『IT、化学同人(実用)』の電子書籍一覧
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「触知性」が拓く感覚の未来
身体を通して情報に接するとき、
情報あふれる現代社会をいきるための
知恵が生まれる
心臓の鼓動に触れて生命の意味を理解する「心臓ピクニック」、
オノマトペの触り心地を可視化する「触相図」など、
独創的なプロジェクトから見えてくる、触覚と情報との関係とは。
身体に深く根ざした感覚〈触覚〉と情報を結びつける力を「触知性」と名づけ、
情報に対する感受性のあり方を探る。
文庫化にあたり、補章「触覚情報学による『わたしたち』のウェルビーイング」を追加した。
第69回毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞作。
●本文より
身体に根差した主体的な体験でありながら、
それが他者にも伝わる普遍性をもつためにはどのようにすればよいのか。
そんなとき、触覚という感覚は、記号化されたものを身体的に感じる、
記号を受肉させる感覚といえ、そして、触覚から記号を生み出すことは、
身体に根差しつつも他者と共有できる知恵を新しく生み出す営みであると考えられます。
これから私たちに必要なのは、触覚と情報の関係性の探求とその実践の体系であるといえます。
●目次
序章 触知性
第1章 触覚と情報
第2章 触れて情報を理解する
第3章 触れて現れる情報、触れて残る情報
第4章 触覚の語彙、語彙としての触覚
第5章 触覚の文法
終章 情報社会をいきるための感覚のリテラシー
補章 触覚情報学による「わたしたち」のウェルビーイング -
情報技術の激流に飲み込まれないために
考えておきたい基本の10テーマ
1.プライバシー①:なぜプライバシーが問題になるのか?
2.プライバシー②:プライバシーを守ることは難しい?
3.有害情報:規制すべきか、自由を守るべきか?
4.知的財産権:知的財産権という不思議な権利
5.情報機器の信頼性:コンピュータの失敗の責任は誰がとる?
6.情報の信頼性と匿名性:ネット上の情報を信頼してはいけないのか?
7.携帯電話の倫理:電車の中でのケータイ通話はなぜルール違反なの?
8.遺伝情報と遺伝子診断:遺伝情報の利用が進むとどんな問題が生じるか?
9.内部告発:内部告発をするのは悪いことなのか?
10.情報化社会と民主主義:電子化がどんどん進むと社会はどう変わっていくか?
スマホ,SNS,ビッグデータ,AI,遺伝子診断など,
情報技術の進歩はすさまじく,それによって社会も大きく変わってきている.
しかし,どんなに新しい情報技術でも,知的財産権,プライバシー,信頼性・匿名性,
規制と自由などといった,古くて新しい基本的な問題をはらんでいる.
本書は,それらの問題を,マンガと解説の組み合わせで課題と論点を知り,
自分で考えることができるようにした,現代人必読の入門書である.
目まぐるしい情勢変化の中で,新しい情報技術と向き合うときに何に気をつければいいか,
柔軟に対処していける素養を身につけてほしい. -
【松尾豊氏推薦!】人工知能が社会に浸透するとき、どのような変化が起こるのか。汎用人工知能、自動運転車、仕事が奪われる、自律型兵器などをめぐる議論のほかにも、考えておくべきポイントはないだろうか。本書では人工知能に関わる論点を、技術開発者、政策立案者、ユーザ、法・倫理関係者などの立場に分けて、具体的な事例とともに整理。そのうえで、多様なステークホルダーをつなぐための対話を経て見えてきた、人工知能と社会の関係の地図を描き出す。楽観論にも悲観論にも流されない、人工知能との付き合い方を考える。
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進化し続ける情報生態系
求められるメディアリテラシー
2016年、フェイクニュース元年から、
2020年、インフォデミックの時代へ――。
フェイクニュース現象の全体像を「計算社会科学」を武器に描き出す。
新型コロナ・パンデミックに端を発したインフォデミック、
米大統領選挙をめぐる陰謀論など、フェイクニュースの猛威が止まらない。
本書では、偽情報を信じる認知特性、その情報を拡散させる情報環境、
情報過多と注意力の限界などを解説し、
ファクトチェックをはじめとする対抗手段の有効性を検討する。
文庫版では、2018年以降のフェイクニュースをめぐる重要な動向をまとめた
「追補 インフォデミックの時代へ」を追加収録。
※本書は、2018年12月に刊行された『フェイクニュースを科学する』(DOJIN選書)を加筆・修正し文庫化したものです。
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