『推理、姉小路祐(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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60歳なんてまだまだ老け込む歳じゃない。俺たちはもっとバリバリやれまっせ?!という、人生100年時代にぴったりの警察小説。普通の企業に雇用延長制度があるように、大阪府警も定年退職を迎えた刑事たちを再雇用警察官として活用している。昇給昇任とは無縁、退職金も無し給料半減という条件だったが…。共助課などで活躍した熱血刑事だった安治川信繁は新設の消息対応室に配属された。冷静沈着な室長の芝、似顔絵警察官として手腕を発揮する新月良美とのタッグで、消息不明届を出された案件に事件性があるかないかを見きわめるのが主たる任務。あくまで裏方的な活動を強いられるのが消息対応室。しかしいつの間にか事件捜査の最前線で重要な活躍をしてしまっているのは、全国各署を結ぶ安治川コネクションに依るところが大。定年退職まで地道に築き上げた人脈と鍛え上げた刑事の勘が、一見ただの一般行方不明者と思われた事案の背後に潜む闇を暴く!
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『署長刑事』で人気の著者が描く、警察小説の傑作!
見当たり捜査とは、指名手配犯の顔写真を覚えて繁華街の雑踏に立ち、いつ現れるともわからぬ犯人を発見し逮捕することを任務とする。ウラやんこと浦石大輔は大阪府警捜査共助課通天閣署分室見当たり班に所属。“逃げ得は許さない”をモットーに、捜査に励んでいる。今回、熱海の老舗ホテルをめぐる殺人事件の被疑者を心斎橋筋で見事逮捕。しかし起訴後の裁判は意外な -
『署長刑事』シリーズで人気の姉小路祐が描く、警察組織の裏面を描いた傑作ミステリー。
深夜の警邏中、京都府警の警官二人は公園で格闘する二人の男を発見。「警察だ。やめろ」の声も空しく、一人が相手の背にナイフを刺す。威嚇射撃の後、警官は加害者を射殺した。その後、一命をとりとめた被害者は、何故か姿を消してしまう。府警本部は「発砲はやむを得ない措置」と発表するが、事態は収束しない。射殺された男は左翼の活動家で、その内妻が「権力の濫用」を訴えたのだ。 -
赤坂の高級料亭近くで、二億円の闇献金が強奪された。極秘捜査に当たった鑑識課員の刀根は、弾丸に残された旋条痕から、精巧な密造銃による犯行と睨むが…。銃製造に命をかける男の妄念と、銃を憎む男の執念がぶつかる、著者会心の傑作推理!
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地上げをめぐる騒動が殺人に。乱開発の京都で事件に巻き込まれた司法書士兄妹の活躍
浪速の司法書士・石丸伸太(ブーやん)に亡父の戦友からの手紙が届いた。地上げ屋の度重なる横暴に苦しんでいるという。人情厚いブーやんは早速、背高ノッポの妹・由佳と京都へ向かう。ところが、二人を待ち受けていたのは突然の依頼撤回だった……。手のひらを返すような仕打ちの意図も解らぬまま、更に驚くべき事件が起こる。今度は、地上げに反対する女性が死体で発見されたのだ! 苦慮の末の自殺か? それとも――。乱開発続く京都を舞台に、凸凹コンビが活躍する社会派推理。
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