『チーム!上、歴史、講談社(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った
オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地
明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか
開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション
〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ
文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか
私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ
この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない
宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。
兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。
彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。
明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。 -
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【内容紹介・目次・著者略歴】
人類史上最大の政治革命であるフランス革命を、ミシュレ、トックヴィルなどの歴史家がどのように捕らえたかを踏まえ、徹底的に解明する。
【目次より】
復刻版の序文
まえがき 一西洋史研究者としての反省
序章 フランス革命研究史の意義と方法
一 序言
二 意義 フランス史学と革命史学
三 対象と方法
第一章 革命およびナポレオン時代 初期の革命史家たち
一 革命の反歴史性
二 ナポレオンと歴史
三 初期の革命史
第二章 王政復古時代 政治論争と革命史
一 「歴史の洪水」
二 ロマンティスム
三 王政復古の性格
四 政治闘争
五 歴史論争
六 二つの革命史 チエールとミニエ
第三章 七月王政時代(上) 歴史学の組織と共和主義運動
一 七月王政の性格
二 歴史研究の組織
三 共和主義者とフランス革命
第四章 七月王政時代(下) ミシュレ史学
一 人間ミシュレ
二 少年時代
三 準備研究時代
四 エコール・ノルマルの教授時代
五 コレージュ・ド・フランス教授時代と晩年
六 「フランス革命史」
補説 ラマルチーヌとルイ・ブラン
第五章 第二帝政時代 批判的研究とトックヴィル
一 歴史の「批判的考察」
二 トックヴィルと二月革命
三 「アンシャン・レジームと革命」
四 キネーと「フランス革命」
第六章 第三共和政時代 とくにその成立期
一 第三共和政の成立
二 テーヌとフランス革命
三 革命百年記念をむかえて
第七章 展望 オーラール、ジョレス、マチエ
まえがき
一 オーラール
二 ジョレス
三 マチエ
附録
一 オーギュスタン・チエリー
二 フランソワ・ギゾー
参考文献
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前川 貞次郎
1911~2004年。西洋史学者。京都大学名誉教授。
京都帝国大学文学部史学科卒業。専門は、フランス革命とフランス近代史。
著書に、『フランス史学』『京大西洋史 第5巻 絶対主義の時代』『フランス革命史研究』『あたらしい世界史』『絶対王政の時代』『ヨーロッパ史序説』『歴史を考える』など、
訳書に、コンドルセ『人間精神進歩の歴史』クリストファー・ドーソン『近代のジレンマ』ユベール・メチヴィエ『ルイ十四世』リューデ『フランス革命と群衆』(共訳)G.バラクラフ『転換期の歴史』(共訳)ルソー『学問芸術論』ジョルジュ・デュビィ/ロベール・マンドルー『フランス文化史 全3巻』(共訳)などがある。
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