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『24H限定!6万点以上コイン40倍、半村良(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全122件

  • 528(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ひき逃げ事故をきっかけに〈地上の楽園〉をめざす組織の存在を知った男。古代から続く巨大な闇の力とは

    深夜、伊沢邦明は暴走族によるひき逃げ事故を目撃した。しかも被害者は、行方不明になっていたかつての上司であった。助けを求めに走った伊沢が現場に戻ってみると誰の仕業か、事故の痕跡はあとかたもなくかき消されていたのだ。この事件をきっかけに、〈地上の楽園〉建設をめざす組織の存在を知った伊沢の前に、次々と不思議な出来事がくりひろげられていった。そして、その背後には、古代から生きのびてきた巨大な闇の力が地底世界からよみがえり、不気味な活動を開始していた。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 『亜空間要塞』は実在し、そこを訪れたことがあるという男が出現。作者自身も大変な事件に……

    ある日、私、半村良の本を読んだという男が訪ねてきて驚くべき事を語った。それは、まったくの空想で私が考え出した世界『亜空間要塞』は実在し、彼自身も小説の登場人物として亜空間要塞に行ってきたという……。以来私は、なぜ『亜空間要塞』を書き上げたのかを知ろうとする宇宙人に追いまわされるはめになった。そして、とうとう私までが自分の作品の世界に足を踏み入れることになってしまったのだ! 奇想天外なSF世界を展開しながら作者自身の内面を語る『亜空間要塞』の続編。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    地球を侵略した宇宙人の極秘基地、亜空間要塞の存在は真実なのか。世界の怪現象の謎が語られる

    あなたは、亜空間要塞という存在を信じられるだろうか。それは、侵略宇宙人が地球に据えつけた基地で、あなたのすぐそばに、あるかもしれない。――SF好きな四人組の前に、二十数年間も行方不明だった浄閑時公等が突然出現した。出現の謎の解明に向かった彼らに、突如、UFOの怪光線が襲いかかり、気がつくと“ジョーカンジー”と呼ばれる神がまつられた異次元空間に漂着していた……。鬼才、半村良があらゆるSF的世界の怪現象を雄大に描いた大冒険SF。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 歴史は我々に何をさせようというのか?

    日本海側で大演習を展開していた自衛隊を、突如<時震>が襲った。突風が渦を巻きあげた瞬間、彼らの姿は跡形もなく消えてしまったのだ。伊庭三尉を中心とする一団は、いつの間にか群雄が割拠する戦国時代にタイムスリップし、そこでのちに上杉謙信となる武将とめぐり逢う。 <歴史>は、哨戒艇、装甲車、ヘリコプターなどの最新兵器を携えた彼らに、何をさせるつもりなのか。日本SF界に衝撃を与えた傑作が新装版で登場。
  • 770(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: ちくま文庫
    出版社: 筑摩書房

    粋なやつ、不器用なやつ、土地っ子、よそ者……、色とりどりの人間模様が見られる東京浅草。その奥深さに、作家自らも吸い寄せられてゆくかのように書かれた連作小説全12話。SFから時代小説まで幅広い作品を残した半村良。彼が愛した昭和末年の浅草を舞台に、なさけ、酒、色恋を実際の風物を織り交ぜながら描いた人情小説の最高傑作。
  • 880(税込)
    著者:
    宇治谷順
    原案:
    半村良
    レーベル: Benjanet
    出版社: Benjanet

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!6巻あらすじ:【完結編】1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!6巻あらすじ:自衛隊と海兵隊の最後の戦いの火ぶたが切り落される!最後に勝つのはどちらか!?そして、島たち自衛隊戦士の未来は・・!?
  • 時は慶長、徳川との雌雄を決する大坂の陣が迫る中、豊臣方の起死回生策が密かに進行していた。かつて太閣の金塊移送に関わった牢人・鈴波友右衛門への新たな密命は、信長の血をひく美童・三四郎の会津への護送であった。背後で糸をひく豪商・今井宗薫、真田衆の猿飛佐助、霧隠才蔵、さらに猿渡一族とは……。壮大な構想で関ヶ原後の暗闘を描く鬼才・半村良の大河時代小説、、全3作が合冊版で登場!
  • 神道とともに発生し、超常能力をもって歴史の闇で暗躍してきた異端の集団・鬼道衆。彼らの出没する処、必ず戦乱と流血、姦と淫が交錯する。八代将軍・吉宗が退いた今、鬼道衆の跳梁が再び開始された!人類の破壊と再生を壮大なスケールで描く大河伝奇巨編、全3作が合冊版で登場!
  • 880(税込)
    著者:
    宇治谷順
    原案:
    半村良
    レーベル: Benjanet
    出版社: Benjanet

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!5巻あらすじ:「とき衆」の島左近は、徳川秀忠が大坂決戦に踏み切ったのは、徳川軍とアメリカ軍が同盟をまだ結んでいるからだと想定し、自軍の近代兵器を使うタイミングを見計らっていたが・・。
  • 880(税込)
    著者:
    宇治谷順
    原案:
    半村良
    レーベル: Benjanet
    出版社: Benjanet

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!4巻あらすじ:豊臣秀頼の狙撃に失敗して、徳川に捕らえられた大賀を救うために、島左近たち自衛隊員たちは決死の救出作戦に出る。その頃、徳川幕府二代目将軍となった秀忠は「大坂」との開戦準備を進めており・・。
  • 880(税込)
    著者:
    宇治谷順
    原案:
    半村良
    レーベル: Benjanet
    出版社: Benjanet

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!3巻あらすじ:同時期にタイムスリップしたアメリカ軍との壮絶な「関ヶ原の戦い」で、形勢不利となった自衛隊員たちは薩摩に潜んでいたが、徳川家康の全国支配が進むにつれて再び過酷な歴史の波に翻弄され始め・・。
  • 550(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    昭和二十年三月十日、空襲の劫火をくぐりぬけた戦災孤児の健は、いつしかすべてをなめつくす美しい炎の妖しい魅力にとり憑かれていた……。戦争の傷痕を背負った人間の哀しみと異常な心理を描く表題作、夜になると家族が次々に箪笥に上って座りこむ、能登の民話にヒントを得た奇譚「箪笥」ほか、摩訶不思議な世界への扉を開く異色短篇「白鳥の湖」「森の妹」「ちゃあちゃんの木」「逃げる」「散歩道の記憶」を収録。自らの体験を背景に据えて、短篇の名手が紡ぐ妖(あやか)しの世界。
  • 495(税込)
    著:
    半村良
    レーベル: 文春文庫
    出版社: 文藝春秋

    湖上祭りに浮き立つ山間の町を離れて、車で東京へ向った伊島と婚約者敬子は、夜とともに白い霧の森に迷いこむ。渦巻く濃密なガスを押しのけて、突然フロント・フードの上に飛び乗ったのは、なんと牙をむき出した一匹の豹だった。さらに森の奥へと進んだ二人は、見るも無残な光景を見た。その“事件”が平和な地方都市に、どのような波紋を投げかけるのか……。現代の恐怖をリアルに描く異色のSF中篇に、ふとしたことで「異次元空間」を垣間見てしまった画家の奇譚「虚空の男」を併録。
  • 880(税込)
    著者:
    宇治谷順
    原案:
    半村良
    レーベル: Benjanet
    出版社: Benjanet

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!

    1979年&2005年に映画化された大ヒット小説「戦国自衛隊」にインスパイアされた衝撃の続編が、結末を書き換えた新版となって電子書籍に登場!2巻あらすじ:「関ケ原の戦い」において西軍についた自衛隊の前に立ちはだかったのは、東軍と行動を共にしたアメリカ軍であった・・!
  • 平和の民・アム族と超能力集団・モアイ族は、聖なる土地ラ・ムーをめざし、果てのない旅を続ける――。壮大な大河ロマン18巻を1冊にまとめた合本版!

    かつて、南太平洋には巨大な大陸が存在していた。それはムーと呼ばれていた。そこには、想像を絶するほど高度に完成された一大文明が栄えていた。だがある日、広大で肥沃な土地に住み、完成された国家を持ち、平和な日々を送るムーの人々を、突然の災厄がおそった。大地震、大洪水、そして火山の爆発があいつぎ、そこに栄えたあらゆるものを、跡かたもなく海中に没し去ってしまったのだ――。失われた大陸・ムーの誕生から滅亡に至る2000年の歴史を描く大河ロマン。2002年に作家が永眠するまで書き続けられた畢生の一大叙事詩18巻を1冊にまとめた合本版!
  • 374(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    日本政府は石油利権を保護する名目で派兵を強行。〈戦争の危機〉が近づいていた!

    ――それは、時代の曲がり角をはっきりと象徴していた。昨夜、寝室でその女を抱いて寝た男は“軍靴”をはいた男だった。〈戦争〉に虐げられた、あの忌わしい記憶がよみがえってきた……。すさまじい日本経済の海外進出は、インドネシアに政情不安を起こした。政治は腐敗堕落し、むき出しの反日感情が昂まった。日本政府は、西イリアンの石油利権を保護する名目で派兵を強行。既成事実がつくり上げられ、刻々、〈戦争の危機〉が近づいていた! どす黒い現代の恐怖感を描いた、著者会心の長編小説。

    カバーイラスト/杉本 一文
  • 夢にでてきた血まみれの手をした男が現実の中に出没し始めた。平凡なサラリーマンを襲う悪夢

    男はひんぱんにうなされていた――彼のみる夢の中には恐ろしい顔をした男が現れ、彼の前に仁王立ちになるのだった。その男の両手は、たった今まで人間の内臓をかきわけていたかのように血にまみれている。そして今、その血まみれの手の男が現実の中に出没しはじめた。「俺は気が狂ったのか……?」広告代理店に勤め、家庭を愛する平凡なサラリーマンを襲った悪夢の正体は何か? 直木賞受賞作家が描く、戦慄と恐怖のスリラー・サスペンス。表題作ほか「血霊」「自恋魔」など4編収録。
  • 本能寺、関ヶ原、幕末、動乱期に暗躍した謎の〈ヒ〉一族を軸に、日本史を見直す壮大な伝奇長編

    本能寺・関ヶ原・幕末そして戦後……日本歴史に記録されているいくつかの動乱期。そこでは必ず謎の〈ヒ〉一族が暗躍したと伝えられる。三種の神器を用い、人智を超えたその特殊能力を駆使して動き回る〈ヒ〉。そして今、時は戦国、一族の長、随風は信長に天下を取らせるべく活動を開始、白銀の矢となって全国の忍びのところへ飛んだ。数百年にわたる〈ヒ〉一族の運命を描き、日本歴史に新角度から壮大な構想で切りこむ著者会心の長編伝奇SF。第一回泉鏡花文学賞受賞作品。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 638(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    突然姿を消した妻の行方を捜す夫。彼の行く手に出現する“光る苔”の謎。愛と陰謀が渦巻く長編大ロマン

    周囲から嫉妬の目をむけられるほどの仲むつまじい若夫婦。だが、ある夜を境に、その妻が別れの手紙さえ残さずに姿を消してしまった。以来、仕事もやめてしまった夫は、妻を探す旅に出かける。そこで彼は、謎めいた動きをする巨大組織や、不可思議な事件に遭遇。あの妻に、かくされた別の世界があったのだろうか。最愛の夫さえ欺いて、果てしない逃亡の旅を続ける美貌の人妻、その手もとでひそやかな光を放つ“光る苔”とはなにか。愛と陰謀が渦巻く長編大ロマン。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 528(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    政財界の黒幕、UFO、遮光器土偶と火焔土器、すべてが十和田湖畔の黄金に結びついたとき……

    政財界の黒幕として君臨し、総理の首さえ簡単にすげかえてしまう怪人物栗栖重人。その彼の大邸宅から或る夜、円盤が飛び立つのが目撃された。円盤と彼の間に、どんな関係があるのか。一方、栗栖の秘密を探る人々が謎の遺物と言われる遮光器土偶と火焔土器を手掛りに辿りついたのは、十和田湖畔の山深くにある、天然のものとは思われぬ大洞窟と、そこに眠る莫大な黄金の山であった。常に人の心をとらえて離さぬ黄金伝説をテーマに、雄大な構想で描く傑作長編「伝説シリーズ」第一弾。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 迷子の宇宙人をマスコミから守り、遭難した仲間の宇宙人救出に団結する人々の心暖まる活躍

    真夜中、安アパートの裏庭に異常な衝撃を起こし、UFOが不時着した! 中からはい出てきたのは迷子の宇宙人宙(チュー)さん。彼をマスコミ攻勢から守り、一緒に遭難した宇宙人仲間の救出に一致団結して協力する人々との、心暖まる宇宙的交流を描く表題作。“地球最後の日がきても、お前だけは助けてやろう”という悪魔の囁きにすがったために、とてつもなく高い代償を払わなければならなかった人類の悲劇「悪魔の救済」ほか8編を収録した傑作SF短編集。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    源平の合戦にまつわる伝説の〈嘆き鳥〉を右肩の後に痣として背負う男の奇想天外な運命

    自家用運転手浜田五郎は、ある春の日の午後、銭湯の主人から、自分の右肩の後ろにある大きな痣が、〈嘆き鳥〉と呼ばれることを教えられた。嘆き鳥……それは、源平の昔、壇の浦の合戦に敗れた平時忠を能登の配所に導いたと伝えられる鳥の名だった……。浜田と恋人敏子の運命をあやつる痣の秘密とは何か? 奇想天外なSF的結末。平家物語に想を得た奔放なロマンのうちに、現代の若者の夢と生活を鮮やかにとらえた傑作小説。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 528(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    大手製薬会社の新薬開発に秘められた古代神社群の謎。広告代理店の社員が巻き込まれた恐るべき世界

    広告代理店の社員佐伯は大手製薬会社に烈な売り込みをはかり、会長に面会する機会を得た。ところが、同席した老人が突然暴漢に射殺された。この事件をひた隠しに隠そうとする製薬会社、そして沈黙を条件に広告契約をまとめようとする佐伯の周辺に相次ぐ殺人。すべてはこの製薬会社が新しく開発を始めた薬品に関係しているらしい。しかもその背後には、古代の神社群が影絵のように浮かびあがるのだが……。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 謎の一族〈ヒ〉の自覚を持った土佐の坂本という青年が新しい日本を目ざす。数百年にわたる壮大な裏日本史

    日本歴史の動乱期には必ず出現し、暗躍する謎の〈ヒ〉一族。彼らは三種の神器を用い、人智を超えた特殊能力を駆使して動き回った。その秘密を知った徳川家康は、戦国の世を勝ち抜き、三百年にわたる治世の基盤を築いた。だが、平和が続きすぎ、そのため世の中に悪の翳りが見えはじめた時〈ヒ〉の自覚を持った土佐の青年坂本龍馬が新しい日本を目指し立ち上がった。数百年にわたる〈ヒ〉一族の運命を壮大な構想で描く長編伝奇SF。第一回泉鏡花文学賞受賞作品。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 440(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    銃で撃たれながらも驚異的回復力を見せる幼なじみ。以前から彼には得体の知れないところがあったのだが

    私がバーでマネージャーをしていたある日、突然チンピラが乱入し店内で発砲した。撃たれたのは幼なじみの谷口怜悧男。しかし彼は、重傷を負ったものの、超人的な回復力をみせたのだった。以前から、怜悧男にはどこか得体の知れないところがあったのだが……。怜悧男が背負う驚くべき出生の秘密が明らかにされていく――。不思議な男とのかかわりを半自叙伝風に綴る、伝奇ロマンの秀作!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    スケープゴートで延命を図る保守政権に“嘘部”一族の知恵と策謀が挑むシリーズ第3弾

    エリート中のエリートだけが宿泊を許される伊東の名門ホテル。そこに日本の政財界を動かす3人の男達が顔をそろえていた。偶然をよそおった出会いだったが、裏側には権力への激しい執念がどす黒い渦を巻いていた。“汚れきった保守政権は、いまや国民に見放されている。思い切ったスケープゴートをささげ、大衆の信頼を回復しなければ、現体制と我々は破滅だ。”知恵と策謀が火花を散らして斬りむすぶ時、嘘部の末裔“黒虹会”が日本の将来を賭けた大作戦を開始する。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    我が国の歴史と政治を動してきた謎の集団“嘘部”が現代日本で活動を再開した

    天才的な嘘つき浅辺宏一の前に、そんな彼の才能を必要とする秘密組織があらわれた。それは古代より日本の歴史を陰からあやつる謎の一族“嘘部”の集団〈黒虹会〉だった。そして彼もまた闇の中につづく血筋の一人であることを知らされた。――現代によみがえった“嘘部”の活動が開始され、日本の永続的繁栄を目指した雄大な嘘が、いまや国際的なスケールで展開されていった……。日本の歴史と政治の暗部にするどく切りこんだ、著者会心の嘘部シリーズ第1弾!

    カバーイラスト/杉本一文
  • 440(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    ある朝、薄気味悪い尾を持つ〈有尾人〉を見分けられるようになった男。現代の悪魔狩りを描く長編

    ある朝、神崎順一郎は来ているはずのない伊東のホテルで目ざめた。しかもポケットには“G・O・D”と記された一枚の奇妙なカードが入っていた。これは何だ。どこで手に入れたのだろう。――だがこの日から、彼は不思議な力を持つようになった。まるで悪魔のように薄気味悪く、いやらしい尾をたらした“有尾人間”が見分けられるようになったのだ。そして彼等に出会った時、神崎はいつの間にか襲いかかり、首を締めあげていた。鬼才が現代の悪魔狩りをテーマに描く、会心の伝奇長編。

    カバーイラスト/杉本一文
  • かつて国際商社マンだった男が北方領土近くの小さな漁港に。CIAと関わっていた男の過去が甦る

    大倉治郎、48歳。かつては国際商社マンとして活躍した。今は第一線を退いて欧亜商事札幌支店苫小牧出張所の所長をしていた――が、元CIA要員、クロフォードからの電話でたちまち過去へと引き戻されてしまう。北方領土の近く、真琴内という小さな漁港で不穏な動きがあるという。謀略阻止の依頼だった。昔の仲間“ジャン”も駆け付けた。過去の罪を背負ったまま生きていた大倉は、自分の死に場所を求めるようにして真琴内へと向かう。
  • 440(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    嵐の海から現れた記憶喪失の男は海辺の一家を惨殺し東京へ――。突然の恐怖を描く傑作群

    大暴風の襲来に荒れ狂う海。その中に浮かんでいた一つの生命が、波が激しく打ち寄せる岸壁を這いのぼり、近くの家に助けを求めた。それは記憶をなくした全裸の男だった。彼は、温かく迎え入れてくれた一家をまたたく間に惨殺し、東京へ向かった。なぜ、そうするのか、彼にはまるでわからなかった。ただ、そうしなければならぬような指令が、どこかから与えられるのだ。その命令者とは……。そして男は誰なのか……。現代社会の中に突然ひらく、恐怖のかずかずを描く傑作群。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 396(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    超能力研究家と出会った時から、美女と贅沢に囲まれて一変した私の生活。でも私の能力とは?

    人の欲望には限りがない。金がなければないで、より高望みをするものだ。例えそれが空想の世界のものであっても――。 倒産寸前の木工所に勤める紬康平は、ある日銀座通りで一人の男に声をかけられた。男は超能力の研究家と名乗り、康平の特殊な能力を調査したいという。そして男が主宰する研究所に職場を移してから、康平の生活は一変した。贅沢な毎日と、彼を取り巻く美女たち。彼の持つ特殊な能力とは何だったのか。表題作ほか、日常性の裏側にある魅惑の世界を描く5篇を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 726(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    神々がくりひろげる壮絶な戦いに巻き込まれた男の活躍を、雄大なスケールで描くスペース・オペラの傑作長編

    不動産会社のセールスマン岩井は、ささやかな夢をたくした一枚の宝くじで、なんと一千万円を当ててしまったのだ。だが、その瞬間から、本人でさえ気づかぬほど少しずつ、彼の周囲が変わりはじめた。誰かが、彼の生き方をあやつっているのか……。恐るべき霊感を持つ易者、そして神秘な宗教団体とめぐりあううち、次第に別の世界へ足を踏みこみ、そこでくりひろげられる神々たちの壮烈な戦争にまきこまれていった。壮大なスケールで描くスペース・オペラの傑作。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 時間を支配する女神像を返してほしい――突然訪れた二人のアフリカ人が妙なことを言い出した

    ある日、私の仕事部屋を二人の黒人が、わざわざアフリカから訪ねてきた。彼らは私に、時間を支配する女神「セルーナ」の像をかえしてくれというのだ。すべてが初耳で、何が何やらわからぬ私に、彼らはその気になるまで、いつまでも待っていると言って帰っていった。ところがその直後、私の旧友がアフリカ旅行のみやげと言って、セルーナの女神像らしい木彫りの人形を持って現われたのだ――。表題作ほか、日常生活の中に起こる奇妙な話を描く傑作短編八篇を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • ラーメン屋の女の子の依頼で調査を開始した探偵局の面々、しかし何かおかしい。東京・両国が舞台の人情探偵劇

    下町(しもまち)探偵局、ところが東京・両国にあるところから人呼んで下町(したまち)探偵局。仕舞屋(しもたや)の二階でひっそりと開業中。久しぶりに登場した依頼人は、なんと顔見知りのラーメン屋の出前の女の子。実は、ある大金持ちの家にお手伝いさんとして転職したいので、そのお屋敷の内情を探ってほしいというのだ。さっそく、調査は開始されたが……待てよ、なんとはなくオカシイゾ。探偵局の面々に、大家のお婆さんや下駄屋の悠さんが絡まってくりひろげる人情探偵劇。
  • “自殺村”と称される奇妙な村に興味を持った男は、古事記と村の関係に気づくのだが

    ある時、商社マン室谷は知り合いのデザイナー久子が“自殺村”と称される奇妙な村の出身である事を知らされた。人づき合いが苦手で、古代史やら民俗学の本を読みふける彼は、その村が、古事記に由来する事に気づく。村人は先祖代々、自ら死に急ぎ、現在死に絶えていた。村は死者の国である黄泉の国と地形的につながり、彼の血筋もまた村人の秘密につながっていた……。奇想天外なストーリーの展開を示す表題作他、多元宇宙テーマの「二都物語」等を収めた半村良の傑作短篇集。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 374(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    優雅に暮らし遊ぶことだけを条件に一流商社に転職した男を待ち受けていたものは?

    中小企業のセールスマン駒井は、味けない毎日から抜け出たいと強く願っていた。そんな時、思わぬ幸運が舞い込んだ。一流商社から、ただ優雅に暮らし、遊ぶことだけを条件に、引き抜かれたのだ。都心に豪華マンションを与えられた彼は、とびきりの美人から奇妙な研修をほどこされた後、流行のファッションに身を包み、毎夜、一流のクラブに出入りするようになった。だが、享楽の果てに彼を待っていたものは……。表題作ほか、何げない日常生活にひそむ恐怖を描く力作5篇を収録。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 440(税込)
    半村良
    レーベル: 角川文庫
    出版社: KADOKAWA

    邪馬台国に繋がる黄金に隠された日本史の重大な秘密。“嘘部”一族シリーズ第2弾

    邪馬台国を取材中、親友の自殺を知らされた津野田は、その原因を探るべく調査を開始した。そして死の直前、彼もまた邪馬台国のありかを追って、国東半島を訪れていたのを知った。国東に向かった津野田は、そこで見た世界の金市場を牛耳る黄金商人の集まりで、日本歴史に隠された重大な秘密に気づいた。邪馬台国の秘密につながる莫大な黄金の夢を取り巻く人々と、背後に暗躍する“嘘部”一族。古代より、日本歴史を陰から動かす謎の一族嘘部の活動を雄大な構想で描くシリーズ第2弾。

    カバーイラスト/杉本一文
  • 突然暴漢に襲われ家探しされた探偵局、大事なものなどあるわけないが。心優しき下町の人々が綴る人情探偵劇

    下町(しもまち)が正式名称、だが東京・両国にあるところから、いつしか下町(したまち)探偵局が通り名に――。あまりはやらない事務所は仕舞屋(しもたや)の二階。一階は下町所長の御自宅。だがある夜、グッスリ寝こんだ所長を暴漢が襲撃したのだ。しかも事務所は家探しされてメチャクチャ。こんなにまでして狙われるものなんて、ココにはないはずだ。突然のハードボイルドに局員達の血が騒ぐ。矢でも鉄砲でも持ってこいってんだ! 心優しき下町の人々が綴っていく人情探偵劇。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    ガイアとは、地球生命圏全体を支配するものの象徴である。人間が急激に発展させた電磁波の利用により、動植物は本来の能力に重大な障害を起こし始めていた。一刻も早く問題を解決しなければならない。ガイアに選ばれし人間は、「感応」のみで意志を通じあうようになる。草木はいずれも「感応」だけで進化してきたのだ。新生命体は果たして実現できるのか…。著者の新境地が展開される異色作。
  • 715(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    廃墟から繁栄へ――「昭和」が移り変わるなか、孤児たちは弱肉強食の世界で才覚を発揮しはじめる。しかし、彼らを待ちうけていた悲しい別れ…。晴れた空のもとで巡りあい、苛酷な運命を乗りこえてきた級長、飴屋、ゲソ、マンジュー、アカチン、ルスバン、ニコ、バアちゃん、そしてボーヤに、それぞれの旅立ちの日が訪れた。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    どさんこ大将こと山丸常義。北海道の原野でツルハシ一丁で身を起こした怪男児。女をめぐるヤクザとのトラブル、一番橇での8人斬り、ダム工事現場での出入り、すさまじい闘いにみちた人生を歩み、道路、ダム、発電所、港湾など北海道各地の大工事を成し遂げる。男の中の男の半生を謳う一大叙事詩!
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    “見てみぬふり”“社長の兄貴”“マンションの蚊”……何かワケありのこの見出しだけで、どんなことが書いてあるのか読みたくなる辛口の面白エッセイ集。酢いも甘いもかみわけた著者の周辺と日常を、ちょっとしたエピソードを題材に味つけし、人生の機微を写しとった大人の読み物。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    貧農の子亥吉と捨て子の千造は青空寺子屋で読み書き躾を習い、十一歳にして江戸に発った。薬種問屋に奉公した亥吉の働きぶりは、若旦那の認めるところとなる。多角経営の一環として始めた小料理屋に派遣され、ここでも並々ならぬ腕を発揮、ついには店の運営までまかされるようになり…。半村良、最後の長編。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    天保の時代、江戸の町人たちは義理と人情を重んじていた。裏社会の闇に生きる盗賊たちも例外ではない。狙う相手は、不正に蓄財する大商人に、鼻持ちならない大名たち。様々な技を駆使し、人を殺めず華麗な「盗み」の職人芸を決めていく。白鳶の徳兵衛と幸手の惣右衛門という二人の大盗のもと、鉄の掟に生きる彼らの「粋」に命を張った生き様。盗賊たちの義理と人情を描く一味違う傑作時代小説。
  • 715(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    なぜか、東京大空襲のあとはよく晴れた日が続いた。終戦…その日もまた、青空だった。焦土と化したなか、戦争で両親を失った孤児たち8人の逆境に挑む人生がはじまった。けなげに、しかも逞しく生きぬく彼らを通して、疾風怒濤の「昭和」時代を描く。著者の記念すべき作品として、話題をよんだ感動の大河ロマン。
  • 715(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    孤児たちと特攻帰り、美しい戦争未亡人“お母さん”とその娘…総勢十一人は、やっとのことで上野の地下道から銀座の焼けビル暮らしに移った。だが、戦後の混乱期にあって命がけで生きのびるためには、あらゆることをしなければならなかった。そんな彼らを狙い、歴史の裏面でうごめく闇の力が密かに動きはじめた…。
  • 440(税込)
    著者:
    半村良
    出版社: 集英社

    発想はすべて億単位。戦後の焦土から、高度成長を経て、バブル経済がはじけた今日。その50年を全力で走ってきた男・坪内寿夫。伝説の再建王と呼ばれた四国の大将のケタ外れで情熱的な人生! 痛快人物立志伝。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    男はこう闘うんだ! 北海道日高山麗に、ひとりの怪童があらわれた。姓は山丸、名は常義。幼い頃から比類のない腕力と闘争心、統率力で大人たちからも一目置かれる少年だった。ケンカ、仕事、女……。あらゆる男の闘いに裸一貫、腕と度胸で立ち向う北海道の怪男児の凄絶な生きざまを描く熱血冒険小説。
  • 770(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    はるか古代から続く〈ヒ〉一族は、国が動乱期にさしかかると、特殊な能力を使って危機を救ってきたといわれる。その能力とは、御鏡、依玉、伊吹と呼ばれる三種の神器を使ったテレパシー、テレポーテーションであった。物語は戦国の世、織田信長の比叡山焼き討ちから始まり、関ヶ原、幕末、太平洋戦争、そして戦後の混乱期へと四百年の時を越える。歴史の襞の中で動く〈ヒ〉一族を圧倒的スケールで描くSF伝奇ロマンの傑作。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    フランス料理店“リトリート”のオーナーは、堂島といういぶし銀のようなシブーイ男。本業は貴金属商で、都内にいくつも店を持ち、業界ではかなりの大物だった。その彼のもとに、若くてハンサムな谷本修一が、時折ふらりと現れるが、いつも心憎いほどイイ女が寄り添っていた。……なにやらいわくありそうな彼等こそ盗みのプロフェッショナル。それもケタ外れの泥棒たちだった。彼等の華麗な冒険を描く痛快ピカレスクロマン。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    一時は盗賊に落ちた千造だったが、亥吉と再会するや、共に組んで商人道を歩むようになる。江戸庶民感覚の小料理屋と、食器専門店を繁盛させた二人は、さらに利幅の大きな新商売を画策。時代を一歩先取りした商いを自ら考えだし、次々とこれに挑戦していく。二人には十年先が見えるのだ。とうとう亥吉は町を束ねる要職にまで担ぎ出された。意地の商人道を描く痛快巨編。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    豊臣秀吉の小田原・北条攻めの先鋒となった徳川家康の戦いに従う、三河の雑兵、鈴木金七郎が物語の主人公。戦の中で次第に武士としての重要な役割を果たし始める。秀吉の戦勝後、家康は関東移封を命ぜられる。故郷に戻って帰農するか、新天地で武士として生きるか、金七郎たちは選択を迫られる。新天地を選んだ彼らは、最初の江戸っ子として新しい営みを始めることになる。
  • 935(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    アトランティス、暗殺集団、赤い酒場、巨石信仰、狼男、吸血鬼、不死の生命……。この本を手に取ったあなたは、これらの言葉からどんな物語を想像するだろうか。失踪した妻を捜し夜の街を歩く建築家・隅田、展示場から消えたアトランティスの壺を追うカメラマン・伊丹。彼らの周囲には、次第に不可解な出来事が起こり始める。一見脈絡のない事象を縦糸に、男女の愛を横糸に紡ぐ、半村良の伝奇ロマン。
  • 440(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    人生の八十八夜――思いっきり咲いてみたい。平凡なOL生活から、銀座のホステスに転身した加納妙子。美人でしかも新鮮な感じの妙子は、店の人々や客たちから歓迎され、次第に仕事に馴れてゆく。ホステスの生活が順調に進みはじめた頃、政財界の大物である市原弘道が彼女の勤める店にやってくる。そして、客たちのなかで、妙子に好意を抱く男たちがあらわれはじめた。
  • 605(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    特殊慰安施設協会(RAA)――太平洋戦争直後、進駐軍兵士の性の処理のため作られた施設である。日本女性の貞操を守る、という理由で、ダンサーや事務員の名目を使い若い女性を募集した。華やかな銀座のクラブのマダムたちにも、この施設の出身者がいたのだ。伝説的なママ、津島映子を中心に、自らの知恵と肢体を武器に生き抜く女たちの物話。
  • 440(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    八十八夜に花を咲かせた妙子は、やがて〈クラブ・88〉のママになった。女として、自分の人生を銀座の夜というキャンバスに大きく描いてみたい――。そんな妙子のまえに、日陰を歩いていても、一種爽やかな夢を抱いた男があらわれる。夜の戦場で、華やかに、そして哀しく咲いてゆく女たちの人間模様を描く半村良の長編ロマン・全四巻、遂に完結。
  • 440(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    女なら、自分のいちばん美しい季節に、思いっきり咲いてみたい。平凡なOL生活に別れを告げた加納妙子、23歳。夜に流されず、恋にも溺れず、銀座というキャンバスに自分の人生を描いてみようと決意したときから、妙子の新しい季節がはじまる……。女の戦場に織りなす人間模様を綴る長編ロマン。
  • 440(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    夏も近づく八十八夜。野にも山にも若葉がしげる。古い歌を口ずさむたびに、亡き母の言葉がよみがえる。「一年のうちで、いちばん美しい季節が八十八夜の頃。あなたの人生の八十八夜を大切に……」。加納妙子、23歳。この美しい季節を無駄にすごせない。殺風景なオフィス、平凡な男たち、ありふれたOL生活に別れを告げようと思った。
  • 556(税込)
    著者:
    半村良
    レーベル: 集英社文庫
    出版社: 集英社

    総理大臣が外遊する際、随行医も務める大町が新宿の高層街にクリニックをオープン。超マンモス都市での生活の中で、極度の緊張状態を強いられる現代人たちが、気軽にすばやく健康状態をチェックできないものか、というのが開院の動機だった。誰の故郷にもなり得ない街だが、そのクリニックには作家の頼永を始め、ジャーナリストなど、様々な人たちが気安くやってくるようになる……。
  • 半村良の悩みごと半分相談室。人間、生まれてきたことがごめんなさいなんだ。だから謝らなきゃしょうがない。謝りながら強くなっていく。人生なんてそんなものじゃないかな。

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