『BL スーツ、桜之こまこ(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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死神の手違いで死んでしまった青年は、霊界にも行けず死神が作ったアプリの中で魂だけ生きながらえることに…。それからまもなく、誰かがそのアプリをダウンロードしてくれて…。
死神の手違いで死んでしまった青年は、霊界にも行けず死神が作ったアプリの中で魂だけ生きながらえることに…。それからまもなく、誰かがそのアプリをダウンロードしてくれて、華奢な身体とかわいい顔立ち、そして「真央」という名前をもらった。ダウンロードしてくれたのはハウスメーカー勤務の営業マン、暁人。スーツの似合うイケメンだ。こうして真央は暁人がアプリを立ち上げるたび彼と会話ができるようになった。ところが、暁人が課金して真央の服を着替えさせた瞬間、真央はスマホから現実世界へと、暁人の部屋へと飛び出してしまう。どうやら課金すると一日限定で実体化できるらしい。真央は朝に晩に暁人とお喋りをして少しずつ彼のことを知っていき、時には課金して実体化させてもらい外でのデートを楽しんだり…そしてついにはエッチなことまでしてしまう関係になった。しかし、この課金システムには恐ろしい落とし穴があって…。 -
大手の電気通信会社でカスタマーサービスを担当する浅田智紀は、かつて自身の性的嗜好が原因で失態を犯した経験があり、以来、人間関係や恋愛に関してはひどく臆病になっていた。体だけの関係ならたくさん相手はいたが…。
大手の電気通信会社でカスタマーサービスを担当する浅田智紀は、かつて自身の性的嗜好が原因で失態を犯した経験があり、以来、人間関係や恋愛に関してはひどく臆病になっていた。体だけの関係ならたくさん相手はいたが、本気の恋愛は怖い――。だが、同じ部署の上司・芹澤には密かに恋心を抱き始めてもいた。スーツの似合う逞しい体躯に加え、心を落ち着かせてくれるソフトな口調。しかし彼がノンケであることは間違いなく、見ているだけでいいと心に決め、芽生えた想いに蓋をして日々過ごしていた。そんな浅田のスマホには毎日何通も何通もひっきりなしにメッセージが届く。脅迫にも近いそれは、浅田の昔の同僚からの嫌がらせだった。周囲に動揺を気づかれまいと取り繕う浅田だったが、会社の創業祭でその男が目の前に現れて…。解けない縛めに翻弄される浅田とそんな部下への思いがけない感情に戸惑う芹澤――絡み合う感情の行方は…。 -
漫画家を目指しながらデザイン事務所の契約社員として働く水谷千里。生まれつき重度の難聴のため引きこもりがちな千里だったが…。
漫画家を目指しながらデザイン事務所の契約社員として働く水谷千里。生まれつき重度の難聴のため引きこもりがちな千里だったが、SNSに投稿した犬が主人公の漫画が人気になり書籍化の話が進んでいた。だが出版社の都合でそれが中止に。落ち込む千里を慰め元気づけてくれたのは、SNSを通じて知り合った浪間はじめというプロの小説家だった。会社員と作家という二足の草鞋を履く浪間は、悩みがちな千里をいつも温かく励ましてくれる心の拠り所だ。そんな浪間から『オフ会をしませんか』という誘いのメールが…。耳が聴こえないことを告げていなかったため初めは躊躇したが思い切って会ってみると、浪間は想像以上に魅力的でスーツの似合うオトナな男性だった。何度かオフ会を重ねるうち、気づけば千里は初めての恋に落ちていた。そんなある日、たまたま訪れた横浜の街で千里は浪間の意外な姿を見かけてしまう……。
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