『歴史、吉川英治、2017年4月19日以前(文芸・小説、マンガ(漫画))』の電子書籍一覧
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晩年の吉川栄治が執筆に7年もの歳月を費やした超大作の完全版が遂に登場!!
時は12世紀。人々の思惑が渦巻くなか、戦に勝ち進んだ平家は紅蓮の炎のような勢いで栄華を極めその地位を不動のものにするかに見えた。
対する源氏はそんな平家の動向を遠目に見つつ虎視眈々と打倒平家の機会をうかがう。
赤旗の平家と、白旗の源氏。
日本人なら誰もが知っている紅と白の戦いの物語が、いま幕を開ける……。 -
吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。五巻は甲斐の武田勝頼率いる戦国最強の騎馬軍団が三方原に迫る。迎え撃つは徳川織田連合軍。信長の鉄砲活用による新戦術に武田軍は壊滅な打撃を受ける。信長は一気に中国方面に目を向けるのだが……。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。四巻は四面楚歌の織田信長。裏で操るは将軍義昭。一向宗や叡山の僧侶たち。浅井朝倉の連合軍。更に甲斐武田信玄に進軍され危うし徳川家康。三河が攻略されれば天下統一には覚束ない。浅井長政とお市の方との涙の別れ。藤吉郎が救いだす。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。三巻は藤吉郎の出世の糸口となった洲股へ築城。蜂須賀小六を配下に従え、ついに一国一城の主となる。美濃攻略のため竹中半兵衛をも口説き落とす。そして信長ついに上洛。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。二巻はついに今川義元が侵攻、信長一世一代の危機。桶狭間の戦い。ねねとの祝言。
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吉川英治の長編の歴史小説。若き日の豊臣秀吉。貧しい家に生まれ、その容貌から「猿」と蔑まれた秀吉が己の才覚だけを武器に出世を重ね戦乱の世にはばたく。現代の処世術にも通じるピンチをチャンスに変える考え方とは。ひたすら母のため家族のためにと思い、働く姿は日本人そのもの。一巻は日吉の生い立ちから信長に仕え、ねねとの出会い。
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【全巻セット】江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。生来の野生児だった武蔵(たけぞう)が沢庵和尚に助けられ人間として、剣の道を究めることを決意。吉岡一門との死闘を経て数々の剣豪との出会いを通じて完成を目指す。剣の道一筋に生きる武蔵に恋するお通。なかなか叶わない恋心は果たして成就するのか。生涯最大のライバルとなる佐々木小次郎との出会い、確執。勝つのは長刀物干竿を操る小次郎の秘剣燕返しか。長年の修行を積んだ武蔵はついに精神の高みを見る。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。六巻。武蔵野に草庵を構える武蔵は自然を相手に剣の悟りを求めていた。またもや武蔵を付け狙う宍戸梅軒の鎖鎌。うなる分銅についに武蔵の剣が絡めとられる。江戸ではさらに剣の腕を研く宿敵佐々木小次郎。細川家へ士官した小次郎からの挑戦状。そしてついにお通の素性が明らかにまる。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。七巻。最強の敵、佐々木小次郎との決戦の日が迫る。戦いの場は豊前小倉の船島。そこへ城太郎、権之助、伊織、おばば、又八、朱美と関わりのある人物たちが揃う。果たしてお通の恋は叶うのか。勝つのは長刀物干竿を操る小次郎の秘剣燕返しか。長年の修行を積んだ武蔵はついに精神の高みを見る。剣豪宮本武蔵ここに完結。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。五巻は吉岡一門との決闘の末、九死に一生を得た武蔵。お通と再会し江戸へ向けて旅立つがまたしても又八のために離ればなれになってしまう二人。杖術使いの権之助との試合、陸奥から下総、いよいよ江戸に入ると佐々木小次郎との因縁がますます深くなっていく。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。四巻は吉岡伝七郎との対決を制したが、なおも総力をあげて武蔵を討たんとする。一乗寺下り松での死闘。武蔵一人対吉岡一門70人。吉岡鉄壁の布陣に武蔵は死を覚悟する。深まる佐々木小次郎との対立。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。三巻はいよいよ宿命のライバル佐々木小次郎が登場する。迫る吉岡一門との決闘。朱美とお通の武蔵への想いが錯綜する。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。一巻は生来の野生児だった武蔵(たけぞう)が沢庵和尚に助けられ人間として、剣の道を究めることを決意するまでを描く。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。二巻は京都の名門吉岡道場に挑戦するも清十郎も伝七郎も不在のため門弟たちでは武蔵に歯が立たない。奈良の宝蔵院の槍との試合。大勢の浪人達との果たし合いを切り抜け、さらに柳生一族へ戦いを挑む。武蔵に心を寄せる朱美とお通の恋心がせつない。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十三巻、完結。ますます深まる南北朝の溝。先の見えない戦いに尊氏の苦悩は続く。幕府側の内紛も顕在化し、高ノ師直と直義との対立からついには尊氏と直義との戦にまで発展する。依然南朝方の勢力は強かったが、とうとう尊氏が病に倒れる。日本中を巻き込む戦乱は何だったのか。歴代随一の激しい気性の後醍醐と尊氏が同時代に現れ、しかも相反する理想を押し通そうとした宿命の大乱。歴史の行き詰まりはどうしても火を噴いて社会を変えねばならなかったのか。しかし人間の叡智は庶民に芽吹いていると「桐蔭軒無言録」は語る。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十二巻。断然優勢な足利尊氏軍。いよいよ最後の決戦に挑む楠木正成。湊川決戦で壮絶な戦いの末、自害する。公武一和の精神で武家による幕府政治を構想する尊氏。しかしまだまだ天下泰平、平和への道のりは遠い。光明天皇への即位は果たしたが、後醍醐はどう動くのか。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十一巻。九州へ落ちのびた尊氏。味方はわずか七百、対するは菊池一族は三万。もはや全滅寸前か。しかし乾坤一擲の戦いで大勝利をおさめる。怒涛の勢いで九州から山陽道を駆け上がる尊氏。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第十巻。尊氏の活躍で鎌倉の奪還を果たす。しかし朝廷の帰還命令を退けた尊氏は朝敵となってしまい逆臣となってしまう。都へ攻め入るが新田義貞率いる官軍にさんざんに負けてしまい九州へ落ち延びる尊氏。果たして再起はなるか。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第八巻。六波羅の陥落と鎌倉幕府の滅亡を描く。わずか150騎で挙兵した新田義貞。関東御家人たちの参加によりその数は日増しに増えていく。そして鎌倉での激しい戦い。干潮を利用して稲村ヶ崎を突破。激戦の末に勝利した義貞であったが、すぐ次の戦いは始まっていた。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第九巻。ついに都へ返り咲いた後醍醐。高氏は後醍醐から一字をもらい受け尊氏となるほど寵愛を受ける。しかし理想の天皇親政とはならなかった。恩賞を不公平として武士たちに不満が高まり、やがて大塔の宮との対立は尊氏派と反尊氏派へと発展する。関東では鎌倉を奪還すべく北条の残党が結集する。世は再び大乱へ。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第七巻。千早城は難攻不落なのか。楠正成の神がかった戦いには幕府も焦っていた。ついに足利高氏に出陣命令が下る。しかし謀反を恐れる幕府は高氏の家族を人質に取るのだった。北条高時はさらに不知哉丸までも差し出せと命令する……正念場を迎える高氏。藤夜叉の恋する気持ちがいじらしい。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第五巻。遂に隠岐の島へ遠島になった後醍醐。道中の警護は佐々木道誉。しかし彼は意外な心遣いを見せるのだった。果して道誉は先帝派なのか。本心はどこに。天王寺では楠木正成が二千の勢力を蓄えていた。迎え撃つは六波羅の軍勢五千。正成の計略により大勝利を収める。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第六巻。隠岐の島へ遠島になった後醍醐。しかし脱出計画は着々と進行していた。果して島からの脱出は成功するのか。佐々木道誉は豹変して後醍醐の暗殺を示唆。果して後醍醐の運命はどうなる。
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日本って面白いと思える歴史エッセー
『三国志』『宮本武蔵』などで知られる国民的作家・吉川英治が語る
日本史の珍談・奇談!
明治天皇、徳川吉宗、田沼意次など日本史の有名人にまつわるエピソードや
著者が聞き知った戦後の逸話や江戸時代の珍談など教科書では語られない内容がいっぱいのエッセイ集
知れば誰かに教えたくなる
面白い日本史に触れられる1冊です。 -
吉川英治の大長編の歴史小説、第四巻。後醍醐天皇の夢に二人の菩薩が現れた。大樹の南を指し示す先には何があるのか。地方の無名の悪党へ勅命が下る。そしてついに楠木正成が蜂起する。赤坂城にて決起し籠城し激しい戦い。幽閉されていた後醍醐は隠岐の島への遠島が決まる。
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歴史上の偉人の妻たちの短編集。英雄たちの偉業には必ず内助の功があった。楠木正成の妻、久子。夫を始め我が子を次々に戦で失うが、涙を見せずに気丈に振る舞う。その姿に心を打たれずにはいられない「大楠公夫人」。豊臣秀吉の正室寧子(ねね)。猿と言われ当時は身分も低く貧しかった藤吉郎。しかしそんな藤吉郎に惹かれ嫁ぐ。やがて藤吉郎は頭角を現わし出世する。秀吉は浮気をするがねねは生涯秀吉に尽くす。ねねの人柄がしのばれるエピソード「太閤夫人」。その他「谷干城夫人」「小野寺十内の妻」「細川ガラシャ夫人」「静御前」「田崎草雲の妻」「山陽の母」全八話収録。
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「べんがら炬燵」討ち入りを果たした赤穂浪士たちのその後。細川家預けとなった浪士たちと接伴役の伝右衛門の交流。ついにお仕置きの日が……心温まる感動作。「醤油仏」鳥取藩の武士、左次郎は、江戸で慣れない日雇い仕事をしていた。ある日醤油飲みの賭けで稼いでいる伝公と仲良くなる。「死んだ千鳥」道ならぬ恋に駈け落ちした墨江と賛五郎。しかし二人は江戸で長年の貧乏暮らし。京都で行われる矢の競技で手柄を立てれば道が開けるのだが五十両が工面できない。世間知らずの二人はどうするのか……。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第二巻。高氏(尊氏)の成長、登子との結婚を描く。藤夜叉とその子供の行方は。各地にくすぶる幕府への不満。北条高時はついに執権交代か。次の執権は誰に。深まる新田義貞との確執。佐々木道誉は敵か味方か。
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吉川英治の大長編の歴史小説、第三巻。朝廷側と幕府との深まる対立。日野俊基は六波羅探題に捕まり処刑され、佐渡に流された日野資朝の消息を追って高氏(尊氏)の命を受けた右馬介だったが、既に処刑されその和子と一緒に佐渡からの脱出を図る。楠木正成は一族の平和を願っているが徐々に戦乱に巻き込まれていく。
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吉川英治の大長編の歴史小説。一巻は若き日の高氏(尊氏)を描く。時代は鎌倉幕府の執権北条高時。新田義貞との確執。佐々木道誉は敵か味方か。祖父の置文とは何か。藤夜叉とのロマンスが色を添える。※この作品はイラスト入りです。
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「茶漬三略」天下人である太閤の氏素性とは?柾木孫平治から見たと明智光秀と羽柴秀吉の物語。太陽のように明るい秀吉と聡明だが魔に魅入られた光秀の対比が興味深い。「鍋島甲斐守」江戸町奉行の鍋島甲斐守と高利貸し彦兵衛の物語。二人共宗教を信仰して念仏を唱えるのだが……。「御鷹」将軍家の鷹を預かる中里御鳥組の組頭の娘、お悦は許嫁がありながら弁馬につきまとわれて困っていた。男の本性が見えたとき、彼女がとった行動は?
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著者の代表作となった『宮本武蔵』。その人気と反響のあまりの大きさに、小説と史実が混同されることをおそれる気持ちが、本書執筆の動機となった。伝記、史料、口碑、遺墨から浮かび上がる、“人間・宮本武蔵”に寄せる著者の情熱に胸が熱くなる。そして明かされる名作『宮本武蔵』創作の秘密――。吉川ファンはもちろんのこと、もっと武蔵を知りたい人、必読の一冊。
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鎌倉幕府が開かれてから130年、政治のひずみが到るところに噴出していた。正中ノ変はその典型的な例である。そして公武の亀裂はますます拡大し、乱世の微候が顕然となった。「天皇御むほん」さえ囁かれるである。当時は両統迭立(てつりつ)の世、後醍醐天皇が英邁におわすほど、紛擾のもととなった。この間、足利高氏が権門の一翼として擡頭し、再度の叛乱に敗れた日野俊基とは明暗を大きく分ける。
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