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『SF、生賴範義カバーイラスト作品フェア(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~51件目/全51件

  • どれから読めばいいか迷ってしまう――。そんな読者のために選んだベスト・オブ・ベスト!

    身の毛のよだつ怪談から、大笑いのコメディ、ひねりの効いたアイデア・ストーリー、じんわり沁みる普通小説、実話テイストの落語小説などなど……。

    傑作が多すぎて、どれから読んでいいのか分からない……。そんな読者のために、大森望が腕によりをかけて厳選した、小松左京の多種多様な側面を一望できるショーケース! ページ数を気にせずに、本当におもしろい和ものとホラー系を中心に据えた、大森望ならではのセレクション。小松左京の「SFの巨匠」という顔しか知らない読者は、きっと新鮮な驚きを味わえるはず!

    【序文】大森望
    【特典】生頼範義によるカバーと、迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。

    【収録作品】
    「夜が明けたら」
    「日本売ります」
    「模型の時代」
    「終りなき負債」
    「牛の首」
    「兇暴な口」
    「骨」
    「旅する女」
    「流れる女」
    「明烏」
    「くだんのはは」
    「召集令状」
    「一生に一度の月」
    「天神山縁糸苧環」
    「氷の下の暗い顔」

    姉妹編『小松左京短編集 東浩紀セレクション』も同時発売!
  • SFの巨匠というだけではない、複雑で豊かな側面に光をあてるエキサイティングなセレクション!

    小学生のころ初めて小松左京に出会い、夢中でつぎからつぎへと読んできた哲学者・東浩紀が「小松SFのような小説は、じつは小松左京しか書いていない。そういう意味では、あのころの興奮はもうずっと味わえていません」と語る、あのころの感動と驚きを詰め込んだワン・アンド・オンリーな短編集。

    「進歩と科学技術」への違和感、焼け跡を原風景とした戦争体験、そして上方落語をはじめ伝統芸能への深い造詣――。
    複雑で多面的なテーマを変幻自在の文体で読ませる、「地には平和を」から「ゴルディアスの結び目」まで、4番バッターばかりを集めたような贅沢なセレクション!

    紙版角川文庫に換算すると700ページ以上にも及ぶ、長大な15編を1冊にまとめた、電子書籍ならではの必携の1冊!

    【序文】東浩紀
    【特典】生頼範義による迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。

    【収録作品】
    「地には平和を」
    「御先祖様万歳」
    「物体O」
    「アダムの裔」
    「神への長い道」
    「人類裁判」
    「戦争はなかった」
    「静寂の通路」
    「東海の島」
    「お召し」
    「結晶星団」
    「お糸」
    「ゴルディアスの結び目」
    「大坂夢の陣」  
    「華やかな兵器」

    姉妹編『小松左京短編集 大森望セレクション』も同時発売!
  • 660(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    世にも恐ろしいショッキングなものから、コミカルでエロチックなものまで、技が光るホラー短編集!

    物体が飛んだり、突然激しい物音がしたり――。ポルターガイスト(騒霊)現象は、実際に見た者でなければ、信じられないだろう。神経科医で私の友人の田村は、霊媒能力を持っている美しい女性患者に魅入られてしまった。彼女と結婚したいとまで思いつめていたが、とうとう、忌まわしい事件が起こってしまう。「あちら側の住人が、しきりに私をよんでいる……」という彼女を、田村は幸せのためだといって絞殺してしまったのだ。衆人環境の中で神秘的な現象にとらわれた男女の、あの世とこの世の不思議な交流を描く表題作の他、さまざまな味わいが楽しめるホラー短編全14編。小松左京が描いたユーモラスなホラーイラストも収録!
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    独特のトリック、呪いの考察、そして鮮やかな謎解き……。すべてが詰まったエキサイティングなSF短編全7編!

    僕は40世紀の「時間局員」だ。自由自在に何世紀にもわたって、過去未来へ行き来できる超能力時代に生きている。そんな僕の親友のカズミが、ある一定の周期で、激しい疼痛感と痙攣発作に襲われている。特殊病理学者もサジをなげてしまった奇病だった。苦しみもがく彼をどうしても救ってやりたい。僕は、あてずっぽうに19世紀の幕末に病因解明の手がかりを求めた。しかし、大飢饉の余波が残っていた江戸の街で、僕はカズミの陰惨な過去、双生児にまつわる呪われた影を目撃してしまった――! 40世紀の人間の、呪われた複雑な過去を見つめる表題作のほか、デビュー直後の作品を含め、初期に発表された短編全7編を収録。書き下ろし解説つき。
  • 572(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    タイムスリップしてきた初老の武士が、失われて久しい立派な日本人の行動規範を見せる、傑作短編!

    ある日、わが家の風呂桶からひとりの老人が突然浮かび上がった。秘密を守り、見聞したことは一生口をつぐんで、さびしく死んでいく幕府の隠密だったという。いわば、100年をとびこえてきた過去からの漂流者、生きた江戸資料だ。その老人が、ぽつりぽつりと打ち明けはじめた、意外なことは……。「犬」と呼ばれながらも「隠密」に魂を燃やし、昭和の現代の「忠義」のなさをなげく初老の武士を描いた「最後の隠密」ほか、バラエティーに富んだ傑作短編8編を収録。小松左京ライブラリによる書き下ろし解説つき。
  • 484(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    短いからこそあっと驚く仕掛けが冴える、軽妙洒脱なショート・ショート35編!

    思い出すのもいやなほど、世にも恐ろしい怪談の真実とは? 売春防止法が撤廃されたら? きつねと化かしあいを繰り広げた紳士の正体は? ――などなど。笑いあり、恐怖あり、しみじみと胸に迫る切なさあり。壮大なテーマを追い続けた著者の、ひと味違うショート・ショート作品。ごく身近な生活の断片から社会の矛盾やおろかさを見いだし、それらを軽妙、滑稽、皮肉な筆致で鋭く衝く、異色のショート・ショート35編を収録。小松左京ライブラリによる書き下ろし解説つき。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    息を呑むほど絶望的な進化の過程を克明に描く衝撃作!

    楽しい渓流釣りは、一瞬で悪夢に変わった。釣り糸の先にあらわれたのは、思わず悲鳴を飲み込むほどの「怒れる魚」の顔だった。釣り上げられたそのヤマメは大口をあけ、いきなり指に噛みついた。魚が人間に襲いかかるなどという話は、ほら話にしても聞いたことがない。しかし、それだけではなかった。雄猫三匹が幼女を襲い、飼い犬が鰻に絞め殺された。スズメバチは人間を攻撃し肉を喰い、一日のうちに骨だけにした。生きものはすべて、虫ケラから人間にいたるまで、染色体の異常で巨大化し狂暴になっていった――。この不気味な変動の陰で、何かが静かに起こりつつあった。恐怖の時代の前兆を描いた表題作のほか、読者を荒涼たる混乱の世界におとしいれる全6編。書き下ろし解説を収録。
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    芸道小説と戯曲、伝統芸能や芝居をモチーフにした短編、全7編を集めた、ちょっと変わった味わいの短編集。

    浦島太郎のお伽話は、誰でも知っているに違いない。でも、ここに出てくる太郎はひと味もふた味も違います。たくましい海女たちにいじめられ、浦島太郎は極度のおんな恐怖症にかかっている。それもそのはず。太郎の悩みはかなり深刻。理由は、ひとなみはずれた「あれ」の短さ小ささお粗末さのせい。医者にたのめば銭がかかるし、もういっそ、死んでしまいたい……。そんなある夜、声がしてふと目覚めると、股ぐらに巨大な「倅」がそそりたち、昼間助けられた亀からのお礼だと言う。さあ、巨大な息子の持ち主になった太郎が向かった先は――?! 奇想奇抜、ユニークな視点と鋭い風刺で描く、小松左京の芸道小説集! 書き下ろし解説つき。
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ちょんまげの侍が現代日本に現れたら――?! シニカルでウィットに富んだ短編12作。

    たった一枚の古ぼけた写真が、この大騒動の発端だった――。僕は失業して故郷へ帰っていたが、納戸で見つけた100年前の曾祖父の写真を見て驚いてしまった。こともあろうに「新幹線」が写っている!これが刺激になって、僕は我が家の持ち山の通称「神隠しの山」の麓にある洞窟に入ってみた。洞窟のあちら側では、100年前に僕の家で謀議がこらされていた。ちょんまげを結った侍姿の壮漢たちに見つかったので、あわてて洞窟を抜け逃げ帰ってきたが、村じゅう驚天動地の大騒ぎ。早速、新聞社の音頭取りで学者をまじえて「調査隊」があちら側を調べることになったが……。傑作痛快短編全12作。小松左京と山上たつひこの意外なつながりを明かした書き下ろし解説も収録。
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    これはスパイ同士の微妙な駆け引き? それとも――。

    ぼくは、いわばやとわれ調査員だ。相手の視線をとらえると、何でも喋らせてしまう特技を買われて、この仕事を引き受けた。今も、酒好きの退役アメリカ陸軍大佐からアメリカについての情報を聞き出している。話の途中、ふと何かの気配を感じて外をのぞくと、人通りの絶えた暗がりに乗用車がとまっている。どうもつけられていたらしい。今まで取材と称して、有力上院議員や「黒い回教徒」のメンバーに会って、必要以上に喋らせたのがまずかったようだ。ついにぼくは、世界中の諜報機関から追われる身となった――。だが、取材データをこんなにも欲しがる理由は何なのだろうか……? あっと驚くどんでんがえしが待ち受ける表題作の他、「フラフラ国始末記」「時間エージェント」八話を収録。解説:モンキー・パンチ。小松左京ライブラリによる書き下ろし補足解説つき。
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あなたは、「自然」を裁けますか――? 衝撃の未来を描くSF短編集。

    その男は「青ひげ」と呼ばれた。過去6人の妻たちは、みな死んでいた。「妻殺し」の容疑で警察に調べられたこともあるが、犯罪の痕跡は発見できなかった。しかし、全員が同じ状況で、同じ症状で亡くなっていた。みな妊娠中毒症を起こしていたのだ――。その男がホテルのバーで知り合った7人目の女は「あなたの子を産むわ」と言い放つと「青ひげ」の7人目の妻となった。おれの子を孕むと死ぬ、という男の忠告もなんのその、しばらくして女は妊娠した。女は次第に生活の主導権をにぎり、ある種の危険な兆候をみせはじめた……。種の保存の本能の、新しい形が戦慄を呼ぶ表題作の他、全8編をおさめたSF短編集。書き下ろし解説を収録。
  • 572(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    広大な宇宙に浮かぶ銀河系から200万光年も離れた惑星の、哀惜と憂愁の物語。

    氷結した暗い湖面の底に沈んでいる、青みがかった灰白色の巨大な「顔」。長さ十数キロ、幅7から8キロもある途方もない大きな「顔」だ。どう見ても、人間の、地球人の痩せた男の顔だった。今にも死にそうな重病人の、苦痛にみちた表情をしている。なぜ、そんな巨大な「顔」が、それも銀河系をはるか200万光年も離れているNGC244(アンドロメダ星雲)の中の小恒星のわびしい惑星上にあるのか。また、これほどスケールの大きい彫刻を、誰がどんな技術を駆使して作ったのだろうか。地球上のビーヴァーに似たこの星の原住民たちも、その成因をまったく知らないという。一惑星上にあらわれた巨大な「顔」の謎と心を感ずる木が解き明かす秘密とは? 本格SFの金字塔!
  • 528(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    先生、見てください! 額に、性器に、指の先に。突然出現した目玉に、人間たちは――? 初期の傑作12編を収録した短編!

    超大作のテレビドラマの収録現場を抜けだした人気女優・田井チリ子は病院に向かっていた。「先生、見てください!」そう言ってかき上げた前髪の奥、額にある大きな眼が医師の顔をにらみつけた時、医師は真っ青になって、のけぞった。眼はたちまちのうちに、地球上のありとあらゆるものをおおい、地上を這い、水中を泳いだ。人々は耐えきれずに正気を失い、破滅していった――。不気味さではナンバーワンと言ってもよい表題作を含め、初期の傑作短編12編を収録! 小松左京のユーモラスな手描きカットを挿入した小松左京による書き下ろし解説つき。
  • 528(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    商業デビュー作「易仙逃里記」をはじめ、初期の名作5本を収録!

    K団地の13号館で、どうにも説明のできない奇妙な事件が起こった。5歳の子供が階段の途中から転げおち、おちたとたんに消えていなくなった。消えた瞬間を、母親も団地の誰も見ていない。だが、耳を澄ましていると、5階と4階のあいだ、階段の裏側あたりから、子供の泣き声がかすかに聞こえてくる! どこがどうなっているのか、誰も知らない秘密のどんでん返しがこの建物にはあるのだろうか……? 変わり映えのしない日常生活の中で起きた不思議な事件を描く表題作の他、SFでアジアの世界観に挑んだ初期の意欲作全5編を収録。詳細な解説を付した決定版!
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小松左京本人による貴重な手描き図版を巻末に多数収録! ファン必読のSF短編傑作集。

    みんなをアッといわせるものをつくらなきゃ! 今や世の中は総模型づくりの時代。ぼくは顕微鏡をのぞきながら、長さ0.5ミリのロールスロイスの精密モデルをつくるのが生きがいだった。だが、上には上がいるものだ。戦艦大和の原寸大モデルをつくったやつがいた! しかも、これがほんものそっくりに動くのだ。でも、みんなが道楽でつくった模型が、それぞれ「実用性」を持ちはじめて、やがて途方もないことに……。根っからのプラモ好きだった横顔を持つ小松左京ならではの表題作「模型の時代」のほか、奇想天外な傑作SF全12編。小松左京ライブラリによる詳細な解説を収録。
  • 572(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    中国の奥地で勃発した得体の知れない事態――。それは、人類の存続を問う未曾有の危機だった!

    新聞記者・山崎はつぶやいた。中国で何かが起こっている……。文化大革命の収拾期、新疆ウイグル自治区に宇宙人の攻撃がしかけられたのだ! 情報が届かぬ中、冷戦構造のアメリカ、ソ連、そして中国は互いに疑心暗鬼になり、大国間の国際政治はのっぴきならない状況へと追い込まれ、ついにその影響は日本にまで波及した。未曾有の異常事態に、人々はどのように向き合うのか。「明日」も又「今日」と変らぬと信じている人々に、人類は存続しうるかと鋭くせまる問題の書! 『日本沈没』と並ぶ注目の名著。小松左京ライブラリによる解説を収録。
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ある日突然、人が消えてしまったら、世界はいったいどうなるのだろうか――?

    一昨晩おそく、泥酔して地下鉄の階段から転げ落ち、気を失ったようだ。やっと意識を取り戻すと、街が異様な様子に一変していた。市街のあちこちで、タクシーが電柱にぶつかってぐしゃぐしゃになり、無人となった住宅の密集地あたりでは、黒煙があがっている。大阪じゅうの人間が、僕ひとりを残して消えてしまったのだろうか? あらゆる都市の知人宅や会社に電話をかけまくったが、誰も出ない。緊張と興奮の連続でくたびれ果てていたとき、突然、電話のベルが鳴った――! 日本が空っぽになる異常事態。残されたわずかな人間たちは、極限状態をどう生き延びるのか? SF長編の金字塔!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    消え残りは、たったの25名――。極限の状態を描き切る、奇想天外かつリアルなシミュレーション小説!

    突然40億人もの人間が消失するという驚異の現象。日本でも、1億を超える人口のうち、残ったのはわずか25人――。「消え残り」の人々の間には、おぼろげながら「泥酔して転倒した挙げ句に失神していた」という共通のパターンがあることがみえてきた。この異常現象が発生してから10日目。「消え残り」組は東京に集まり、協力しあうことになった。しかし、新興宗教をやっている中年女性の神がかりが原因で分裂騒ぎが起こる。消え残った文明人として、この極限の状況をいかに乗り切るのか。自然災害や一極集中都市の壊滅など、現実にも起こり得る危機への鋭い警告を秘めた、奇想天外かつリアルなシミュレーション長編。小松左京の文明論とも言えるエッセイ「ホテルと私」の一部と、小松左京ライブラリによる解説も収録。
  • 572(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幻想的な仕掛けに酔う――。SF作家小松左京が技を尽くして女を描く異色の短編集。

    その女には、タヒチに到着した晩、ホテルのバーで出会った。「地球って、意外にさびしい星なのね……」と、なげやりに口にした彼女は、4年前のある日、パリの雑踏の中でひとり息子が行方不明になったという過去を語りはじめた。それ以来、子どもを探して旅を続けているのか、子どもを失った悲しみをまぎらわすために旅をしているのか、わからないのだと言う――。気品と威厳に満ちたちょっと風変わりな女との出会いから、学生生活の終わり近くに知り合った年上の女のことを思い出させられ、思いもよらぬ過去と現在とのつながりが、鮮やかにうきぼりになる表題作の他、女にまつわる短編全5編を収録。小松左京ライブラリによる解説つき。
  • 660(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    星雲賞短編部門を受賞した表題作の他、宇宙の根源に迫るハードSF全4編を集めた短編集。

    青白く燃える14個の恒星からなり、まるで空中に浮かぶ水晶のような大宇宙の奇蹟、結晶星団――! その中心部にはブラックホールともつかぬ謎の暗黒部分があった。だが、奇妙なことに、この部分には質量の増減があり、たった一度だけ赤い光を放ったことが観測された。太陽系からはるかに離れているこの結晶星団の周囲には多くの知的種族が住んでいる。彼らの間で神秘と呼ばれ禁忌とされている結晶星団に、今、全宇宙の中の最初の探索者として、太陽系から来たアイが挑もうとしている! ハードSFの白眉とされる表題作の他、全4編を収録。小松左京本人の手による昭和四十三年の大阪万博関連資料など、貴重な図版の入った解説つき。
  • 笑いとユーモアの中に、現代の矛盾を告発する傑作短編集!

    寒気が訪れ雪が降り始めた。誰もいない林の中で、縄文期の老人が静かに息をひきとろうとしていた。その時老人は、奇妙な夢を見ていた。それは、ずっとずっと先の世の夢で、暮らしむきは今より少しはましになっていたようだった。その夢の中で、またその先の未来の夢の続きをみていると、さらに暮らしは楽になっていたようだったが――。明日こそは住みよい社会が来ると信じて、見果てぬ夢を追い続けた人間を待っていたものとは? 小松左京が京都大学の学生時代に発表した漫画の一部を始め、貴重な資料とともに、作品の深い理解を助ける詳細な解説を付した決定版。
  • ゴエモンに振り回されて見えてきた、ニッポンの本質とは……? 貴重な直筆メモ画像を収録した完全版!

    あの、ゴエモンが、またニッポンへ帰ってきた! にわかじこみの奇妙な日本語、コウモリ傘を斜めに背負い、モーニングに下駄履きの宇宙人。一万年ぶりのニッポン探訪、見るもの聞くもの、すべて仰天することばかり。そんなゴエモンを自らの家に下宿させたのは、小松左京その人。ゴエモンがトイレットペーパーにひそかに書き記した日記を盗み読んで、わかりやすく紹介した異色の記録。痛快SF長編『明日泥棒』の姉妹編。本作の真骨頂、ゴエモンと小松左京の掛け合い漫才のルーツになったと思われる、ラジオ番組の台本のための直筆メモ画像を収録した完全版! 
  • 528(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    小松左京が自らの作品で一番好きだと語っていたSFの金字塔!

    途方もない浪費と試行錯誤を繰り返している人類が行きつく先には、何があるのだろうか――? 生きることに倦み、精神のやすらぎを求めていた一組の男女が、冷凍睡眠法により永く深い眠りについた。56世紀になって再び眠りからさめた彼らに、果たして精神のやすらぎは訪れたのか? どうにもならない精神的な袋小路に追い込まれた現代人の宇宙空間的な未来史。表題作の他、人類を、地球を、そして宇宙を丸ごと描いた本格的なSF5編を収録した短編集。生頼範義イラストと小松左京作品の変遷と関係性を考察した解説付き。
  • 704(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    今なお鮮烈な輝きを放つ、人類の未来に警鐘を鳴らすSF長編!

    人類は今や絶頂期にある。だが、「完全」ではない。技術文明の発展速度にくらべ、人間の叡智は常にそれに追いつくことができず、ますます制御不可能になっている。このままでは、人類の限界が必ずくる――。「チャーリイを殺す」。世界各地の大学で奇妙な予告があいつぎ、しかも現実のものとなっていた。このヴァージニア大学でも、優秀な学生であるチャーリイが、研究中に高圧電流に感電してしまった。予告通り、彼は殺されたのだ! これは、極度に巨大化・複雑化したコンピュータ社会を密かに狙う新人類の出現なのか? 文明の最先端をよりどころとし、彼らは人類にとってかわるのだろうか? 小松左京ライブラリによる詳細な解説を収録。
  • 484(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日常生活の些細なアクシデントが、次第にエスカレートし、怪しげな存在がこの世を蝕んでゆく――。ジュヴナイルSFの傑作!

    もし、家の中や身の回りで、いろんなものが次から次へと消えはじめたら――? ある日、達夫の新品の腕時計がなくなった。次いで、朝まだ暗いうちに、妹の良子が悲鳴を上げて大騒ぎになった。何かグニャグニャした毛むくじゃらの手がふわっとさわったというのだ。その時、彼女の腕時計も消えていた。それからしばらくして、家でテレビが故障しはじめた。これは、何かとんでもないことの前触れなのか……? ひそかにしのびよる見えないものの影の正体とは? ジュニアSFの傑作! 貴重な手書きの生原稿画像と充実の解説を収録した決定版。
  • 572(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    絶体絶命のピンチを少年少女たちはどう切り抜けるのか……! 手に汗握るSFジュヴナイル長編!

    冥王星から500万キロ離れた宇宙灯台の緊急ブザーがけたたましく鳴った。巨大宇宙船が操縦不能におちいり、常識では考えられない光の30倍以上のスピードで、ジャンプを繰り返しながら突っ走っているのだ! 太陽系から何万光年も離れ、7人の子供たちを乗せたまま漂流を続ける「宇宙のよび声」号。食糧を食いつないでも、あといくらももたない。この原因不明の猛烈な宇宙船の推力の秘密は、いったい何だろう――? 少年少女だけが乗った宇宙船が広大な宇宙を突き進み、困難に立ち向かっていく、著者会心の宇宙冒険小説。ほかに、「カチカチ山」や「浦島太郎」「金太郎」など、おなじみの昔話をモチーフに独特のひねりをきかせた「SF日本おとぎ話」7編を収録。巻末には小松左京ライブラリによる詳細な書き下ろし解説が入った決定版!
  • 616(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    宇宙と人類という壮大なテーマを描く、小学生でも楽しめるSFエンターテインメント大作!

    夜の11時になると、まもるの家の下から怪しい震動音が聞こえてくる――。調査に乗り出したまもるは、古文書などから、この地域には何百年も前から60年ごとに不思議な現象がおきていたことを知る。怪現象の中心地に調査にむかうまもるたちの前に、古い子守歌どおりのねじれた松葉や強い磁性をおびたくぎがあらわれ、謎はますます深まっていく。冒険、友情、そしてほのかな恋を、宇宙と人類という壮大なスケールの中で描く、小学生でも楽しめるSFエンターテインメント大作。小松左京がモリミノル名義で出版した漫画『ぼくらの地球』のワンシーンを引用した詳細解説つき。
  • 748(税込)
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    今なお多くのSFファンに熱い支持を受けている、小松左京の代表作。

    巨大な剣竜や爬虫類がいた六千万年も前の中生代の岩層から、奇妙な砂時計が発見された。その砂は、いくら落ちても減らず、上から下へ間断なく砂がこぼれおちて、四次元の不思議な世界を作り出していた。常識では考えられない超科学的現象……! さらに不可解な事件が起きた。この出土品の発見場所の古墳へ出向いていた関係者が、次々と行方不明となり、変死を遂げてしまったのだ――。強大な内なる闇に対抗するための、遥かな時間と空間を超えた壮大な戦いを、迫力に満ちたイマジネーションで描く日本を代表するSF長編作。偶然発見された、貴重な創作メモを収録。作家の思考の流れを詳細に辿り、創作の原点を明らかにするエキサイティングな特典解説つき!
  • 352(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    特殊能力を秘めたスパイたちが、世界を股にかけて大暴れ。痛快SFエンターテインメント!

    人の心を読み、遠くの出来事を察知する遠感(テレパシイ)や透視能力、意志の力で物体を動かす念動力(サイコキネシス)を持つ超能力者たちの諜報集団「エスパイ」。その一員であるタムラに、ソ連首相暗殺計画を未然に防げという緊急指令が下った。しかし、その任務はすでに何者かに嗅ぎつけられ、彼の乗ったジェット機には時限爆弾が仕掛けられていた。いったい「敵」は何者なのか!? 痛快SFスパイ長編!
  • 330(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    小松左京
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「コンツワ! けっこうなお天気でありおり侍り」……。珍妙な日本語を喋るゴエモンの正体は!? 極上の笑いと、SFだけが描き得る真の恐ろしさが同居する、異色の傑作長編!

    「コンツワ!」とそいつはいきなり、ぼくの背後から声をかけた。横浜の港が見える丘の上に、ひょっこり姿をあらわした、奇妙な日本語を喋る男。頭に古風な山高帽、モーニングの上着に小倉のはかまといういでたちで、名前をゴエモンと名乗った。その直後、日本全土からあらゆる音が消えてしまった――。ゴエモンとは何者なのか? ゴエモンを利用して世界を動かそうと企む人間達の思惑が絡み合い、事態は思わぬ方向へと転がり始める。極上の笑いとSFだけが描き得る真の恐ろしさが同居する、異色の傑作長編!
  • 10,120(税込)
    著者:
    平井和正
    イラスト:
    生頼範義
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あの名作が電子書籍限定で、合本版として登場! 「幻魔」と正義の超能力者の戦いを描く壮大な物語が、今、幕をあける――!

    パリからニューヨークへと向かう飛行機に一人の美女が座っていた。トランシルヴァニア国のルナ姫。彼女は未来透視の才能を持つミスティック(神秘家)だった。精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、強烈な衝撃が遅い、膝の上の水晶玉が炸裂した。「――落ちる!」彼女の絶叫の直後、凄惨な現実が訪れる。それは、地球征服を企む宇宙の破壊者「幻魔」との戦いの幕開けだった。「幻魔」には、いかなる近代兵器も用をなさない。対向しうるのはただ一つ、エスパー(超能力者)の力のみ。ルナ姫は宇宙戦士ベガとともに、世界中から有能なエスパーを探し集める。その中に、日本の高校生・東丈がいた――。宇宙の邪悪な存在に敢然と立ち向かう正義のエスパーたちの活躍を描く、壮大な宇宙ドラマが、今、はじまる! 本書は『幻魔大戦』第1巻から20巻までを1冊にまとめた合本版です。
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幻魔に打ち勝つ唯一の方法、光のネットワークを完成させよ! SF作品の金字塔、シリーズ第16弾!

    主催の東丈が不在のまま継続された「GENKEN」のセミナー。井沢郁江の強力な人心掌握術を目の当たりにし、その独断と専行に一部の幹部会員からは反発が出てきた。秘書室の幸代が、会長の丈が不在の間は、何事も幹部会員の合議制で決めるべきだと郁江を非難すると、これに対し郁江は、自分が丈から会の運営を任されたのだと告げた。ショックを受けた幸代は血相を変えて部屋を飛びだしていった――。その時、入れ違いに入ってきた田崎と白水が、恐るべき情報を持ち込んできた……! 幻魔に打ち勝つ唯一の方法、光のネットワークは完成できるのだろうか? SF作品の金字塔、シリーズ第16弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    人類は、このまま滅亡への一途を辿るのか――? 戦慄のシリーズ第12弾!

    幻魔・江田四郎に軟禁され悪の洗脳を受け、今やその手先となっているはずの久保陽子が戻ってきた。彼女は、幻魔から送り込まれたスパイなのか――?! 抵抗なく陽子を受け入れる「GENKEN」の仲間もいたが、古い会員はみな動揺し、なかでも丈の秘書・由紀は激しい胸騒ぎをおぼえていた……。愚かな過ちを繰り返し、滅亡への一途を辿る人類に警告を送る、戦慄のシリーズ第12弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ますます白熱! 幻魔の卑劣な妨害工作に、「GENKEN」は……? シリーズ第11弾!

    広大な宇宙で、数百億年もの間続いている大規模な戦闘。それは、凄まじい破壊力で全宇宙を壊滅させようとする暗黒の軍団「幻魔」と、宇宙を守るために立ち上がった「大連名」との戦いである。いかなる兵器も通用しない幻魔に、ただ一つ対抗しうる手段は、超常能力の結集。驚異的な念動力を持つ日本の高校生東丈(あずまじょう)は、超能力者たちのリーダー・ルナ姫の啓発で、幻魔の侵攻を人々に知らせる組織「GENKEN」を創設した。丈の魅力に惹かれ、多くの人が集まり、組織は急速な発展をみせたが……。ますます白熱する幻魔との戦いを描く、シリーズ第11弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    組織の存亡にかかわる、最大の危機! 丈は、どう乗り切るのか? 息もつかせぬシリーズ第13弾!

    「GENKEN」の事務所に屈強な4人の男が入ってきた。鋭い目つきや黒い背広で、一目でその筋の者と分かる。ひときわ貫禄のある男が丈に会いたいと申し出た。以前、郁江と高鳥に痛めつけられた手下のことで、因縁をつけに来たのだ――! 男は素直に応じなければ、会の醜聞にして外部に流すと脅し始めた。怯えきった受付の女性たちが身を震わせているところへ現れたのは、当の郁江だった。一瞬のうちでその場の様子を察知した郁江がとった行動とは……? GENKEN存亡の危機に、丈はどうするのか……? 息もつかせぬ、シリーズ第13弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    「真の救世主」あらわる――!? 丈に新たな脅威が襲いかかる。SF超大作シリーズ第19弾!

    身体を投げ出して隷従を誓う川村蓉子を冷然と見下ろしていた高鳥慶輔の内に、力強い誇りと昂ぶりが湧き上がってきた。高鳥は真剣に世界の帝王たることを欲し、すべての人間を跪かせたいと望んだ。その時、突然体が炎を発したように熱くなり、やがて彼の体内から何かが急速に喉へせり上がってきた。驚き見上げる蓉子の前にバラバラと吐き出された異物。それは、黄金色に輝く円球だった――。「真の救世主」と自認する高鳥慶輔の恐るべきパワー。東丈を欠く「GENKEN」の前に、新たな脅威が……! SF超大作シリーズ第19弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    いよいよ終末が近い。切迫した人類の危機を救えるか――?! 傑作シリーズ第14弾!

    郁江が指定された通り、コイン式望遠鏡で景色を眺めていると、突然背後で声がした。「何か面白いものが見えますか?」幻魔が現れたのだ! 振り返ろうとする郁江を制して、幻魔は望遠鏡を正面のビルの屋上へ向けさせた。あっという声が郁江の喉から漏れる。レンズ越しに郁江が見たものとは……?! じわじわと忍び寄る幻魔の魔手。切迫した人類の危機に、丈はいかに立ち向かうのか?! 大人気シリーズ第14弾!
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ハルマゲドンは近い――。いよいよ近付くクライマックスに、目が話せない! シリーズ第18弾。

    旧約聖書で「主の日」と呼ばれる人類滅亡の日――、すなわちハルマゲドンの予告は、過去にも数多くなされてきた。「主の日」はノアの大洪水、ソドムとゴモラの滅亡、そしてバビロン壊滅という形で現れ、その預言はいまだに有効である。その日が訪れるのは、必ず驕り高ぶった不遜な人類、道義的に腐敗しきった人間たちに対する神の怒りが頂点に達した時だ。そして、「主の日」こそ救世主再臨の日であり、同時にサタン再臨の日でもあるのだ! 物質文明に毒され、心の貧困に陥った人類に、滅亡をもたらす「主の日」が迫る……。目が離せないシリーズ第18弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ついに、「GENKEN」の中心的メンバーにも魔の手が迫る……。先の読めないシリーズ第15弾!

    「GENKEN」のセミナーに、苛立たしい不快な緊張感が横溢していた。丈が渡米の準備で夜のうちに出発し、セミナーが丈抜きで行われるという噂がもっともらしく流れ、セミナーどころではなくなってしまったのだ。だが、この混乱を見事にしずめた者がいる。井沢郁江だった――。彼女は巧みな話術で聴衆を自在に操り、人々を完全に魅了してしまった。そして、今、会の中心的メンバーに魔の手が迫る……。大好評のシリーズ第15弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ついに、幻魔の標的が明らかに――? 息もつかせぬ展開が繰り広げられる、シリーズ第17弾!

    丈の秘書を解任された由紀は、後任に郁江が選ばれた事実に落胆し、込み上げてくる虚しさに、無性に酒が飲みたくなった。自分に落ち度があったとは、どうしても思えない――。おさまらない気持ちを胸に、由紀は立て続けにグラスを空けた。だが、泥酔してマンションの自室に戻った彼女に恐るべき事態が襲いかかる。残虐極まりない、あの暴力団の幹部・矢頭が待ち伏せしていたのだ! 幻魔の標的は、由紀だったのか? 息もつかせぬ展開が繰り広げられる、シリーズ第17弾!
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    光のネットワークは果たして完成するのだろうか? 読者待望の第20弾、シリーズついに完結!

    井沢郁江の主導で運営される「GENKEN」は、次第にまとまりに欠け始めた。郁江の親衛隊ができ、彼らが会の内外に対して横暴な行動をとるようになったのだ。郁江自身も丈から託された重責と焦りのためか、持ち前の軽妙さが影をひそめ、エキセントリックな面が目立つようになっていた。郁江の立場を理解しながらも、無名塾のメンバーを中心に、会のあり方に対する批判が出始める。そうしたさなか、丈の姉三千子が警察から呼び出しを受けた――。揺れ動く「GENKEN」。光のネットワークは、果たして完成するのだろうか……? 壮大な物語が、ついにここに完結! シリーズ第20弾!
  • 264(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    若き青年の迷いと焦燥を壮大な宇宙のスケールで描き切る、傑作シリーズ第5弾!

    高校生の超能力者東丈(あずまじょう)は、ごく短期間のうちに見違えるような人間的成長を遂げた。彼が主催する「GENKEN」は瞬く間にその規模を拡大した。だが、全宇宙的な脅威である幻魔の地球侵攻を真に理解する者は少なく、組織の巨大化に伴って利権を狙う劣悪な大人の会員も存在した。そんな中、新支部結成の幹部会席上で、丈が怒りをあらわにすると、信じられないような現象が発生した――。圧倒的人気を誇るシリーズ第5弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    凶悪な幻魔の攻撃で仲間に危機が訪れる! 傑作シリーズ第9巻!

    午前2時、突如ぶんという不快な唸りが部屋を震わせた。荒々しい邪悪な波動が体当たりするが、丈が築いた力場はびくともしない。やがて、青黒い鱗をもった恐竜のような顔が闇の中に浮かび始めた。その顔見た瞬間、丈は思わず息を呑んだ――! 凶悪な幻魔の手から仲間を救おうとする丈たちに最大の危機が訪れる! 緊迫のシリーズ第9弾!
  • 308(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ついに、幻魔が地球へ侵攻。苛烈な戦いに挑むエスパー戦隊の活躍を描く、名作SFシリーズ第3弾!

    「あっ!」丈の唇から、激しい驚愕の叫び声がほとばしった。女性の鋭い悲鳴が丈の超常感覚を呼び覚ました。ルナ姫がテレパシーで救いを求めているのだ。「姉さん、王女を助けにアメリカに行く!」そう言うやいなや、丈はいかなる高速ミサイルも及ばぬスピードで飛翔し、残像を残して消えた――。ついに開始された邪悪な幻魔の地球侵攻に、正義の戦いを挑むエスパー戦隊の壮絶な戦いを描く、大人気シリーズ第3弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    新たな仲間を得て活気づく丈たちを、エスカレートした幻魔の攻撃が襲う! 話題の宇宙ドラマシリーズ第8弾!

    講演会の大成功により「GENKEN」に素晴らしい人材が加入した。テレパシスト(遠感能力者)の由紀。新たなメンバーの登場で、組織は活気づいていった。そんな中、恐るべき幻魔の魔手が、丈のアシスタントの郁江を襲う。丈と仲間たちは、全エネルギーを注ぎ込み立ち向かうが……!? 強力な超能力者を味方に得て、正義の戦いを挑む丈の活躍を描く、シリーズ第8弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    強大な力を持つ丈の周囲が、少しずつ変わり始める。大きな力を得た時、人は、そして社会はどうなっていくのか……。大好評シリーズ第4弾!

    高校2年生の超能力者・丈の周囲には少しずつ変化が生じていた。なぜか彼の回りに人が群がり始め、やがて「GENKEN」と呼ばれる組織が結成されたのだ。驚異的な勢いで広がり始めたこの組織を、全人類的な愛の結束にまで高め、幻魔の侵略に対抗しようと考えていた丈。しかし、彼の目の前に強力な邪魔者が現れた……! 壮大な宇宙ドラマを通して人間の本質を描く大好評シリーズ第4弾!
  • 264(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    あの名作が電子書籍に初登場! 「幻魔」と正義の超能力者の戦いを描く壮大な物語が、今、幕をあける――!

    パリからニューヨークへと向かう飛行機に一人の美女が座っていた。トランシルヴァニア国のルナ姫。彼女は未来透視の才能を持つミスティック(神秘家)だった。精神を集中して予知夢の世界に入った彼女の意識を、強烈な衝撃が襲い、膝の上の水晶玉が炸裂した。「――落ちる!」彼女の絶叫の直後、訪れた凄惨な現実とは?! 宇宙の破壊者「幻魔」とルナ姫を中心に結束する正義のエスパー(超能力者)の戦いを描く壮大な宇宙ドラマ、いよいよ開幕!
  • 264(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    今、明らかにされる丈の出生の秘密……。物語はいよいよ新しい局面へ! 大人気シリーズ第6弾!

    顔面に投げつけられたウィスキーグラスを難なくとらえ、一滴もこぼさずに卓上に戻す丈。その秘められた力を目の当たりにした父・龍之介は、驚嘆の物語を語り始める……。丈の出生の秘密、そして驚くべき幼少時代のエピソードとは――? 壮大な現代の黙示録、シリーズ第6弾!
  • 264(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    世界の名だたるエスパーたちの中に、一人の日本人高校生がいた。東丈(あずまじょう)。彼が、宇宙の歴史を変えていく――。

    地球征服を企む宇宙の破壊者「幻魔」。その尖兵が早くも地球に侵入していた。幻魔軍団には、いかなる近代兵器も用をなさない。対向しうるのはただ一つ、エスパー(超能力者)の力のみ。ルナ姫は宇宙戦士ベガとともに、世界中から有能なエスパーを探し集めていた。その中に、日本の高校生・東丈がいた――。宇宙の邪悪な存在に敢然と立ち向かう正義のエスパーたちの活躍を描く、壮大な宇宙ドラマ第2弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    幻魔の手先との壮絶な戦いを繰り広げる、姉と弟の活躍を描くSF超大作第7弾!

    まがまがしい祭壇の上に、純真な少女が全裸で横たえられている――。幻魔に憑依された江田のあまりにも卑劣な行為を目の当たりにした丈の姉・三千子。怒りに熱くなったその全身から、凄まじい火炎が放射され、江田の顔面は熱で溶解しはじめた。その中からあらわれた異形な物の不気味な素顔とは――?! 妖しい力をみにつけ、丈の活動を妨害する幻魔の手先と、これに敢然と立ち向かう丈と姉の三千子の活躍を描いたシリーズ第7弾!
  • 286(税込) 2024/5/23(木)23:59まで
    著者:
    平井和正
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    姿を消した郁江の運命は? 目が話せない話題のシリーズ第10弾!

    「郁江が病院からいなくなりました――」電話を受けた三千子は衝撃を受けた。幻魔の仕業ではないか。もし、そうなれば、丈が報復のためにその巨大な超能力を行使しかねない。幻魔と力と力の対決になれば、丈は圧倒的な勝利を得るだろう。だが、幻魔の目的は暴力的な低次元の戦いに丈を引きずり込むことである。三千子は一人、恐ろしさを噛みしめた……。目が話せない、シリーズ第10弾!

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