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『経済、講談社選書メチエ(実用)』の電子書籍一覧

1 ~12件目/全12件

  • 戦国時代の主役は大名でも武将でもない!
    ヒトとモノのエコシステム=生態系が、中世日本のダイナミックな変動を生み出した!

    戦乱が多発したのみならず、寒冷化という気候変動もあって、当時の列島は生物種としてのヒトにとって、きわめて生存が厳しい環境であった。
    そのような「戦場」を、庶民たちはどのようにしてサバイバルし、時代を動かしたのか?
    本書は、戦国日本とはいかなる時代であったのかという問いに対し、庶民の主体的な行動が歴史の動因であったことに注目して、ひとつの答えを示そうという試みである。

    海・山の動植物が織りなす生態系と、そこから恵みを得て生活を営む人々の社会システムを一つの系としてとらえ、戦国の動因を描き出す、斬新な〈生態学的アプローチ〉による中世史像!

    【本書より】
    考えてみれば、信長や秀吉など英雄たちが「新しい世の中」をつくるために行ったとされるさまざまな政策やドンパチやった戦争は、結局のところ、庶民がそれに従ってくれたからこそ成り立っており、また、庶民が生業を営む中で生産し供給するさまざまな財やサービスを消費することで成り立っていた。徴税は庶民が納税してくれるからこそ可能だし、戦争は庶民が食糧や武器などを生産し供給してくれるからこそ可能である。

    【主な内容】
    はじめに たくさんの「久三郎たち」の歴史
    序章 生存戦略、生態系、生業――越前国極西部
    第一章 山森林の恵みと生業ポートフォリオ――越知山
     山森林の生態系の恵みと多様な生産/資源分配をめぐるせめぎあい/柴田勝家と森林史の近世化
    第二章 「海あり山村」の生存戦略――越前海岸
     生業は海岸部だけで完結しているか/海の生態系のさまざまな恵みと技術革新/行政権力が生業技術を求める
    第三章 工業も生態系の恵み――越前焼
     大量生産化と資源分配―考古学的知見が語る生産戦略/売る、組織整備、新アイテム――記録が語る生産戦略と近世への助走
    第四章 戦国ロジスティクス――干飯浦と西街道敦賀
      馬借たちの生存戦略と競争/水運業者たちの生存戦略と広域的な経済構造
    終章 「久三郎たち」の歴史、ふたたび
    凡例
    参考文献
  • かつては「人口爆発」が、そして現代では「人口減少」が、重大な危機として社会に浮上している。
    人口が増えたり減ったりすることは、社会においていかなる問題として捉えられてきのか。
    経済学の歴史を振り返ると、それは制度や統治という問題圏と常に重なり合いながら論じられてきた。
    本書はそれの道のりを、社会思想史の底流にある大きな流れとして描き出す挑戦である。

    人口というものは、とりわけ現在の日本において喫緊の問題となっているが、それはわたしたちが社会をいかなるものとして捉え、統治するかという問題と表裏一体となっている。
    アダム・スミス、マルサス、ミル、ケインズ――本書でたどる彼らの思想的格闘のあとは、いまわたしたちがまさに直面する危機を考えるにあたり、見逃すことのできない発見をもたらすだろう。

    【本書の内容】
    序文
    第一章 重商主義の時代 人口論の射程の広さとデータ主義の起源
    1.はじめに
    2.ペティ:人口を測る
    3.重商主義と人口
    4.おわりに
    5.補説:ベーコン主義
    第二章 スミスの時代 自由と平等の条件と、経済学の生成
    1.はじめに
    2.モンテスキュー
    3.ヒューム・ウォーレス論争
    4.ステュアートとケイムズ卿
    5.スミス
    6.おわりに
    第三章 マルサスと古典派経済学 フランス革命後の統治論の平等論的転回
    1.はじめに
    2.コンドルセとフランス革命
    3.ゴドウィンとフランス革命
    4.マルサス
    5.リカードウ
    6.J・S・ミル
    7.おわりに
    第四章 ケインズと転換期の経済学 人口減少論の勃興
    1.はじめに
    2.マーシャル
    3.優生学
    4.ケインズにおける人口変動
    5.成長理論と人口:ハロッドとソロー
    6.おわりに
    第五章 現代の経済学 人口法則とその統治論的含意
    1.はじめに
    2.人口転換論
    3.現代経済学と人口論
    4.世代間所得移転
    5.経済の成長と長期停滞
    6.おわりに
    結語

    参考文献
  • 対・社会主義/対・国家/対・前近代社会――
    対比するものや時代によって「資本主義」の意味は変わる。
    市場経済・企業組織の変容、中国の台頭。
    いま「資本主義」は、どんな現実をうつすのか?
    「市場」と「所有」のバランスにその本質を見出し、
    歴史と概念から付き合い方を考える、AI時代の「資本主義の哲学」。



    もちろん私たちは「資本主義」という言葉、概念にだけ関心があるわけではなく、そのような言葉で指示されている現実そのものに対してこそ深刻な関心があります。しかしながら我々は「資本主義」という言葉、概念なしにはその言葉が指し示す現実について考えることはおそらく不可能なのです。――「はじめに」より

     
    【目次】
    はじめに
    1 資本主義・対・社会主義
    2 資本主義とは何か
    3 仕組み
    4 核心
    5 AI時代の資本主義
    おわりに
    補論 資本主義と国家
  • あのバブル絶頂時、そしてその崩壊、いずれのときも意外なほどに物価は動かなかった。それはなぜか?
    お菓子がどんどん小さくなっている……なぜ企業は値上げを避けるのか?
    インフレもデフレも気分次第!?
    物価は「作る」ものだった?

    経済というものの核心に迫るための最重要キーである、物価という概念。
    国内第一人者が初歩の初歩から徹底的にわかりやすく説き起こし、社会にくらす私たち全員にとって、本当に知るべき経済学のエッセンスを教える、画期的入門書の登場!

    ハイパーインフレやデフレと闘う中央銀行や政府の実務家(ポリシーメーカー)たちは、何を考え何をしているのか。
    それらの成果と教訓を研究者たちはどのように学び、理論を発展させてきたか。
    私たちの生活そのものと直結する、生きた学問としての経済学が立ち上がっていく様を生き生きと描く!
    学問としてのマクロ経済学を希求する、真摯な社会科学探究。

    インフレもデフレもない安定した社会は、実現できるのか。
    その大きな問いにこたえようとする、エキサイティングな一冊!

    【本書より】
    個々の商品の価格が、売り手や買い手の個別の事情を適切に反映して動くのは、自然なことです。そして、個々の価格は忙しく動きまわるけれど全体としてみると安定している、というのが健全な姿です。ただ、同じ「全体が動かない」場合でも、個々の価格がまったく動かず、その当然の帰結として全体も動かないということもあり得ます。しかしそれは病的だと言えるでしょう。(中略)売り手や買い手の事情で価格が上がり下がりするという、経済の健全な動きが止まっていたら、それは異変とみるべきです。後で詳しく述べますが、今の日本経済はこれに近い状態だと私はみています。

    【主な内容】
    はじめに
    第1章 物価から何がわかるのか
    第2章 何が物価を動かすのか
    第3章 物価は制御できるのか――進化する理論、変化する政策
    第4章 なぜデフレから抜け出せないのか――動かぬ物価の謎
    第5章 物価理論はどうなっていくのか――インフレもデフレもない社会を目指して
    おわりに
  • いま世界の政治、ビジネス、経済論壇を席巻する現代貨幣理論(Modern Monetary Theory=MMT)について、知るべきことがすべて、これ1冊で、明快にわかる!
    日本が/世界が変わる “異端”の経済学、最良の入門書。

    「財政破綻の危機」は幻想か?
    政府はどこまで借金ができるのか?
    経済のマクロな仕組みの初歩から貨幣というものの本質論まで、
    標準的な経済学の理論もふまえてMMTを中立的に分析。

    ベストセラー『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』によって、
    AIによる雇用危機の可能性を提起、社会現象を惹起した、
    日本でいまもっとも注目される経済学者のひとりである著者が、
    MMTが日本が長期低迷から脱するための理論となりうるか否かを明快に解説。
    さらには、「すべての人々のための貨幣制度」を展望する意欲作!

    【本書より】
     MMTは、非主流派の経済理論、つまり一般的な経済学の教科書には載っていない理論です。主流派の経済学者からすれば、MMT派は「異端派」ということになります。
     私は、大学の講義で「ミクロ経済学」とか「マクロ経済学」といった主流派の経済学を教え、学術的な論文も主流派のフレームワーク(枠組み)にしたがって書いています。しかしながら、主流派とか非主流派といった区分に本質的な意味があるとは思っていません。
     私自身は、MMTに全面的に賛成でも、全面的に反対でもありません。明確に賛成できる部分と疑問や違和感を抱かされる部分とが混在しています。本書は、そうした立場の経済学者から著されたものです。
     MMTは、拡張的財政政策を採用して借金を増やすのが正しいのか、逆に緊縮的財政政策を採用して借金を減らすのが正しいのか、という国の命運を左右するようなテーマに関わっています。この問題の重要性の前では、主流派経済学かどうかといったことは些末なことであり、最終的な賛否はさておくとしても、まずはMMTの主張に耳を傾けるべきでしょう。
     私は、もとより拡張的財政政策を採用するのが正しいと思っており、その考えを補強したいがために、MMTの理解に努めました。その成果をまとめたのが、本書ということになります。 

    【本書の内容】
    なぜいまMMTが注目されるのか?
    貨幣の正体―お金はどのようにして作られるか?
    政府の借金はなぜ問題にならないか?
    中央銀行は景気をコントロールできるのか?
    政府は雇用を保障すべきか?―雇用保障プログラム
    MMTの余白に―永遠の借金は可能だろうか?
  • 「お金とは何か」から暗号通貨を捉え直し、ブロックチェーンの可能性をゲーム理論で追究する。ビットコイン、イーサリアム、リップル……暗号通貨(仮想通貨)はいかにして「お金」になるのか。技術・経済・社会の大転換期、この革命的な技術が世界をどう変えるのか、総合的に把握するための一冊。暗号学×経済学=暗号経済学の誕生。ナンダ、そういうことだったのか!◎RSA暗号・楕円曲線暗号解説も収録。
  • なぜ今、アダム・スミスなのか――。自由競争の理念を掲げて豊かさを追求する社会を論じる『国富論』と、他者への「共感」が社会形成にもたらす作用を説く『道徳感情論』。彼が残した二冊の主著を一貫した思想としてとらえ、両書の流れと呼応を俯瞰することで見えてくる、その思想の全体像。原典の新たな読み直しによって、誤解されてきた「近代経済学の父」の真の姿を明らかにし、閉塞する現代社会を超克する指針をしめす!
  • 二十世紀後半の混沌たる現実は、自然科学と平和が対象のはずの賞を「拡張」させた。大恐慌、世界大戦、東西対立、欧州統一、共通通貨……。多くの知性が熱い議論を交わし、相対立する政策が提起される。受賞を後悔したミュルダール、デモ隊に乱入されたフリードマン、投機に足をすくわれたマートンとショールズ……彼らは何を語り、何を見ようとしなかったのか。半世紀近くにわたる歴史を一気にたどり、将来を展望する。
  • 最先進国イギリスに匹敵する経済成長をとげた「江戸日本」。巨大市場の成立は、安定政権、貨幣制度の整備、農商工分離だけでは説明できない。〈株仲間〉こそが、全国市場の形成・発展の立役者だった。歴史制度分析という最新の方法を駆使し、株仲間のポジティブな役割に光をあてる。(講談社選書メチエ)
  • マーケット・デザインとは、より良い制度・ルールの設計・改革を行う経済学の最先端分野である。結婚、就職、学校選択、臓器移植……。この世界には市場メカニズムが利用できない問題が数多くある。基礎となる市場理論やゲーム理論などを解説したうえで、グーグルなどもその研究と実践に取り組むマーケット・デザインの最新成果をその課題とともに具体的に紹介する。(講談社選書メチエ)
  • 「時価会計」「国際会計基準」とはどのようなものか。活発化している企業買収で、会計はどのように機能しているのか。組織の意思決定、経営戦略に活用されている管理会計とは何か。コーポレート・ガバナンスを会計制度はどのように実現するのか。かつて、日本の高度成長の背景にあった会計制度の特徴とは――。アカウンタビリティということのエッセンスを、専門知識なしでまるごと理解できる、すべての社会人必読の書。(講談社選書メチエ)
  • 市場社会はどのように倫理的な評価/批判をされるべきだろうか。そのような問いに対して、現代のイデオロギー――リベラリズム、ネオリベラリズム、ネオコン、リバタリアニズム、平等主義、共同体主義、マルクス主義――は、いかに答えうるのか。そしてあなた自身は、なに主義なのか?時事問題や、あなた自身の日常的で素朴な倫理感覚からスタートして、さまざまな思想のエッセンスを、実感的かつ体系的に理解できる、驚きの1冊。

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