『角川文庫創刊70周年記念、荒俣宏(文芸・小説)』の電子書籍一覧
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たったひとりの男として、そしてしなやかに君臨する陰陽師として――――
天地の理をしなやかにあやつったひとりの男――安倍晴明。芦屋道満との確執、伴侶・息長姫との竜宮での出会い、そして宿命的な橋姫との契り。知られざる姿が、今、明かされる! -
ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説シリーズ第1弾
宮下陽子は18歳の高校生。何者かに操られるように『ナナ・ヌウ』という変な名前のツアーを選んだ。目的は13年前にハワイで失踪した母を捜すためだった。しかし、陽子を待ちうけていたのは“神聖な儀式”と、それを阻止しようとする巨大組織との戦いだった。日毎に力強い自然の中で、神話の主人公のように目覚めて行く少女―。日本とハワイ、さらに地球を巻き込んで物語は始まった。ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説。注目のシリーズ第1弾。 -
ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説シリーズ第2弾
失踪した母を探すためにハワイへ来た宮下陽子は、秘密組織BNASに拉致されてしまう。が、森岡商会のスタッフの努力で、陽子は放出され、母もBNASに捕えられているという情報をつかんだ。フム・フム・ヌーたちとBNASのアジトへ侵入した陽子は、そこで意外な人物と対面する。ついに全容を明らかにするナナ・ヌウ・ツアーの陰にはハワイの日本人移民の悲しい歴史があった。日本とハワイ、さらに地球を巻き込んで展開する、書下し熱帯伝奇小説。注目のシリーズ第2弾。 -
風水師黒田龍人の活躍を描く、風水ホラーシリーズ第4弾
異常気象―その年、黒く怪しい闇が夏を阻んでいた。雨が降り続け、人々は不安にかきたてられ、東京はカビに覆われようとしていた。時を同じくして、遙か南太平洋では、エルニーニョ現象が起こっていた。南米ナスカ高原の呪術師は渇ききった砂漠で雨乞いの儀式を開始した。その裏で密かに進行する首都移転計画の影には、暗黒の帝都建設の陰謀があった。異常気象の謎を解くため、風水師・黒田龍人は、東北へと飛んだ。もう、夏はこないかもしれない―風水ホラーの傑作。 -
鄭成功・アジアの英雄が織りなす壮大な物語。下巻
運命の子供は青い目をしていた。父、鄭芝竜は商人であったが、その実海賊。中国、安平鎮に城を建て、息子を後継者にすべく呼び寄せた。十二年後、息子は科挙試験にも合格し、官僚への道を歩みはじめる。しかし、そのころ明と清は戦争をはじめた。父は息子に指揮官になることを望んだ。劣勢の明を再興すべく、平戸にのこされた母を大陸に呼ぶことを条件に、来るべき英雄・鄭成功は運命に身をまかせた―。近松門左衛門の英雄伝「国姓爺合戦」の世界が、奇才・荒俣宏の手を経て蘇る。 -
ハワイ史を交え展開する、書下し熱帯伝奇小説シリーズ完結巻
宮下陽子は、母に会うためBNASのアジトへと忍び込んだ。だが、陽子の母ノエはBNASの女司令だった。母は、陽子にBNASの“アルカ・ノアエ・ツアー”への参加を勧める。このツアーこそ伝説の大洪水から助かる唯一の道だという。そして、ツアーの参加資格を得るための命を賭けた脱出ゲームへの挑戦を迫られるのだった。ハワイに現われた第3の神、核爆弾。それが今、太平洋を闇に包もうとしていた。陽子が見続けてきた熱帯の楽園ハワイは、人間が創り出した地獄のパラダイスだったのか?書下し熱帯伝奇小説。注目のシリーズ完結篇。 -
世紀末の帝都を襲う大震災、女性に転生し魔人・加藤に立ち向かう三島。壮大な魔術大全ついに完結
世紀末、一九九八年。魔人・加藤保憲は帝都完全崩壊の野望を果たすべく、海竜を駆って再び大正大震災以来の大激震を引き起こした。さらに、祟り神・将門の霊を眼醒めさせんと加藤の容赦なき殺戮は続く。だが、魔人の前には帝都の守護霊を救うべく、若き陰宅風水師・土師金鳳と三島が転生した女性・大沢美千代が立ちはだかった! 帝都の命運を握る戦いの結末は? そして、地獄と化した東京にその姿を現す平将門の怖るべき真の正体とは…!? 壮大な魔術大全、完結篇!! -
将門の霊に敗れた魔人・加藤は満州へ。しかし風水の弱った帝都には北一輝ら新たな魔人の破壊工作が
“平将門の霊”との闘いに敗れ、加藤保憲は満州へと去った。だが、加藤の数々の秘術により、帝都の風水は脆弱し、内外から新たな魔人たちの胎動を促すことに……。一人は思想家・北一輝。血気に逸る青年将校らを背後から巧みに操り、特異な霊力で“昭和維新”を断行せんとしていた。そして、海外からは世界制覇を狙うメソニック協会の怪人・トマーゾ。“世界の眼”という究極の力を有し、混迷を極める帝都に恐るべき破壊工作を仕掛けてゆく――。 -
安保闘争で騒然とする帝都。自衛隊将校となった加藤の真意に気づいた三島由紀夫が魔人に挑む
昭和三十年代、“安保阻止”のシュプレヒコールが谺(こだま)し、修羅場と化していく東京。学生運動を統べる者たちはさらに“国際反戦デー”に多角的武装蜂起を画策し、海外から謎の超能力者ドルジェフを招聘した。一方、自衛隊将校となった加藤保憲は、三島由紀夫を特別訓練生として鍛え、ドルジェフ打倒のため、祖国防衛隊を結成する。しかし、三島はやがて加藤の行動が全て“帝都壊滅”への布石であること知り、魔人に敢然と挑むのだが……。 -
平将門の霊を喚び覚まし帝都崩壊を企む魔人・加藤保憲。ジャンルを超越した小説の醍醐味
大正十二年九月一日――。平将門の霊を喚び覚まし帝都崩壊を企む魔人・加藤保憲は、妖術を操り関東に大地震を引き起こした。だが将門の霊は完全に覚醒せず、震災後、後藤新平の放射状都市と渋沢栄一らによる地下都市という二つの壮大な帝都復興計画が開始される。しかし、加藤は再び天体を利用して帝都完全崩壊を画策していた! 将門の末裔である巫女・辰宮恵子はこの危機を察知し、風水師・黒田重丸と共に加藤の野望を阻止せんと起ちあがる。 -
昭和二十年、瓦礫と化した帝都に地霊や怨霊が跳梁跋扈する。そこへ帰還した魔人・加藤の目的は
昭和二十年八月十五日。第二次世界大戦の敗北は人々に大きな衝撃をもたらした。帝都は瓦礫の都市と化し、復興は困難な状況に陥っていた。しかも帝都を守護していた英霊の銅像の封印が解け、地霊や怨霊が跳梁跋扈し始める。そのさなか、“屍解”という仙術を駆り、不老不死の肉体を得た魔人・加藤保憲が再び日本へと舞い戻ってきた。いまだ覚醒せぬ“将門”の霊を地上に招喚するために――。カタストロフィ・ノベル戦後篇、堂々の開幕。 -
帝都東京が身もだえする! 科学から風水まであらゆる英知が結晶したゴシック・ロマン
関東大震災や辛亥革命など、干支にいう〈亥の年〉には、国家的規模の大異変が続発している。そして、亥年にあたる一九九五年。不幸にも阪神大震災、地下鉄サリン事件という未曾有の大惨事が発生した。だが本書はすでに、魔人・加藤保憲を駆って、破滅の予兆を孕んだ現代の姿を予見していた! ここにまた、混沌とした世紀末を乗り切るために、科学、都市計画、そして風水まで、あらゆる英知が結晶したカタストロフィ・ノベルを繙く時がやってきた――。
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