『歴史、ウェッジ(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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■民俗学第一人者による「もうひとつの京都」案内
1200年もの歴史を有する京都には「裏の貌」と呼べるべき痕跡が至る所にあり、神社や古寺は時代を超え、「現世」と「異界」のつながりを感じやすい場でもある。「怨霊と御霊」「殺戮と鎮魂」「葬地と聖地」…テレビ番組でも話題を呼び、広がりつつある京都異界ブーム。オモテとウラの両面から知る「もうひとつの京都」。
<本書で紹介する古寺社の例>
【怨霊鎮魂】史上最強の怨霊を鎮める「白峯神宮」
【天変地異】敗者の霊を鎮め疫病を祓う「御霊神社」
【冥 府】冥界への通路が潜む「六道珍皇寺」
【首 塚】二つの怨霊を封じ込めた「明智光秀の首塚」
【怪異譚】安倍晴明と魔界をつなぐ「一条戻り橋と真如堂」
【丑の刻】京都の深層に宿る鬼女の怨念「貴船神社と鉄輪井」
【酒呑童子】鬼の首を埋めて化外の民を退ける「首塚大明神」etc.
[目次]
序 章 京都のほんとうの魅力
第1章 敗者の怨念を鎮める神社
第2章 異界との境界だった神社・古寺
第3章 京都に生きた人びとの墳墓としての神社・古寺
第4章 古都の魔界への入口としての神社・古寺
<編者略歴>
新谷尚紀(しんたに・たかのり)
1948 年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。社会学博士(慶應義塾大学)。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授、國學院大學大学院客員教授。著書に『伊勢神宮と出雲大社』(講談社学術新書)、『神道入門』(ちくま新書)など多数。
<執筆協力>
古川順弘 (ふるかわ・のぶひろ)
1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)。『古代神宝の謎』(二見書房)、『神と仏の明治維新』(洋泉社)ほか著書多数。本書では第1〜4章、コラムを担当。
【写真提供】
仏野念仏寺、積善院、青蓮院門跡、瑞泉寺、Adobe Stock、写真AC、国立国会図書館、古川順弘
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『京都異界に秘められた古社寺の謎―歴史を動かした京千二百年の舞台裏』(2020年9月17日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。 -
推古天皇(飛鳥時代)、清少納言(平安時代)、葛飾応為(江戸時代後期)……時代の制約にしばられ反発しながらも懸命に生き抜いてきた10人の女たちが、波乱の人生を自らの言葉で語ります。当時の資料、研究成果に基づき主人公たちのキャラクター、台詞に思いをはせた筆者が現代の言葉に置き換えて描く異色の女性史。時代を超えて語りかける10人の言葉は、今まで見えてこなかった「日本女性の歴史」、さらには「もうひとつの日本の姿」を浮き彫りにします。
[目次]
野の声、森の声 縄文のシャーマン
女王と呼ばないで 台与
日出処のわたし 推古天皇
この平城京の片隅で 笠女郎
おもろい女たち 清少納言
水の音 建礼門院右京大夫
森に溺れる 森女
私たちの戦国 高台院おね
月が私について来る 遊女勝山
世界はこの手の中に 葛飾応為
おわりに
[人物紹介と解説]
【著者】佐々木 和歌子(ささき・わかこ)
青森県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。専門分野は日本語日本文学。(株)ジェイアール東海エージェンシーにて歴史文化講座の企画運営に携わりながら、古典文学の世界を、やさしくわかりやすく解き明かす著作を重ねる。著書に『やさしい古典案内』(角川学芸出版)『やさしい信仰史―神と仏の古典文学』(山川出版社)など。『古典名作本の雑誌』(本の雑誌社)では中古文学・中世文学を担当。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『日本史10人の女たち』(2018年9月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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