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『歴史、実業之日本社文庫、1円~(文芸・小説)』の電子書籍一覧

1 ~60件目/全119件

  • 八代将軍吉宗は
    いかにして生まれたのか

    権謀術数で掴んだ天下の先に見た〈星〉とは!?
    「畢竟、これは『人は何のために生きるのか』
    を問う物語なのである」大矢博子(書評家・解説より)

    瞬く星となり
    見守っております

    紀州藩主・徳川光貞の三男として生まれながら、生母・紋の身分の低さゆえに、虐げられた扱いを受けた新之助。
    しかし、五代将軍綱吉から「高みに登れ」と声を掛けられ、運命は激しく動き出す。
    新之助の思いと野心に応え、乳兄弟の星野伊織と鉄海和尚は秘密裡に工作を重ねる。
    やがて、新之助は紀州藩主、将軍の座を掴むが、そこには新たな試練が。
  • 卑劣な悪に唸る怒りの刃!
    過酷な運命が剣士たちを襲う

    憤怒(ふんど)の剣は
    仲間を救えるのか!?

    闇の刺客と戦う剣士・鷹森真九郎と親しい亀吉が酷く悩んでいる。
    どうやら、亀吉と夫婦の約束がある辰巳芸者に五十過ぎの留守居役が執着しているらしい。
    人づてに釘をさすが、陰湿な性格の留守居役はかえって無法な振る舞いに及んでしまう。
    ついに、亀吉は思い切った行動にでて――吹き荒ぶ風雪の如き過酷な運命が待ち受ける、長編時代小説第六弾!
  • 秀吉が惚れ、
    家康が恐れた漢(おとこ)!
    “鬼の左近”、
    獅子奮迅の闘い!

    石田三成を支えた勇将の生涯!

    関ヶ原で家康を討つ!
    石田三成を支えた猛将の戦い

    戦場の勇者振りで「鬼の左近」と呼ばれた嶋左近。羽柴秀吉にその才を見出され家臣となり、関東出陣を機に石田三成の寄騎となる。
    宿敵・徳川家康の引き抜きの誘いにも乗らず、側近として三成を支え続ける。
    「三成に過ぎたるものが二つあり、嶋の左近に佐和山の城」とも謳われた漢は、関ヶ原で天下分け目の戦いに臨むが――。

    (『嶋左近』改題)
  • 狡猾(こうかつ)な「闇」の陰謀を断て!
    ただ、おのれの剣を信じるのみ―
    真九郎を挑発する
    「闇」の魂胆とは!?

    深川元加賀町で夜遅く辻斬りがあり、その三日後、別の場所でも立て続けに辻斬りが起きた。
    殺された町人たちの袂には、同一人物の墨痕で剣士・鷹森真九郎の名が記された書付が入っていた。
    突然の名指しに戸惑いながらも真九郎は、重苦しくけぶる秋雨のような「闇」との戦いから、逃げることはできないと覚悟を決めるのだが―
    長編時代小説、第五弾!
  • 江戸で 旅の宿で 京で

    眠りのお悩み、    
    解決します!

    眠り猫も大忙し!? 
    お茶修業で出会った若き医者との恋の行方は…?
    京都からきた老僧・長海和尚の眠りの悩みを解決した〈ぐっすり庵〉の松次郎と藍。実家の茶問屋・千寿園の跡継ぎ娘として、京のお茶のもてなしの心を修業するよう勧められた藍は、長海とともに京へ向かう。旅先での騒動も経てたどりついたのは宇治・萬福寺。若き医者・幸四郎の手伝いをすることになるが、そこにも眠れぬ悩みを持つ人々が……。

    目次
    第一章 長生き自慢
     ぐっすり庵覚え帖 その壱 睡眠には、体力が必要?
    第二章 京への道行き
     ぐっすり庵覚え帖 その弐 旅先でも、ぐっすり眠ろう!
    第三章 養生ぎらい
     ぐっすり庵覚え帖 その参 健康のお供に。スマートウォッチを活用しよう!
    第四章 隠居の亭主
     ぐっすり庵覚え帖 その肆 一番人気は、夫婦別ベッド?
  • まがい物? 偽金? 値段が高すぎる!
    その値段には裏がある―!?
    人情と算盤で謎を弾く!
    名手の傑作時代小説

    正しい値で売らないと悪行になっちまう――
    「私には物たちの声が聞こえてくるのですよ。辛く悲しい声です」物の値段を見張り、
    店に指導する役回りの諸色調掛(しょしきしらべがかり)同心を務める澤本神人。
    今日も子分の庄太と江戸の町を見まわるが、値段の裏にあるさまざまな人情や思惑がからみあい、
    神人を悩ませる謎と悪事が次々と待ちうけていた。同役だった父の代から未解決の贋金騒動の真相にも迫るが――。
    (本書は2016年刊行『商い同心 千客万来事件帖』の新装版です)

    〈目次〉
    「雪花菜」
    「犬走り」
    「宝の山」
    「鶴と亀」
    「幾世餅」
    「富士見餅」
    「煙に巻く」
    解説/細谷正充
  • 雷光の疾(はや)さで放つ孤高の剣
    いつ果てるとも知れぬ「闇」との戦い

    「闇」を裂き奔る雷光の剣!
    剣士・真九郎の新たな境地!

    「闇」の刺客と戦い続ける鷹森真九郎は、団野道場の帰り道に芸者染吉と再会する。
    二カ月前、草履問屋「嵯峨屋」を助けた時に出会った深川一の売れっ子だ。
    その後、深川門前仲町の小間物問屋「稲葉屋」で押し込み強盗があり、
    「闇」の仕業と判明するが、偶然現場のすこし先の二階から、
    黒ずくめの影が足音も立てずに駆けていくのを目撃したのはあの染吉で-。
  • きく屋の思い出料理は、大切な人との味と時間が蘇る
    おかみのおきくと料理人の幸太郎の夫婦が営む料理屋「きく屋」。
    二人の子宝に恵まれたが、病で立て続けに亡くしてしまう。
    子をしのぶおかみの姿を見た常連は、きく屋だけの料理を出してはと提案する。
    それは、亡き大切な人との味を再現する「おもひで料理」だ。
    食すと、不思議なことに味だけでなく、大切な人と過ごした時間が蘇ったように感じー。
  • 残忍な「闇」が幕府に牙をむく!
    剣に生きるは死の覚悟なり                                 
    「闇」の押込み強盗が江戸を震撼させる!                                                                       
    晦日の宵、江戸城の東西南北で座頭の金貸しの住まいが襲われ、奉公人まで皆殺しのうえ、小判だけでなく証文まで奪われた。
    現場には、それぞれ青竜、白虎、朱雀、玄武の張り紙があり…。幕府に公然と挑みだした「闇」の狙いは何か。
    刺客との際限のない死闘を続ける鷹森真九郎は、北町奉行所定町廻り桜井琢馬に四神一味探索の助勢を求められる。
  • お前ェも酒田に行くべ――
    お江戸日本橋の人情ものがたり

    日本橋の廻船問屋の番頭・栄助の前に現れたのは、以前同じ店で働いていた愚図でのろまの権助だった。しかし、権助は庄内酒田の出店の主に出世したと聞いて、驚きとともに嫉妬の情も湧きあがり……。表題作ほか、花屋、奉行所同心、夜逃げした呉服屋など日本橋に生きる人びとの悲喜交々の心情を描く傑作小説集。新装版化にあたり著者エッセイ併録。

    本当の倖(しあわ)せはどこにある―
    お江戸日本橋に生きる名もなき人々の泣き笑い。
    名手が遺した傑作人情小説集

    「宇江佐真理の『酒田さ行ぐさげ』は、幸福との出会い方をテーマとする、絶好の人生入門書である。……宇江佐真理は、「時代小説のふるさと」となる名作を、読者に手渡してくれた。だから私たちは、今の日本を前向きに生きてゆく勇気が湧いてくる。」
    ――解説(島内景二氏)より
  • 「闇」の邪剣を撃つ孤高の剣!

    愛する者を守るため、阿修羅のごとく――                            
    闇の刺客一味を阻む
    疾風の剣捌き「弧乱」!

    直心影流団野道場の師範代で妻・雪江と暮らす鷹森真九郎は、闇に命を狙われている。
    ある日、北町奉行所内で遣い手として知られる隠密廻りが、刀を抜くこともなく斬り殺された。
    いっぽう真九郎は、雪江が手習いを教えている娘がかどわかしに遭ったのを救う。
    しかし、数日後、真九郎が代稽古で出かけている留守宅を、ならず者どもが襲撃――。
  • 助太刀に名乗り出た剣士たち。その気配に疑念を抱き……
    江戸にある料理屋「わん市」。中食が終わり二幕目に入ると常連客が集まってくる。
    その中の一人、戯作者が持ってきたかわら版によると物騒なことに辻斬りが起きたという。
    手がかりなく難儀している御用組に助太刀したいと剣士が現れる。夜廻りの最中、再び犠牲者が。
    先に駆けつけていた剣士に疑念を抱いた御用組の千之助が、正体を探ってみると……。
  • 紀州、尾張、水戸の忍者が江戸城に集結!?
    痛快時代エンタメ

    御三家の野望に必殺の一撃!

    江戸城が血の海に――!?
    月光の剣vs.謎の能面忍者!

    将軍・徳川家継の命を狙い、次期将軍の座を狙うのは紀州藩・徳川吉宗だけではなかった。尾張藩の徳川吉通、水戸藩の徳川綱條ら御三家が、手下の忍びを江戸城に潜入させ城内を大混乱に陥れる。大奥年寄・絵島の怪しい動きに加え、大奥同心たちに立ちはだかるのは紀州、水戸のくノ一や能面の忍者・無阿弥。村雨が命を懸ける最後の戦いが始まった!
  • 「大奥同心・村雨広の純心 新装版」シリーズ第2弾!
    大奥に忍び込む暗殺集団を撃て!
    怒濤の時代エンターテインメント!!
    新将軍、危機一髪!
    異形の忍者が将軍を襲う――
    一途な愛で大奥を守り抜け!

    自らが将軍となるため、幼い将軍・家継の暗殺を目論む紀州藩主・徳川吉宗。
    配下の忍び・川村幸右衛門は御三家尾張藩の忍びの頭領・柳生幽斎たちを心理的に操り、家継を狙わせる。
    異形の忍者たちが江戸城に潜入していることを察知した村雨広たち同心との対決の行方は?
    一方、大奥を仕切る年寄の絵島は歌舞伎役者の生島新五郎に心奪われて…。
  • 春爛漫 桜の名所・飛鳥山で
    お江戸と京のお茶対決!?

    人情満開!
    〈眠り〉と心に効く
    しみじみ時代小説!

    桜の宴の目玉イベントは
    京とお江戸のお茶対決!?

    今年も飛鳥山に花見の季節がやってきた。滝野川の高級料亭・桜屋で奉公修業を始めることになった茶問屋の娘・藍(あい)。慣れない女中仕事に四苦八苦するかたわら、店を盛り上げる桜の宴の催しを考えるよう、やり手商売人の万屋(よろずや)一心(いっしん)から命じられる。そんななか、朝寝坊する御用聞きや占い師など、眠れない悩みを抱える人々が次々と店に現れて……。


    目次
    第一章 宵っ張りの友
    第二章 朝寝坊の御用聞き
    第三章 ふくよかな占い師
    第四章 花見の茶

    眠りのうんちくも!――「ぐっすり覚え帖」

    その壱 眠りに効く食事とは
    その弐 朝型と夜型、あなたはどっち?
    その参 夢の中で未来が視える?
    その肆 一味違う、宇治茶の魅力!
  • 愛する者を護り、生きる
    孤高の剣士の矜持

    国元・今治をひそかに脱した鷹森真九郎は二十七歳。妻の雪江と日本橋長谷川町の裏店で暮らし、大名家へ剣術指南にかよっていた。ある夜、賊に襲われた大店の主の命を助けたことから、剣客たちと刀を交えることになる。ひとたび刀を抜いたならば、生か死か、それしかない――。剣士の矜持と夫婦の情を端正な筆致で描ききった、長編時代小説。
  • 徳川吉宗が仕掛けた
    黒い陰謀を秘剣が斬る!
    大奥を守り抜く同心たちの奮闘!
    傑作時代エンターテインメント!!

    大奥に渦巻く陰謀を
    剣豪同心が秘剣で斬る!

    幕府の政治刷新に大ナタをふるう新井白石の家臣・村雨広は、剣の腕を見込まれて、現将軍・徳川家継の実母である月光院の警護を命じられた。月光院はかつて浅草の裏長屋で村雨の隣に住み、思いを寄せた娘・お輝だった。運命を感じ、大奥同心の仲間と共に彼女を守り抜く覚悟を固めるが、紀州藩主・徳川吉宗らの黒い陰謀が容赦なく襲い掛かり…!

    【主な登場人物】
    村雨広…大奥同心。新井白石の家来。新当流剣術の達人。
    桑山喜三太…大奥同心。間部家中。弓矢の名手。
    志田小一郎…大奥同心。広敷伊賀者で絵島の配下。忍びの術の遣い手。

    徳川吉宗…紀州藩主。
    川村幸右衛門…紀州の忍者集団・川村一族の長。
    川村白兵衛…夢想剣を遣う忍者。幸右衛門の甥。
    村垣の鮫吉…水の中に潜む忍者。
    釈迦ケ岳の不動坊…山伏姿の忍者。からくりを遣う。
    蝶丸(お蝶)…忍者。美男でもあり美女でもある。
    川村左京…幸右衛門の末の子。

    新井白石…六代将軍家宣時代から幕政刷新に大ナタをふるう政治家・学者。
    西野十郎兵衛…新井家の用人。
    綾乃…十郎兵衛の娘。

    月光院(お喜世の方)…家宣の側室、七代将軍家継の母。かつて村雨幼なじみのお輝。
    徳川家継…七代将軍。
    天英院…家宣の正室。
    絵島…大奥の女中をつかさどる年寄。
    間部詮房…側用人。
    井上河内守正岑…老中。
  • 憎むより、笑って生きたい。
    剣才ある町娘×武士の身分を捨てた職人
    町医者不審死の謎を追う――

    深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙を訪れた町医者の宗徳は、職人の一居(いちい)の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、直後に謎の死を遂げる。
    宗徳は一居の過去を知っていたのか。剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。武家に生まれながら、刺繍の道を歩む一居。ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリーシリーズ〈針と剣〉第2弾!
  • 川開きをむかえ、にぎわう江戸。おちさと竜之進夫婦が営む「えん屋」が見世びらきすることになった。円い器で料理を供す「わん屋」の姉妹店で、椀や盆など円い器だけを全て三十八文で売る見世だ。その準備のさなか、里親探しの刷物を配る僧を見かける。易者でもある竜之進は妙な気配を感じ、占ってみると……。書き下ろし江戸人情物語。
  • 茶屋の主が突然の子育て!?
    捨て子の親は、今どこに?

    北町奉行所の元与力で、腰掛茶屋の老主人の弥兵衛。水飴を使った甘味を作ろうと板場で工夫を重ねていた時、茶屋の裏手から泣き声が。ねんねこ半纏を身につけた赤子が捨てられていた。襟元にはさまれた書付から赤子の名は朝吉というらしい。自ら子守役を買って出た弥兵衛から事情を聞いた息子の紀一郎には、朝吉に関わる隠し事があるようで……。好評シリーズ第5弾!
  • 夜の家康が愛した女たち
    2人の正室と20人余りの側室
    もうひとつの「戦い」と「成長物語」

    生涯で最も難儀な
    戦は何じゃったと思う?

    戦国時代を終焉に導き、
    江戸幕府を開いた英傑・徳川家康。
    戦略家として知られる家康だが、
    死の間際、天下を取るより難しかったのは、
    女性たちとの枕合戦だと語る。
    誇り高く美しい正室・瀬名(築山殿)、
    乙女のような恥じらいをもつお愛、
    最も信頼された側室・須和(阿茶局)他、
    魅力的な女性が登場。
    夜の家康を描く、
    傑作エンターテインメント歴史小説!

    【目次】

    第一章 桶狭間の戦い ―筆おろし―
    第二章 清州同盟 ―浮気発覚―
    第三章 三方ヶ原の戦い ―側室始め―
    第四章 築山殿死す ―別離―
    第五章 小牧長久手の戦い ―精気万全―
  • 長女・桜、次女・梅、三女・竹。浅草で一番人気の水茶屋「おたふく」を切り盛りする三人の看板娘は、浮世絵師・二代目喜多川歌麿を父に持つ。亡き父親は悪党の “裏始末”に関わったと噂され、娘たちもその反骨精神を受け継いでいた。庶民を苦しめる輩は許せない――不正や悪の匂いを嗅ぎつけた三姉妹が敵の懐に潜入し成敗する姿を活写。痛快時代小説、開幕!
  • 死ぬことと
    見つけたり―

    「葉隠」武士道は
    この漢(おとこ)から始まった!

    戦国乱世の九州を泰平に導いた
    佐賀藩藩祖、激闘の生涯!

    秀吉、家康ら天下人に認められ
    「葉隠」武士道を生んだ猛将!

    九州肥前で、大友氏、島津氏ら近国の猛将と覇権を争う戦国大名・龍造寺隆信。その重臣・鍋島信生(後の直茂)は、戦場では忠孝にして勇猛、抜群の知略で版図の拡大に貢献する。隆信は国外に手を伸ばし、五州二島の太守と呼ばれるが――。戦国から徳川の世にかけ幾多の苦難を切り抜け、「葉隠」武士道で知られる佐賀藩祖となった激闘の生涯!

    目次
    第一章 蓮池合戦
    第二章 権謀術数
    第三章 今山合戦
    第四章 肥前統一
    第五章 五州二島の太守
    第六章 敗戦から前進
    第七章 朝鮮の役
    第八章 東西分裂
    最終章 関ヶ原と武士道
     文庫版あとがき
  • 元奉行所与力の茶屋の主・弥兵衛に、旗本から法外な金銭を要求されたという呉服屋から相談が…絶好調時代シリーズ第四弾!
  • 新年の江戸。料理屋わん屋に集う常連たちは、平穏な日々が続くようにと願いを込めて、開運市を開くことにした。並ぶのは、災いから逃れた縁起物や神官が祈りを捧げた器だ。準備の最中、同じように縁起物を売る旅籠の噂が聞こえてきた。気になり覗いてみるが、とくに変わったところはないようだ。しかし、その正体を探ると……。料理人・役人・職人が織りなす人情物語。新章スタート!
  • 合気の達人が極めた武術の神髄。

    不世出の剣豪小説家、渾身の遺作。

    初文庫化!

    剣豪小説の第一人者が武術の深淵に挑んだ遺作!

    「合気心に至れば、我無く、人無く、生も無く、死もまた無し」――大東流合気武術の達人、佐川幸義。わずかに触れただけで相手の体が吹っ飛ぶ魔法のような技を目の当たりにし、剣道有段者の著者はその技の深淵を探るため門人となったが…天才武術家の謎の生涯をたどり、弟子たちが見た師の素顔を通して、知られざる神業の真髄に迫った、渾身の遺作。

    目次
    第一章 ちいさな閃き
    第二章 疾風の打ちこみ
    第三章 ふしぎな機縁
    第四章 師弟のつながり
    第五章 言葉のない会話
    第六章 理と気
    第七章 佐川合気活法の神髄
    第八章 武田惣角先生の足跡
    第九章 先生の息子さん
    第十章 秘密の世界
    作品解説:末國善己
    作家解説:菊池 仁
  • 小さな幸せ、きっとある。

    〈眠り〉と心に効く
    あったか養生所、大繁盛!

    書店員さんも読んでぐっすり!?

    「心温まる、それでいてドキドキハラハラもあり!の物語。
    貴方も心地良い眠りの世界に導かれること間違いなし!」
    ――井上哲也さん(大垣書店イオンモールKYOTO店)

    お茶でほっと一休みのはずが
    眠気も覚める大騒動が…!?

    江戸郊外の西ヶ原で長崎帰りの兄・松次郎と眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開いた藍(あい)。ひそかに評判の養生所には、眠れぬ悩みを抱えた人々が今日も相談に。そんななか、伯父が営む茶問屋・千寿園にやり手の商売人・万屋(よろずや)一心(いっしん)が乗り込んできた。千寿園の傾いた商売を立て直すと息巻くが、怪しさも漂う彼の本当の狙いとは? 
    笑いと癒しの時代小説。

    眠りに関するミニ知識も…著者のコラム〈ぐっすり庵覚え帖〉もあるよ!
  • 茶屋の娘が追う
    男の行方は―

    女心と名残り月。

    絶好調シリーズ
    傑作人情捕物帳!

    もう一度、会いたい――
    女心の未練か、それとも…!?

    元北町奉行所与力で腰掛茶屋の老主人弥兵衛。安倍川餅作りに精を出していたところへ、看板娘・お加代の幼馴染みのお葉が助けを求めてきた。江戸まで駆け落ちしてきた男に捨てられ、身寄りをなくしたお葉は店で働き始めるが……。一方、弥兵衛がかつて追い詰めた乗っ取り屋の一味が再び動き出したらしい。やがて弥兵衛らに魔の手が襲い掛かる!
  • 知られざる
    もう一つの戊辰戦争!

    東北・盛岡藩から見える維新の真実――
    高橋克彦氏(作家)絶賛の歴史巨編!

    単行本から大幅加筆の大増補版


    明治維新の裏側にこういう傑物がいた。そしてこれからは生まれない美しい魂だ。
    最後の章でだれしもが号泣し、美しい生き様に羨ましささえ覚えるだろう――高橋克彦(作家)

    真の維新とは何か――若き藩家老の決断は!?

    幕末、盛岡藩内で貧困と重税に反発し、一揆を起こす百姓たち。そして、その要求を簡単に反故にする藩の重臣。若き藩士・楢山茂太(後の佐渡)は「百姓による世直し」を夢見、家老となってからも、新しい世の政の実現を志す。しかし、維新の混乱の中、奥羽越列藩同盟に属した盛岡藩は新政府軍と対決の時を迎える――。
  • 天保十三年、すずは腕利きの大工・篠吉と祝言を上げた。二人が出会ったのは、吉原遊廓の大見世、金華楼。すずは年季明けを迎えた遊女だったのだ。父親の借金の形で女衒に売られ、八歳で妓楼へ。禿(かむろ)、新造(しんぞ)から花魁(おいらん)“蝶々”へと上り詰める。家族との再会が叶わぬまま、二十年の苦界生活を耐え忍び、好いた男と添い遂げるはずが、待っていたのは新たな苦難と借金地獄の日々で……。元・花魁の数奇な半生に一喜一憂、共感必至。新鋭が放つ新感覚時代小説、書き下ろし!
  • 元奉行所与力の店には今日も事件が―?
    たちまち大反響、
    新捕物帳シリーズ第2弾!
    名物甘味に名裁き――
    茶屋に事件の香り立つ?
    かつて北町奉行所与力を務めていた奉行所前腰掛茶屋の老主人弥(や)兵(へ)衛(え)。
    新しい甘味の創作に余念がなかったが、浅草で医者をめぐる騒動が起きていると客の噂話を耳にする。
    貧乏人から薬代を強引に取り立てる医者町仲間と呼ばれる集まりがあるらしい。彼らの真の狙いとは?
    茶屋の常連客の啓太郎と半次、そして看板娘の加代も探索に手を挙げるが……。
  • あの道楽息子が御落胤!? 驚愕の事実に若君は……

    町娘・桃香の姿で過ごす讃岐綾歌藩の桃太郎君は、加賀藩の忍びに拉致された。〈女装〉して材木問屋の若旦那・菊之助に近づく理由を問われる。江戸留守居役が、先代藩主・前田綱紀の落胤だという菊之助を利用して、藩の乗っ取りを画策しているというのだ。
    幕府の重職として、加賀百万石の存亡に関わる"陰謀"を暴いてほしいと懇願された桃太郎君は……。

    大人気シリーズ、最高潮! 読み逃せない書き下ろし長編!
  • 茶屋の主人は元奉行所与力。
    貧乏長屋をく悪党どもの正体は?
    名物料理と人情裁きが心に沁みる新捕物帳シリーズ開幕!

    江戸北町奉行所の前で腰掛茶屋を開く老主人は、かつて奉行所で御仕置の記録をする与力を務めていた。
    訴えや裁きの待合いのため訪れる客の話を耳にし、事件や揉め事の種を見つけ出しては、自ら解決に乗り出す。
    看板娘の加代や息子の紀一郎の心配をよそに、仕込み杖を手に今日も探索へ繰り出す弥兵衛だが…
    人情と捕物の傑作新シリーズ開店!

    目次
    第一章 おい、と答えて
    第二章 思い半ばに過ぐ
    第三章 爪に火をともす
    第四章 単糸線を成さず
    第五章 欲には目見えず
    第六章 頼み難がたきは人心
    第七章 暮れぬ先の提灯
    第八章 金銀は回り持ち
  • 江戸の町に現れた御救い組の正体は?
    平穏な日々が続いていた江戸の町が、突然の嵐に襲われ、甚大な被害を受ける。
    かろうじて難を逃れた料理屋「わん屋」は、困窮した民のために炊き出しをすることに。
    そこへ御救い組と名乗り、義援金を募っている僧形の者達が現れる。
    その言動に妙なものを感じた御用組の三人が、身辺を探ってみると驚きの正体が――。お助け料理が繋ぐ、人情物語。
  • 江戸っ子だって
    ぐっすり眠りたい!

    心と体がほっこりする養生所、始めました!
    (眠り猫もいるよ!)

    明日のために眠りませう――
    江戸っ子のお悩み承ります!

    茶問屋の娘として育った藍は、両親を相次いで亡くし、不安で眠れぬ日々が続いていた。
    そこに帰ってきたのは、医学を学びに長崎へ行ったまま二年も家を空けていた兄の松次郎だった。
    兄に眠りの大切さを教えられた藍は、兄とともに眠り専門の養生所〈ぐっすり庵〉を開く。
    しかし、肝心の兄の生活には大きな問題が…。温かさと癒しあふれる時代小説。

    細谷正充氏絶賛の人情時代小説!

    とかくストレスの多い世の中だ。心に鬱屈があってなかなか眠れず、
    疲れが取れないこともあるだろう。そんな人にこそ本書を薦めたい。
    本書そのものが安眠枕だからだ。寝る前に読めば、
    本を閉じた後、気持ちよく眠ることができるだろう。
    ――細谷正充(文芸評論家)
  • 政宗にも、家康にも、大津波にも負けない!

    東北の名門・相馬一族 不屈の戦い!

    東日本震災10年

    『九十三歳の関ヶ原』著者の傑作巨編!

    みちのくの戦場を駆け
    故郷の地を守りぬく闘い!

    平将門以来の名門・相馬家の当主となった義胤。自慢の騎馬兵を従え、近隣の敵・伊達政宗の度重なる侵攻にも耐え抜き、厳しい領国経営に奮闘する。関ヶ原後、息子・利胤とともに改易をもくろむ徳川家康の圧力をも切り抜けるが、未曾有の大地震と大津波が二度にわたり襲いかかり――戦国時代を生き抜いた、小国・相馬の不屈の戦いを描く歴史巨編!
  • ご先祖は八丁堀同心――若き歴史探偵が謎に迫る!
    東京スカイツリーにほど近い葛飾北斎ゆかりの寺の前で世界的デザイナーの近田流星が遺体で見つかる。歴史研究家・月村弘平の恋人で警視庁刑事・上田夕湖が捜査するが有力な手掛かりは見つからない。一方、北斎の傑作〈富嶽三十六景〉をテーマにしたツアーに参加した月村も富士山で死体と遭遇し――北斎と事件の謎に迫る、書き下ろし歴史トラベルミステリー!
  • 江戸の“グルメ”と“とらいあすろん”で、絆をつなげ!
    客で賑わい商売繁盛な料理屋「わん屋」。そこに常連の同心が面白そうな話を持ち込んだ。大川での泳ぎくらべを見ていたある大名が感じ入り、泳ぐだけではなく、競馬、駆けるを足した三種で競い合う「三つくらべ」を思いついたのだ。皆賛同し、準備にかかるが、江戸の町を大火が襲い、三つくらべに出るはずだった火消しが巻き込まれてしまい…。
  • 友よ、最上のものを。
    戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて――

    老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、小さな箱が手渡された。
    「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。
    そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった――
    戦前、戦中、戦後という激動の時代に情熱を胸に歩む人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描ききった感動傑作。
    巻末に、文庫のための書き下ろしスピンオフ「ポラリス号の冒険」を収録。
    第158回直木賞候補作。
    解説/瀧井朝世
    装画/早川世詩男
  • 大リーガー×日本人通訳 
    蘇る友情、明かされる過去――

    1960年春、地理学者・京極勝は思いがけない人物の訪問を受けた。
    ディック・チャンドラー。1934年秋、ベーブ・ルースと共に全米野球チームの一員として来日した、元大リーガーだ。
    京極は当時、全米チームの通訳として帯同し、選手たちと日々を過ごし、ディックとの間にも友情が芽生えたのだった。
    戦争を挟んで途絶えていた絆が蘇るが、26年経つ今、なぜ彼は突然来日したのか。
    舞台は東京、横須賀、ボストン、そしてニューヨークへ……
    日本でプロ野球が誕生するきっかけとなった「ベーブ・ルース・オールスターズ」。ミステリー、そしてスポーツ小説の名手が、史実を題材に、日米史の゛暗部″に切り込んだ、傑作エンタメ・サスペンス!
    巻末の解説は、日米の野球の歴史に精通する池井優氏(慶應義塾大学名誉教授)が寄稿。野球ファンは、こちらも読み逃しなく!
  • 総理大臣が入院している大病院の看護師・佐伯明日香が自宅近くで死体となって発見された。
    恋人の男性も死亡が確認され、自殺か心中とみられたが、十津川警部は、病院の不審な動きと二人の死は関係があると捜査を始める。
    佐伯の曾祖父が戦時中の東條英機首相暗殺計画に加わっていたという証言に事件の糸口が…?
    十津川が歴史と事件の扉を開ける! 

    第一章 それは静かに始まった
    第二章 幻の東條首相暗殺計画(昭和十九年)
    第三章 現代の首相暗殺計画
    第四章 沈黙のサムライたち
    第五章 野崎英太郎の手記(続き)
    第六章 危険の確率(千人の会員による最後の審判)
    第七章 第二の首相暗殺計画
    第八章 十津川の責任(沈黙の戦場)
    解説 山前 譲
  • 貧乏も天災もなんのその!
    幕末を生きる痛快女一代記
    「人の一生は幸不幸がもつれ合ってできている」――下谷の下級武士の娘・長沼栄津は、隣家の長男・水嶋穣太郎に思いを寄せるが、良い噂を聞かない國木田義三のもとへ嫁いた。大地震や流行り病に襲われるも、武家の誇り胸に歩む栄津だが……
    〈着物始末暦〉シリーズの著者が、波乱の時代を生きる女の人生を描き切った、人情あふれる傑作時代小説。
    解説/青木千恵
  • 疾風迅雷の剣が悪を斬る!神の怒りか、闇の陰謀か!?傑作時代人情サスペンス!!
    浅草の町に連夜雷が……謎を追う草同心が危機一髪!
    穏やかな空模様の浅草に立て続けに雷が落ち、浅草寺・雷(かみなり)門(もん)の雷神像が抜けだしたとの噂が広がっていた。草同心・秋月半九郎は易者の南天堂とともに町の見回りを始めるが、今度は名主屋敷や大長屋が雷で燃え落ちてしまう。これは雷神様の祟りか、何者かの陰謀か……次は半九郎らが住む蛇骨長屋が狙われる!?人情厚き草同心が江戸の正義を守る!
  • 妖怪が起こす事件を算法で解決する
    新感覚 時代×数学ミステリー!
    下級武士の娘・車井彩菊は、おしゃれが大好きな十七歳。ひょんな縁で、水戸の高那家の三男・半三郎のもとに嫁ぐことになった。水戸に来て早々、からくりの張り巡らされた寺に潜入してほしいという依頼が――(第四之怪)。ベストセラー『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の著者が描く新感覚時代×数学ミステリー!
    装画・挿絵/友風子
  • 両替商「難波屋」の手代・昇太が殺された。元金座の職人だった彼は店の蔵で偽小判を見つけ、南町奉行・大岡越前に相談していたことから、口封じされたおそれがある。さらに勘定組頭・堀切鉄之信の元家臣・秋月も惨殺される。「町娘の桃香」こと讃岐綾歌藩の若君(?)桃太郎君は、堀切とふたつの殺しとの関わりを疑い、周辺を探る。桃香に一目惚れした材木問屋「信濃屋」の若旦那・菊之助が、軟派な外見に似合わぬ正義感で、期せずして桃香たちを助太刀する形で、暴かれた偽金騒動の真相とは?
  • 危機の時代、真のリーダーの戦略と決断とは!?

    〈戦国〉の第一人者が三人の覇者を語り尽くす!

    英傑の天下取り戦略とは?戦国の新常識がわかる!

    戦国時代を終わらせた、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら三人の英雄の戦いや政策、人間像を、『下天は夢か』など「夢」三部作で戦国小説の第一人者となった津本陽と、多くの大河ドラマの監修を務める歴史学者・二木謙一との対談で解き明かす。「長篠の合戦」「本能寺の変」「関ヶ原の戦」など歴史的事件も詳細に解説、図版も多数収録。戦国ファン必読!

    目次
    第一章 織田信長         
    辛抱強かった若き日の信長
    信長のリーダーシップ
    信長の人材活用術
    信長の派閥対策
    信長の経済政策
    信長流部下の使い方
    信長の宗教政策
    信長の演出力
    信長必勝の戦略

    第二章 豊臣秀吉
    秀吉の読心術
    秀吉流金の使い方
    秀吉の使われ方
    秀吉による人の動かし方
    黒田官兵衛の引き際

    第三章 徳川家康
    家康の経験値
    家康のナンバー2活用術
    二代目、三代目の甘さと徳川家

    ◎CLOSE UP 戦国合戦・戦国時代
    桶狭間の合戦
    楽市・楽座
    本能寺の変
    信長の親衛隊
    一向一揆と石山合戦
    長篠の合戦
    安土城
    木津川口の合戦
    山崎の合戦
    高松城水攻め
    戦国の軍師
    九州の関ヶ原
    三方ヶ原の合戦
    小牧・長久手の合戦
    関ヶ原の合
  • 小説(ペン)は剣より強し!
    漱石、一葉、子規も大絶賛!?
    剣豪武蔵の奇妙な冒険!!

    佐々木小次郎との巌流島対決を制した剣豪宮本武蔵。しかしその後は仕官もかなわず不遇の日々。そんな武蔵が大坂の陣で意識を失い、目が覚めると、なぜか時を越え明治時代の東京に。人力車の車夫になった武蔵は、小次郎の妹・夏に瓜二つの樋口一葉の紹介で、夏目漱石、正岡子規ら文士とも知り合うが、つい“小説家志望”と口を滑らせてしまい…!?

    この面白さ、天下無双! 
    剣豪が時を超えて小説家に転職!?
     
    これが真の二刀流!!      

    爆笑必至!痛快タイムスリップ時代小説
  • 剣豪、茶聖から大泥棒まで 神業で時代を変えた男たち

    業師といわれるほどの人は、その道において、特異な感覚といってもよい能力をそなえている。人柄はおおむね明るい。一見暗く見えていても、本質は陽気だ。そうでなければ、人からほめたたえられるほどの才能を発揮できない。――(まえがきより)

    新陰流の流祖で柳生石州斎にその神髄を相伝した上泉伊勢守信綱。無類の武辺者でありながら奇矯なかぶき者として知られた前田慶次。信長・秀吉と真っ向から対峙した茶聖・千利休。そのほか築城・藤堂高虎、水墨画・長谷川等伯、大泥棒・石川五右衛門ら、戦国の世、神の〈業〉で時代を変えた十人のカリスマの生き様を歴史小説の泰斗が描く傑作列伝。

    〈目次〉

    【剣豪】上泉伊勢守信綱
    【かぶき者】前田慶次
    【茶聖】千利休
    【築城名人】藤堂高虎
    【絵師】長谷川等伯
    【水軍大将】久鬼嘉隆
    【外交僧】安国寺恵瓊
    【鉄砲衆】雑賀孫一
    【大泥棒】石川五右衛門
    【山師頭領】大久保長安

    解説/末國善己
  • 順風満帆なわん屋に
    舞い込んだ摩訶不思議な物語

    世の中が円くおさまるようにと、全ての料理を円い器に盛って出す「わ
    ん屋」。跡取り息子の誕生、縁を取り持った娘の嫁入りと、順風満帆。そ
    こへ、同心が妙な話を持ちこんでくる。江戸を騒がせている盗賊を追う
    ため足跡をたどると、寂しい感じの小料理屋に辿りついた。悪事に関わ
    りはないようだが、何か秘密が……。書き下ろし江戸人情物語。
  • 大川端で連続辻斬り!
    事件の後は、
    新妻と美味しい料理屋へ…

    非役の旗本・市之介は、仕事も出かけるあてもなく屋敷でくすぶっていた。そんなとき、「八丁堀の旦那が、殺られやした」と、中間の茂吉が飛び込んできた。北町奉行所の定廻り同心と岡っ引きが、大川端で斬殺されたふたりは、辻斬りを探っていたという。その後も殺しが続く。辻斬り一味の目的とは? 市之介と朋友・糸川らは事件を追う。奴らの正体を暴き出せ! 大人気シリーズ新章、待望の第四巻!

    <目次> 
    第一章 辻斬り 
    第二章 探索          
    第三章 剣術道場        
    第四章 攻防          
    第五章 隠れ家         
    第六章 死闘
  • 行方知れずの娘を救い出せ!
    免許皆伝の隠密草同心が下町の闇を斬る!

    痛快! 一気読み!!
    新・時代人情サスペンス

    娘たちが江戸から消えた!
    草同心を翻弄する悪党とは!?

    浅草・浅草寺に近い蛇骨長屋に住む秋月半九郎は素浪人姿だが、実は街中に潜む悪を奉行所に報告する役目の草同心だ。同じ長屋の末吉と同郷の娘が、下谷の旗本屋敷に奉公に出た後、行方がわからなくなっているという。相次ぐ娘の失踪に悪行の匂いを感じとる半九郎は、娘たちの奉公先で門前払いを受けて…人情熱き草同心が江戸の闇に戦いを挑む!
  • 江戸八丁堀の与力・間壁三左衛門の妻、品(しな)は憂鬱だった。嫁いで三十年、五十歳を迎え、子育ても一段落。夫婦水入らずの旅を、と願うが、仕事人間の夫は取り合わない。そのくせ、体はしきりに求めてくる。
    女友達の勧めで、品は夫に“妾(めかけ)”をあてがい、夜の相手から逃れようと企てるが、夫婦関係はこじれる一方。我慢の限界を超えた品は、江戸から江の島へ「家出」を決行する----。
    人生の〈思秋期〉を迎えた夫婦の、心と体の“すれちがい”と、妻の“大胆な決断”をありのままに描いた、新感覚人情時代小説!
  • 天下の剣が時代を切り拓く!

    山岡鉄舟、勝海舟、高橋泥舟――幕末の三舟の船出(たびだち)! 
    「最後のサムライ」たちの闘いに胸熱くなる傑作時代エンターテイメント!

    飛騨の代官の息子・小野鉄太郎(後の山岡鉄舟)は父の死を機に、弟らとともに江戸に向うが、他家に養子になるための持参金三千両を狙った賊に襲撃を受ける。江戸では旧知の勝麟太郎(後の勝海舟)、山岡謙三郎(後の高橋泥舟)と再会、剣や槍の修行に励むが、謎の集団「コクトウグミ」と死闘を繰り広げることに。幕末三舟の若き日を描く時代活劇!
  • 信長を将軍に――光秀の大戦(おおいくさ)は
    〈本能寺の変〉の前に始まっていた!

    運命の刻に至る熾烈な心理戦。
    光秀と秀吉の、勝つのはどっちだ!

    主君・織田信長が征夷大将軍の職を戴くための朝廷工作を秘密裡に始めた明智光秀。そこには、平和のうちに天下統一を果たすという大いなる野望があった。しかし、毛利攻めで戦の場にあった羽柴秀吉がその企みを知った瞬間から、計画は狂いを生じ始める――本能寺の変に至る光秀の戦いとその心理的葛藤を、圧倒的密度で描く、驚嘆の著者デビュー作。
  • 讃岐綾歌藩の若君・桃太郎の正体は、跡継ぎに恵まれなかったため、男として育てられた姫君である。時折「町娘の桃香」として、江戸の待ち歩きを楽しんでいる。
    桃香の立場で交流のある、深川の薬種問屋若主人・善右衛門の婚礼に参列中、善右衛門が突然、火付盗賊改方に捕縛された。幕府禁制の朝鮮人参を不正に売買した咎という。彼は無実を訴えるが、厳しい拷問を受けているらしい。
    桃太郎君と親しい岡っ引き・猿吉と家臣・城之内らの調べによると、将軍暗殺を企てる不穏な動きとかかわりがあるらしい。陰謀を未然に防ぐべく、桃太郎君は「部屋子」の姿で単身大奥に潜入するが……。

    「夢一輪」「大奥繚乱」「路上の露」「こんぴら奉行」の四編を収録。「若君」がお転婆な町娘に変身して、江戸に巣食う巨悪に挑むシリーズ新章、待望のスタート!
  • 真造とおみねが切り盛りする料理屋「わん屋」。そこで供される筋のいい料理は、すべて円い器に盛られ、世の中が円くおさまるようにと願いが込められている。新春を迎え、身重のおみねのために真造の妹の真沙がお運びの助っ人としてやって来る。そこへおみねの弟である文佐も料理の修行に来たことで、良縁が生まれ、さらに幸せが重なっていくことに。
  • 長屋の浪人、裏の顔は!?
    隠密組織〈草同心〉が江戸の悪を斬る!

    江戸の町々を映す鏡となれ――
    町を蝕む悪を一刀両断!

    時は享保、江戸の町に草同心と名づけられた隠密組織が結成された。浪人として町々に住み着き、異変の種を見つけて奉行所に報告する役目だ。浅草・浅草寺に近い蛇骨長屋に住む秋月半九郎もまたその草同心の一人。同じ長屋に住む商家の奉公人・長吉が店の主人を殺し逃げたという。捕り方の動きに不審を感じた半九郎がたどりついた意外な真相とは!?
  • 剣才ある町娘と、刺縫職人を志す若侍。
    一途なふたりの人生が交わったとき、事件が――
    深川の縫箔(刺縫)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と丸仙を訪れた若侍・吉澤一居に心を奪われる。娘斬殺事件が江戸を震撼させるなか、新たな事件が――。あでやかな刺縫を生み出す職人技と、その対極にあるような剣術。ふたつの世界に生きるおちえと一居の葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く、一気読み必至の時代青春ミステリー!
  • 友のカタキは、必ず討つ! 殺しの裏に、巨悪の影!!市之介、決死の闘い。必殺「絡め突き」を破れ! 老舗の呉服屋の主人と手代が殺された。ひとりは首を一太刀、もうひとりは背中を突き刺された。妻を娶ったばかりの市之介と朋友・糸川らは事件を追う。しかし、探索を続ける中、糸川の配下の若き御小人目付が惨殺された。糸川らは、絶対敵を討つと誓う。腕のたつ悪党どもと、裏に潜む巨悪の影……。悪党共を成敗せよ! 大人気シリーズ新章、待望の第三巻!
  • 江戸の旅籠が立ち並ぶ一角にある「わん屋」。店主の真造、おかみのおみねはともに神職の家系。二人が切り盛りする店で出される料理は、全て円形の器に盛られ、味わった人に平安が訪れるようにと願いが込められている。そんな料理と職人によって丁寧に作られた器が、不思議な出来事を起し、人の縁と幸せを運んでくる。書き下ろし新シリーズ!! 江戸人情物語。

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