法例書   御刑法草書 盗賊・詐偽・奔亡・犯姦   御刑法草書 闘殴・人命・雑犯
    3 宝暦十一年施行の刑法草書
    刑法例書   刑法艸書 盗賊・詐偽・奔亡・犯姦   刑法艸書 闘殴・人命・雑犯
    4 天保十年施行の御刑法草書附例
    御刑法草書附例 乾 名例・盗賊・詐偽  御刑法草書附例 坤 奔亡・犯姦・闘殴・人命・雑犯  附録 刑法新律草稿
    第二部
    1 熊本藩刑律和解及御裁例 2 参談書抜 3 御刑法方定式 4 旧章略記(抄録) 5 死刑一巻帳書拔 6 除墨帳(抄録) 7 小盗笞刑 8 益田彌一右衛門上書堀平太左衛門返答之書付 9 肥後経済録(抄録) 10 隈本政事録(抄録) 11 肥後物語(抄録) 12 通俗徒刑解(抄録) 13 銀台遺事(抄録) 14 肥後熊本聞書(抄録) 15 拷問図
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    法制史の立場から、幕藩体制国家の地方支配体制を体系的かつ総合的に検討した服藤法制史の集大成。本巻は、「大名留守居の研究」。
    【目次より】

    緒論
    本論
    第一章 大名留守居の濫觴
    第一節 大名留守居濫觴に関する二つの説とその信憑性
    第二節 若干の藩の留守居創置時期とその制約
    第二章 大名留守居制の成立
    第一節 序説
    第二節 大名留守居制成立の時期
    第三節 大名留守居制成立の意義
    第三章 留守居の概要
    第一節 序説
    第二節 留守居の組織
    第一款 留守居の組織
    第二款 留守居の名称
    第三款 留守居の定員
    第三節 留守居の格式と役順
    第一款 留守居の格式
    第二款 留守居の役順
    第四節 留守居の禄高、役高、役料・手当および特権
    第一款 留守居の禄高
    第二款 留守居の役高
    第三款 留守居の役料・手当
    第四款 留守居の特権
    第五節 留守居の兼職と退任後の役職
    第一款 留守居の兼職
    第二款 留守居退任後の役職
    第三款 二人の留守居の経歴
    第六節 留守居の世襲制
    第一款 世襲の実態
    第二款 世襲制の長所と短所
    第四章 留守居組合の起源とその種類
    第一節 留守居組合の起源
    第二節 留守居組合結成の意義
    第三節 留守居組合の種類
    第一款 留守居組合の種類
    第二款 留守居組合の構成
    第五章 留守居の職務
    第一節 序説
    第二節 対幕府関係
    第一款 大名公辺勤向の補佐
    第二款 幕政の動向探索とその対応
    第三款 幕府法の解釈と導入
    第三節 対他藩関係
    第一款 他藩との交際
    第二款 他藩の動向調査
    第四節 江戸その他の情報収集
    第五節 結語
    第六章 留守居組合の実態
    第一節 序説
    第二節 留守居組合の組織
    第三節 留守居組合への加入と退出
    第四節 留守居組合の活動
    第一款 寄合の開催
    第二款 廻状の送達
    第七章 幕府の留守居取締り
    第一節 序説
    第二節 宝永期の取締り
    第三節 享保~寛保期の取締り
    第四節 安永・天明期の取締り
    第五節 寛政期の取締り
    第六節 享和・文化期の取締り
    第七節 天保期の取締り
    第八節 幕末期の取締り
    第九節 結語
    第八章 大名留守居制の意義
    第一節 序説
    第二節 幕藩関係における意義
    第三節 藩政上における意義
    第四節 結語
    結論
    あとがき
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  • 民主主義と自由主義は両立するのか。現代政治学の焦点の一つから、今日的な「政治」の意味が浮かび上がる。すべてが「資本」として流動化していく世界で、いかに資本主義と折り合いをつけ、どのように公共世界と私有財産を構築・維持していくか。これが「リベラルな共和主義」にとっての基本課題である。本書では、考察に必要な概念や論点に、歴史的・理論的な吟味を加える。まずは、フーコーとアレントの理論を足がかりに、そして、経済学、社会学の最新の知見を踏まえながら、実感の伴う政治の理解を目指す。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書の主たる目的は、スンナ派イスラーム実定法(fiqh)、とくに財産法の中で、従来の研究によって満足な説明を与えられてこなかったり、研究者の間で議論の的になっている規定を、ヒジュラ暦二世紀・西暦八世紀から三・九世紀初めの学派成立期あるいはそれ以前に溯って説明することである。

    【目次】
    序論
    第一章 シャリーアとフィクフの概念と学派の成立
    第二章 所有権の構造
    第一節 アインとマンファア 第二節 果実の概念 第三節 使用価値の法的性質 第四節 補足
    第一部 契約の効力
    第一章 総論
    第一節 効力から見た契約の分類 第二節 契約の取消と解除
    第二章 不成立の契約
    第一節 定義と法律効果 第二節 マーリク派における無効の概念 第三節 当事者の能力 第四節 目的物の適格性 第五節 引渡が完了していない物の転売
    第三章 無効な契約
    第一節 総説 第二節 リバー 第三項 メディナ学説 食料の交換 第三節 射倖性 第四節 無効な約款マーリク派を中心として 第五節 強迫 第六節 シャーフィイーにおける無効の概念 第七節 公益に反する契約
    第四章 効力未定の契約
    第五章 有効だが拘束力のない契約
    第一節 詐欺 総説 第二節 売買契約における詐欺による取消と瑕疵選択権 第三節 売買以外の契約における詐欺
    第四節 詐欺を含む特別な売買
    第二部 民事責任
    第一章 総論
    第一節 ダマーンの意義 第二節 ダマーンの負担の基準の概要
    第二章 加害行為
    第一節 直接損害と間接損害の理論 総説 第二節 ハナフィー派の理論 第三節 マーリク派の理論
    第三章 責任占有
    第一節 総説 第二節 侵奪 第三節 特定物売買における危険負担
    第四章 預託占有
    第一節 総説 第二節 踰越と懈怠 第三節 各法律行為における責任
    第五章 害の法理
    第三部 法制度各論
    第一章 有償解放契約
    第一節 有償解放契約とパラモネー契約 第二節 マーリク派 第三節 ハナフィー派 第四節 シャーフィイー派
    第五節 有償解放契約の社会的意義
    第二章 遺留分制度 「死の病」
    第一節 総説 第二節 死の病制度の起源と展開 第三節 死の病制度における主観的要素 第四節 シャーフィイーの理論 第五節 結論
    第三章 信頼売買
    第一節 制度の趣旨をめぐる従来の学説 第二節 ムラーバハ売買 第三節 タウリヤ売買
    第四章 マーリク派における賃約の解約
    第一節 履行不能 第二節 使用価値の移転と賃約の解約と対価の支払 第三節 合意解約に対する制限
    基本的語彙の説明
    人名一覧
    文献目録

    柳橋 博之
    1958年生まれ。東洋史学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科修士課程修了、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は、法制史、イスラーム法。
    著書に、『現代ムスリム家族法』『イスラーム財産法の成立と変容』『イスラーム家族法』『イスラーム財産法』『イスラーム 知の遺産』(編)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    近代法の二大流派の一つ英米法は、その独自性をいつどのようにして獲得したのか? イングランド独自の法体系をなすコモン・ローは大陸法のローマ法継受を始めとするルネサンスの波を受け、近代的に展開したとするメイトランドの画期的論文を中心に、コモン・ローは中世から近代まで一貫しているとする批判論文2篇を収録し、イングランド法の基本性格を浮き彫りにする。

    【目次より】
    凡例
    F・W・メイトランド「イングランド法とルネサンス」
    サー・W・ホウルズワース「新しい法準則 ローマ法の継受」
    S・E・ソーン「イングランド法とルネサンス」
    訳者あとがき
    人名小解説・索引


    メイトランド、F・W
    1850~1906年。イギリスの法制史学者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに学ぶ。ケンブリッジ大学教授。
    著作に、『イギリスの初期議会』(Records of the Parliament Holden at Westminster, 28 February 1305)『英法史』(History of English Law before the Time of Edward I)『イングランド法とルネサンス』(English Law and the Renaissance)『イングランド憲法史』(The Costitutional History of England 遺稿)などがある。

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    『名公書判清明集』は、南宋の朱熹、真徳秀、呉潜、徐清叟、王伯大、蔡抗など、28人の名公と呼ばれた地方の行政官の訴訟処理の判例集で、12~13世紀の中国の法を知るための最重要史料を読み解く。

    【目次より】
    書判目次
    凡例
    解説
    第一部 取引法篇
    取引法について
    名公書判清明集巻之四 戸婚門
    名公書判清明集巻之五 戸婚門
    名公書判清明集巻之六 戸婚門
    名公書判清明集巻之九 戸婚門(前半部)
    第二部 家族法篇
    家族法について
    名公書判清明集巻之七 戸婚門
    名公書判清明集巻之八 戸婚門
    名公書判清明集巻之九 戸婚門(後半部)
    版本対照表
    あとがき


    高橋 芳郎
    1949~2009年。中国史学者。北海道大学教授。東北大学文学部東洋史学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退。文学博士。
    著書に、『宋-清身分法の研究』『宋代中国の法制と社会』『訳注『名公書判清明集』戸婚門 南宋代の民事的紛争と判決』『名公書判清明集 官吏門・賦役門・文事門 訳注』『黄勉斎と劉後村 南宋判語の訳注と講義』『伝統中国判牘資料目録』(共編)などがある。

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  • この困難な時代に問いかけよう.恣意的な暴力と,制度的な権力をわかつものはいったい何か? ローマ法の〈再発見〉から近代日本にいたる,法と国家の正統性をめぐって繰り返されてきた議論の歴史と,その舞台裏たる秩序創造の隘路.それでもなお,私たちが人間的な生を享受するために論じるべきことは,そこにあるのだ.
  • 私擬憲法には、幕末維新を越えてきた民衆の「こころ」と「からだ」に裏打ちされた夢や希望が映し出されている。(中略)
    明治の憲法草案を、貴重な民俗文化と捉えて、その意味を考えていきたい。
    ――本文より


    明治22年に「大日本帝国憲法」が発布されるまで、日本には国会もなく、憲法もなかった。そして、多くの日本人が自ら憲法を構想した。

    戊辰戦争に敗れた米沢藩士、西南戦争に駆り出された者たち、自由民権運動の担い手たち、地方の豪農、商人……彼らは集まり、書を読み、議論し、政府に建白書(嘆願書)として憲法草案を提出している。

    それら「私擬憲法」は、死刑廃止、男女ともの参政権、天皇リコール論、著名な「五日市憲法」や、明治天皇のブレーン元田永孚のものまで多種多様だ。


    《自分たちらしい国づくりを目指して――。》
    現実は変わらないものではなく、自ら作り上げるもの。
    明治人たちの夢を追う、歴史ノンフィクション。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「法理論は、結局、裁判において、相争う両当事者を説得するためのものである。特に、不利益な結果を強いられる当事者を納得させるためのものである。不法行為法においては、加害者と目される者(被告)に、損害賠償義務という不利益な法効果を負わすのであるから、法理論としては、何故、被告がそのような義務を負わねばならないのかを明らかにしなければならない。すなわち「帰責(Zurechnung)」の問題である。したがって、筆者は、この「帰責」の解明が、不法行為法理論において、最も基本的かつ重要な任務であると考えた。本書は、この「不法行為における帰責の原理」をライトモティーフとした論文集である。
    【目次】
    はしがき

    第一章 過失と違法性について
    第一節 はしがき
    第二節 問題の提起
    一 目的的行為論 二 労働法 三 民法 (1) ニッパーダイの見解 (2) BGH民事大法廷判決(BGHZ 24,21)
    第三節 ローマ法
    一 古典期 二 ユ帝法期
    第四節 一九世紀ドイツ法学
    一 イェーリング以前 二 イェーリング 三 イェーリング以後
    第五節 ドイツ民法典成立史
    一 違法論 二 過失論 三 ドイツ法アカデミーの損害賠償法草案
    第六節 ドイツ民法典施行後
    一 違法論 二 過失論
    第七節 現代ドイツ民法学説
    一 ニッパーダイの見解 二 エッサーの見解 三 直接侵害・間接侵害を区別する見解 (1) ケメラーの見解 (2) ラーレンツの見解 (3) シュトルの見解 (4) ドイッチュの見解
    四 ヴィートヘルターの見解
    第八節 むすぴ
    第二章 民法七〇九条について
    第一節 はしがき
    第二節 故意行為における帰責
    第三節 過失ある行為における帰責
    第四節 権利侵害および違法性
    第五節 賠償さるべき損害の範囲
    第三章 民法七一九条について
    第一節 はしがき
    第二節 民法七一九条立法史
    第三節 比較法的考察
    第四節 仮説の設定
    第五節 日本判例の検討


    前田 達明
    1940年生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学名誉教授。法学博士。専門は、民法、不法行為論。
    著書に、『民法の“なぜ”がわかる』『史料民法典』『続・民法学の展開』『続・風紋の日々』『医事法』(共著)『民法随筆』『共同不法行為論』『民法学の展開』『口述 債権総論』『愛と家庭と』『風紋の日々』『史料債権総則』(共著)『民事法理論の諸問題(上下)』『判例 不法行為法』『不法行為帰責論』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    裁判制度に関する論文六編を編成・再録、「師を語り己を語る」文章三篇を付載した論文集。同著者の『清代中国の法と裁判』の続編。清代中国の法律制度、裁判制度についての重要な研究書である。
    【目次】
    はしがき
    第一章 中国法文化の考察──訴訟のあり方を通じて
    まえがき
    一 法文化におけるヨーロッパと中国の対極性
    二 ヨーロッパの訴訟
    三 中国の訴訟
    むすび
    第二章 淡新〓案の初歩的知識──訴訟案件に現われる文書の類型
    まえがき
    一 申し立て書、訴状
    二 指令書の原稿
    三 差役の復命書
    四 法廷記録
    五 証文、一礼
    六 官庁間文書
    七 その他
    第三章 清代州県衡門における訴訟をめぐる若干の所見──淡新〓案を史料として
    まえがき
    一 紛争と暴力
    二 令状とこれを手にする差役の機能
    三 案件はどのようにして終るか
    むすび
    第四章 伝統中国における法源としての慣習──ジャン・ボダンへの報告
    まえがき
    一 一般的考察
    二 清朝の地方的法廷において扱われた裁判事例の研究から得られる知見
    第五章 左伝に現われる訴訟事例の解説
    まえがき
    一 語義をめぐって
    二 事例の解説
    むすび
    第六章 清代の民事裁判について
    一 はしがき
    二 寺田論文の問題設定
    三 ホアン氏と滋賀の論点のすれ違い
    四 調停論と情理論の関係
    五 遵依結状をめぐって
    六 遵依結状をめぐって(つづき)
    七 官断の受諾と拒否をめぐって 新史料を加えての再考察
    八 聴訟の位置づけ試論
    九 裁判の語義をめぐって
    一〇  裁判の類型論と〈事実清楚・是非分明〉 王亜新論文の示唆するもの
    一一 「事実認定」と〈事実清楚〉 判断正当化の二つの方式
    一二 「糾問」と「判定」 民事・刑事を通じての考察
    一三 余論
    附録 師を語り己を語る三篇
    一 田中耕太郎先生との出会い
    二 中国法制史と私 老兵の告白
    三 弔辞 石井良助先生に捧げる
    著者従前の所論が本書によって訂正・改修・補充された主要な点の摘記
    滋賀秀三先生 年譜
    滋賀秀三先生 著作目録

    滋賀 秀三
    1921~2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。
    著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、
    訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    東洋法史論集の第2巻。916~1125年、契丹人によってモンゴルを中心に中国北方を支配した王朝の社会、文化、家族などの歴史を探る。
    【目次】

    凡例
    第一 総説
    第一章 遼の社会と文化
    第二章 遼朝の性格
    第三章 遼の文化と契丹文字
    第四章 遼代における奚
    〔附録〕 遼の死面
    第二 法制と礼制
    第五章 契丹の婚姻について
    〔附録〕 西山霊光寺所見の一遼代仏像台座
    第六章 再び契丹の婚姻について
    第七章 三たび契丹の婚姻について
    第八章 洪皓の『末漠紀聞』に見える女眞の婚俗と金代婚姻法
    第九章 契丹における生母の地位──嘉礼諸儀を中心として
    第十章 契丹の庶〓
    第十一章 遼制における生生誕礼の意義──契丹における幼児の地位
    第十二章 契丹人以外の分子に対する遼法の処置
    第十三章 遼制における労働授受の形式と制度
    第十四章 契丹の銀牌
    第十五章 遼の社会における咒術力の作用
    第十六章 契丹の祭祀──祭山儀と柴册儀
    第十七章 契丹の再生礼
    第十八章 契丹の射柳儀
    第三 経済と文化
    第十九章 遼の田制
    第二十章 遼の鎖業
    第二十一章 遼の絹織物業
    第二十二章 契丹放偸攷
    第二十三章 遼の奇獣「貔狸」
    第二十四章 遼の石窟
    第二十五章 遼の中京城址
    第四 附録
    第二十六章 日遼交渉
    第二十七章 新出土史料による渤海國史の新事実
    史料と参考文献

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    17世紀、明朝は清朝にとって代わられた。その間、モンゴル人をめぐる法はどのようになっていたのか。「東洋法史論集」の第6巻。
    【目次】

    凡例
    総説
    第一部 アルタン=ハンの法典
    序章
    第一章 アルタン=ハンの法典の『前文』─法典の成立年時と成立経過の推測─
    第二章 殺人
    第三章 傷害
    第四章 偸盗に関する篇
    第五章 男女間の罪
    第六章 主僕間の罪
    第七章 死屍と伝染病にかかわる罪
    第八章 私人の家畜保有の尊重
    第九章 野生動物の保護
    第十章 人身救助
    第十一章 使者と官員にかかわる罪
    第十二章 逃亡
    終章 ─モンゴル法史上の位置つけとその性格─
    第二部 明・韃靼間の規矩條約
    第一章 明と韃靼との交渉
    第二章 明と韃靼との和議
    第三章 明・韃靼間の規矩條約の逐條的考察
    第三部 清朝入関前の蒙古に対する法
    第一章 明律の満訳と所謂「崇徳會典」
    第二章 太宗朝における満州法の蒙古諸部落への頒布
    第三章 初頒の蒙古律書と盛京定例
    第四章 蒙古を特定する法頒示の上限
    第五章 蒙古に対する法的措置の逐條的考察─I─
    第六章 蒙古に対する法的措置の逐條的考察─II─
    第七章 蒙古に対する法的措置の逐條的考察─III─
    第八章 蒙古に対する法的措置の逐條的考察─IV─
    第九章 蒙古に対する法的措置の逐條的考察─V─
    第十章 総括的私見
    総括
    史料と参考文献


    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    満州人の清朝が同盟者であるモンゴル人の秩序維持と清朝の他民族との紛争解決のために定めた法令「清朝蒙古例」の本格的研究書。同著者の『東洋法史論集5 清朝蒙古例の研究』の続編である。
    【目次】

    凡例
    第一部 「盛京刑部原〓」に見る有関蒙古案
    第一章 「盛京刑部原〓」の出現
    第二章 「盛京刑部原〓」第一六〇號所牧の巴顔貝勒案、および、該案を通じての「盛京刑部原〓」についての考え
    第三章 「盛京刑部原〓」に見る有関蒙古案
    第四章 「盛京刑部原〓」未見の有関蒙古案
    第五章 総括的私見
    第二部 「刑科史書」に見る有関蒙古案
    第一章 臺北・國立故宮博物院に現存する「刑科史書」
    第二章 「刑科史書」の書式と用語
    第三章 「刑科史書」に見る有関蒙古「倫竊四項牲畜」案
    第一節 刑律・賊盗「盗馬牛畜産」條と蒙古例「倫竊四項牲畜」條
    第二節 「刑科史書」に見る有関蒙古「倫竊四項牲畜」案
    第四章 「刑科史書」に見る有関蒙古「人命」案
    第一節 蒙古例における殺人の区分
    第二節 「刑科史書」に見る有関蒙古「人命」案
    第三節 小括
    第五章 総括的私見
    史料と参考文献
    後跋
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    13世紀以降のモンゴル法典とそれ以前の中文史書に見る遊牧民の法的慣習に関わる記録とが、相互連関関係にあることをつきとめた力作。
    【目次】
    I 法制史料
    1 環境と民族
    2 一三世紀以降のモンゴル法典
    a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c 旧・新のオイラト法典 d 旧・新のハルハ法典 e 清朝の蒙古例を類聚した諸法典 附 自治外蒙古の勅定蒙古律令
    3 北方ユーラシア法系への構想
    II 刑法
    1 一三世紀以前の中文史料
    a モンゴリア高原の遊牧民 b 東北アジアの狩猟民 c 中文史料に顕在する賠償制
    2 モンゴル法典に見る刑法
    3 一三世紀前・後の史料問に顕在する共通性
    a 家畜賠償と家畜罰 b 実刑
    4 一九世紀中葉に見る実刑への転換
    5 裁判の逓序と法の適用
    III 婚姻
    1 一三世紀以前の中文史料
    a モンゴリア高原の遊牧民 b 東北アジアの狩猟民 c 中文史料に顕在する共通性
    2 モンゴル法典に見る婚姻
    a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令
    3 一三世紀前・後の史料問に顕在する共通性
    IV 相続
    1 一三世紀以前の中文史料
    2 モンゴル法典に見る相続
    a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令 
    3 中文史料の再吟味
    a 鳥桓 b 契丹
    4 モンゴル法典に見る家父長権
    V 牧畜
    1 一三世紀以前の中文史料
    2 モンゴル法典に見る牧畜
    a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令
    3 家畜の保有
    4 牧地の利用
    VI 狩猟
    1 一三世紀以前の中文史料
    2 モンゴル法典に見る狩猟
    a チンギス=ハーンのヤサ b アルタン=ハーンの法典 c オイラトの法典 d ハルハの法典 e 清朝の蒙古例 f 勅定蒙古律令
    参考文献
    あとがき

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「概説篇」「考証篇」「附録篇」に分け、中国法制史について記述。既発表の旧稿再録と書き下ろしの新稿とを取り混ぜて編成した論文集。
    【目次】
    凡例
    概説篇
    序章 中国法の基本的性格
    第一章 法典編纂の歴史
    第一節 総論
    第二節 戦国・秦・漢──原始律令期(法源の増殖)
    第三節 魏・晋・南北朝──真正律令形成期(法源の整頓)
    第四節 隋・唐前半──律令古典期
    第五節 唐後半・五代──律令変形期 その一
    第六節 宋──律令変形期 その二
    第七節 遼・金・元、〔附〕西夏──異民族王朝
    第八節 明・清──律、例、典の時代
    第二章 大清律例をめぐって──〔附〕会典、則例、省例等
    第三章 刑罰の歴史
    第四章 法制史の立場から見た現代中国の刑事立法──断想的所見
    考証篇
    第五章 曹魏新律十八篇の篇目について
    第六章 漠唐間の法典についての二三の考証
    第七章 再び魏律の篇目について──内田智雄教授の批判に答えて
    第八章 唐代における律の改正をめぐる一問題──利光三津夫・岡野誠両氏の論考に寄せて
    第九章 唐の律疏と現存の唐律疏議──日本明法家の伝えた佚文を通じて律疏の原形を考える
    第十章 武威出士王杖十簡の解釈と漢令の形態──大庭脩氏の論考を読みて
    第十一章 中国上代の刑罰についての一考察──誓と盟を手がかりとして
    第十二章 前漢文帝の刑制改革をめぐって──漢書刑法志脱文の疑い
    附録 論文批評 張建国著「前漢文帝刑法改革とその展開の再検討」
    附録篇
    第十三章 「課役」の意味及び沿革
    第十四章 唐律令における「婦人」の語義──梅村恵子氏の批判に答えて
    第十五章 律令官制における官職の「行」と「守」
    第一節 唐制における官職の行・守をめぐって──律令研究会編『唐律疏議訳註篇一』に対する池田温氏の書評への回答
    第二節 唐の官制における叙任と行・守──槻木正氏に答える
    あとがき

    滋賀 秀三
    1921~2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。
    著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、
    訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    1917~91年まで社会主義国家として存在したソビエト連邦の憲法がどのような理念ででき、どのような特質を持っていたのかを解明する。
    【目次】
    序論 対象と問題状況
    一 対象とその問題性格 二 近代憲法からソビエト憲法へ 三 過渡期憲法から法の死滅へ 四 ソビエト憲法の成立
    第一章 ソビエト的憲法概念の展開
    第一節 ソビエト憲法の形態的特質
    一 ラッサールの憲法論 二 「実質的意味における憲法」論 三 「憲法=記録」説 四 軟性憲法論含 五 憲法改正論 六 憲法違反論争 七 ソビエト憲法と最高法規性 八 「憲法=行動計画」説
    第二節 ソビエト憲法の内容的特質
    一 憲法と基本法・国家法 二 「憲法=権力への組織的参加」説 三 階級憲法論 四 集団主義憲法論
    第二章 ソビエト憲法と基本権概念
    第一節 過渡期国家と基本権
    一 過渡期基本権の論理構造 二 レイスネルの基本権不要論 三 階級的権利論
    第二節 一九一八年憲法の権利規定
    一 「勤労・被搾取人民の権利宜言」と憲法総則の成立過程 二 ソビエト憲法における基本権体系 三 基本権体系のその後の展開
    第三節 基本権をめぐる諸理論
    一 人権から勤労者の権利へ 二 主観的権利から国家の機能へ 三 自由権の「現実的保障」論 四 社会権批判論
    第四節 自由権論の展開
    一 良心の自由 二 言論の自由 三 結社の自由・集会の自由
    第三章 ソビエト国家機構の構成原理
    第一節 主権概念を中心として
    一 主権概念の死滅 二 権力主体を示す諸概念 三 国号について
    第二節 ソビエト的代表概念
    一 利益代表概念 二 階級代表概念(1)制限選挙論 三 階級代表概念(2)不平等選挙論 四 直接民主主義への接近と後退(1)命令委任その他 五 直接民主主義への接近と後退(2)選挙概念 六 集団代表概念
    第三節 ソビエト的連邦概念
    一 ソビエト的連邦概念の二重性 二 中央集権か地方分権か 三 「諸ソビエトの連邦」論 四 「社会経済団体の連邦」論 五 「民族原則に基づく連邦」論
    第四節 権力分立論批判の展開
    一 権力分立論批判の諸相 二 機能配分論と「権力代行」論 三 立法権と行政権の融合 四 代議体と合議制原則の形骸化 五 コミューン型か公安委員会型か
    終章 プロレタリア独裁とソビエト憲法
    一 「司法権の独立」論批判 二 司法の機能と独裁の論理 三 プロレタリア独裁とソビエト憲法

    森下 敏男
    法学者。神戸大学教授。法学博士(東京大学)。専門は、ロシアの法。
    著書に、『ポスト社会主義社会における私的所有の復活』『現代ロシア憲法体制の展開』『社会主義と婚姻形態』『ソビエト憲法理論の研究』などがある。
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    大名伊達氏四代目稙宗が1536年に制定した分国法。分国法としては大きく、およそ170条。『御成敗式目』を踏襲しつつ、殺人・強盗についての細かな規定などに特徴がある。
    【目次】

    第一編 「塵芥集」なる名称について
    第一章 緒言
    第二章 「塵芥」の語義
    第三章 伊達氏の文化
    第四章 結言
    第二編 塵芥集の成立と伊達家天文の乱
    第一章 緒言
    第二章 天文の乱の経過
    第三章 天文の乱後の処分
    第一節 所領被没収者
    第二節 所領被給与者
    第三節 その他
    第四章 晴宗政権の性格
    第五章 塵芥集の成立
    第六章 結言
    第三編 塵芥集の構造的特質
    第一章 緒言
    第二章 式目との継受関係
    第三章 その刑事規定
    第一節 刑罰体系
    第二節 伊達氏の刑罰権
    第一項 守護の刑罰権の成立 第二項 守護の刑罰権の内容 第三項 守護の刑罰権の執行
    第三節 藩法との継受関係
    第四章 その他の諸規定
    第一節 身分規定
    第二節 担保規定
    第三節 土地規定
    第五章 その特質の原由
    第一節 奥州の歴史的特殊性と伊達氏
    第二節 奥州守護職の政治的意義
    第三節 塵芥集の法的性格
    第六章 結言
    第四編 塵芥集の文献学的考察
    第一 塵芥集の制定と御成敗式目
    第一章 緒言
    第二章 塵芥集と御成敗式目との関係
    第三章 塵芥集と式目諸本との関係
    第四章 結言
    第二 塵芥集の原本について──新発見の古写本の紹介
    第一章 緒言
    第二章 猪熊本の価値
    第三章 塵芥集制定原本と猪熊本との関係
    第四章 塵芥集の編纂過程
    第三 校訂猪熊本塵芥集
    第五編 塵芥集関係資料
    第一 御段銭古帳(天文七年九月三日)
    第二 晴宗公采地下賜録 (天文二十二年正月十七日)
    附録
    第一 中世伊達氏の信仰とその社寺法
    はしがき
    第一章 伊逹氏の神祇信仰
    第二章 伊逹氏の佛教信仰
    第三章 伊達氏社寺法の特質
    第二 W・レール著『塵芥集──日本中世法への一寄与』について
    第一章 その紹介
    第二章 その批評
    結語
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    19世紀末~20世紀初頭、清は近代国家たるべく法律の整備に取りかかる。その時、清は日本に法学生を送り込み、新たな法体系を築こうとした。
    序章 王朝体制の近代的修正
    第一章 修訂法律館の成立
    I 近代的法典編纂の開始 II  第一次官制改革後の修訂法律館
    第二章 大清商律草案の編纂
    I 商部における商人通例・公司律の編纂 II  商人通例・公司律の内容 III 商部における附腸法及び破産律の編纂 IV 修訂法律館における大清商律草案の編纂
    第三章 大清民律草案の編纂
    I 大清民律草案の編纂 II 大清民律草案の内容
    第四章 大清刑事・民事両訴訟律草案の編纂
    I 刑事民事訴訟法草案 II 大清刑事・民事両訴訟律草案の編纂 III 大清刑事・民事両訴訟律草案の内容
    第五章 法院編制法の編纂
    I 大理院審判編制法の成立 II 法院編制法の成立に至る経過慮置 III  籌備憲政の促進と法院編制法 IV 法院編制法の公布
    第六章 罪犯習藝所と模範監獄
    I 習芸所 II 習芸所から模範監獄へ III 模範監獄 IV  小河滋次郎の寄与
    第七章 大清刑律草案と大清現行刑律
    I 変通舊律例 II 大清刑律草案の告成 III 大清刑律草案をめぐる論争 IV 大清現行刑律の編定とその頒行 V  大清刑律草案と大清現行刑律
    第八章 清末の法学数育
    I 法律学堂および仕学速成科の創設 II 法律学堂
    第九章 清末学生の日本派遣
    I 学生の日本派遣の開始 II 清朝の対留日学生政策 III 私立明治大学経緯学堂
    第十章 修訂法律大臣沈家本
    I その経歴 II その業績
    第十一章 清宛委別蔵鈔本『宋律』について
    I 宛委別蔵鈔本「宋律」の体裁 II  宋律についての問題 III 宛委別蔵鈔本「宋律」と岱南閣本唐律疏議との対照
    第十二章 『元典章』の一舊鈔本について
    I 黄氏舊蔵鈔本「元典章」 II 陳氏校補闕文との対照 III 黄氏舊蔵鈔本「元典章」の系統 IV 内府舊蔵本の瞥見
    第十三章 影鈔本宋刊本『元豊官志』について
    I 「元豊官志」の体裁と内容 II  元豊官制成立の経過 III 元豊三年八月の詔の意義 IV 元豊官制編著の成立 V  元祐・崇寧・大観の官制編修 VI  政和・宣和の官制編修 VII 「元豊官志」の原本
    第十四章 ボグド=ゲゲン=フトクトの勅定法典
    I 大島清「庫倫出張報告書」に見える法典訳稿II  法典の構成 III 刑事法部分の法源 IV  刑事法部分と清朝の蒙古例 V  刑事法部分に反映した中國の親族組織 VI 刑事法部分に見える二つの刑罰怜系 VII 民事法部分の特色

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    東洋法史論集の第1巻。916~1125年、契丹人によってモンゴルを中心に中国北方を支配した遼王朝の法と政治機構を解説する。
    【目次】

    序章 北面中央官制の特色と世官制の意義
    I 従来の成果と問題の所在
    II 遼國成立前のキタイ部族制社會
    III  遼國の成立と國號始建
    IV 北面中央官制の特色
    V 世官制の意義
    第一章 宰相府
    I 問題の所在
    II 北(府)宰相の事例 附表
    III 南(府)宰相の事例 附表
    IV 総知軍國事・知國事の事例
    V 総括的私見
    第二章 宜徽院
    I 問題の所在
    II 宣徽院諸職官の叙任例
    III 宜徽院の職掌
    IV 宜徽諸院の関係
    第三章 大子越府
    I 問題の所在
    II 北面朝官たる于越の事例
    III 北面属國官たる于越の事例
    IV 総括的私見
    第四章 〓隠と宗正
    I 史料と問題の所在
    II 〓偽隠諸官の事例
    III 〓隠諸官の職掌
    第五章 夷離畢院と刑部・大理寺
    I 遼代法の特色
    II 北面中央官制における鞠獄官
    III  南面中央官制における鞠獄官
    IV 遼代の獄訟
    第六章 中丞司と御史台
    I 枢密院中丞司
    II 御史台
    III  枢密院中丞司と御史台
    第七章 大林牙院と翰林院
    I 北面の官制
    II 南面の官制
    III  大林牙院と翰林院
    第八章 敵烈麻都司と礼部──巫の機能と地位
    I 典礼管掌の官司
    II 巫の機能 その一 
    III 巫の機能 その二
    IV  巫の機能 その三
    V 巫の地位
    第九章 御帳官
    I 史料と従来の研究
    II  侍衛司
    III 北・南護衛府
    IV 奉宸司
    V  三班院
    VI 宿衛司
    VII 宿直司
    VIII 硬棄司
    IX 皇太子〓司
    X  総括的私見
    第十章 三省
    I 問題の所在
    II 叙任事例の整理附附表
    III 國初の政事令
    IV 創置の政事省
    V 改称後の中書省
    VI 中書省の諸職官
    VII 門下省と尚書省
    第十一章 羣牧官
    I 羣牧制の成立
    II  西邊の六羣牧
    III 官畜の管理
    IV 契丹人の窮乏
    史料と参考文獣

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    18世紀半ばになった幕府の内規集。8代将軍徳川吉宗が裁判,行政の準拠とすべく編纂させたものである。著者のライフワークであった本書は、一部未完であるが、「公事方御定書」の研究書として重要である。その構成の全貌が目次から読み取ることができる。
    【目次】
    序言
    一 『寛政刑典』に対する位置づけ
    1 『寛政刑典」位置づけの二説
    2 菊池駿助氏の『寛政刑典』に対する位置づけ
    3 『寛政刑典』位憧づけ誤謬の原因
    二 『寛政刑典』を町奉行所編纂法典と解する根拠
    1 『寛政刑典』の町奉行所編纂法典の根拠
    2 『寛政刑典』に収録の新規定
    三 『寛政刑典』の成立と廃棄
    1 『寛政刑典』の成立時期
    2 『寛政刑典』の編纂者
    3 『寛政刑典』の実効性
    4 『寛政刑典』の廃棄時期
    5 『寛政刑典』編纂の意義
    四 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その一 古法墨守への執着
    1 形式(体裁)上での対応
    2 実質(内容)上での対応
    五 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その二 宝暦『御定書』に内在する弱点と改正の煩雑
    1 法源としての地位の低下
    2 欠陥刑罰、刑法などの内包
    3 法源の多様性と身分による適用法の差異
    4 既存の法秩序を無視した新法の乱発
    六 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その三「御定書懸」三奉行の多忙と怠慢
    七 宝暦『御定書』を通じてみた近世後半期の幕府裁判法体制の実態
    1 宝暦『御定書』に対する時勢適応、便宜主義的改正
    2 大名、幕府諸奉行、代官などにみられる手限仕置権の拡大、強化
    3 宝暦『御定書』に規定されない佐州水替人足差遣および江戸石川島人足寄場収容といった刑罰の重用
    八 『公事方御定書』研究における今後の課題
    1 課題の領域
    2 寛保、宝暦両『御定書』の定本確定
    3 特定時期における宝暦『御定書』の本文確定
    4 幕府裁判法制史上における寛保、宝暦両『御定書』の位置づけ
    5 明治新政府の宝暦『御定書』に対する評価
    結語〔原稿不完全〕
    あとがき 吉田正志

    服藤 弘司
    1921~ 2005年。法制史学者、東北大学名誉教授。九州帝国大学卒。近世武家法が専門。
    著書に、『幕府法と藩法(幕藩体制国家の法と権力1)』『大名預所の研究(幕藩体制国家の法と権力2)』『大名留守居の研究(幕藩体制国家の法と権力3)』『刑事法と民事法(幕藩体制国家の法と権力4)』『相続法の特質(幕藩体制国家の法と権力5)』『地方支配機構と法(幕藩体制国家の法と権力6)』『『公事方御定書』研究序説――『寛政刑典』と『棠蔭秘艦』収録『公事方御定書』』、『幕末御触書集成 全6巻別巻』(石井良助共編著)『三奉行問答(問答集)』(共編著)『火附盗賊改の研究 史料編』(共編著)『藩法史料叢書 2 金沢藩』(共編著)『御触書集成目録』(石井良助共編)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    東洋法史論集の第4巻。シベリア、モンゴルの法律体系を探究する。狩猟民と遊牧民の作りだした法律にはどんな特徴があるのか。
    第一章 北方ユーラシア法系への関心 自然の環境 II 人と生活 III 人と神々 IV  血とことば V  政治のかたち VI 法のすがた VII 「北方ユーラシア法系」の樹立を求めて
    第二章 方法の摸索
    第三章 法制史料
    I 一三世紀以前の史料 II チンギス=ハンのヤサ III オイラートの法典 IV 韃靼の法制史料 V ハルハの法典 VI 清朝の蒙古例 VII シベリア原住民族慣習法集成とボグド=ゲゲン・フトクトの法典 VIII リアザノフスキーの業績
    第四章 婚姻
    I 前言 II モンゴル以前の諸民族の婚俗 III モンゴル族の婚俗 IV モンゴル諸法典における婚姻関係諸規定 V  清朝の蒙古例における婚姻関係諸規定
    第五章 家族
    I 家族の構成と機能 II 諸成員の帳幕内の座席およびその家族内の分業 III 妻の地位
    第六章 家の継続
    I 子の地位 II 烏桓の場合 III 契丹の場合 IV モンゴルの湯合 V 実態調査による類推
    第七章 狩猟の慣習
    I 遊牧民の狩猟 II 集団的狩猟 III 集団的狩猟の慣習 IV 個人的狩猟とその慣習 V 狩猟地の慣習 VI 共有と私有
    〔附〕 狩猟儀礼
    I 戦闘と狩猟と II 弓を射て行なう儀礼 III 占いによる儀礼 IV 狩猟と狩猟儀礼との分化
    第八章 牧畜の慣習
    I 遊牧民における牧畜 II 家畜保有の慣習 III 家畜保有の慣習 IV 牧地の慣習
    第九章 刑法
    I 先学の業績と本章問題の所在 II モンゴル法における犯罪の種類・成立・態様による刑罰の相違 III モンゴル法における犯罪の種類・成立・態様 IV 図表から推知される事賓闊係と仁井田・論文との懸隔 V 図表から推知される事実関係と仁井田・論文との懸隔 VI 総括的私見
    第十章 損害賠償責任の変遷
    I 問題の所在 II ヤサの場合 III オイラート法典の場合 IV ハルハ=ジロムの場合 V シベリア原住民慣習法集成の場合 附篇
    第十一章 烏桓の慣習
    I 問題の所在 II 烏桓における政治的権威の生成 III 王沈魏書の伝える烏桓の慣習についての私見 IV 「約法」の意味
    第十二章 明代韃靼の慣習
    I 北虜風俗の史料的価値 II 北限風俗の法制史料 III 純括的私見
    第十三章 満洲と台湾──二つの漢人移住植民地における仲間意識の差異
    I 漢人の満洲移住と開墾 II 漢人の臺湾移住と開墾 III 両者における仲問意識の差異
    史料と参考文獣

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    17~20世紀初頭、中国を支配した大清帝国は、蒙古をその支配下に置いた。服属国の蒙古ではどのような法律が治めていたのかを探る。

    凡例
    総論
    第一章 清律の成立
    I 太祖・太宗朝の刑政 II 順治朝の律例編成 III 順治・康熙雨朝の纂修律例 IV 雍正律の成立 V 故宮現蔵本の位置づけ VI 乾隆・大清律例の成立
    第二章 清律・名例「化外人有犯」條と蒙古例
    I 律と例 II 名例律「化外人有犯」條 III 律に附入された蒙古例 IV 律例と蒙古例V 蒙古例の制定手続
    第三章 蒙古例の集成──蒙古律書・蒙古律例・理藩院則例の成立
    I 太宗朝における満洲法の蒙古諸部落への頒布 II 清國法の中國法への転換と蒙古に対する特別法の成立 III 蒙古律書の成立と増補 IV 蒙古律例の成立と増補 V 蒙古律例と理藩院則例
    第四章 蒙古律例の諸本
    I 三種の蒙古律書 II 蒙古律例の諸本
    III 五種の蒙古律例の篇目名の比較 IV 五種の蒙古律例の條敷の比較 V (D) 本・大木文庫紗本の文章 VI (D)本・大木文庫紗本に対する私見
    第五章 清朝治下の蒙古(その概要)
    I 清朝の蒙古服属 II 清朝の蒙古統治 III 札薩克の職務および権限 IV 佐領の組織 V 清代蒙古の刑獄
    各論
    第六章 戸口差徭
    第一 比丁 第二 徴賦 第三 賑済 第四 獎懲 第五 驛站 第六 婚姻 第七 承継
    第七章 邊境〓哨
    第八章 人命
    第九章 盗賊
    第一 強刧 第二 倫竊四項牲畜 第三 倫穎財物 豪吉行窺 第四 遺失物横領 欺偽
    第十章 雑犯
    第一 犯姦 第二 発塚 第三 失火 放火 第四 罵詈 第五 看守瘋人 第六 略人略売人 第七 遊牧生活から生じた慣習 第八 違禁 他
    第十一章 首告
    第十二章 補亡
    第十三章 断獄
    第十四章 喇嘛例
    総括
    第十五章 総括
    I 蒙古例の性格 II  蒙古例の寅奴性 III 蒙古例と痢障例 IV  蒙古例とハルハ=ジロムの関係
    史料と参考文獣
    後跋

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    20世紀初頭にコズロフ探検隊によりハラ=ホトの遺跡で発見された西夏法典(11~13世紀)の全体を把握するために、刑罰法規のについて研究する。
    【目次】

    序章
    第一章 西夏法典の出現とその初探
    I 発見とその翻訳公刊
    II 成立の時
    III 内容と初探の試み
    第二章 総則
    I 正刑と附加刑
    1 正刑の復原 2 附加刑 3 総括的私見──遼・金法との近似性
    II 十悪
    1 謀逆門 2 失孝徳礼門 3 背叛門 4 悪毒門 5 為不道門 6 大不恭門 7 不孝順門 8 不睦門 9 失義門 10 内乱門 11 総括
    III 八議他
    1 八議門 2 罰情与官品当門 3 親節門 4 老幼重病減罪
    第三章 犯姦と違律の婚
    I 犯姦
    1 奪妻門 2 侵凌妻門 3 威勢蔵妻門 4 行非礼門
    II 違律の婚
    1 為婚門
    III 親族互売
    1 節上下対他人等互売門 2 管貧智高門
    第四章 私畜
    1 盗殺牛酪舵馬門 2 妄劫他人畜駄騎門 3 分持盗畜物門 4 買盗畜人検得門 5 射刺穿食畜門 6 分用共畜物門 7 官畜駄騎・官畜私畜調換の両門
    第五章 官牧
    1 失われた巻頭三門の標目 2 死畜注鎖門 3 供給駄門 4 畜利限門 5 畜患病門 6 校畜門 7 管職事門 8 牧場官地水井門 9 貧牧逃避無続門
    第六章 偸盗
    1 盗親門 2 雑盗門 3 群盗門 4 重盗門 5 盗賠償返還門 6 自告償還解罪減半議合門 7 追〓補拳告盗賞門 8 捜盗蹤跡門 9 問盗門 10 盗毀仏神地墓門
    第七章 闘殴
    1 焼傷殺門(三四七) 2 相傷門(三五六) 3 誤傷殺与闘殴門(三六〇)
    第八章 土地法
    1 収納租門(三八四) 2 取閑地門(三九一) 3 催租罪功門(三九三) 4 租地門(三九九) 5 納領殻派遣計量小監門(四〇五) 6 亡佚に帰した第十六巻(四一四) 7 分用私地宅門(四一七) 8 草果重訟門(四二一)
    第九章 水利法
    1 春開渠事門 2 亡佚に帰した二門 3 灌渠門 4 橋道門 5 地水雑罪門
    第十章 典当
    1 当舗門 2 催索債利門 3 出典工門
    第十一章 告・補
    1 許挙不許挙門 2 挙虚実門 3 功抵罪門 4 派大小巡検門 5 逃人門 6 遣差人門 7 判罪逃〓門
    第十二章 断・獄
    1 延誤審訊和辯案門 2 諸司判罪門 3 行獄杖門 4 越司曲断有罪担保門 5 貪状罪法門 6 不奏判断門
    第十三章 罪罰不同門
    終章
    史料と参考文献

    島田 正郎
    1915~2009年。東洋史学者、法制史学者。東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。元明治大学総長。法学博士(明治大学・論文博士)。
    著書に、『東洋法史要』『遼代社会史研究』『世界史要』『遼制の研究』『祖州城 東蒙古モンチョックアゴラに存する遼代古城址の考古学的歴史学的発掘調査報告』『遼の社会と文化』『東洋の法の歴史』『世界史』『アジア 歴史と法』『東洋法史』『遼制之研究』『遼史』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』『清末における近代的法典の編纂』『北方ユーラシア法系の研究』『清朝蒙古例の研究』『明末清初モンゴル法の研究』『清朝蒙古例の実効性の研究 東洋法史論集第7』『契丹国 遊牧の民キタイの王朝』『北方ユーラシア法系通史』『西夏法典初探 東洋法史論集 第8』などがある。
  • 国会議員への不信が高まっている。1990年代以降の一連の政治改革を経ても、議員の活動・役割は見えにくい。本書は、人材、選挙、政策形成、価値観、資金、国際比較など、あらゆる観点から国会議員の実態をデータに基づき描く。世襲や秘書出身者の増加、少数の女性議員、なお不透明な政治資金、憲法・安全保障と異なる社会経済政策を巡る対立軸の不在など、多くの問題と原因を指摘。日本政治に何が必要か改革の方向性を示す。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    幕府の刑事法が整った御定書制定以後の刑事裁判制度を、幕・藩にわたって統一的かつ体系的に詳説した画期的著作。 

    【目次より】
    緒言
    史料目録
    本論
    第一部 封建領主および特殊団体の刑罰
    序説
    第一章 大名
    第一節 自分仕置令
    第二節 自分仕置
    第三節 他領他支配引合
    第四節 奉行所吟味願
    第五節 家中に関する特則
    附甲 陪臣
     乙 三卿
     丙 支藩
    第六節藩刑政の実態
    第二章 旗本
    第三章 公家
    附天皇
    第四章 寺社
    第五章 特殊団体
    甲 穢多非人
    乙 当道
    第二部 幕府刑事訴訟法
    前編
    序説
    第一章 裁判機関
    第二章 裁判管轄
    第三章 法源
    第四章 私的刑罰権
    後編
    序説
    第一章 犯罪の探知
    第一節 捜査の端緒
    第二節 捜査機関
    第三節 捜査の方法
    第四節 逮捕
    第五節 下吟味
    第二章 犯罪事実の認定
    第一節 被糺問者
    第二節 召喚
    第三節 法廷
    第四節 直糺
    第五節 未決勾留
    第六節 下役糺
    第七節 吟味詰
    第八節 拷問
    第三章 刑罰の決定
    第一節 手限仕置
    第二節 仕置伺
    第三節 併合罪
    第四章 裁判の終了
    第五章 刑罰の執行
    第一節 刑罰体系
    第二節 牢屋
    第三節 刑罰執行手続
    第四節 刑罰執行上の特則
    第六章 武士に関する特別手続
    第七章 恩赦
    第八章 幕府刑政の実態
    結語
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    平松 義郎
    1926-1984。法制史学者。元名古屋大学教授。日本近世法制史。
    東京大学法学部卒業。法学博士。名古屋大学教授。
    著書に、『近世刑事訴訟法の研究』『江戸の罪と罰』『刑罰の理論と現実』(共著)『行刑の現代的視点』(共編)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    江戸時代、地方の人々が裁判のために多くの時間と労力を割いたことは数々の史料によって窺い知られる。しかし江戸の町人については、彼らが多くの訴えを提起したという司法統計は存在するものの、具体的にどのような訴訟制度が用意されていたのかこれまで充分には究明されてこなかった。本書は訴訟・許認可・処分などの措置を公権力へ求める制度「訴願」に焦点をあて、「吟味筋」(刑事裁判)「出入筋」(民事裁判)との関連や異同を明らかにし、近世都市社会の訴訟制度の特質をあざやかに描き出す。「裁判史料」のみならず、「町方史料」、「行政史料」をも駆使して近世社会の司法と行政に新たな光をあてた画期作。

    【目次より】
    序章 先行研究の整理と本書の課題
    第一章 「訴願」手続きの整備と都市行政の展開
    第一節 享保期の「訴願」手続き規定と都市行政 第二節 寛政の町法改正と「訴願」手続きの変更 第三節 町法改正と普請奉行管轄下の行政手続き 第四節 天保期における行政手続きの変更
    補論一 「訴願」手続きの成立とその変遷
    第一節 「欠落」に関する訴願手続き 第二節 「検使見分」に関する訴願手続き 第三節 「捨子」に関する訴願手続き
    補論二 江戸の「訴訟」制度と公事宿、町役人の機能
    第一節 「在方」と公事宿の関係と先行研究の再検討 第二節 江戸の「訴訟」と町役人の機能
    第二章 「訴願」に対する町奉行所の対処方法とその特質 「内寄合」と「見分」を中心に
    第一節 「御内寄合物一件」にみる「内寄合」と「見分」 第二節 「見分」と「内寄合」の過程における諸問題
    第三章 町人の「訴願」と町奉行所・町年寄の利害調整機能 「正宝録」の「訴答之部」の再検討を通じて
    第一節 「正宝録」の「訴答之部」の具体的内容 第二節 「坂本町旧記」と「江戸橋広小路井最寄旧記」にみる「返答書」関係の記事 第三節 訴願の「審理」における町奉行・町年寄の利害調整機能
    第四章 「町触願」とその裁定をめぐる幕府の原則
    第一節 「正宝録」の「訴答之部」にみる「町触流し願」 第二節 「町触願」の否定と「被仰渡」「申渡」 第三節 「申渡」「町触」「惣触」の触れ出しに関する審議
    補論三 「訴願」の終結と「願下ケ」手続きの特色
    第一節 「願下ケ」手続きの実態 第二節 「市中取締類集」諸願筋下ケ之部の内容
    第五章 月行事の「訴願」と都市社会の行政
    第一節 月行事の「訴願」と都市における「管轄権」や行政「管轄」の問題 第二節 月行事による町政の運営をめぐる訴願 第三節 月行事による都市行政への要望に関する訴願
    終章 近世都市社会における「訴訟」と行政の特色
    あとがき
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    坂本 忠久
    1959年生まれ。法制史学者。東北大学大学院法学研究科教授。早稲田大学法学部卒、金沢大学大学院修士課程修了、大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士(東北大学)。専門は、日本近世の法制史。
    著書に、『天保改革の法と政策』『近世後期都市政策の研究』『近世都市社会の「訴訟」と行政』『近世江戸の都市法とその構造』『藩法史料叢書 1 佐野藩』(編)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「律令国家の裁判制度」「日本古代法の諸相」の二部構成からなる本書は、日中律令の比較により日本古代法の特色を剔抉した画期的作品。大化前代を固有法の時代、大化以降を継受法の時代とする図式的な時期区分を批判し、中国律令の継受以前と以後を通じて、日本古代法が東アジア法圏のなかに包摂されつつ独自の発達を遂げてゆく過程を鮮やかに描く。

    【目次より】
    序言
    凡例
    第I部 律令国家の裁判制度
    第一章 律令裁判制度における天皇と太政官 上訴及び直訴の制をめぐって
    第一節 公式令に規定する裁判上の上表 第二節 直訴制度に関する日唐の差異
    第二章 律令裁判における太政官の覆審制
    第一節 唐制における尚書省刑部の覆審 第二節 養老獄令郡決条における太政官の覆審第三節 六国史における断罪の論奏と覆審制の変化 第四節 太政官の司法権限と日唐司法官制の差異
    第三章 奈良・平安時代における刑部省と判事局
    第一節 刑部省における判事局の地位 第二節 令制刑部省と判事局の成立過程 第三節 平安時代における判事と明法道
    第四章 律令制下における京職の裁判権 唐京兆府との比較において
    第一節 獄令条文の解釈からみた京職の裁判権 第二節 京職の民政と裁判 第三節 唐獄官令の継受と京職の裁判権 第四節 唐京兆府と京職の比較
    第五章 律令裁判手続に関する二系統説と一系統説
    第一節 二系統説と一系統説の対立 第二節 獄令犯罪条の法意 第三節 令集解諸説における「事発」の解釈
    終章 律令国家における裁判権の構造 郡司の裁判権をめぐって
    第II部 日本古代法の諸相
    第一章 日本古代における賠償制と固有法 記紀・中国史書にみえる財産刑と住居焼却慣行をめぐって
    第一節 記紀にみえる贖罪記事と賠償制 第二節 中国史書にみえる倭国の法と賠償制 第三節 火刑と日本的犯罪観念
    第二章 日本律成立の諸段階
    第一節 大化期の刑罰記事の検討 第二節 天武朝における唐律継受 第三節 持統朝における律の運用 第四節 浄御原律の編纂
    第三章 日唐における違勅罪の概念
    第一節 唐垂拱格と違勅罪 第二節 唐制における違勅罪の概念 第三節 日本における違勅罪の概念
    第四章 阿衡の紛議における諸家の法解釈 事件の政治的経過及び菅原道真の法解釈をめぐって
    第一節 阿衡の紛議と藤原基経の政務放棄の背景 第二節 橘広相の勘罪名と菅原道真の法解釈
    第五章 寺社領荘園における不入権成立の背景 寺社領荘園における国家警察権排除の慣行をめぐって
    第一節 寺社領域の治外法権的性格と不入権の淵源 第二節 寺社領荘園における政治的不入権の成立過程
    あとがき
    成稿一覧
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    長谷山 彰
    1952年生まれ。法学者。慶應義塾大学名誉教授、元慶應義塾大学学長。専門は、基礎法学、日本法制史。法学博士(慶應義塾大学)。
    慶應義塾大学法学部法律学科、同大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得満期退学。
    著書に、『新裁判の歴史』(共著)『日本古代の法と裁判』國學院大學日本文化研究所編『律令法とその周辺』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    身分・財産の両面にわたり重要な意味をもつ相続の本質は一貫して家業の相続であったと主張し、その各時代における様相を論じる。

    【目次より】

    第一 火継の行事 火切臼と火切杵
    第二 長子相続制
    第一章 上代(推古天皇―一年以前)
    第二章 上世
    一 家の相続
    二 財産相続
    第三章 中世
    一 家督相続及び家相続
    二 財産相続
    第四章 近世
    一 前期(戦国時代及び安土桃山時代)
    二 中期及び後期(江戸時代)
    第五章 近代
    第三 我が古法における後見と中継相続 幼年保護を中心として
    第四 我が古法における後見と中継相続続考 幼年保護を中心として
    第五 明治初年の相続法
    第一章 明治維新より明治六年太政官布告第二八号施行以前
    一 明治維新より明治三年―二月新律網領施行の前まで
    二 明治三年新律綱領(立嫡違法条)の施行より明治六年太政官布告第二八号制定まで
    第二章 家督相続 明治六年~明治一四年
    一 はじめに
    二 死亡相続
    三 生存相続
    四 特殊相続
    五 廃嫡
    六 相続の効力
    第三章 遺産相続
    第四章 遺言
    一 遺言
    二 遺嘱贈遺
    むすび
    第六 相続法史料二種
    一 法曹類林残缺
    二 相続条例
    附録 江戸幕府の武家婚姻法五題
    一 縁組願とその認可
    二 結納と縁夫、縁女
    三 婚姻の制限
    四 離縁届
    五 離縁の場合の問題
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    明治期の民法制定によって生まれた近代的な「家」の概念とその法規定とは? 江戸時代の「人別帳」は「戸籍」とどんな関係にあるのか。

    【目次より】

    第一 明治民法における「家」の制度生成
    第二 戸主権の成立
    第三 明治前期分家法
    第四 明治民法施行前扶養法
    一 序
    二 扶養法
    三 扶養に関する民法草案
    第五 合力
    第六 江戸の人別帳 人別高を含めて
    第七 明治初年の戸籍法令、戸籍法令草案およびそれら関係資料
    第一章 戸籍法令および関係資料
    一 天皇直轄領の戸籍法令
    二 版籍奉還時代の戸籍法令
    三 明治四年の戸籍法とその施行状況
    第二章 内務省の戸籍法要領および草案
    第八 久雄考
    附録 第一 江戸時代における女性(ことに妻)の地位小考
    附録 第二 石井教授の『「いえ」と家父長制概念』を読んで
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    日本における婚姻をめぐる法・掟などを、中世から近世、そして明治時代の民法制定までを通して紹介・解説していく。法制史論集の1冊。
    【目次より】

    第一 中世婚姻法
    第二 近世離婚法二題
    一 離縁状の形式
    二 子の帰属
    第三 江戸時代の離縁状
    一 江戸時代の離縁
    二 三行り半の離縁状
    三 離縁の理由
    四 三行り半以外の離縁状
    五 聟養子らへの離縁状
    七 明治の離縁状
    六 離縁後の手続き
    第四 縁切寺 東慶寺の場合
    第五 明治初年の婚姻法 とくに法律婚主義と妾について
    一 明治初年の法制改革
    二 婚姻法制上の改革
    三 法律婚主義の成立
    四 妾の地位
    第六 明治初年の法律婚主義
    第七 明治初年の内外人婚姻法
    第八 婚姻法史雑考
    一 上代婚姻法二題
    二 不離縁の担保
    三 離縁状の慣行
    四 明治婚姻法雑話
    五 縁切寺について
    六 明治初年の婚姻法草案
    七 日本婚姻法略史
    第九 明治初年の離婚法 離婚原因の研究
    一 裁判離婚
    二 願出離婚
    三 届出離婚
    むすび
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    中世イングランド法の基礎であるコモン・ローとマグナ・カルタが、中世から近代へと時代を経ることで、どのように受容・変容したのか

    【目次より】

    第一部 イングランド法の形成
    第一篇 成立期コモン・ロー研究に関する新動向 ファン・ケーネヘム及びミルソム学説を中心にしてのメイトランド学説批判についての覚書
    一 はしがき
    二 メイトランド学説
    三 ファン・ケーネヘム学説
    四 ミルソム学説
    第二篇 マグナ・カルタ(一二ー五年)の歴史的意義
    一 はしがき
    二 封建関係に関する規定
    三 裁判に関する規定
    四 一二ー五年のマグナ・カルタの歴史的位置づけ
    第二部 イングランド法の近代的変容
    第三篇 判例を通して見たイングランド絶対王政期法思想の一断面 ウィムビッシュ対テイルボイズ事件(一五五〇年)を中心にして
    一 はしがき
    二 学説整理 マクルウェインとホウルズワース
    三 テューダー朝期の立法 ユース法
    四 ウィムビッシュ対テイルボイズ事件
    五 ランカスター・ヨーク朝下の判例
    六 むすびにかえて 基本法について
    第四篇 聖職者の特権の世俗化と聖域の崩壊 宗教改革前後のイングランドにおける刑事法近代化の一齣
    一 はしがき
    二 聖職者の特権の世俗化
    三 聖域の崩壊
    四 むすび
    第五篇 星室裁判所素描
    一 はしがき
    二 起源
    三 構成
    四 訴訟手続
    五 職務
    六 廃止
    付論 栗原真人氏の批判に接して
    第六篇 マグナ・カルタ神話の創造
    一 はしがき
    二 前史 マグナ・カルタの成立・再発行・確認
    三 テューダー朝期におけるマグナ・カルタの無視
    四 テューダー朝期におけるマグナ・カルタの復活
    五 ステュアート朝期におけるマグナ・カルタ
    六 むすびにかえて クックによるマグナ・カルタ神話の創造とその原因

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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    著者の史観にもとづく全体的・通史的な二論文、江戸時代に関する個別研究および史料紹介の16論文よりなる、刑事法史研究の集大成。

    【目次より】
    序文
    目次
    第一 刑罰の歴史(日本)
    序説
    第一章 上代
    一 緒説
    二 中期(統合的氏族社会)
    三 後期(氏姓社会)
    第二章 上世
    一 緒説
    二 前期(飛鳥時代)
    三 中期(奈良時代)
    四 後期(平安時代前半期)
    第三章 中世
    一 緒説
    二 前期(平安時代後半期)
    三 中期(鎌倉時代)
    四 後期(室町時代)
    第四章 近世
    一 緒説
    二 前期(戦国時代及び安土桃山時代)
    三 中期(江戸時代前半期)
    四 後期(江戸時代後半期)
    第五章 近代
    一 緒説
    二 前期(安政五年以後明治一四年まで)
    結言
    第二 わが古法における少年保護
    第三 日本刑罰史における人足寄場の地位
    第四 評定所雑考
    第五 続評定所雑考
    第六 寺社奉行の内寄合
    第七 江戸幕府代官の権限
    第八 武士の刑事裁判
    第九 大目付目付立合吟味物(詮議物)の実例
    第一〇 目付立合町奉行吟味(詮議)
    第一一 江戸幕府法における正当防衛について
    第一二 座頭仕置
    第一三 欠落非人入墨申付方
    第一四 御仕置場と追放刑
    第一五 江戸幕府の法廷座階について
    第一六 飯売旅籠屋について
    第一七 御役所年中行事
    第一八 平松義郎著『近世刑事訴訟法の研究』 平松博士の批判に答えて
    附録
    第一 穢多非人雑考
    第二 宗門人別帳の認め方
    第三 江戸の店五人組について
    第四 越後国法度書集
    あとがき
    法制史論集全一〇巻総目次
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    原史料を読み込むことで自説を形成したイギリスの最重要な法学者の一人である、メイトランドによって編纂しされた古文書集『エドワード1世の議会の諸記録』(1895年)に先だってだって書かれたのが、、本書の内容である。1893年に刊行された本書『イギリスの初期議会』は、メイトランドの代表作である。

    【目次より】
    凡例
    一 一三〇五年の四旬節議会
    二 国王評議会 その構成
    三 議会の仕事
    I 一般的審議
    II 立法
    III 課税
    IV 請願の審理
    1 一三〇五年の手続
    2 議会記録集と請願
    3 請願は国王と評議会宛である
    4 請願への回答
    5 共同体による請願
    6 庶民の活動
    V 司法上の仕事
    1 訴訟
    2 評議会と裁判所
    3 最上位の裁判所
    結論
    訳注
    訳者あとがき
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    メイトランド,F・W
    1850~1906年。イギリスの法制史学者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに学ぶ。ケンブリッジ大学教授。
    著作に、『イギリスの初期議会』(Records of the Parliament Holden at Westminster, 28 February 1305)『英法史』(History of English Law before the Time of Edward I)『イングランド法とルネサンス』(English Law and the Renaissance)『イングランド憲法史』(The Costitutional History of England 遺稿)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    あらゆる意味で対照的な大坂と江戸の取引法を前期と後期に分けて考察した四論文を中心とする江戸時代の取引法史の研究。

    【目次より】

    第一 目安糺、相対済令および仲間事 近世債権法と民事訴訟法の接点

    一 目安糺 二 無取上 三 相対済令 四 仲間事
    第二 家質の研究
    第三 江戸の町会所における家質金貸付
    第四 江戸時代前期 大坂の取引法史
    一 金銀出入 二 取上無き出入 三 一〇年越出入 四 売掛銀滞出入 五 年賦銀出入 六 請人証人出入
    七 連判出入 八 利銀出入 九 座頭官 一〇 証文譲、借名前銀子出入 一一 家賃銀出入と借家明出入 一二 貸物出入など
    第五 江戸時代後期 大坂の取引法史
    一 金銀出入 二 売掛銀滞出入 三 受人、証人の加判差別と受人へ掛る出入 四 連判借出入 五 利銀出入
    六 同家人、下人、親掛り之者并女房への金銀出入 七 親類縁者並主従金銀出入、合力出入 八 譲証文並仮名前証文出入
    九 借屋明願、家賃銀出入 一〇 貸物および損料出入 一一 同職同商得意妨 一二 奉公人出入
    一三 借地面取計 一四 地頭借出入など
    第六 江戸時代前期 江戸の取引法史
    一 借金銀と預金銀 二 仲ヶ間金 三 利息と高利 四 預ヶ金 五 先住借金 六 家質 七 店立と店賃地代
    八 町屋敷の売買 九 普請請負金と大工作料 一〇 証人
    第七 江戸時代後期 江戸の取引法史
    第一章 大坂取引法と江戸取引法
    第二章 江戸の取引法史
    (1) 総説
    一 相対済令 二 出訴最低額 三 高利
    (2) 各説
    一 借金銀 二 書入金 三 預金 四 証文譲(譲金) 五 年賦金 六 武士と金銀出入 附、堂上方家来と貸金 七 祠堂金(名目金)
    八 官金 九 先納金 一〇 領主地頭借(郷印証文) 一一 地頭裏判借金 一二 売掛金 一三 家賃、地代金および店立地立
    一四 損料借品の質入 一五 普請金など
    第八 近世取引法史小考
    一 「両替屋と餘商売人取引之事」 二 初期の相対済令 三 近世の請人と証人 四 起請文附の私法証文
    附録
    第一 江戸時代前期 庶民家族法雑考
    一 婚姻 二 離別 三 養子縁組 四 後見 五 扶養義務 六 遺言 七 相続跡式
    第二 書評 小早川欣吾著、日本担保法史序説
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    対照的な大坂と江戸の奉行所の訴訟手続を解明し、また目安糺、江戸の町与力と同心に関する史料を紹介。付録では著者の学問の体系をのべる。

    【目次より】
    序文
    第一編 大坂町奉行所における民事訴訟法
    はじめに
    第一章 大坂町人より同町人に対する訴訟
    第一節 訴状
    第二節 対決
    第三節 日限済方と押込
    第四節 過半済と切金
    第五節 各種の法律関係
    第六節 内済
    第七節 身躰限
    第八節 分散
    第二章 大坂町奉行支配諸国の者よりの訴訟
    はじめに
    第一節 訴状
    第二節 対決
    第三節 切金、押込および身躰限
    第四節 雑項
    第二編 江戸の奉行所における民事訴訟手続(概観)
    第三編 町奉行所の民事訴訟手続
    第一節 『家守杖』に見えた町奉行所の訴訟手続
    第二節 慶応三年の年号の記載してある記録に見える民事訴訟手続
    第三節 「訴願手形案文」に見える訴訟手続
    第四編 寺社奉行所における民事訴訟法
    はじめに
    第一節 出入物の分類
    第二節 訴の提起および審理
    第三節 内済および消印
    第五編 目安糺(訴状糺)
    第一節 目安糺
    第二節 目安糺に関する史料
    (一) 『御勘定御留役訴訟裁判方』
    (二) 『福井秘書』の目安糺
    第六編 幕府の(江戸)町与力と同心
    第一節 町与力同心の成立および変遷
    第二節 宝暦前後の与力同心の任務(出役)
    第三節 幕末における与力同心
    附録
    第一 司法職務定制
    第二 県庁規則
    第三 明治初年の地方民事訴訟法
    (一) 訴訟人心得方概略
    (二) 公事訴訟願伺同届雛形
    第四 聴訟規定
    第五 日本法制史における「すぶ」(統ぶ)の意義 日本法制史の基本的体系
    第六 歴史のみかた 体系的思考の必要性
    第一節 日本法制史の体系化について
    第二節 統合と統一による政体変遷の説明
    あとがき

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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    秦漢帝国においてすでに相当なレベルに達していた中国の法律・刑罰制度は、三国時代、南北朝時代を経て八世紀の唐王朝でいっそう完成度を高め、東アジア、朝鮮、日本の法制に計り知れない影響を及ぼした。本書は、漢の法制が魏晋南北朝時代に継承されつつ改変され、唐の法制度に至る経緯を法・刑・罪という三つの要素から辿り、その変遷と意味を考察。中国前近代法制度の特徴と展開、中国古代法制と中世法制の相違を明らかにして、中国法制史の体系に独自の視点を提示する。中国律を母法とする日本の律・令の法思想を解明するとともに、日中の法文化の相違、さらには西洋と東洋との相違をも視野において、読者を広い歴史世界へと導く画期的業績。

    【目次より】
    凡例
    序論
    第一部 法典
    第一章 晉泰始律令への道
    I 令と令典
    II 漢律の諸問題
    III 曹魏の法令
    IV 晉泰始律令の成立
    第二章 漢律から唐律へ 裁判規範と行為規範
    I 出土漢簡に見える漢律とその適用
    II 唐律の引用とその実効性
    III 漢律から唐律への編文化
    第二部 刑罰
    第一章 究極の肉刑から生命刑へ 漠~唐死刑考
    I 漢代の死刑 その執行様態
    II  魏晉の刑罰 棄市刑
    III 北朝の死刑 絞殺刑の登場
    第二章 徒遷刑から流刑
    I 唐の流刑
    II 秦漢の「流刑」
    III 漢代徒邊刑の刑罰原理
    IV 流刑の登場
    第三章 笞杖の変遷 漢の督笞から唐の笞杖刑
    I 秦漢の笞刑
    II 魏晉の笞杖刑
    III 北朝の笞杖
    第四章 腐刑と宮刑
    I 腐刑の新出資料
    II 腐刑は反映刑か
    III 腐刑の位置
    IV 腐刑は、死刑に次ぐ刑罰か
    V  肉刑の背景と放果
    VI 腐刑、宮刑、淫刑
    VII 宮刑の消滅と宦官
    第三部 犯罪
    第一章 儀礼と犯罪のはざま 賄賂罪をめぐって
    I 賄賂罪に隅する唐律の規定
    II 漢律に見える賄賂罪
    III 漢ー唐における賄賂罪の変遷
    IV 賄賂はなぜ罪になるのか 礼物と賄賂の間
    第二章 男女間の性的犯罪 姦罪について
    I 秦漢律にみえる姦・淫
    II 「姦」「淫」の語義
    III 分界の変化
    IV 禽獣の別
    第三箪 「正義」の殺人
    I 復讐譚「彼は義士なり」 刺客豫譲の話
    II 以後の復贄讀 歴代正史が伝える復讐事件
    III 経典と復讐
    IV 中国的復讐観の特徴
    V 復讐の禁止 儀礼と刑罰
    あとがき
    英文要旨
    英文目次
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    冨谷 至
    1952年生まれ。古代中国史学者。京都大学人文科学研究所名誉教授。京都大学文学部東洋史を卒業、同大学院博士課程中退。文学博士。専門は、中国法制史、簡牘学。
    著書に、『ゴビに生きた男たち 李陵と蘇武』『古代中国の刑罰 髑髏が語るもの』『秦漢刑罰制度の研究』『韓非子 不信と打算の現実主義』『木簡・竹簡の語る中国古代 書記の文化史〈世界歴史選書〉』『教科書では読めない中国史 中国がよくわかる50の話』『文書行政の漢帝国 木簡・竹簡の時代』『中国義士伝 節義に殉ず』『四字熟語の中国史』『中華帝国のジレンマ 礼的思想と法的秩序』『漢唐法制史研究』『漢倭奴国王から日本国天皇へ 国号「日本」と称号「天皇」の誕生』など、
    訳注書に、班固『漢書五行志』(共訳注)狩谷掖齋『本朝度量権衡攷(全2巻)』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    近代日本が整備した民法はどのような過程を経て成立したのか。明治期の編纂過程を追跡するとともに、江戸以前の法制も振り返る

    【目次より】

    目次
    第一 民法典の編纂 民法決議より民法仮定則迄
    第二 民法決議第三編至第五編
    第三 左院の民法草案
    第四 民旧法編纂関係史料若干
    一 民効事時効規則と期満規則について
    二 民法編明治一九年民纂局の法草案副進書およびボアソナードの上申書
    三 民法草案解題
    第五 明治初年民法典編纂略史
    一 「民法決議」について
    二 江藤司法卿時代の同省民法草案
    三 明法寮法草案
    四 左院の民法草案
    五 明治一一年民法草案
    六 民法編纂局の開設
    七 ボアソナード氏起稿「日本民法草案財産篇」
    第六 旧民法人事編元老院提出案、審査会案、議定案および内閣修正案
    附録
    第一 御成敗式目について
    第二 近世法制史料集解説
    一 総説
    二 法令編
    三 判例編
    四 寺社奉行編
    五 町奉行編
    六 勘定奉行編
    七 遠国奉行編
    八 附札集等編
    九 武家方編
    第三 御触書集成編纂の沿革
    第四 御触書集成について
    第五 町式目
    第六 いわゆる江戸町中定
    第七 明治八年の一私擬憲法案
    第八 ボアソナードによる性法の講義
    第九 法の公示方法の沿革
    第一〇 (書評)住田正一「廻船式目の研究」
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    十世紀以後の中国の正史刑法志すべてについて原文を掲げ、現代日本語に訳し、更に詳細な注を施した基本資料の集大成。本冊は元と明を収める。元史刑法志は一千条を超す法文からなる。とかく元代には漢民族王朝のような整備・系統だった法典は編纂されなかったと思われがちである。しかし元朝八十年の法典編纂の苦悩は、宋代からの同じ悩みを継承し、やがて明初の新しい立法に結実してゆく重要な過程であった。また、明史刑法志は厖大な法制資料をコンパクトにまとめ主な問題点や特徴を要領よく抑えて、明代史の流れの中で刑政概念を掴むのに役立つ。法制や刑罰の、各時代における生きた立体像とともに、時代を超えて存在する「中国的な法」を浮かび上がらせる必読文献。既刊の上冊は五代、宋、遼、金を収録。

    【目次より】
    はじめに 解題にかえて(下)
    譯注 元史刑法志
    譯注 明史刑法志
    あとがき

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    梅原 郁
    1934~ 2020年。東洋史学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部史学科東洋史学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専門は、中国史、宋代史。
    著書に、『文天祥「中国人物叢書」』『図説 中国の歴史 5 宋王朝と新文化』『宋代官僚制度研究』『中国の群雄8 亡国の皇帝』(共著)『皇帝政治と中国』『宋代司法制度研究』など、
    訳書に、沈括『夢渓筆談(全3巻)』孟元老『東京夢華録 宋代の都市と生活』(共訳注)『名公書判清明集』朱熹『宋名臣言行録』班固『漢書食貨・地理・溝洫志』(共訳注)呉自牧『夢粱録 南宋臨安繁盛記(全3巻)』2000『訳注 中国近世刑法志(上下)』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    宗教集団に注目して、それが各時代の国家の中にあっていかに自治・自律を保持できたかを歴史的に探り、国家・法・宗教を考える。


    【目次より】
    凡例
    第一編 古代・中世
    第一章 古代の国家と仏教
    はじめに
    第一節 前史 釈迦の生涯と原始仏典
    第二節 大乗仏典と日本への仏教公伝
    第三節 古代国家の成立
    第四節 古代国家の仏教制度
    第二章 中世の国家と仏教
    第一節 王法と仏法
    第二節 鎌倉幕府と仏教
    第三節 鎌倉仏教の展開と室町幕府
    結び 近世の始まり
    第三章 最澄・日蓮と国家
    はじめに いま最澄・日蓮に学ぶ意味
    第一節 最澄・日蓮と聖俗の関係
    第二節 国家と宗教
    第三節 『立正安国論』と鎌倉幕府
    第四節 聖と俗の行方
    おわりに 国家と宗教の新時代に向けて
    補論一 自著紹介『最澄と日蓮 法華経と国家へのアプローチ』
    第二編 近世
    第四章 近世の国家と仏教
    はじめに
    第一節 近世史研究と国家・法・宗教
    第二節 近世の仏教統制
    第三節 国家と仏教
    おわりに
    第五章 江戸時代の公家に関する裁判権
    はじめに
    第一節 近世の公家の地位
    第二節 公家のその領地に対する裁判権
    第三節 公家に対する裁判権の所在
    おわりに
    補論二 江戸時代の公家と裁判 現在の研究状況と今後の課題
    はじめに
    第一節 文献紹介と本稿の課題
    第二節 公家の処罰
    第六章 江戸時代の文人が描いた僧侶 その法的側面を中心として
    はじめに
    第一節 江戸時代の寺院と僧侶
    第二節 僧侶と借金
    第三節 僧侶改革
    おわりに
    〔コラム1〕 借金の始末 江戸時代の法の階層構造
    〔コラム2〕 江戸時代寺院研究の新視点
    第三編 歴史を見る眼
    第七章 法制史から見る江戸と現代
    第八章 「公」について
    第九章 歴史の中に法を見る 遺失物取得・生殺与奪・動産と不動産
    ■結語
    あとがき
    本書収録論文初出一覧
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    小島 信泰
    小島信泰(こじま のぶやす)
    1957年生まれ。法制史研究者。創価大学教授。創価大学法学部卒、同大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学 東北大学)。専門は、日本の法制史。
    著書に、『日本法制史のなかの国家と宗教』『最澄と日蓮 法華経と国家へのアプローチ』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    法史学は学問として生存する価値をもっているのか。ナチスの暴虐により決定的な打撃を受けた著者の、法史学再生の書。

    【目次より】
    凡例
    法史学の存在価値
    序論
    第一章 歴史学の一分野としての法史学
    第二章 法学の一分野としての法史学
    第三章 歴史学および法学に対する法史学の寄与
    第四章 法史学の生存価値について
    第五章 法原理としての首尾一貫性について
    結語
    訳注
    訳者あとがき

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    ミッタイス,H
    1889~1952年。ドイツの法制史家。ハイデルベルク大学、ミュンヘン大学、ベルリン大学で教授を歴任。専門は、ヨーロッパの比較法史、法制史。
    著書に『封建法と国家権力』『中世盛期の国家』『自然法論』『ドイツ法制史』『ドイツ私法史』 『法制史の存在価値』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は、「隋書刑法志」「晉唐書刑法志」「新唐書刑法志」を原文と訳と注とを一書に収めたものである。

    【目次より】

    解題
    目次
    譯注 隋書刑法志
    凡例
    譯注 晉唐書刑法志
    凡例
    譯注 新唐書刑法志
    凡例
    『譯注績中國歴代刑法志』への補記 梅原郁
    あとがき 梅原郁
    英文レジュメ
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    内田 智雄
    1905-1989年。中国思想史学者。同志社大学文学部卒業。法学博士。同志社大学名誉教授。専門は中国の制度史・法制史。
    著書に、『中国農村の家族と信仰』『中国農村の分家制度』など。
    訳書に、『中国古代の祭礼と歌謡』『中国歴代刑法志 訳注』『定本明律国字解 律例対照』『続 中国歴代刑法志 訳注』など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    まず近世土地法の生成の歴史を叙述、ついで土地に関する法律用語の意義を明らかにし、合わせて難解な江戸時代土地法を解明。

    【目次より】
    序文
    目次
    第一 地租改正と土地所有権の近代化 第二七回東洋学者会議における報告
    第二 江戸時代土地法の体系
    第三 江戸時代土地法の生成
    第四 統轄、領知、所持、進退および支配 江戸時代土地法の基礎構造
    一 統轄(将軍による大名の統轄)
    二 大名の領知
    三 (庶民による)土地の所持
    総説
    A 田畑永代売の禁令
    B 江戸時代における用水路の所有権
    C 江戸の町屋敷
    (i) 江戸の町屋敷
    (ii) 江戸の町屋敷の売買
    四 進退と入会権
    A 江戸時代の入会権と地租改正
    (i) 江戸時代の入会権
    (ii) 地租改正
    B 「江戸時代の入会権と地租改正」続考
    C 安政五午年三月山田村秣場一件留 江戸時代入会権の性質をよく示す史料
    D 山梨県山中部落の入会権 第一章 法制史的研究
    五 江戸時代における土地の「支配」 物権の行使として
    初出一覧
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
  • ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

    【内容紹介・目次・著者略歴】
    「律令は文辞古質にして看覧する者もって詳明しがたし。格勅は条文繁多にして検閲する者あるいは疑誤あり」(旧五代刑法志)。法文は旧中国知識階層においても取りつきにくく、その法制理解はもっぱら「刑法志」に基づくものであったと言われる。従来とかく見過ごされがちだが、刑法志とは法律そのものではなく、各王朝の総合的な歴史の一部分としての法制や刑罰の歴史である。本書は正史のうち十世紀以後の刑法志すべてについて原文を掲げ、現代日本語に訳し、更に詳細な注を付す基本資料の集大成。時代ごとの特色とともに、その根底に流れ常に意識されてきた中国法の立体的理解へと導く必読の書。下冊は元と明を収録する。

    【目次より】

    はじめに 解題にかえて(上)
    譯注 奮五代史刑法志
    譯注 宋史刑法志
    譯注 遼史刑法志
    譯注 金史刑志
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    梅原 郁
    1934~ 2020年。東洋史学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部史学科東洋史学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専門は、中国史、宋代史。
    著書に、『文天祥「中国人物叢書」』『図説 中国の歴史 5 宋王朝と新文化』『宋代官僚制度研究』『中国の群雄8 亡国の皇帝』(共著)『皇帝政治と中国』『宋代司法制度研究』など、
    訳書に、沈括『夢渓筆談(全3巻)』孟元老『東京夢華録 宋代の都市と生活』(共訳注)『名公書判清明集』朱熹『宋名臣言行録』班固『漢書食貨・地理・溝洫志』(共訳注)呉自牧『夢粱録 南宋臨安繁盛記(全3巻)』2000『訳注 中国近世刑法志(上下)』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は、「漢書刑法志」「晋書刑法志」「魏書刑法志」の原文、訳文、注を収録したものである。

    【目次より】

    解題
    譯注 漢書刑法志
    譯注 晋書刑法志
    譯注 魏書刑法志
    解説 冨田至
    索引
    英文レジュメ
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    内田 智雄
    1905-1989年。中国思想史学者。同志社大学文学部卒業。法学博士。同志社大学名誉教授。専門は中国の制度史・法制史。
    著書に、『中国農村の家族と信仰』『中国農村の分家制度』など。
    訳書に、『中国古代の祭礼と歌謡』『中国歴代刑法志 訳注』『定本明律国字解 律例対照』『続 中国歴代刑法志 訳注』など。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    本書は、新発見の幕府評定所民事判例集を素材にして享保改革期における金銭債権保護の特質を明らかにするとともに、「〈伺・指令型〉司法」、「秘密法・問答法・くり返し法など法の特殊な存在形態」、「民事司法における金銭債権の特異な取扱い・内済に対する江戸人の評価・裁判機関に持ち込まれた民事紛争の終わり方」、「刑事司法における〈無罪〉の多発・日本的特質の連続性論」、「行政庁への訴願の訴状・手続」など、多方面に亙り江戸時代の訴訟と法の実態に迫った著者渾身の作。

    【目次より】
    目次
    序論
    第一編 総論編
    第一章 伺・指令型司法
    第二章 法が生まれるとき
    第二編 民事編
    第一章 江戸幕府評定所民事判例集と相対済令
    第二章 「金公事」債権の保護
    第三章 内済と裁判
    第四章 「出入」の終了
    第五章 判決が出たあと
    付論 書評・神保文夫著「江戸幕府出入筋の裁判における本公事・金公事の分化について」
    第三編 刑事編
    第一章 刑事裁判と「無罪」
    第二章 「精密司法」と江戸幕府の刑事手続
    付論 書評・山田勉著「延岡藩の刑事内済」
    第四編 訴願編
    第一章 訴願と訴状
    第二章 訴願の手続
    結論
    あとがき
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    大平 祐一
    1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。
    著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    イギリス法制史学の創始者のケンブリッジ大学での講義。今なお憲法史・現行制度理解のための最高の入門書である。

    【目次より】
    凡例

    分析
    第一期 エドワード一世死亡当時のイングランド公法
    A イングランド法の一般的特質と立法の概観
    B 土地制度
    C 王国の区画と地方統治
    D 中央統治
    E 司法
    F 封建制の回顧
    第二期 ヘンリー七世死亡当時の公法
    A 議会
    I その構成
    II 議会の頻度と存続期間
    III 議会の仕事
    B 国王と国王評議会
    C 司法
    D イングランド法の一般的特質
    第三期 ジェイムズ一世死亡当時の公法の素描
    A 議会
    1 議会の構成
    2 議会の特権
    3 議会の裁判権
    4 金銭を譲与する庶民院の機能
    5 争いのある選挙を決定する権利
    6 議会手続
    7 議会の頻度と存続期間
    B 国王の議会に対する関係
    C 軍隊の歴史
    第四期 ウィリアム三世死亡当時の公法の素描
    A 王位の制度
    B 議会の構成
    C 議会の頻度と存続期間
    D 主権の問題
    E 立法
    F 課税と財政に対する統制
    G 司法
    H 議会の特権
    I 軍事
    第五期 現在(一八八七ー八年)における公法の素描
    緒言
    A 主権機関
    I 王位
    II 貴族院
    III 庶民院
    IV 議会の頻度と存続期間
    V 議会の特権
    VI 議会の仕事
    B 「国王」と「政府」
    C 国王権能の分類
    D 財政制度
    E 軍制
    F 司法
    G 警察制度
    H 社会問題と地方統治
    〔I は欠如〕
    J 教会
    K 憲法の定義
    付録
    訳者あとがき

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    メイトランド,F・W
    1850~1906年。イギリスの法制史学者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに学ぶ。ケンブリッジ大学教授。
    著作に、『イギリスの初期議会』(Records of the Parliament Holden at Westminster, 28 February 1305)『英法史』(History of English Law before the Time of Edward I)『イングランド法とルネサンス』(English Law and the Renaissance)『イングランド憲法史』(The Costitutional History of England 遺稿)などがある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    日本法制史を学ぶ上で必要な事項をもれなくとりあげ、各時代におけるその発展と時代間の変遷を叙述した、望みうる最高の概説書。

    【目次より】
    緒論
    本論
    第一篇 上代
    第一章 序説
    第二章 国家組織
    第三章 財政制 度附、軍事制度
    第四章 司法制度
    第五章 刑法
    第六章 人法
    第七章 財産法
    第八章 身分法
    第二篇 上世
    第一章 序説
    第二章 天皇
    第三章 統治組織
    第四章 財政制度
    第五章 軍事、警察及び交通制度
    第六章 司法制度
    第七章 刑法
    第八章 人法
    第九章 物権法
    第十章 債権法
    第十一章 親族法
    第十二章 相続法
    第三篇 中世
    第一章 序説
    第二章 天皇及び朝廷
    第三章 庄圏及び本所
    第四章 武家の棟梁と封建制度
    第五章 中央管制
    第六章 地方制度
    第七章 財政制度
    第八章 軍事、警察及び交通制度
    第九章 司法制度
    第十章 刑法
    第十一章 人法
    第十二章 物権法
    第十三章 債権法
    第十四章 親族法
    第十五章 相続法
    第四篇 近世
    第一章 序説
    第二章 天皇及び朝廷
    第三章 武家の棟梁と封建制度
    第四章 中央管制
    第五章 地方制度
    第六章 財政制度
    第七章 軍事、警察及び交通制度
    第八章 司法制度
    第九章 刑法
    第十章 人法
    第十一章 物権法
    第十二章 債権法
    第十三章 商法
    第十四章 親族法
    第十五章 相続法
    索引

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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    古代日本の二大画期・大化改新と鎌倉幕府の諸問題につき、法制史の立場よりする画期的な論文10編を収める。

    【目次より】
    増補版序

    第一 大化改新の研究 大化改新より大寶律令の制定まで
    第二 東國と西園 上代および上世における
    第三 鎌倉幕府職制二題
    一 征夷大将軍と源頼朝
    二 文治守護職と總追捕使
    第四 再び「征夷大将軍と源頼朝」について
    第五 鎌倉幕府の成立時期
    第六 鎌倉幕府の成立 文治の守護と地頭について
    第七 大犯三箇條 鎌倉時代の守護の櫂限の研究
    第八 東醐と西國 鎌倉時代における
    第九 鎌倉幕府政所設置の年代
    第一〇 鎌倉幕府成立期の二つの問題 文治地頭職と幕府裁判権
    第一一 吾妻鏡文治三年九月十三日條所載のいわゆる北條時政奉書について 石井進氏の批判にこたえて
    附録
    第一 中世の訴訟法史料二種について
    序言
    一 沙汰未練書
    二 庭訓往来
    第二 日本法制史學八十八年 東京大學における
    第三 中田博士の法制史の比較研究法について
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    前巻・取引法史と表裏の関係にある民事訴訟法史を幕府法について、とくに天保改革を境とするその変化に注目して研究したもの。

    【目次より】

    第一編 近世民事訴訟法の体系
    第一章 公事人(訴訟当事者)
    一 代人
    二 介添人(差添人)
    三 惣代
    四 特別の身分
    (1) 苗字帯刀御免
    (2) 牧士、能役者および将棋所
    五 訴訟人と相手方との関係
    (1) 親族関係に基づくもの
    (2) 主従関係に基づくもの
    第二章 訴訟手続
    一 訴状提出
    (1) 添書(添使、添簡)
    (2) 目安糺
    二 本目安差糺出
    三 訴状裏判
    (1) 訴状裏判
    (2) 差紙にて呼出
    四 対決
    (1) 対決手続
    (2) 対決およびその実際
    (3) 対決中の諸問題
    五 内済
    六 判決
    七 身代限
    八 分散
    おわりに
    第二編 評定所
    はじめに
    一 式日、立合および内寄合
    (1) 式日、立合
    (2) 式日立合に三奉行以外の役人出席
    (3) 奉行宅にて吟味の事
    (4) 内寄合
    二 評定所留役
    第三編 近世民事訴訟法の変遷
    第一章 寛政相対済令と武家掛出入手続若干の史料
    一 寛政相対済令について
    二 天保改革以前の武家掛借金銀出入手続若干の史料
    (1) 訴訟と公事
    (2) 武家に対する判決と切金申渡
    (3) 度懸公事
    (4) 吟味下訴状と評定所差紙
    第二章 享保改革以後天保改革までの民事訴訟法の変遷(切金制の剋服過程)
    第三章 天保年間における借金銀取捌方改革
    一 借金銀取捌方改革
    二 金銀出入取捌改革の関連事項および史料
    (1) 評定所公事取扱方申合書
    (2) 貸金銀出入其外評定もの取調手続書
    (3) 切金員数の改正
    附録
    第一 裁判の歴史
    第二 明治初年の民事訴訟法
    第三 大名の御代替朱印改について 棚倉藩の場合
    第四 幕末の代官
    第五 日本法制史雑観 波動的歴史観に立って
    第六 高柳、牧両博士の教えに接して
    第七 再び牧、高柳両博士の教えに接して
    あとがき
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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
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    【内容紹介・目次・著者略歴】
    著者の史観にもとづく日本の団体法をめぐる通史。とくに江戸時代に関する、村、神社、寺院、猿飼などをめぐる法を紹介する。

    【目次より】

    第一 村の構成員と村中入会 江戸時代および明治初年における
    第二 村明細帳
    一 村明細帳、郷鑑(手鑑)と村鑑
    二 村明細帳について
    第三 江戸時代における神社および寺院の法人格
    一 神社 (一)小社 (二)東照宮
    二 寺院 一山体制
    第四 猿飼、茶筅、夙および乞胸 江戸時代賤民の位置附に関する一つの試み
    一 (はじめに)
    二 猿飼
    三 茶筅
    四 夙
    五 乞胸
    六 (むすび)
    第五 乞胸補考
    第六 近世賤民に関する若干の考察 とくに穢多と非人との関係について
    第七 明治四年のいわゆる賤民解放令について
    附録
    第一 中世人身法制雑考
    第二 金沢文庫を探りて 人質文書および人売文書
    第三 岡場所考
    第四 遊女、飯盛等奉公請状
    一 遊女奉公請状
    二 飯盛奉公請状
    三 飯焼(茶立)奉公人請状
    四 洗濯下女奉公証文
    五 三味線芸者奉公証文
    六 芸者奉公請状
    七 妾奉公人請状と役者弟子奉公人請状
    第五 新吉原規定証文について
    第六 一生不通養子
    あとがき

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    石井 良助
    1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。
    著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。

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