『女性向け、TL、KADOKAWA、0~10冊(ライトノベル)』の電子書籍一覧
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「何でも視えてるよ。お前のすべてが私にはね」どんな人の未来も見抜く、占い師U。彼の前では、自分でも気づいていない歪んだ欲望も隠しきれない……
どんな人の未来でも予言するが、占ってもらうことが難しいと評判の占い師U。23歳の希里は、鑑定をしてもらえることになり、舞い上がって占いの館を訪れる。重厚なドアの先に待ちうけていたのは、年齢不詳で、神秘的な美貌を持つ男性だった。理想の恋人との出会いをのぞんでいた希里は、Uの指示通りにして、すぐにその願いを叶えられる。だが、幸せの絶頂にいる彼女に、Uは謎めいた言葉をかけるのだった。ある日、希里が恋人の部屋を開けると、そこには飢えた目で彼女を舐めまわすように見定める男たちがいた……。 -
悦ぶと背中に鱗の模様が浮かび上がる不思議な女。彼女を抱けば、極上の快楽が味わえる――
ある鄙びた温泉宿に、二人の男が滞在していた。自分が調教した若い愛人との官能の時間を待ちわびている男と、幼い頃見た情景がきっかけで自分の欲望を抑えられず、レイプを繰り返し逃亡中の男。欲望を抑える二人の男の前に、盲目の若いマッサージ師の女性が現れ、不思議な話を物語る。決して手放したくないほどの快楽を男に与える蛇族の末裔の話を……。 -
叔父さん、抱いて。私の身体は、あなたにだけ反応するの――
葵は幼い頃両親を事故で亡くし、叔父の豊に育てられた。優しい青年との結婚を目前に控えているが、葵の心は晴れない。なぜか豊が彼女を避けているようだからだ。その理由がわからない。実は豊と葵には、ふたりだけの秘め事があった。夜こっそり部屋を訪れる豊の言うなりに脚を広げ、秘所を愛撫され、舐められていたのだ。葵が成長するにつれ、その行為はエスカレートしていき……。 -
男たちに都合よくつかわれる女……女が飼う文鳥はすべてを見ていた
不倫相手の武田は、気まぐれな男だ。気の向くときにふらりとやってきては、妻とはできない変わった体位でセックスをしたり、会社のトイレで突然求めてきたりする。仕事も恋愛もぱっとしない佳奈の心は冷め切っていた。ようやく自分だけを愛してくれる男性を見つけたかと思ったが……。 -
久しぶりのデートは観覧車だった。観覧車の中で抱きしめられ、彼の舌がはいってきて――。他の人に見られちゃうからダメといっても……。
カップルばかりの乗車口で、14番のゴンドラは女性が一人だけで乗るという。そのゴンドラは、亡霊とセックスを楽しむことができるとの噂がたっていた。彼氏とセックスレスになっていた自分は、その噂を試してみようとゴンドラに乗車すると…。
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アイちゃんが喜んでくれるから。貴方に抱かれるたび、確実にアイちゃんが成長していくから――。
平凡な毎日を送るOL美也子は、雨の日の帰宅途中、頭の潰れた三頭身の人形を拾った。みすぼらしい容姿の人形だったが、幼い頃の記憶がよみがえり、ついマンションに持ち帰る。人形に「アイちゃん」と名付けて綺麗に洗い、洋服で着飾って可愛がった。彼氏の宏明はアイちゃんを、あからさまに嫌悪感をにじませた目で見るので、美也子はアイちゃんを戸棚に隠す。宏明と肌を重ねるたび、アイちゃんが少しずつ大きくなる気がする。アイちゃんも喜んでくれているようで嬉しい。アイちゃんのために、私は今日も宏明に抱かれる。 -
ああ、誰か私を縛って。なぶって、犯して。
今日も、あのマンションから、気弱そうな少年がこっそりとこの部屋を覗いている。あたしは、自分が太ってブスだということをよくわかっているけれど、あの子はまだこんな光景を見たことがないと思う。黒いベビードールをまとい、バイブを使って毎夜刺激的なオナニーにふける女の姿を……。 -
壺の中で育った謎の女に魅かれる、美しき暴君・爛王。武力ですべて勝ち取った王は、やがて……。
秦の時代、爛王は周辺諸国に兵を挙げ数々の血を流してきた。民衆は彼を称賛し、恐れた。しかし爛王は勝利の美酒にも美食にも、富、名声、敵将の生首を目にするのさえ飽きていた。王宮には各国から二つとない名品・珍品、そして美しい女たちが貢物として贈られる。爛王の端麗な容姿を見ると、どんな美女も彼の前では赤面せずにはいられなかった。好色な爛王だったが、やがて女色にも飽きてしまう。そんな中、彼に献上されたひとつの壺。その壺には、一人の娘がいた。彼女は、生まれてすぐに壺へ入れられ、そのまま壺の中で育てられたのだという。壺の女を気に入った王は、妖艶なる彼女にのめりこんでゆく。 -
最初は私が誘拐されたのだ。けれど、監禁生活を送っているうちに立場が逆転し……。
私は監禁生活におびえながら、少しずつその生活に慣れていくようになった。すると男は私に興味を示さなくなってしまったのだ。ある日、男は別の女を攫ってきた。響き渡る喘ぎ声。私は「もう帰っていいよ」と開放されたが、手に包丁を持ち、向かう先は──。 -
彼は何者なのか――無垢なこの男を買ってから、私の生活は様変わりした。
団地に住む聡美は、向かいに住む中国人に金を貸してくれと頼まれる。押し問答をしていると、いいものがあるから買ってくれと提案された。それは、ひとりの美男子だった。ペットだと思えばいい、何も食べないし、世話も必要ないとのこと。何でも主人の言うことをきくが、百日間は惚れてはいけないという――。手に入れた男は素直で従順で、子どものように聡美を慕うようになる。いつしか聡美は男を好きになってしまい、結ばれる。 -
SMクラブに集う秘めやかな欲望。お尻を鞭で打たれるたびに、私は叫ぶ。「もっと……もっと……」
都内某所にある秘密のSMクラブ。Sのプレイを楽しむために訪れる客が多く、店で働く「奴隷」のあたしたちは、壁に並んでご主人様に指名されるのを待つのが仕事だ。今日妙な客に出会った。愛想のよいサラリーマンといった男で、プレイは経験がないようだが、真のSのようだ。そして、それに悦んで感じてしまうあたしも、どこかがおかしいのだろう。やがて、男がクラブに通う理由が明らかになって……。 -
結婚を目前に残業していた美月を襲ったのは、上司の課長だった!
新規プロジェクトを成功させようと、美月は毎晩残業していた。彼女には婚約者がいた。ある夜、残業で一人、会社に残っていると、名前を呼ばれ、羽交い絞めにされる。その声には聞き覚えがあった。婚約者の同期であり、美月の上司の槙野課長だった。槙野の欲望のままに犯される美月、けれど身体は反応してしまい…。 -
「素直じゃないね。俺に触れてほしいなら、そう言えばいい」
誰もない隣のベッドから、カーテン越しに何者かの声が聞こえてくる。殺風景な白に囲まれた入院生活を送る沙織は、気のせいだと自分を言い聞かせるが、不安な日々が続いていた。そんなある夜、研修医の深町先生がベッドにやってきて、沙織に密やかな大人の診断をしてゆく。優しく、ときに意地悪でお兄さんのような深町先生によって、いつしか沙織は快感に溺れてゆく。カーテンの隙間から視線を感じながら――。 -
彼氏に捨てられた私は繁華街を彷徨う。路地裏の花屋に勤める男にひと目惚れし、恋人になる。その男には薔薇にまつわる過去があったーー。
真夜中の花屋に通うようになった私は、店主の男の家に招かれた。そこには植物園のようなガラスの温室があり、紅い薔薇で埋め尽くされた部屋があった。ふいに背後から抱きしめられ、唇を吸われ……。彼は何度も私を愛してくれるようになった。そのうち、薔薇の部屋には秘密があることが分かり、ある夜、私は縛られて……。 -
旅行先で見初め合った二人は、コテージで淫らな一夜を過ごす。
卓と杏子は、共通の友人である康一郎を連れて旅行に出た。三人で高原の牧場や観光地を巡っていると、一人の美しい女性に出会う。偶然にも彼女は近くのロッジに宿泊しているらしい。夕食のBBQを四人で食べ、意気投合した康一郎と翠は一夜を過ごす。翌朝、翠と別れて東京に戻った三人のもとに警察が訪ねてきた。警察によると、翠が死体で発見されたのだという――。はたして翠の身に何が起きたのか? -
「おまえは俺のものだ」挿入されると、気が狂いそうになった。見知らぬ男は、なぜかあたしの身体をよく知っている
男と別れ、ヤケ酒を飲んでいた香穂は、出会ったばかりの謎めいた男ヒロシと一夜をともにする。ヒロシは、携帯電話も持たなければ、プライベートの片鱗も見せない。そして独占欲の強さにだけは辟易だった。でも、セックスの相性だけは抜群によかった。愛撫が上手いわけではなかったが、彼が中に入ってくると、蕩けそうになるのだ。別れようとしても、身体が裏切ってしまう。そんなある日、唯一紹介してもらったヒロシの友達が、香穂の顔を見て驚き、奇妙なことを口走る……。 -
「お願い。堪忍して、今は――」喪服に身を包んだ義姉は艶かしく、押し倒さずにはいられなかった
両親を失い、叔父である東吾のもとへやってきた有紗。17歳の少女はのびやかな肢体をもち、美しく淑やかだった義姉の面影をやどしている。有紗を見るたび、東吾の胸は痛む。金銭トラブルが原因で、兄は奇妙な官能小説を書いている友人の作家に殺された。その兄の通夜の日、我慢しきれず義姉を犯そうとしたために、彼女が自殺したのではないかという罪悪感が消えないのだ。だが、出所した作家と顔を合わせた東吾は、小説に隠されたある驚くべき秘密を知る……。 -
男子禁制の大奥で陰鬱な日々をおくる姫の前に現れた、男子とみまごう一人の少女。
江戸城の大奥に、京からお輿入した御台所。彼女は元より徳川に嫁すのことを嫌がっていた。京を離れて東の地に行くのは、公家の姫には気の重いこと。次第に殿とも距離を置くようになり、京都の地を思う日々をおくっていた。御台所に仕えて一緒に江戸に参じた花園は、御台所を姫と呼び、姫を常に気遣っている。あるとき、花園は呉服屋の丹波屋から男性器を模した張形を渡される。姫の杞憂を晴らすため、花園は丹波屋に相談する。丹波屋が用意したものは、男子と見間違えてしまうような、一人の少女だった。左近と名づけら少女は、姫の情夫として毎夜のように姫と枕をともにする。丹波屋が用意した特注の張形を使い、姫と左近は満ち足りてゆくのだが――。 -
開花した欲望に身体が疼く。笑顔の裏に隠された、ダンナ様のヒミツ――。
「試してあげるよ」優しくて、まじめ。一目ぼれで結婚し、あすかは幸せな毎日を送っていた。彼の会社に忘れ物を届けに行ったあすかは、偶然社員の噂話を耳にする。――言われるがまま、されるがまま、社長に調教される――正体を知ったあすかに、調教という名のイケナイお仕置きが待っていた!ダンナ様に教え込まれる、初めてのプレイとは……!?? -
夫のSEXしているとき、窓の外に顔が・・・・・・。それは、交通事故で亡くなった元彼だった。
子どもが幼稚園で描いて来た絵は、ベランダから覗く黒い影だった。その影は徐々に部屋の中にはいってくるようになってきた。そして、夫とのSEXの間もずっとベッドの脇で二人を見ているのだ。黒い影からは憎しみのようなものが立ち上がってくる。それは、かつて結婚を約束していた智樹の怨念なのか、それともーー。驚愕のラスト! -
誰かに覗かれている、そんな気がして振り返ると、そこにはポスターがあった。彼はアニメのキャラクターだった。
前島伸哉。彼の名前だ。クールな科学教師という設定で、スリムだが瞳だけは大きくきらめく一途な男。彼の抱き枕を購入し、抱きしめて眠っていた。ところが、朝、起きると着衣は乱れ、抱き枕は私の股間に挟まっているーー。それを見た私はどうしようもない衝動につき動かされ、自分の体をすりつけ、欲情してしまう。彼のほうから私の股間に迫ってくることもあった。枕が動く・・・そんなことはないはずなのに、私は枕に溺れていった。そんなある日、イベント会場で伸哉そっくりの男性に出会い、息を呑み、そのまま彼を家に連れ込み……。 -
「痛いの? それにしてはおかしな声だね」保健室で繰り広げられる淫靡なお医者さんごっこ
愛弓は、中学校の養護教員だ。若く美しい彼女を目当てに、生徒や教師たちはひっきりなしに保健室を訪れる。白衣に包まれた彼女の豊かな胸や白い脚に、舐めるように絡みつく男子生徒や教師の視線。気づかないふりをしながら、時にはからかったりすることもある。そんな愛弓のお気に入りは、保健室にある医療器具を使って行なう、淫らなお医者さんごっこだ。真昼間の中学校で、今日も喘ぎ声をこらえながら倒錯した遊戯にふける……。 -
山奥にあるその観音様は欲しいものは何でもかなえてくれるーー。その帰り道、観音様にそっくりなイケメンの住職が現れ、強引に……
観光客の姿が見えなくなると同時に声をかけてきた住職は観音様にそっくりな美男子。駅まで送っていくといわれ、車に乗せられたのだが、気づけば服を脱がされていた…。このままでは襲われると思った瞬間、観音様にお願いしたかつての恋人が現れ、住職を殴って気絶させてくれた。その後、元彼と林の中で、何度も……。二転三転するサスペンス。驚愕の結末!
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ドバイで出遭った若きスルタン。私は彼の妃になるため、めくるめく性の調教を受ける。
ラブストーリーで人気を博した漫画家の亜由美は、休暇を利用してドバイに一人旅をする。ドバイの街中で不審な男たちにからまれているところを、シェヘラという美しい女性に助け出された。聞けば、彼女の家は大富豪で、弟は小さな国のスルタン(王)なのだという。シェヘラに誘われるまま、砂漠の中に立つ大きな城にたどりついた亜由美は、アラブ流の歓待を受ける。そして弟のスルタンに出遭い、気がつくとベッドの中にいた。行為に至ろうとしたとき、スルタンは亜由美がヴァージンなのだと知る。王は決して処女の穢れに触れてはならない。その日から、妃になるためのめくるめく性の調教が始まる。 -
レンズ越しの視線――あなたのその眼は、私をおかしくするの。
「ほら、その顔がいい。すげぇそそる。」結婚式直前、彼の親友であるカメラマン瀬良に“独身最後”の記念写真を撮ってもらうことに。婚約者とは正反対の苦手なタイプ。はじめは全くノリ気じゃなかったのに……!!要求される淫らなポーズ――カメラのレンズから視られる瀬良の視線。「彼に触りたい。……触ってほしい」いけないことなのに、知らなかった自分の欲望が開花する――! -
久恵は何か隠している。彼女のあとをつけていくと、洞穴に入っていく……。中から喘ぎ声がしてきて……。
女性の喘ぎ声に引き寄せられ、中へ進むと、そこには明らかにこの世のものでない、男とまぐわう久恵がいた。すぐに離れなければと思ったのだが、別の男と目が合ってしまった。あわてて逃げようとしたのだけれど、つかまってしまったみかげ。逃げようとした「お仕置き」をされることになると、壁からぬっと二人の男も現れ、3人に犯され始め……。 -
「大丈夫。恋をすればお前だって私のようになれるから……」
淑子はいつも厚化粧で、会社の同僚たちに「お化け」というあだ名を付けられている。彼女が勤めるメーカーのCMに出演しているプロゴルファー貴史に、淑子は恋をする。貴史は社内にもファンが大勢いる。容姿に自身のない淑子だったが、亡き母がいつも淑子を助けてくれた。亡き母の声にいざなわれるようにして、淑子は他人の夢の中をただよう。 -
家宝の皿に傷ひとつでもつければ命はない。菊乃は殿の戯れをぐっと我慢する。
当家に奉公に来て三月。殿が菊乃を見る目に、最近とみに欲の色が濃くなっている。しかし、殿は菊乃に酒を注がせ、その顔を蕩けたように眺めるばかりで、なかなか手を出そうとはしない。ある日、家宝の皿を運ぶよう申し付けられた菊乃は、殿の戯れをうける。皿に傷ひとつでもつければ命はない。菊乃は快感をぐっと我慢する。やがて奥方の謀略により、菊乃は皿を割ってしまう――。 -
夢にまで見た、歌姫になってアリアを歌うことを。この道を選んだのは、わたし自身。もう後には戻れない。
「オトナになった証拠をみせてみろよ」桜には、大人になったら叶えたい夢があった。それは、姉の夫でもある天才プロデューサー至王のもとで、歌姫になること。レッスン中に、桜は至王に夢を打ち明ける……!? いつもの優しい至王の顔つきが変わり、意地悪に微笑む至王に桜は大人になった証明を見せるために下着姿になって――!! もう子供じゃない、至王だけの歌姫になりたいの――至王の愛撫にいつしか心が支配されていって……!? -
私の故郷にある「遊女が原」という荒地には、遊女のお化けが出るという。成人式で故郷に帰った私は、遊女の姿で成人式に出ることに……。
成人式に行く途中、遊女姿の私に興奮した恋人の海斗は、興奮して、誰もいない場所に車をとめ、私にすぐさまつながってきた。まさにそこは遊女が原だった。あっという間にイってしまった海斗は、外に遊女の格好をしたもう一人の女の子を見ていた……。 -
彼には、私しかいない。彼のものであるシルシが、また一つ体に増えても、ぶつけられる痛みは、全て彼からの愛だから――
愛とは、こんなにも荒々しくて、痛くて苦しい――。圭一は、今日も私を奴隷のように執拗に求める。痛みと快感がぶつかり合う意識の中で、飢えた野獣のような彼の欲棒に、溺れていく。愛を痛みと共にしか与えられない圭一から、どうしても離れることができないのは、彼が“私しかいない、淋しい男”だから。だが、ある日突然、憧れていた優真にキスをされてしまい……!?愛の形を巡る衝撃翻弄ラブロマンス第一巻!! -
もっと見つめて……。あなたの真っ白なキャンバスに、猥らな私が描かれる。そして、見る人すべてを魅了したい。
空っぽの恋愛にまったく興味を抱けなかった。初恋にもファーストキスにもときめかなかった私が、初めて欲情したのが先生が描いた「ビーナス」だった。エロティックなのに、清冽で荘厳な絵の中の女。彼女に見つめられるだけで、下腹が疼くのを感じてしまう。先生の個展がきっかけで美大に入学した。そして、私は先生の絵のモデルになった。先生に描いてもらいたい。先生の作品になりたい。見る人すべてを魅了したい。 -
どしゃぶりの大雨の日。一人暮らしの愛果はずぶぬれの青年を家に招きいれた。その夜、青年が自分の上に跨って・・・。
本当は誰かにこんなふうにめちゃくちゃにされたかったのだ・・・。23歳の若い青年で、さわやかな大人しい黒田は、夜になると豹変する。あんなにも暴力的で高圧的になれるものかと、愛果にはわからなかった。数日過ぎても黒田は家を出ていく気配がなかった。二人はいつしか一緒に暮らすようになっていた。あるとき、ふと隣をみると黒田がいなくなっていた。黒田の本当の正体とは・・・。かなしくもせつないラブストーリー。 -
先生に愛されるなら、亡くなった奥さんにだってなれる。ねぇ、先生――私は先生を裏切ったりしない。この二重奏が続く限り――
恋人に捨てられ、職も失い絶望の淵にいた悠乃に手を差し伸べたのは、自宅でピアノ教室を開いていた佐伯だった。佐伯の奏でるピアノの演奏――鍵盤を走らせる繊細な指の動きに悠乃は恋に落ちた。それがすべての始まりだった。叶うことのない、恋の始まり――「ひとりにしないでくれ」佐伯に抱きしめられた腕の中で、そっと目を閉じる。深く打ち付けられる熱い楔、絡み付く熱い蜜に朦朧とする中、佐伯はある女の名前を呼ぶ――。佐伯の眼に映っているのは悠乃なのに、佐伯は悠乃に愛しい女を重ねて愛を貫く。悠乃が選んだ佐伯と奏でる旋律の終止符とは・・・?悲しくも美しい愛が奏でるラブストーリー!! -
ショーウインドウから覗いていた天蓋付のベッド。ためしに寝てみると、「美しい――」と言いながら両手で乱暴に乳房を握るブロンドの貴族がいた。
ついに私の部屋は天蓋付のアンティークベッドで占領された。横たわるとあっという間に深い眠りに入る。そしてーー男の熱い息を股間に感じたと思った次の瞬間、男は私の秘部に顔を埋めてきてーー。ベッドに寝るたびに、その男、ロレンツォの長い指が私をまさぐり、激しく突き上げるーー。いつしか、男は私に金の貞操帯を身につけさせ・・・。朝、起きてみると私の陰部には、貞操帯がーー! -
彼は、天使なのか、悪魔なのか――。無くした記憶は、私が隠した禁断の愛情。もう引き返せない、それは自ら望んだ囚われの身――
事故に遭い、記憶をなくした花梨の前に現れたのは、婚約者と名乗る青年・怜。怜を愛していたことを思い出せない不安と、優しい怜に惹かれていく狭間で花梨は毎日のように与えられる快感に溺れる。愛唇を優しく舐められると、まるでそこだけ記憶が戻ったように敏感に反応する――。怜への想いが詰まった記憶を取り戻したい花梨は、見てはいけない写真を見つけてしまい……!?なくした記憶の先には、驚愕の真実が待っていた!甘美な微笑みの裏の蜜謀が放つ淫惑ラブロマンス!! -
絶対に知られたくはなかった。陰謀によって奪われた純潔――歪んだ愛の形が彼を悪魔にさせたのか。
お願いだから、言わないで――私が淫乱で欲望に溺れた女だということを。隣の家に住んでいた碧と、緑人とはただの幼馴染だった。緑人に、純潔を奪われ大好きな碧の名前を叫びながら、愛蜜に溺れていく。剥き出しになった緑人の欲望に、逃げられない快感を覚えていくように……。そんな中、急にいなくなってしまった緑人――7年後に再会した碧は過去の秘密に関係があって……!??どうか夢だと言ってほしい。甘い快感と倒錯した熱情、歪んだ愛の形が穢れていく。衝撃の純愛翻弄ラブロマンス!!
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