『角川文庫創刊70周年記念、角川文庫(文芸・小説、実用)』の電子書籍一覧
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本を守りたい、あの人みたいに――本と恋の極上エンタテインメント!第1弾。
2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが……!? -
ねじれる言葉、狩られる表現。それでも恋は進行中!シリーズ第3弾。
思いもよらぬ形で憧れの“王子様”の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展。加えて、地方の美術展で最優秀作品となった“自由”をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に。郁の所属する特殊部隊も警護作戦に参加することになったが!? 表現の自由をめぐる攻防がますますヒートアップ、ついでに恋も……!? -
もどかしいにも程がある! ベタ甘全開のシリーズ番外編第1弾。
晴れて彼氏彼女の関係となった堂上と郁。しかし、その不器用さと経験値の低さが邪魔をして、キスから先になかなか進めない。あぁ、純粋培養純情乙女・茨城県産26歳、図書隊員笠原郁の迷える恋はどこへ行く――!? 恋する男女のもどかしい距離感、そして、次々と勃発する、複雑な事情を秘めた事件の数々。本日も、ベタ甘警報発令中! -
第69回日本推理作家協会賞受賞作、待望の文庫化!
常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。 -
『楽園のカンヴァス』で話題沸騰! 山本周五郎賞作家が描くリセット・ストーリー!
25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!? だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。 -
せつないにも程がある! 本とともに狩られた恋……シリーズ番外編第2弾。
“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた――「……大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!? 過去と未来の恋模様。 -
好きな本を読む自由とは? 自由に恋する権利とは?シリーズ第2弾。
図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく――かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!? -
本を守るために、大好きなあの人のために、郁は戦う。感動の本編ファイナル!
原発テロが発生した。それを受け、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人に、身柄確保をもくろむ良化隊の影が迫る。当麻を護るため、様々な策が講じられるが状況は悪化。郁たち図書隊は一発逆転の秘策を打つことに。しかし、その最中に堂上は重傷を負ってしまう。動揺する郁。そんな彼女に、堂上は任務の遂行を託すのだった――「お前はやれる」。表現の自由、そして恋の結末は!? -
書店員支持No1! 第3回角川文庫キャラクター小説大賞読者賞受賞作!
罪人が化け物に見える青年・遠野青児は、わけあって借金をかかえネットカフェを泊まり歩く放浪生活を送っていた。そんな中、迷い込んだ洋館で、白牡丹の着物をまとった美少年・西條皓(さいじょうしろし)に出会う。皓はある使命を受け、鬼の代わりに罪人を地獄に届ける「地獄代行業」を営んでいるという。そんな皓は、持ち前の観察眼から青児の窮状を見抜き、住みこみの助手として屋敷で働くよう誘う。なし崩しで助手として働くことになった青児は、旧家の令嬢からの一家に災いをもたらしている「鵺」を対峙してほしいという依頼を受け、皓とともに旧家・獅堂家に乗り込むが、そこには血縁に絡む怨念が渦巻く事情が・・・。旧家での連続殺人、ライバル探偵・凜堂棘との推理合戦、数々の困難に巻き込まれながら、青児は少しずつ自らの役割を自覚し、どこか寂しそうな皓も、青児との関わりの中、少しずつ笑顔を取り戻していく。罪人を地獄に届ける謎の少年と世に絶望したニートの事件簿! -
Twitter等で話題騒然!エロの三賢人が教える研究&開発の最前線!
前立腺だって、愛されたい――。AV監督の二村ヒトシ、腐女子代表の岡田育、BL評論家の金田淳子という3巨頭が、禁断の男性の体について徹底的に語り下ろす。10年先のエロの現場まで見通せます。 -
サブカルで食うために必要なものは・・・実家?
「ロックバンドにアニソンシンガー、作詞、小説に、コラムニスト、テレビタレント、ラジオパーソナリティ、トークイベント、映画原作、舞台原作、映画出演、その他……好きなことだけをやって何とかかんとか食ってきた46年間でした。」と本文の冒頭で綴る大槻ケンヂ氏。小学生のころからの自分を振り返りつつ、サブカルチャーとの出会いからを丁寧に綴った本書。巻末に収録した、本や音楽、映画情報など、サブカルチャーの歴史が分かる貴重なデータでもある。 -
2017・11・17全国公開『GODZILLA 怪獣惑星』のプレストーリー!
ここに集められたのは、怪獣と戦ってきた時代の記録だ。巨大な絶望を前に、人類はいかに立ち向かい、いかに敗北したか――アニメ版GODZILLA、唯一無二の前史が登場。 -
能力をなくした相麻菫と春埼美空。すべてが決着する感動の最終巻!
改変された咲良田で、ケイは「街に能力が存在する本物の記憶」と「能力が消滅した偽物の記憶」という二つの記憶に直面していた。ケイは今、自らの過去に決着をつける。過去を償い未来を祈る物語、感動のフィナーレ。
※本書は、二〇一二年四月に角川スニーカー文庫より刊行された『サクラダリセット7 BOY,GIRL and the STORY of SAGRADA』を修正し、改題したものが底本です。 -
鉄条網に覆われた刑務所で巻き起こる事件の真相は!?傑作社会派ミステリ!
「赤落ちを始める。みんなドンドン賭けてくれ」
有罪判決を受けた被告人が控訴するか否かを賭けの対象にするギャンブル“赤落ち”。腐敗した刑務官たちの姿に戸惑う新米刑務官の良太だったが、賭けに勝つために解き明かされた予想を裏切る真実に心動かされ――(「赤落ち」)。
受刑者との結婚を望む女性、刑務官を挑発するような脱獄計画。不可思議な出来事を解き明かすうち、良太は刑務所の闇に迫っていく。傑作社会派ミステリ。 -
ご老人様大歓迎のバスツアー。しかしそれには裏があった。一見親孝行の見本のようなこのツアー、実は片道切符の地獄行き、保険金殺人の企画だったのである。だが、老人たちだって一筋縄ではいかない。知ってか知らずか、とんでもない行動に出て、殺人計画は徐々に狂っていく……。スラップスティックな笑いに満ちたサスペンス小説!
旅行代理店のさえない社員・京三の唯一の自慢は、3歳年上の美貌の妻・ルリ。そのルリがツアー企画を打ち明けた。募集するのは老人ばかり20人。平家物語の遺跡をめぐる6泊7日のバスツアー。費用は15万円だが、実はそれは片道料金だけ。参加者は途中でみんな死んでもらい、保険金だけを全部もらおうというあこぎな話だった。うまうまとルリに丸めこまれた京三は、添乗員としてバスに乗るが、どうも参加した老人たちはこちらの狙いを知ってか知らずか、予想外の行動に出て殺人計画は狂っていく。果たして皆殺しツアーの行方は……?ウィットに富んだ文体で描いたスラップスティック・サスペンス小説!
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ヴィクトリカと一弥、奇跡の名コンビが、全米を揺るがす大活躍!?
舞台はニューヨーク! 超頭脳“知恵の泉”を持つヴィクトリカは探偵事務所を開くが、そこに闇社会のボスから危険な依頼が舞い込み――。新展開を迎えた、ダークでキュートな大人気ミステリシリーズ、待望の文庫化! -
平凡な男子高生と謎の変人美少女が織り成す、妄想と青春の学園ミステリ!
新学期を迎えなかなかクラスになじめない柴山の下に、一年生の時に自殺をした生徒が、時々霊になって現れるという怪談話が舞い込んだ。その真実を突き止めるため、マツリカと共に捜査を開始した柴山だったが…!?電子書籍特典付き! -
深窓(?)の美少女と、ヘタレ男子の凸凹コンビが、 高校で噂される謎を解決する!
柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学園の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当はそんな必要なんてないのかもしれない……彼の中で何かが変わり始めたとき、自らの秘密も明らかになる出来事が起こり!? やみつき必至の青春ミステリ。電子書籍特典付き! -
美しい原画の装丁で、装い新たに甦る、永遠の名作童話決定版!
ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいると、チョッキを着た兎が時計を取り出しながら、生け垣の下の穴にぴょんと飛び込んで……個性豊かな登場人物たちとユーモア溢れる会話で展開される、児童文学の傑作。 -
新装版にて登場! あの世界的名作の感動を、いまふたたび座右に――
ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。 -
幻想と耽美がまじわる、7+1のゴシック・ロマンス
ねぇ君、愛は痛いのです――。パール、ピアス、チョコレート、睡眠導入剤……乙女の日々になくてはならない偏愛アイテムが、物語へと昇華する。単行本未収録作品をボーナストラックとして収録。 -
誰の心にも眠る“十四歳のリアル”
雄一は、中学一年の夏休み後、仲のよかった同級生から突然イジメの標的にされる。彼は、心の痛みをカリスマ的な存在である歌姫“リリイ・シュシュ”の世界で癒そうとする。そこだけが、自分の居場所であるかのように……。イジメ、万引き、援助交際……閉塞感に押しつぶされそうな日常と、そこから逃避してリリイ・シュシュのファンサイトに没頭する非日常の間で生きる十四歳。青春のダークサイドをリアルに描き出し、話題を呼んだ映画作品のもとになった、ネット連載小説の文庫化。 -
守られていただけの存在から、外へ――。アデイルが旅に出る!
女王の座をレアンドラと争うアデイルは、帝国の動向を探るためトルバート国へ潜入する。だがそこには巧妙に張り巡らされた罠が待っていた。事件の黒幕とは…!?幻の短編「彼女のユニコーン、彼女の猫」を収録!
※本書は、二〇〇五年六月、中公文庫より刊行された『西の善き魔女V 銀の鳥プラチナの鳥』に、二〇〇七年十一月、中央公論新社刊行の『C★N25──C★NOVELS創刊25周年アンソロジー』に掲載された「彼女のユニコーン、彼女の猫」を追加収録し角川文庫化したものが底本です。 -
中国人女性の死を契機に明らかになった731部隊の怖るべき全貌とは? 作家の良心をかけて挑んだ国際長編推理!
棟居刑事の捜査によって、中国人女性・楊(ヨウ)の悲哀に満ちた生涯が浮かびあがった。戦時中、日本軍に捕らえられた楊は、第七三一部隊のマルタ(人体実験材料)にされた。獄中で生んだ我が子との生き別れ。生体解剖された実の弟。闇から闇に葬られた婚約者の死。まだ見ぬ我が子を求め来日した楊の死を契機に現代史に埋もれた空白の舞台「石井細菌戦部隊」の怖るべき全貌が明らかになった! 戦慄すべき戦争犯罪と現代との接点に展開される国際的規模の長編推理。 -
中国人女性の突然の死。731部隊をめぐる謎の連続殺人事件に、棟居刑事が日本人の贖罪をかけて捜査に挑む!
中国人女性通訳楊君里(ヨウ・クンリ)は、深夜タクシーの中で突然苦しみだし、死亡した。捜査を進める棟居刑事は、遺品を手懸りに、戦時中満州に、第七三一部隊という細菌兵器研究部隊が存在したことをつきとめるが……。日本軍の暗部を担う秘密部隊をめぐる謎の連続殺人事件。中国人女性が辿った数奇な運命。日本人のすべてが背負った戦争の債務を返すべく刑事の執拗な捜査は続く。「人間の証明」から構想6年。あの棟居刑事が日本人の贖罪をかけて、捜査に挑んだ! 国際長編推理。 -
三州への道中、殺人事件に遭遇。嫌疑をかけられた浅見母子の活躍を描く
浅見光彦は、母雪江の三州への旅のお供を命じられた。道中〈殉国の七士の墓〉に立ち寄った時に出会った愛国老人が蒲郡の海岸で発見される。誰がどこで殺したのか? 嫌疑をかけられた浅見母子が活躍する異色作。 -
物語性を追求して話題をよんだ、日本仕様の小説版
「トランスフォーマー」は、アメリカで放映されて人気を得た番組で、それをそのまま日本でもテレビ放映されてきたものです。今回は、日本のテレビのために、日本流に作る「トランスフォーマー」ということなのです。当然のことですが、テレビ放映のものと小説とは違ったところが多々あります。それでも全体像は想像していただけるような配慮はしたつもりです。未来を夢見るみなさんに、みなさんよりも数十年先の未来に生きている少年の話として書きました。未来に夢を見るか、それとも現実を見るか、それはあなたにおまかせいたします。(作者のあとがきより) -
快い切れ味と優しい視線が印象的な7篇。傑作集<5>
「父が殺されるかもしれない!」と言ってひとりの女が、休職中の新聞記者を訪ねてきた。話によれば、大資産家である彼女の父は喉頭ガンにおかされ、死の床についていた。おまけにその家には、ぐうたらで金の亡者のような親戚たちがいつの間にかころがりこんでいた。そして、その中の誰かが少しでも早く莫大な遺産を手に入れるために、彼女の父の命を狙っているらしいのだ。財産をめぐる連続殺人を描く表題作ほか「空色の魔女」「赤い真珠」「巷の騎士」「夏雲の下で」「毒を制する法」「鬼子母の手」を収録。 -
ホテルで、墓地で、南の島で……次々起こる怪異譚99話!
古ぼけたホテルで夜ごと起きる怪異譚(「Aホテル」)。サラ金屋が電話で聞いた恐るべき声(「取り立て))。突然走り出した女の子が向かったのは……(「さとうきび畑)」。 この世ならざる99話を収録! -
日本列島、過去へ。架空戦記の先駆となる、痛快SF
19××年、日本全土は震度2の軽震に襲われたが、奇妙なことに、この地震には震源地がなかった。その直後、非常事態発生のニュースが伝えられ在日アメリカ空軍が出動。世にも不思議な事態が判明した。それは、日本だけが現状のままタイムスリップし、太平洋戦争のまっただ中にほうりこまれてしまったのだ。ミサイルやジェット機を装備した日本の出現に、世界中が大混乱!豊田有恒の痛快SF長編。 -
〈レポ船〉の真実を明らかにした衝撃のノンフィクション
レポ船――それはソ連国境警備隊に日本の情報を流し、見返りに豊富な漁獲を黙認してもらう漁船のことである。つまり極端にいえば、スパイ行為によって金を得る売国奴なのだ。日本の公安の執拗な探索を巧みにかわし、レポ活動に走る船は絶えない。なぜ危険を冒し、彼らはオホーツクの海へ乗り出して行くのか? それには、止むを得ない事情がある。専管水域があるため、彼らは常に不漁に悩み、無理をすればソ連の警備艇に拿捕されて何年も抑留されることになる。切羽つまった彼らには、売国行為に逡巡している余裕などないのだ。現実に、レポ活動で莫大な富を築き、“帝王”の異名で呼ばれているものさえいる。うまくやれば儲る。彼らは、第2、第3の帝王を目ざして、危険を顧みずレポに走る。これはその中の1隻、第十二北斗丸の波乱に満ちた活動の顛末を描いた物語である。綿密な取材でレポ船の実態に迫る、衝撃のノンフィクション・ノベル! -
全方位型アイデアから生まれた傑作海外シリーズ
大西鉄五郎は、9歳の時、サーカス一座にさらわれ、アジア各地を転々とした後、渡米興業ですっかりアメリカが気に入ってしまった。その後一座を脱走したが、さすがサーカスにいただけに、いろんな特技を身につけ喧嘩には滅法強い。いつも朴歯の下駄をつっかけているが、これが凄い武器になる。懐には小型ピストルをしのばせ、10メートル先に立てた絹針を射落としたことから“ガン鉄”の渾名があった。この男が、1930年代のアメリカの闇の帝王――酒の密造、売春宿、賭博場の経営、殺人など、犯罪をほしいままにしたギャング、アル・カポネを大いに手こずらせる。痛快傑作小説の決定版! -
ユーシスが竜退治へ! 幻の短編「ガーラント初見参」収録!!
竜退治の騎士としてユーシスが南の国へと赴く。フィリエルはユーシスを守るため、幼なじみルーンへの思いを秘めてユーシスを追う。幻の短編「ガーラント初見参」収録! 大人気ファンタジー南方冒険篇!! -
保険金はどう使われたか、彼らは余命をどう生きたか
「あなたは余命6ヵ月です」。人によって、普段の生活のなかで大切にするものが違うように、突然、病によって人生の期限を区切られたときの行動もおのずと十人十色に分かれる。「余命6ヵ月以内」の診断によって、生前に最高3000万円程度の死亡保険金を受け取ることができる「リビング・ニーズ」という保険。従来の生命保険は、自分が死んだ後に保険金を家族に残す、つまり死んでから遺族が受け取るのが基本だった。「死」を前にした大金。本書はそれを現実に手にした5人の患者の人間ドキュメントである。
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