『文春文庫 2017電書の森フェア、桜庭一樹(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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短編に凝縮された桜庭一樹のエッセンス!
死んだ男を囲む、二人の女の情念。
ミッションスクールの女子たちの儚く優雅な昼休み。
鉄砲薔薇散る中でホテルマンが見た幻。
古い猫の毛皮みたいな臭いを放つ男の口笛。
ダンボールに隠れていたぼくのひと夏の経験。
日常に口を開く異界、奇怪を覗かせる深淵を鮮やかに切り取った桜庭一樹の新世界!
6つの短篇小説。解説・杉江松恋
【目次】
「モコ&猫」
「このたびはとんだことで」
「青年のための推理クラブ」
「冬の牡丹」
「五月雨」
「赤い犬花」 -
巨匠の妖しき名作を桜庭一樹が厳選!
日本推理小説の巨匠・江戸川乱歩が没して50年。
名作に光を当てるアンソロジー第1弾はデビュー作「二銭銅貨」、
明智小五郎初登場の「D坂の殺人事件」、大正期の退屈と倦怠を
犯罪に描いた「屋根裏の散歩者」、絢爛と恐怖の箱庭世界「パノラマ島綺譚」……。
初期傑作にして異形の問題作「陰獣」を中心に、傑作七編と二つの随筆を厳選。
直木賞作家・桜庭一樹が案内する、妖しくも美しい巨匠乱歩の新世界。
【目次】
「二銭銅貨」
「一枚の切符」
「D坂の殺人事件」
「屋根裏の散歩者」
「一人二役」
「パノラマ島綺譚」
「陰獣」
随筆「恋と神様」
随筆「幻影の城主」
監修・新保博久 -
私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤児となった十歳の私を、二十五歳の淳悟が引き取り、海のみえる小さな街で私たちは親子となった。物語は、アルバムを逆からめくるように、花の結婚から二人の過去へと遡ってゆく。空虚を抱え、愛に飢えた親子が冒した禁忌、許されない愛と性の日々を、圧倒的な筆力で描く直木賞受賞作。
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伏──人であって人でなく犬の血が流れる異形の者──による凶悪事件が頻発し、幕府はその首に懸賞金をかけた。ちっちゃな女の子だが腕利きの猟師・浜路は浪人の兄に誘われ、江戸へ伏狩りにやってきた。瓦版の読売・冥土から、浜路は里見の家に端を発した伏をめぐる世にも不思議な物語を聞く。光と影、狩るものと狩られるものの長きに亘る因果の輪がいま開く! ゴシック的な江戸を舞台に疾走する傑作エンターテインメント。2012年秋アニメ映画公開。解説・大河内一楼。
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