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『推理、その他(レーベルなし)(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧

301 ~345件目/全345件

  • 目覚めたら、記憶がなかった。所持していた身分証では沖手範丞という名前で、刑事課課長らしい。部下に聞くと、ここ和気有町は、ぼくの曾祖父である名探偵が、犯罪に関わった人たちを集めて造った町。たしかに、ぼくにストーカーする巡査、対人恐怖症の刑事など、変なヤツらばかりだ。わけもわからぬ最中に一人の刑事が殺された……。犯人は誰だ? いや、そもそもぼくを殴ったのは、誰なんだ!
  • 628(税込)
    著者:
    西村京太郎
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    警視庁捜査一課の刑事・清水の恋人・みや子は、あどけない表情と暗い影を合わせ持っていた。その素顔に触れようと、清水は志賀高原へスキーに誘うが、その眼前でみや子が射殺された! 捜査に乗り出す十津川。ついで第二の殺人が起こり……。
  • 440(税込)
    著者:
    西村京太郎
    レーベル: ――
    出版社: 徳間書店

    雨の夜、車に飛び込んできて重傷を負った女が、謎めいた言葉を残して病院から失踪した。飲酒運転をしていた内科医の西崎は、院長から、南海の果て、滅亡を予告された御神島の診療所行きを命じられる。そして、第一の殺人が…!? 初期代表作。
  • 長崎の旧家で起きた不審死には“踏み絵”の謎が関係していた

     長崎の旧家で、長男の婚約披露パーティーの最中に、館の主人が「ふみえに…」の言葉を残して死んだ。警察では、過失死か自殺と判断するが、不審に思う家族の依頼を受けて、『誠実探偵社』の面々が真相究明に乗り出す。関係者の話から、主人が他人に内緒で“踏み絵”を購入していたことが分かる。さらに起こる第二、第三の殺人事件。そして、発見された“踏み絵”の裏に残された不思議な言葉はいったい何を意味するのか。好評『死者の暗号殺人事件』に続く、亀浜欧次探偵の名推理。

    ●矢島誠(やじま・まこと)
    1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。
  • 1,870(税込)
    著者:
    黒川博行
    レーベル: ――

    新直木賞作家の真骨頂!大反響の黒川警察小説。

    見さらせ、ど腐れども。そのシノギ、おれらが奪(と)ったる――名作『悪果』の相棒、堀内、伊達が復活。ふたたび、大阪を縦横無尽に疾駆する。策略と暴力がからみあい、腐れのスパイラルはノンストップで奈落へ。黒川警察小説の、これぞ真骨頂!

    かたや賭場摘発にからんで学校法人理事長を脅迫したことが発覚し、かたや愛人の“ヒモ"に刺され、ともに大阪府警を追われた、かつてのマル暴担コンビ堀内と伊達。競売専門の不動産会社に調査員として働く伊達は、ある日、出張で訪れた東京で、いまは無職の堀内を同業に誘い、二人は大阪に戻る。

    調査物件は敷地900坪の巨大パチンコ店「ニューパルテノン」。だが調べるほどに、裏で極道や半堅気、警察OBらが寄ってたかって食いものにしている実態が浮かぶ。「パルテノンは金の生る木や」、気づいた二人は……。

    2009年7月に刊行された『螻蛄』(新潮社)以来、著者3年ぶり、ファン待望の長編。
  • 330(税込)
    著:
    誉田龍一
    イラスト:
    ゴトウヒロシ
    レーベル: ――

    トラックで男を轢き殺したとして逮捕された石川雅子。被害者の杉原は、5年前に同じ場所で雅子の娘を轢き殺した男だった。警察は復讐のための殺人と考えるが、雅子はあくまでも事故だと言い張る。しかも「まだやることがあります」と呟く。杉原が死んだ今、雅子がやり残した事とは何か? 警部補・河村と婦人警官・富永は事件の真相を追うが…。「消えずの行灯」で平成18年の小説推理新人賞を受賞した注目の作家が贈る衝撃の警察ミステリー。
  • 330(税込)

    女子高校生が渋谷のラブホテルで刺殺された。1週間後に、犯人として逮捕されたのは、彼女と付き合っていた大学生の恋人・本田。彼は司法試験に合格し、検事を目指している男だった。彼によれば、世の中の人間のほとんどは腐っており、その中で自分だけは正義を貫きたいと言う。刑事の河村は、そんな本田の語る動機に腑に落ちないものを感じた。そして、河村の嫌な予感は的中し…。ひき逃げ事件に隠された悲しい真相を探る『事故』の刑事河村が再び登場!
  • 津が逮捕された。警視庁捜査一課の河村が取り調べると、高津は素直に犯行を認めた。しかし、事件に至るまでの経緯は記憶にないと言う。ショックによる一時的な記憶障害かと思われたが、高津の周辺を調べるうち、つい最近病死した高津の母親が、吉田の患者だったことがわかる。しかも高津は、母親は吉田の医療ミスによって死んだと訴えていた。事件は一気に解決したかに思えたが、河村の心に何かがひっかかる…。河村警部補が人間の心の闇をあぶり出す、人気シリーズ第三弾。
  • 暗号解読! 脱出めいろ! 犯人あて! ニセモノ探し! なぞ、140のなぞをといて名探偵をめざしましょう!

    【目次】
    「犯人を探し、宝のなぞをとけ!トリック洋館殺人事件」事件編
    パート1 殺人現場のなぞをとけ!集中力アップ編
    パート2 あのヒトにピンときた!注意力アップ編
    パート3 大広間のふしぎな絵!直感力アップ編
    パート4 正しい入口はこれだ!判断力アップ編
    パート5 地下めいろを攻略せよ!脱出力アップ編
    パート6 犯人は……お前だ!推理力アップ編
    パート7 殺人事件のウラ側で!論理力アップ編
    パート8 トリック洋館の宝物!暗号力アップ編
    「犯人を探し、宝のなぞをとけ!トリック洋館殺人事件」解決編
    名探偵認定証の使い方

    <電子書籍について>
    ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。
    ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。
    ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。

    株式会社西東社/seitosha
  • 1,144(税込)
    著:
    園子温
    レーベル: ――

    少女の眼から角膜を剥がす不可解な殺人事件。女刑事の娘・切子は母親より早く犯人に辿り着こうと悪魔画廊を探るが……映画界の鬼才が母娘の闇に迫る傑作小説。高橋源一郎・村上龍氏推薦!
  • シリーズ8冊
    330440(税込)
    著:
    コナン・ドイル
    訳者:
    阿部知二
    レーベル: ――

    空家で殺されていた謎の死体,その壁に血で書かれた“復讐”の文字。
    この怪事件こそは、インドに従軍し負傷して帰国したワトスン医師が、名探偵の名も高いホームズと出会い、初めて手がけた、忘れがたい最初の事件であった。
    とまどう警察を尻目に、快刀乱麻を断つがごときホームズのあざやかな推理は、過去にさかのぼって驚くべき真相に到達する。
    名コンビ誕生のエピソードをご堪能あれ。
  • ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面々は、手掛りがわずかしかなく、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、新製品という触れ込みのチョコレートを試食したベンディックス夫妻。チョコレートには毒物が仕込まれており、夫人は死亡、ベンディックスは一命を取り留めた。しかし、そのチョコレートは知人のペンファーザー卿へ送られたもので、ベンディックスはそれを譲り受けただけだったのだ。会員たちは独自に調査を重ね、自慢の頭脳を駆使した推理を、一晩ずつ披露する――。誰がこの推理合戦に勝利するのか。本格ミステリ史上に燦然と輝く、傑作長編。
  • シリーズ3冊
    550607(税込)
    著:
    青井夏海
    レーベル: ――

    妻と称する三人の妊婦が待っていた屋敷で繰り広げられる本妻捜し「お母さんをさがせ」。両親に黙って出産しようとする女子高生と、父親の名乗りをあげる三人の男性が引き起こす大騒動「お父さんをさがせ」。次々取り消される依頼と、新興宗教絡みの拉致事件「赤ちゃんをさがせ」
    ――自宅出産専門の出張助産婦コンビが向かう先は、なぜか奇妙な謎を抱えた家庭ばかり。明晰な頭脳でそれらの謎を鮮やかに解き明かすのは(推定)七十歳、通称「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生!
    見習い助産婦・陽奈の成長と安楽椅子探偵の冴え渡る推理を描く、爽やかなユーモアに満ちたシリーズ第一弾。
  • シリーズ6冊
    880(税込)
    著者:
    岡本綺堂
    レーベル: ――
    出版社: 筑摩書房

    「捕物帳の古典」といわれる半七捕物帳全篇を網羅した全6巻。化政期から幕末期にかけて、半七老人の功名談の数々を江戸の風俗を織りまぜて描く。事件現場を彷彿させる地図、町奉行や庶民の暮らしがよくわかる詳解付き。第1巻には「お文の魂」「石灯籠」「勘平の死」「湯屋の二階」「お化師匠」「半鐘の怪」「奥女中」「帯取の池」「春の雪解」「広重と河獺」「朝顔屋敷」「猫騒動」「弁天娘」の13話を収録する。
  • ジョージ・サリッジは英国第二の動物園で園長を務めている。申し分ない地位に就いてはいるが、博打で首は回らず、夫婦仲は崩壊寸前、ふと愛人に走る始末で、老い先短い叔母の財産に起死回生の望みを託す。その叔母がいよいよ他界し、遺言状の検認がすめば晴れて遺産は我が手に、と思いきや……。目算の狂ったジョージは、しょうことなく悪事に加担する道を選ぶ。自分たちに疑いは向けられない、万一の場合もジョージが泥をかぶることはない、と相手は言う。そう、良心の呵責を別にすれば事はうまく運んでいた。フレンチというスコットランドヤードの首席警部が横槍を入れるまでは――。
  • 660(税込)
    著:
    芦原すなお
    レーベル: ――

    目覚めたぼくが布団から出ると、危篤状態にあったはずの祖父が散歩へと誘ってくる。二人で見覚えのない雑木林を歩いていくと、子供のころに亡くなった幼なじみが現れて、林の奥に消えていく。泣きだしたぼくに、祖父は「時の小鳥」の卵を渡してくれるけれど、その卵が孵るのは七十年後……? こんな不可解な夢を毎晩見ていたぼくは、夢診断を受けにいくことにしたのだが――。軽妙洒脱な語り口から紡ぎ出される十夜の夢物語。「こんな夢を見た」に始まる、文豪・漱石の『夢十夜』にインスパイアされた著者が贈る、夢にまつわる不思議な短編集。
  • 770(税込)
    著:
    高井忍
    レーベル: ――

    宮本武蔵は決闘に遅れなかった!? 赤穂浪士は浅野内匠頭が殿中刃傷に及んだ理由を知らなかった!? 近藤勇は池田屋事件を無理矢理起こしていた!? 鍵屋ノ辻の仇討ちは上手くことが運びすぎた!? 人使いの荒い監督に引きずり込まれて、チャンバラ映画のプロットだてを手伝う破目になった主人公。居酒屋で額を寄せ合い、あーでもない、こーでもないと集めた史料を検討すると、巌流島の決闘や池田屋事件など、よく知られる歴史的事件の目から鱗の真相が明らかに……! 第二回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む四編収録の、歴史ミステリ短編集。
  • フランス有数の頭脳、スタンガースン博士が住むグランディエ城の離れにある一室で、世にも恐ろしい惨劇は起きた。内部から完全に密閉された《黄色い部屋》から響く女性の悲鳴。ドアをこわして救援に駆けつけた者たちが目にしたのは、荒らされた室内と、血の海の中に倒れた博士の娘マチルドの姿だけ……令嬢を襲った憎むべき犯人はどこへ消えたのか?この驚くべき密室の謎と、その後も続発する怪事件に叡智をもって挑むのは、弱冠18歳の新聞記者ルールタビーユ。密室ミステリの金字塔にして、世界ベストテンの上位に名を連ねる、名作中の名作。
  • 550(税込)
    著者:
    榎本由美
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    踊れ、死ぬまで踊り続けよ…!――美しいクモの入れ墨を持つボーカリスト、蘭果。彼女に憧れるヒカルは彼女の付人になるが、蘭果の才能の謎が解けた時、彼女の中に潜むモノが姿を現した…!! 表題作「死の舞踏」ほか、少女の残酷な欲望を描いた「藪の中」、夢か現実か…古代の女王に魅入られたものの恐怖「バビロンの魔夢」など、榎本由美の描く怪しくも美しいミステリーホラー全8編収録。
  • 550(税込)
    著者:
    榎本由美
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    「モルゴット・ラ・フェ」のボーカル・憂夜は霊感が強く、幽霊や魔物に好かれる体質。修一は雑誌の取材が入る深夜のライヴで、いやがる憂夜を無理やり歌わせたが…。魔物蠢くオールナイトのライヴ…1曲ごとに増える招かれざる客。憂夜はまつわりついた妖魔から逃れられるのか!? 大好評「モルゴット・ラ・フェ」シリーズ全3編など、耽美かつ幻想的な世界を堪能できる、榎本由美の怪奇ホラー傑作選。
  • 550(税込)
    著者:
    榎本由美
    レーベル: ――
    出版社: 祥伝社

    美香の父は醜い。美しい母とはまるで正反対に…。大学教授である父は病弱な妻のために毎日薬を与えていた。だが、ある日、父は逃げようとした妊娠中の妻を地下室に閉じ込めてしまう…。表題作「地下室の旋律」ほか、人形作家が生み出す秀麗な作品が恐るべき変化を遂げる「人形たちは夜歩く」、医者を志す寡黙な少年の切ない悲劇「白昼夢」など、榎本由美が贈る優美な怪奇ホラー全7編。
  • けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 8歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になるが……MWA、CWAの両賞の他、バリー賞最優秀長篇賞、全米図書館協会アレックス賞をも受賞した話題作
  • 495(税込)
    著:
    近藤史恵
    レーベル: ――

    ことばが、頭から消えていくんだ――役者生命を奪いかねない症状を訴える若手歌舞伎役者中村銀弥。後ろめたさを忍びながら夫を気遣う若妻。第一幕に描出される危うい夫婦像から一転、第二幕では上演中の劇場内で起こった怪死事件にスポットが当てられる。二か月前、銀弥の亭主役を務める小川半四郎と婚約中の河島栄が、不可解な最期を遂げた。大部屋役者瀬川小菊とその友人今泉文吾は、衆人環視下の謎めいた事件を手繰り始める。梨園という特有の世界を巻き込んだ三幕の悲劇に際会した名探偵は、白昼の怪事件と銀弥/優の昏冥を如何に解くのか?
  • 660(税込)
    著:
    近藤史恵
    レーベル: ――

    燃える火に夜と書いて、カヤ。赤い髪に華奢な躯、大きな眸をした捉えどころのない娘。行く夏の海で火夜に逢った真波は、何の違和感もなく一緒に住むようになっていた。その火夜が不意に姿を消してしまう。そして二週間、真波の許へ火夜と同じエナメルを塗った小指が届く。動顛した真波は同じマンション内の今泉文吾探偵事務所を訪ね、火夜を捜してほしいと依頼するのだが……。謎めいた娘を求めて、植物園と見紛うばかりの庭苑に足を踏み入れた探偵。血を欲するかのように幾たりもの死を招き寄せる庭で、今泉が見出したものは? 悲痛な真相が惻々と胸に迫る、本格ミステリの傑作。
  • 滋賀県北部の余呉湖で身元不明の死体が発見された。顔が潰された上、指が切り取られ指紋もない。唯一の手がかりは、胃の中にあった一粒の宝石――キャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者が連続して殺害され、ともに口にキャッツアイを含んでいた。三府県での合同捜査は混迷を極める。事件の鍵は殺された美大生が旅行していたインドにあると、その同級生の啓子と弘美は一路彼の地へと飛び立つ……。果たしてキャッツアイの意味と、連続殺人事件の真相を探りだせるのか。第4回サントリーミステリー大賞を受賞した著者初期の傑作。
  • 605(税込)
    著:
    道尾秀介
    レーベル: ――

    人は、死んだらどうなるの?――いなくなるのよ――いなくなって、どうなるの?――いなくなって、それだけなの――。その会話から三年後、凰介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが……。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは? いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。第七回本格ミステリ大賞受賞作。
  • 深夜、ロンドンの街角でエンフィールド青年は奇怪な光景を目撃する。十字路で少女を平然と踏みつけ、高名な医師ジキル博士の屋敷に悠々と入っていく異様な男ハイド。彼は何者か? アタスン弁護士の疑念を裏付けるように、続いて殺人事件が……。『フランケンシュタイン』『吸血鬼ドラキュラ』と並び称されるホラーの古典的名作、新訳決定版。ミュージカル『ジキル&ハイド』原作。
  • 観客席で不審な行動を連発し、遂には風に舞う紙吹雪の中で無数の一万円札をばら撒き始めた男の真意は? 自分が高校教師殺害事件の真犯人だと唐突に名乗り出た青年の運命は? アルバイトの女の子が遭遇した奇妙な出来事の意味は? そして、“結婚”の二文字を前にして揺れ動く女性が巻き込まれた事件の行方は? プロ野球球団・東海レインボーズのスタジアムで、不思議な事件を次々と解決に導くのは、筋金入りの野球音痴の球団オーナー虹森多佳子。優勝の夢に向かって走り始めた万年最下位球団の奮闘と、安楽椅子探偵の名推理を軽やかに描いた愛すべき本格ミステリ。ユーモアミステリに新風を吹き込む青井夏海のデビュー作。
  • 550(税込)
    著:
    貫井徳郎
    レーベル: ――

    小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。
  • 495(税込)
    著:
    近藤史恵
    レーベル: ――

    友人と喫茶店を切り盛りする北斎屋店長野坂あやめは、得意客込みの慰安旅行を持ちかけられる。行先は瀬戸内海に浮かぶ無人島。話は纏まり、総勢八名が島へ降りたつことになる。ところが、退屈を覚える暇もなく起こった事件がバカンス気分を吹き飛ばす。硝子扉越しの室内は無惨絵さながら、朱に染まった死体が発見され、島を陰鬱な空気が覆う。道中の遊戯が呼び水になったかのような惨事は、終わらない。――連絡と交通の手段を絶たれた島に、いったい何が起こったか? 由緒正しい主題に今様の演出を加え新境地を拓いた、第四回鮎川哲也賞受賞作。
  • 660(税込)
    著:
    坂木司
    レーベル: ――

    東京の商店街育ちの新井和也は、大学卒業を間近にした冬、家族の危機に直面する。そこで急遽、就職の決まっていない和也が、家業の新井クリーニング店を継ぐことに。同級生たちの新しい門出に沸く春、不慣れなクリーニングの集荷作業で、お客さんから預かった衣類から思わぬ謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店で働く沢田直之、店のアイロン職人・シゲさんなど周囲の人々に助けられながら、失敗を重ねつつも謎を解明していく和也。商店街の四季を通じて和也の成長と、人の温かさをさわやかに描く、連作集。青春ミステリの決定版。
  • 中学二年生の一年間で、あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した。夏休みにひとり。それと、冬休みにもうひとり。……あたしはもうだめ。こわくて、どうしたらいいかわからなくて、いまにもからだが勝手に生命活動を停止してしまいそう。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけ。宮乃下静香だけだったから――。これは、ふたりの少女の凄絶な《闘い》の記録。直木賞受賞作家が『私の男』に先駆け、過酷な運命に翻弄される少女の姿を鮮烈に描いた慟哭の傑作!
  • 地蔵坊先生お気に入りのカクテル『さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム)』の二杯目が空く頃、物語は始まる。土曜の定例会で山伏の先生が聞かせてくれる体験談ときたら、ローカル線の犯人消失、崖に住む新興宗教家の死、トリュフに端を発する真夏日の事件、雪と共に降って湧いた博士邸の怪など、揃いも揃って殺人譚。ことごとく真相を看破したという地蔵坊が、名探偵行脚さながらの見聞を語る七話を収録。
  • 605(税込)
    著:
    貫井徳郎
    レーベル: ――

    ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから。――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。池袋からほんの数駅の、閑静な住宅街にあるその家に忍び込んだ何者かによって、深夜一家が惨殺された。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。『慟哭』の作者が放つ、新たなる傑作!
  • 660(税込)
    著:
    貫井徳郎
    レーベル: ――

    痛ましい幼女誘拐事件の続発。難航する捜査。その責めを負って冷徹な捜査一課長も窮地に立たされた。若手キャリアの課長をめぐる警察内部の不協和音,マスコミによる私生活追及。この緊迫した状況下で,新しい展開は始まった! サイドストーリイに,黒魔術を狂信する新興宗教の生態や現代の家族愛を鮮烈に描きつつ,人間内奥の悲痛な叫びを抽出したこの野心作は,北村薫氏をして,書き振りは《練達》,読み終えてみれば《仰天》,と驚嘆させた,巧緻この上ない本格推理。
  • 495(税込)
    著:
    加納朋子
    レーベル: ――

    たぶん僕は変わったのだ。四年前にはとてもできなかったことが,今の僕にはできる。――本書全体のプロローグといえる第一話「掌の中の小鳥」で真っ赤なワンピースの天使に出逢った主人公は,一緒に退屈なパーティを抜け出した。狂言誘拐の回想「桜月夜」で名前を教わり,御難続きのエピソード「自転車泥棒」や不思議な消失譚「できない相談」を通じて小さな事件に満ちた彼女の日常を知るにつれ,退屈と無縁になっていく自分に気づく。小粋なカクテルの店〈エッグ・スタンド〉を背景に描かれる,謎を湛えた物語の数々。巧みな伏線と登場人物の魅力に溢れたキュートなミステリ連作集。
  • 有名彫刻家に嫁いだ姉の家を訪ねた、美大生・美和と友人・冴子。そこで瀕死の状態の姉・雅子を発見する。病院に運ばれた雅子は、一命は取り留めるものの記憶喪失に陥った。雅子が運び出された後のアトリエは密室状態、そして夫は行方不明。自殺未遂、殺人未遂の両面で警察の捜査が進む中、美和は、冴子とともに独自の調査をはじめる。姿を消した義兄の行方を追う中で、事件の意外な真相が明らかになっていく。美術界の暗部で起こった事件に、女子大生コンビはいかなる推理を導き出すのか――。軽妙なタッチでつづられた黒川博行の初期本格作品。
  • 605(税込)
    著:
    樋口有介
    レーベル: ――

    高二の暑い夏休みのある日、以前つき合っていた宮沢由実果が、千葉の御宿の海に身を投げたとの知らせを受けた広田悦至。事件当日に悦至は、渋谷にいた彼女からの呼び出しを断っていた。渋谷にいたはずの彼女が、なぜ御宿の海に?だれもが自殺と納得している由実果の事件を、幼なじみとともに調べ始める悦至。由実果の遺留品の中に、封を切っていない下着があったことを知り、彼らは事件が殺人だったと確信する。次第に明らかになる事件の全貌と由実果の姿に、困惑する二人・・・・・・。切なくも爽やかな夏の日々の描写が秀逸な、青春ミステリの傑作。
  • 660(税込)
    著:
    石持浅海
    レーベル: ――

    大学の研究室に勤める畑寛子が一緒に暮らすギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人で、美少女のムーちゃんも名探偵。一見イケメン&美少女の兄妹だが、実は人間の生命エネルギーを糧にする謎の生命体。特に宿主である、寛子や匠の清らかな生命エネルギーが大の好物である。二人の清らかさを確保するために、兄妹は遭遇した殺人事件や騒動を鮮やかに解き明かす。ギンちゃん&ムーちゃんという、一風変わった名探偵兄妹とそのパートナーが活躍する、本格ミステリ連作集。独特の設定とシャープな謎解きが魅力の石持ミステリの真骨頂!
  • 550(税込)
    著:
    樋口有介
    レーベル: ――

    赤城下ろしが吹きすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女性の妹・川村千里と偶然に出会う。彼女の口から初めて聞かされる、姉・麗子の死。睡眠薬を飲んで浴室で事故死、という警察の見解に納得のいかない、亮と千里は独自に調査を開始する。最近まで麗子と付き合いのあった中学時代の同級生を、訪ねるが――。調査の過程で再会する、中学時代とは変わってしまった同級生の姿に困惑しながらも、亮は真相に辿り着く。著者の地元、前橋を舞台に、一途な若者たちを描いた青春ミステリの傑作。約20年ぶりの大幅改稿で贈る決定版。
  • 全人類が、生まれた時はすべて女性、のちに出産を経て一部男性に転換するという特異な世界。天文部の流星観測の夜、わたしの姉・優子さんは、何者かに殺害される。男性化候補の筆頭で、誰からも慕われていた優等生の優子さんが、どうして殺されたのか? さらに期末試験が終わった日、優子さんの後継者と目されていた小百合までも殺害されてしまう。捜査の過程で次第に浮かび上がる“BG”とは、果して何を意味するのか。そして二人を殺害した人物は? 気鋭の著者が放つ、破天荒な舞台と端正なロジックを堪能できる学園ミステリの意欲作。
  • シリーズ4冊
    440770(税込)
    著:
    高城高
    レーベル: ――

    昭和33年、夏。北海道。未明の北の海に殿村水産所属の運搬船、天陵丸が沈んだ。乗組員6人は全員死亡。その朝、花咲港に入港した一隻のサンマ船が、岸壁に衝突した。海難事故と不審なサンマ船の衝突事故に疑問を抱いた不二新報釧路支局長江上武也は独自の取材を進めた。単なる事故か、それとも事件か……。だが、何者かの策謀によって江上は釧路を逐われる。それから3年。かつての関係者が次々と疑惑の死を遂げる釧路の街に、江上は帰ってきた――。日本ハードボイルドの黎明期を駆け抜けた幻の作家・高城高。霧にけぶる北の港町を舞台に描き上げた唯一の長編が、いまよみがえる!
  • シリーズ8冊
    495660(税込)
    著:
    黒川博行
    レーベル: ――

    《黒川博行警察小説コレクション》 4月1日午前11時34分、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。400万円を奪い、客の一人をピストルで撃ったのち、彼を人質にして逃走した。大阪府警捜査一課は即刻追跡を開始したが、強奪金額を不服として犯人は人質の身代金1億円を要求、かくして犯人と捜査陣の知恵比べが始まる。名手の記念すべきデビュー作となった、シリーズ第1弾!
  • シリーズ4冊
    550605(税込)
    著:
    樋口有介
    レーベル: ――

    元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。人気シリーズ第1弾。
  • 某大手ハンバーガーチェーンに勤める草野哲也は、雨降る深夜の帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。あわてた様子で黒っぽいスポーツカーが走り去り、道路に小柄な青年が倒れている! 疲れた体に鞭打って人工呼吸までしたのに、青年は息を吹き返さなかった。しかも雨に曝されてずぶ濡れの服のまま明け方まで警察の事情聴取を受けた草野は、みごとに風邪をひき熱まで出てきた。死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ・・・・・・。轢き逃げ犯捜しの顛末を、主人公・草野と幽霊のふたつの視点から瑞々しい筆致で描いた著者デビュー作。

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