『歴史、昭和の宰相(講談社文庫)、1円~(実用)』の電子書籍一覧
1 ~7件目/全7件
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異能派政治家・田中角栄の魅力と限界を描く。速断と旧習にとらわれない政治感覚をもった田中角栄は、ロッキ-ド疑獄で退陣させられた。三木・福田・大平と後継される政権は、経済大国・日本をどう航行するのか? ーー田中角栄は、佐藤の後継争いに福田赳夫を破り、列島改造論を掲げ首相の座に就いたが、金脈追及で退陣した。以降、椎名裁定による三木内閣、三木おろしの挙党協福田内閣、大福抗争から総裁公選で福田を破った大平内閣、大平正芳の急死による鈴木内閣と、与野党伯仲のなかで政権をめぐって渦巻く派閥の離合集散を鋭く快出する、シリーズ完結の力作。
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戦争遂行をめぐる軍部・政党の対立から敗戦へ。日米交渉不調、反軍の試みの失敗により、東条軍部独裁政権が成立した。敗戦に至るまでの、軍部と重臣たちのやりとりを描き、戦時下の政治家のありようを鋭く問う! ーー軍部独裁政権を許したものはなにか? 主戦論・和平工作が鎬(しのぎ)をけずりながら、結局、軍の言うなりになり、苛酷な戦争に突入し、広島・長崎への原爆投下を経て、敗戦へと日本を導いていったのは、ひとり東条のみに帰する責任なのか? 昭和最大の受難の真相に鋭く迫る快心作
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左右社会党の統一と民社党の分裂など政党は派閥抗争を重ねた。吉田から鳩山へ、鳩山から石橋湛山を経て岸信介へと続く政権の座をめぐる激しい確執。今日まで連綿と続く保守派閥抗争の構図ーー吉田退陣後、念願の政権の座についた鳩山は、日ソ交渉調印後引退した。後継をめぐる党内の派閥争いは激しく、その構図は今日にまで及んでいる。石橋湛山の病気退陣後、組閣した岸信介は、日米安保条約の改訂を企図した。反安保の運動は高潮し、与野党も賛否両論が渦巻いたが、岸内閣は強行採決に踏みきった。
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軍部の圧力の前にもろく崩れ去る政党政治。二・二六事件、日中開戦と、ひたすらファシズムへの道をとる軍部に対抗・妥協・屈服していく斎藤実・岡田啓介・広田弘毅・近衛文麿・平沼騏一郎の歴代内閣の苦悩の軌跡ーー日本と他の連盟国とが別個の見解に立っているとの結論に達しました……。松岡外相の国際連盟脱退の演説である。ここに日本は孤立し、軍部の政治干渉は露骨になった。近衛なら……という期待を担って登場した近衛文麿にも、もはや軍部ファシズムを抑える力はなく、日本は日中開戦へ、戦争へと雪崩れて行った。
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